名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

身の回り、世間のできごとをを日記風に記す(紙つぶてならぬブログつぶて)。

大震災後のTVコマーシャルの不思議

2011-03-23 07:12:07 | Weblog
2011.3.24(水)
 大震災後の民放テレビのコマーシャルが変わっている。最初のうちは気がつかなかったが、企業名のない広告が何度も繰り替えされいるのだ。しかも、どのチャンネルも同じ内容のものを放映している。
その内容の一つは
「こころ」はだれにも見えないけれど「こころづかい」は見える
「思い」は見えないけれど「思いやり」はだれにもみえる
であり、他にも「挨拶の励行」や「子どもとのコミュニケーション」を勧める内容などとなっている。
 この広告の提供者としてテレビ画面では
  その気持ちをカタチに 民間の広告ネットワーク AC JAPAN(公共広告機構) 会社員のご支援で活動しています
  となっている。

 震災後2週間近くが経過して、通常の広告も少しずつ見えてきたが、それでもまだ大半はこの内容のコマーシャルとなっている。
 大震災後の緊迫の中で、自社製品の宣伝を行うのは気がひけるというのであろうか。
分からないわけではないし、このことに異論を持つわけでもないが、どのチャンネルでもどの番組にでも同じ広告を見せ続けられると少しの違和感を禁じえない。
ネットで調べてみると、「こころ……」の詩は宮澤章二の「行為の意味」からとったものとある。
またAC JAPANは、放送、新聞、広告業等の広告を扱う企業を会員として約1200社(2009年現在)が加盟しているという。個人(賛助)会員は年6,000円、法人(正)会員は年120,000円の会費である。
こうした広告が通常の形になるのが復興の証しになるのであろうか。しかしこの程度の会費ではいつまでも続くとは思えないのだが(どうでもよいが)。
 

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