音楽の大福帳

Yoko Nakamura, 作曲家・中村洋子から、音楽を愛する皆さまへ

■ ショパンが見た 「 平均律」・アナリーゼ講座第 4 回、 Pや PPが、意味するもの■

2012-06-18 21:43:49 | ■私のアナリーゼ講座■

■ショパンが見た 「 平均律」・アナリーゼ講座 第 4 回

~ Chopin が書き込んだ Pや PPが、意味するものとは~

    平均律 第 1巻 第 4番 前奏曲とフーガ cis-moll

                              2012.6.18  中村洋子


  

 


★Chopin が平均律曲集に書き込みました dynamics のとおりに、

演奏しますと、PやPPが多いことに、驚かされます。

 Chopin の P、PP は、「 音の弱さ 」を示すのではありません。

 実は、最も緊迫する曲の頂点を 「 P、PP で表現する 」作曲家

だったのです。

 

解説書などには、 「 4番のフーガのテーマは、

十字架の形をしている 」 などと、衒学的な説明がされています。

“ はたして、子供に弾かせていいのかしら? ” と、

躊躇される先生もいらっしゃるかもしれません。

しかし、そうではありません。 

 

★Bach はこの前奏曲を、「 フリーデマン (長男) のための

クラヴィーア小曲集 」に収録し、10歳前後の子供たちに

弾かせていたのです。


 

★また、Beethoven が、この第 4番から何を学び、

 「 月光ソナタ 」 を創作する際の、滋養としたか、

についても解説いたします。


 

★Bartok バルトーク の平均律校訂版とも、比較し、

この二人の大作曲家がどのように演奏したかについても、

ご説明いたします。

 

★この素晴らしい4番 cis-Moll を、ただ崇めるだけではなく、

飾らない等身大の、本当の魅力を、分かりやすくお話いたします。

 

 

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■日 時:2012年 7月 16日 (月・祝) 午後 2時00分~午後4時 30分

■会 場 :カワイミュージックスクールみなとみらい        
       横浜市西区みなとみらい4-7-1 M.M.MID.SQUARE 3F
     ( みなとみらい駅『出口1番』出て目の前の高層ビル3F )

■会 費 : 3,150円  ( 要予約 ) Tel.045-261-7323 横浜事務所
                 Tel.045-227-1051 みなとみらい直通

 

 

 

                   ※copyright © Yoko Nakamura
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