音楽の大福帳

Yoko Nakamura, 作曲家・中村洋子から、音楽を愛する皆さまへ

■ベッチャー先生が、Arembergで私のSuite Nr.1を演奏。CDの日本語解説の危険性■

2013-12-31 20:57:57 | ■私の作品について■

■ベッチャー先生が、Arembergで私のSuite Nr.1を演奏。CDの日本語解説の危険性■

             2013.12.31   中村洋子




★大晦日です。

一昨日29日、Berlin の Wolfgang  Boettcher

ヴォルフガング・ベッチャー先生から、お便りが届きました。

「 昨日、Cello チェロの Solo Recital ソロリサイタルを開きました 」


★Program 

・Bach  Suite  Nr.2

・Yoko Nakamura Suite Nr.1 ( Ⅰ、Ⅴ、Ⅵ 楽章)
             ( 中村洋子  無伴奏チェロ組曲 1番 より、第1、5、6楽章)

・Adnan Saygun Partita より Allegretto 1960
            ( アドナン・サイグン 1907-1991 Turky )

・Ernst Toch   Impromptu 1963
            ( エルンスト・トッホ 1887-1964  Austria )

・Pablo Casals    Gesang der Vögel  カザルス 鳥の歌 

・V.D.Kirchner    Und Salomon sprach  そして サロモンは語った
              (1942 -  Germany )

           

・Bach  Suite  Nr.3


Eifel アイフェル地方 Aremberg アレンベルクという村の 

St.Nikolaus Kirche  セント・ニコラウス教会が、会場でした。

 A very successful concert with standing ovations

コンサートは大成功で、スタンディング オベーションされました。

Many people liked especially your music.

たくさんの聴衆が、特に、あなたの曲を気に入っていました。






★Düsseldorf デュッセルドルフや、 Köln ケルンからも、

先生の古いお弟子さんが、はるばる、

聴きにいらっしゃったそうです。  

遠くても、聴くべき音楽は聴きに行く、という当たり前のことが、

当たり前に行われていることに、感動しました。

第二次大戦中、空襲下の London ロンドンで、Myra Hess

マイラ・ヘス(1890 - 1965)のピアノを聴きに、

あるいは、Berlin ベルリンで、Wilhelm Furtwängler

フルトベングラー(1886 - 1954)の演奏を、

多くの人々が、生命の危険を感じても、

コンサートに出かけたというお話しを、
思い出しました。

「 身捨つるほどのコンサートはありや 」 と、

日本の現状に、問いかけたくもなります。


★お孫さんの Anton アントンさんが、私の作品

「 Regenbogen - Cellotrios  虹のチェロ 3重奏曲集 」 から、

数曲を、
彼の素晴らしいチェロの先生の、お別れパーティで弾いたと、

いうことも、お伝えくださいました。




★Boettcher 先生など、ベルリンフィルのメンバーが1966年、

LP で録音された「 Barocke Solosonaten 

バロック ソロ ソナタ集  」 が、

最近、 CD となって、発売されていました。


★奏者は、

・Oboe オーボエ : Lothar Koch ローター・コッホ

・Violin ヴァイオリン : Thomas Brandis  トーマス・ブランディス

・Flute  フルート :  Karl Heinz Zöller  カールハインツ・ツェラー

・Cello チェロ :   Wolfgang  Boettcher  ヴォルフガング・ベッチャー

・Chembaro チェンバロ : Waldemar Döling  ワルデマール・デリング

溜息の出るような、マエストロによる演奏です。


Vivaldi、  Händel、  Platti、  J.C.F.Bach の曲が収録されています。

EMI Classics Tower Records Exellent collection Vol. 4
 
「 QIAG 50111 」


演奏の素晴らしさに、圧倒されます。

いわゆる  “ バロック音楽 ” の専門家ではない、 Koch 、Zöller  などが、

バロック音楽を演奏しますと、

こんなにも伸び伸びと、明るく楽しい曲であったのかと、

驚嘆します。




★それに引き換え、毎度のことになりますが、

CD 添付の日本語解説には、首を傾げざるをえません。

例えば、 ≪ ここで彼らは、カラヤンがモットーにした 「 楽譜に忠実 」

を基本に、新鮮な感性で洗練された表現を志しているように思える ≫

と、あります。


★ Furtwängler フルトヴェングラーを ≪ 19世紀ドイツ精神主義 ≫ 、

Karajan カラヤンを ≪ 機能的なアンサンブルと理知的な表現力 ≫ として、

対比させているようですが、

では、 Furtwängler が、 「 楽譜に忠実 」 ではなかったのでしょうか?


★「 楽譜 」 という言葉自体、曖昧です。

「 実用譜 」 なのか、 「 自筆譜 」 なのか、その区別もつけず、

安易に使っていることからも、この解説のレベルが歴然とします。


本当の演奏家・音楽家は、作曲家に忠実であるべきで、

そのために、できるだけ源泉に、 「 自筆譜 」 にまで辿って、

作曲家の意図を、汲み取ろうとするものです。


★私のアナリーゼ講座をお聴きになった方や、

このブログをご覧になっている皆さまには、

≪ 通常出回っている楽譜は、作曲家に忠実でない ≫ ことは、

十分、ご理解いただけていることと思います。







★Bach の自筆譜を見ていない Chopin が、

その天才の直観的分析力で、

Bach 自筆譜を見て分析した Bartók バルトーク と、

全く同じ結論、解釈に到達していた、という事実からも、

 「 楽譜に忠実 」 という言葉のナンセンスさが、

分かります。


こうした解説の危険性は、

Furtwängler に ≪ 19世紀ドイツ精神主義 ≫ という、

曖昧な、説明のつかないレッテルを貼り、そしてその結果、

読者に あたかも、Furtwängler が 神がかり的な演奏、

恣意的な演奏をしていたかのような、

暗示を与えてしまうことです。

誤解へと、導きかねません。


大切なことは、こうしたライターによる日本語解説、

音楽を理解していないライターの解説は、無視し、信用しないことです。

それが、正しい音楽の道から外れない、つまり、

自分の身を守ることなのです。


★こうした “ 解説もどき ” は、どんな演奏家にも通用する形容詞、

例えば、 「 新鮮な感性 」 、 「 多彩な情感の表現 」 、 「卓越した才能 」、

「 洗練された表現 」 等々を、散りばめているだけともいえます。


★「 精神主義 」 という分かったようで、さっぱり分からない言葉は、

どこかからの孫々々引きで、使い古された常套句です。

演奏の本質を分析できない場合、簡単に貼りつけることができる、

便利なレッテルのようです。


★演奏家は、楽譜ではなく、

作曲家にこそ、≪ 忠実 ≫ であるべきなのです。

 




■私の作品 「 Suite Nr.1 für Violoncello 無伴奏チェロ組曲 第 1番 」 
               ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」 から出版、
           「 Regenbogen-Cellotrios  虹のチェロ三重奏曲集 」
                ドイツ・ドルトムントのハウケハック社 
                 Musikverlag Hauke Hack Dortmund から出版は、

アカデミア・ミュージック https://www.academia-music.com/academia/s.php?mode=list&author=Nakamura,Y.&gname=%A5%C1%A5%A7%A5%ED と、

KAWAI表参道 http://shop.kawai.co.jp/omotesando/floor/1f.htmlで、ご購入できます。



★私の作品の CD 「 無伴奏チェロ組曲  4、 5、 6番  」

Wolfgang  Boettcher ヴォルフガング・ベッチャー演奏は、
全国の主要 CDショップや amazon でも、ご注文できます。





※copyright © Yoko Nakamura    
             All Rights Reserved
▼▲▽△無断での転載、引用は固くお断りいたします▽△▼▲

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■ 生涯焼き付いて離れない、本当の暗譜の方法 ■

2013-12-27 23:25:47 | ■私のアナリーゼ講座■





★ことしも残すところ、あとわずかとなりました。

来年 1月は、アナリーゼ講座をお休みさせていただきます。

2月は、

6日( 木 ) :KAWAI 表参道
「 平均律 第 2巻 第11番  F-Dur  BWV 880  prelude & fuga 」

26日
( 水 ) :KAWAI 名古屋
「 Inventio & Sinfonia  第 13 番  」 を、開催いたします。

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■ 生涯焼き付いて離れない、本当の暗譜の方法 ■

「 バッハ の 対位法 」 を分かりやすく身近に

中村洋子  BACH  インヴェンション・アナリーゼ講座


第13回  「 Inventio & Sinfonia  第 13 番   a-Moll 」




★「 インヴェンション講座 」 も、あと 3回となりました。

インヴェンション 13番 a-Moll は、インヴェンション 8番 F-Dur と並び、

最も、有名な曲です。

どこかで耳にしたことがある、この名曲を基に、

≪ 「 Bach の対位法 」 とは、何であるか ≫ を、

どなたでも、お分かりになるように、お話いたします。


★「 対位法 」(counterpoint) とは、

点対点  ( point counter point ) という語を、

起源にして、生まれた楽語です。

point は、音符を意味します。

「 和声法 」 は、和音をどのように連結していくかですが、

「 対位法 」 は、音の流れの線の書式です。


Bach を本当に演奏するためには、

≪ 横の流れ ≫ すなわち、

それ以前に奏された「 旋律 」 や 「 動機 」 を記憶し、

展開して、
演奏しなければなりません。

そして、これこそが、 ≪ 暗譜の原点 ≫ ともいえるのです。


★この 「 対位法 」 の敷居で、つまずき、

それを、乗り越えられず、 結果的に、

「 インヴェンション 」 を、敬遠してしまうことに、なり勝ちです。






★この講座では、どうやって、苦痛なく 「 対位法 」 に親しみ、

自然に、知らないうちに 「 対位法 」 を身につけていくか、

それを、お話します。


★「 対位法 」 が身につきますと、

≪ 完全な暗譜 ≫ ができるようになります。

音の順番を記憶するだけの 「 曖昧な暗譜 」 は、

「 暗譜 」 ではないのです。

和声、対位法、形式を理解した上での暗譜こそ、

生涯にわたって、脳裏に焼き付いて離れない ≪ 本物の Bach ≫ を、

獲得した、ということになります。


★前回の講座で、 ≪ 暗譜の方法 ≫ を詳しくお話ししましたが、

今回はさらに、それにどう「 対位法 」を組み合わせていくか、

ご説明いたします。


★「 シンフォニア 13番 」 に表れる

≪ 対位法の拡大形、縮小形、反行形 ≫ などの技法と、

暗譜との関わり方も、具体的に、見てみます。


★シュバイツァーの言葉:

≪子どもに限らず、大人でも、インヴェンションを、

対位法を、学びさえすれば、本物の芸術と偽物とを、区別できる能力が、

自然に養われる。

そして、それは、終生、消え去らないのである≫





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■日時 : 2014年  2月 26日(水) 10:00 ~ 12:30

■会場 : KAWAI 名古屋  2F コンサートサロン 「 ブーレ 」

■予約 :  Tel 052-962-3939 Fax 052-972-6427


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★表参道講座にご参加されている方のブログです。
http://glennmie.blog.so-net.ne.jp/archive/201311-1

Fischerの「 Ariadone musica 」について、お書きになっています。

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■ 講師 :   作曲家  中村 洋子  Yoko Nakamura

 東京芸術大学作曲科卒。作曲を故池内友次郎氏などに師事。
日本作曲家協議会・会員。ピアノ、チェロ、室内楽など作品多数。

2003 ~ 05年:アリオン音楽財団 ≪東京の夏音楽祭≫で新作を発表。

07年:自作品 「 Suite Nr.1 für Violoncello
        無伴奏チェロ組曲 第 1番 」 などをチェロの巨匠
        Wolfgang Boettcher ヴォルフガング・ベッチャー氏が演奏した
     CD 『 W.Boettcher Plays JAPAN
                         ヴォルフガング・ベッチャー日本を弾く 』 を発表。

08年:CD 『 龍笛 & ピアノのためのデュオ 』
    CD 『 星の林に月の船 』 ( ソプラノとギター ) を発表。

08~09年: 「 Open seminar on Bach Inventionen und Sinfonien
                  Analysis  インヴェンション・アナリーゼ講座 」
                    全 15回を、 KAWAI 表参道で開催。

09年: 「 Suite Nr.1 für Violoncello 無伴奏チェロ組曲 第 1番 」 を、
    ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」 から出版。

        「 Suite Nr.3 für Violoncello 無伴奏チェロ組曲第 3番 」が、
           W.Boettcher 氏により、Mannheim ドイツ・マンハイム で、
           初演される。

10~12年: 「 Open seminar on Bach Wohltemperirte Clavier Ⅰ
                  Analysis 平均律クラヴィーア曲集 第 1巻 アナリーゼ講座 」
                全 24回を、 KAWAI 表参道で開催。

10年: CD 『 Suite Nr.3 & 2 für Violoncello
                  無伴奏チェロ組曲 第 3番、2番 』
                        Wolfgang Boettcher 演奏を発表 。

     「 Regenbogen-Cellotrios  虹のチェロ三重奏曲集 」 を、
             ドイツ・ドルトムントのハウケハック社
      Musikverlag Hauke Hack Dortmund から出版。

11年: 「 10 Duette für 2 Violoncelli
                         チェロ二重奏のための 10の曲集 」 を、
    ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」 から出版。

12年: 「 Zehn Phantasien für Celloquartett (Band 1,Nr.1-5)
    チェロ四重奏のための 10のファンタジー (第 1巻、1~5番)」を、
      Musikverlag Hauke Hack  Dortmund 社から出版。

13年: CD 『 Suite Nr.4 & 5 & 6 für Violoncello
                  無伴奏チェロ組曲 第 4、5、6番 』
                        Wolfgang Boettcher 演奏を発表 。

         「 Suite Nr.3 für Violoncello 無伴奏チェロ組曲 第 3番 」 を、
    ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」 から出版。

       スイス、ドイツ、トルコ、フランス、チリ、イタリアの音楽祭で、
    自作品が演奏される。


 

★私の作品の CD 「 無伴奏チェロ組曲 4、 5、 6番 」

 

Wolfgang  Boettcher ヴォルフガング・ベッチャー演奏は、

 

 全国の主要CDショップや amazon でも、ご注文できます。





※copyright © Yoko Nakamura    
             All Rights Reserved
▼▲▽△無断での転載、引用は固くお断りいたします▽△▼▲

 

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■ 対位法を理解すれば、真の暗譜が可能に ■

2013-12-19 16:28:57 | ■私のアナリーゼ講座■

■ 対位法を理解すれば、真の暗譜が可能に ■

Bach 平均律クラヴィーア曲集・第 2巻・アナリーゼ講座
  ~  第 9回 11番 F-Dur  BWV 880  prelude & fuga  ~

             2013.12.19 中村洋子

 



★第 2巻 11番 F-Dur  preludeは、天空に白い雲がたなびくような、

おおらかで、泰然自若とした prelude です。

11番 Prelude 冒頭の音型が、 2巻 1番 Prelude の冒頭とよく似ているのは、

決して、偶然ではありません。

11番 Fuga と、 2巻 1番 Fuga が、

同様に極めて密接な関係にあるのも、

Bach が意図したことです。


★これは、11番が F-Dur という 1番 C-Dur の

「 下属調 」
であるからです。

平均律 2巻 全 24曲を、調性の体系で見ますと、

11番が、極めて重要な位置を占めています。

なぜ重要かを知ることにより、

Bach の作曲意図が、明確に分かります。

それが、「 真の暗譜 」につながります。


★漫然と音の順番を覚えるだけでは、不十分です。

「 旋律 」 や 「 動機 」 を、対位法、和声、形式という構造を軸にして、

記憶し、演奏しなければなりません。

そして、これこそが、 ≪ 暗譜の原点 ≫ ともいえるのです。





★カワイ表参道でのインヴェンション・アナリーゼ講座でも、以前、

暗譜の方法をご説明しました。

それを、もう一度思い起こし、さらに完璧な暗譜を目指す方法を、

お話しいたします。


和声、対位法、形式を理解した上での暗譜こそ、

≪ 本物の Bach ≫ を、

生涯
にわたって脳裏から離れない ≪ 本物の Bach ≫ を、

獲得する方法なのです

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■ 日 時 : 2014年 2 月 6 日(木) 午前 10 時 ~ 12 時 30 分

■ 会 場 : カワイ 表参道  2F コンサートサロン・パウゼ

                    ( 要予約 ) Tell..03-3409-1958



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■ 講師 :   作曲家  中村 洋子  Yoko Nakamura

 東京芸術大学作曲科卒。作曲を故池内友次郎氏などに師事。
日本作曲家協議会・会員。ピアノ、チェロ、室内楽など作品多数。

2003 ~ 05年:アリオン音楽財団 ≪東京の夏音楽祭≫で新作を発表。

07年:自作品 「 Suite Nr.1 für Violoncello
        無伴奏チェロ組曲 第 1番 」 などをチェロの巨匠
        Wolfgang Boettcher ヴォルフガング・ベッチャー氏が演奏した
     CD 『 W.Boettcher Plays JAPAN
                         ヴォルフガング・ベッチャー日本を弾く 』 を発表。

08年:CD 『 龍笛 & ピアノのためのデュオ 』
    CD 『 星の林に月の船 』 ( ソプラノとギター ) を発表。

08~09年: 「 Open seminar on Bach Inventionen und Sinfonien
                  Analysis  インヴェンション・アナリーゼ講座 」
                    全 15回を、 KAWAI 表参道で開催。

09年: 「 Suite Nr.1 für Violoncello 無伴奏チェロ組曲 第 1番 」 を、
    ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」 から出版。

        「 Suite Nr.3 für Violoncello 無伴奏チェロ組曲第 3番 」が、
           W.Boettcher 氏により、Mannheim ドイツ・マンハイム で、
           初演される。

10~12年: 「 Open seminar on Bach Wohltemperirte Clavier Ⅰ
                  Analysis 平均律クラヴィーア曲集 第 1巻 アナリーゼ講座 」
                全 24回を、 KAWAI 表参道で開催。

10年: CD 『 Suite Nr.3 & 2 für Violoncello
                  無伴奏チェロ組曲 第 3番、2番 』
                        Wolfgang Boettcher 演奏を発表 。

     「 Regenbogen-Cellotrios  虹のチェロ三重奏曲集 」 を、
             ドイツ・ドルトムントのハウケハック社
      Musikverlag Hauke Hack Dortmund から出版。

11年: 「 10 Duette für 2 Violoncelli
                         チェロ二重奏のための 10の曲集 」 を、
    ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」 から出版。

12年: 「 Zehn Phantasien für Celloquartett (Band 1,Nr.1-5)
    チェロ四重奏のための 10のファンタジー (第 1巻、1~5番)」を、
      Musikverlag Hauke Hack  Dortmund 社から出版。

13年: CD 『 Suite Nr.4 & 5 & 6 für Violoncello
                  無伴奏チェロ組曲 第 4、5、6番 』
                        Wolfgang Boettcher 演奏を発表 。

         「 Suite Nr.3 für Violoncello 無伴奏チェロ組曲 第 3番 」 を、
    ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」 から出版。

       スイス、ドイツ、トルコ、フランス、チリ、イタリアの音楽祭で、
    自作品が演奏される。

■ 平均律 第 2 巻 ・ アナリーゼ講座 今後のスケジュール

・第 10 回  3/11(火)   第 13 番  嬰ヘ長調
・第 11 回  4/17(木)   第 14 番  嬰ヘ短調
・第 12 回  5/29(木)   第 15 番  ト長調
                 各回  10:00 - 12:30

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★私の作品の CD 「 無伴奏チェロ組曲 4、 5、 6番 」

Wolfgang  Boettcher ヴォルフガング・ベッチャー演奏は、

 全国の主要CDショップや amazon でも、ご注文できます。

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■Turner ターナーの光、 Caillebotte カイユボットの伸びやかさ■

2013-12-15 03:28:45 | ■楽しいやら、悲しいやら色々なお話■

■Turner ターナーの光、 Caillebotte カイユボットの伸びやかさ■
                                  2013.12.15  中村洋子

 

 

★今月は、9日にKAWAI 「 横浜みなとみらい 」 で、

「 Bach 平均律第1巻17番 As-Dur 」、

11日は、グループレッスンで、 Chopin の 「 Etude Op.25-1 」

12日は、KAWAI 「 表参道 」 で、「 Bach 平均律第2巻10番 e-Moll 」 を、

アナリーゼいたしました。


★取り上げましたこの 3曲が、実は、1本の太い糸で繋がれていることが、

勉強するにつれ、明確に分かってきました。

Chopin の自筆譜を、詳細に分析していきますと、

「 Etude Op.25-1 As-Dur 」 は、

同じ As-Dur の  「 平均律 第 1巻 17番 」 と、全く瓜二つ。

motif モティーフ、 counterpoint カウンターポイントの展開が、

Bach そのものなのです。

「 Etude  Op.25-1 」 が、実は、  「 平均律 第 1巻 17番 」 から、

生まれていたことに、

私も、参加された皆さまも、驚きの連続でした。


★Frederic  Chopin ショパン(1810~1849)の 「 Etude 」 のうち、

「 Op.10 」 は、 1827年~32年にかけての作品で、33年に出版、

「 Op.25 」 は、1837年までに完成し、同年に出版されています。

つまり、 Chopin の 10代後半から 20代後半まで、約 10年間の作品です。

Chopin がいかに天才とはいえ、 二十歳前後で、

無からあれだけの傑作を、生み出すことはできません。

彼にとって、Bach という ≪ 理想 ≫ があったからこそ、

生まれたのです。

 


★アナリーゼ講座が終わり、東京都美術館で、楽しみにしていました、

≪ ターナー展  Turner from the Tate: the Making of a Master ≫ を、

見て参りました。


★ Chopinは、ジョルジュ・サンドと別れた後、1848年に、

英国の資産家姉妹に招待され、英国に行っておりましたので、

当然、同時代の芸術家の作品にも、接していたことでしょう。

Turner ターナー(1775 - 1851)の作品も、

きっと、目にしていたことと思います。


★Chopin が、  「 Etude 」 を書いた青年時代、

Turnerは、どんな絵画を描いていたのでしょうか。

1828年に、傑作の 『 Regulus レグルス 』 があり、

今回の展覧会に、出品されていました。

 

 


★『 Regulus レグルス 』 は、古代ローマの将軍の名前です。

Regulus将軍は、カルタゴとの戦争で、カルタゴの捕虜になりました。

真っ暗な地下牢に閉じ込められ、拷問により、まぶたを剥がされます。

そして、地上へと連行されます。

光のない暗闇の世界から、太陽が燦然と輝く世界へ。

陽光が眼球を射る。

光を遮るすべもなく、Regulus将軍は失明します。


この絵は、Regulus が失明する瞬間の地上です。

Regulusのまぶたに、脳裏に、焼き付いた光です。

画面中央奥から、洪水のように溢れ出る光の流れ。

両脇は、高い石造りの建物に、大きなマストの商船。

陸でもあり川でもあり、海でもあるかのようです。

水の流れに浮かぶ小舟に、こぼれそうに乗り込んでいる人々。

陸にも群衆。


★将軍Regulus が現実に見た、最後の光景ではないでしょう。

彼の一生が、フラッシュバックのように、

一つの光景として、瞬間に焼き付いたのかもしれません。

そして、未来を予見したのかもしれません。

Turner本人の、世界観かもしれません。

私たち鑑賞者は、失明するRegulus と同じ光景を見ているのです。

圧倒的な、明るさ。

見る人に、人類の未来の破局すら、想起させるような、

不気味な、黄色い光の塊です。


★西洋絵画で表現される光は、蝋燭の灯などが多く、

それが、暗示的に神の恩寵への導くような描き方が多いと思います。

Europe北方の英国で、Turnerが、ローマの残酷な史実を基に、

神とは関わりなく、このように 「 光 」 を描くその発想は、

とても斬新に、思えます。


★Tuner は、Regulus に先立ち 1798年には、

『 Buttermere Lake, with Part of Cromackwater, Cumberland, a Shower 

バターミア湖、クロマックウォーターの一部、カンバーランド、にわか雨 』  を、

描いています。

ここでは、光を 「 輪環 」 として描いています。

神秘的で、深い憂愁をたたえた、美しい光です。

魅入られるような美しさです

 


この 「 輪環 」 の光をおし進め、 「 光 」 を集合体として、

描くことに成功したのが、 『 Regulus 』  でしょう。

30年後です。


★ 『 Regulus 』 より、1年前1827年の作品 『 Three Seascapes

三つの海景 』 は、面白い作品です。

上端は、絶望的な黒の帯。

天空から、のしかかってくるかのようです。

中央には、荒波が白い波頭を見せています。

この海も、陰鬱です。

その下は、少し明るさが見える空間と、

穏やかな海。

眺めていますと、妙に、気持ちが落ち着きます。

不思議なリズムが、あります。

シベリア抑留を描いた画家・香月泰男の世界に、似ています。


★日を置かず、 「 ブリジストン美術館 」 で、

≪ カイユボット展 ≫ を、見てまいりました。

Gustave Caillebotte ギュスターヴ・カイユボット(1848 - 1894)。

Turner から約50年後のフランス、印象派の画家であると同時に、

モネやルノアールなどの画家を、経済的に支援した人でもあります。

 


★私のお気に入りは、≪Périssoires ペリソワール≫ 1877年作です。

一人乗りのカヌーを 「 ペリソワール 」 と呼ぶそうです。

実に、開放感溢れる、伸びやかで、心地いい作品です。


緑の川面。

両手で長い櫂を握った、帽子の若い男たちが、

気持ちよさそうに漕いで、近づいてきます。

鑑賞している私は、少し上空から、小鳥の目で、

その滑走を、楽しみます


中央の奥、川の上流に、長方形の光の塊が描かれています。

その光の塊が、この絵のすべての源であるかのように、

白く鋭い光を、放っています。

櫂の両端は、アーモンド形の大きな平面。

黄色く光るアーモンドが大小5面、微妙な均衡で、

陽光を反射しています。

ここにも、リズムを感じます。


★この絵を見ますと、まず白いシャツに視線が行きます。

ついで、その右の櫂、

さらに、左上の対角線上にある小さい櫂へと飛び、

そして、上流の長方形の光の塊へと、吸い寄せられます。

川の涼風を浴びながら、滑空していくような爽快さ。


★青年が握る長いオールは、十字架の横棒、

ボートが縦棒と、見ることができるかもしれません。

西洋絵画は、何百年も十字架を背中に負って、

描かれてきました。

この ≪ Périssoires  ペリソワール ≫ では、

見えない十字架を、背に負うのでなく、

現実に、手で握っています。

この時代になって、絵画が、十字架のくびきからは、

もう解き放されている、と暗喩しているのかもしれません。

 

 


★父から資産を受け継ぎ、裕福だった Caillebotteは、

モネ、ルノワール、ピサロ、シスレー、ドガ、セザンヌらの、

作品を買い上げ、モネの家賃を払い続け、ルノワールにお金を貸し、

それを帳消しにしたり、後に大家となる印象派の画家たちを、

経済的に、支援し続けた人でした

本人は、34歳の 1881年以降、絵画を発表せず、

1894年に 45歳で、死去しています。


ドガ、セザンヌ、マネ、モネ、ルノワール、シスレー、ピサロ、ミレーなどの、

作品 68点を、フランス政府に贈呈する遺言書を作成していました。

しかし、政府は乗り気でなく、遺贈は認めるものの、美術館での展示を

認めませんでした。


★ルノワールなどの奔走により、やっと 2年後に、

一部がリュクサンブール美術館で展示されることで、

決着が図られました。

現在は、 Musée d'Orsay オルセー美術館へ、

移管されています。


★当時のフランス政府は、全く、印象派の価値が分からなかった、

ということですね。

現在、世界からフランスを訪れる観光客のかなりの割合は、

印象派などの名画を、お目当てに来る、と言ってもいいでしょう。

最大の国家的資産を、 Caillebotteがたった一人で、

自分の資産を使って、築いていてくれたのです。

いつの時代でも、どの国でも、

お役人は、その時代の陳腐な権威にしか、

顔を向けず、真の芸術を創造しようとしている人たちを、

理解しようとしない、できない人たちのようですね。

 

 


私は、Bach の自筆譜を勉強し続けたおかげで、

絵画も、自分の方法で見るようになっているのに、

気付きました。

画集や美術書などの解説は、細部など枝葉末節にこだわり勝ちで、

絵画を楽しんで鑑賞するには、

あまり、役に立たないように思います。


★来年のアナリーゼ講座は、1月はお休みをいただき、

2月は、

6日(木)にKAWAI 「 表参道 」 で、Bach 平均律第 2巻 11番 F-Dur、

26日 (水 )に、KAWAI 「 名古屋 」 で、

 Inventio & Sinfonia 13番 a-Moll を、取り上げます。

これまでより、さらに深く、Bach を暗譜し、

真のBach を獲得することを、目指します。
 

★昨年4月にも、当ブログで、カイユボットの「ピアノを弾く若い男」

を、取り上げています。

http://blog.goo.ne.jp/nybach-yoko/m/201204

 

★私の作品の CD 「 無伴奏チェロ組曲 4、 5、 6番 」

Wolfgang  Boettcher ヴォルフガング・ベッチャー演奏は、

 全国の主要CDショップや amazon でも、ご注文できます。

 

 


※copyright © Yoko Nakamura    
             All Rights Reserved
▼▲▽△無断での転載、引用は固くお断りいたします▽△▼▲

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■平均律1巻17番でChopinとBartók が同じFingering.平均律2巻 10番の大宇宙■

2013-12-07 23:08:25 | ■私のアナリーゼ講座■

■平均律1巻17番でChopinとBartók が同じFingering.平均律2巻 10番の大宇宙■

              2013.12.7   中村洋子

 


★師走の時の流れは、せわしないです。

12月 9日は、カワイ横浜 「 みなとみらい 」 で、

平均律クラヴィーア曲集第 1巻 17番 As-Dur  のアナリーゼ講座、

12月 12日は、カワイ表参道 「 パウゼ 」 で、

平均律クラヴィーア曲集第 2巻 10番 e-Moll の、

アナリーゼ講座です。



★その準備と勉強で、忙しい毎日です。

カワイ横浜 「 みなとみらい 」 の 第 1巻 17番では、

Chopin  が、自分の楽譜にどのような書き込みをしているか、

詳細に勉強していますが、

今回 17番は、 Fingering が、 Fuga に 3か所あるだけです。


Bartók Béla  バルトーク (1881~1945) が、校訂した

17番の Fingering と、 Chopin のそれとを比較していましたとき、

Chopin のかなり独創的な 3か所の Fingering が、

Bartók の校訂版に書かれた Fingering と、

完全に一致しているのを、
発見しました。

思わず、大声を上げそうになったほど、興奮しました。


★Bartók は、 Chopin の Fingering を知らなかっと思います。

天才同士の、時空を超えた交感でしょう。

 


★表参道での平均律第 2巻の 10番 e-Moll 。

いつもながら、Bach の大宇宙に圧倒されています。

私の大きな疑問は、以前にも書きましたが、

Bach が平均律 第 1巻 24曲で、あれだけ完璧な世界を、

創り上げながら、

なぜ、もう一度、第 2巻 24曲を作曲したのか、

第 2巻で、何に再挑戦したのか、です。


★1巻では、モティーフを煉瓦のように積み上げ、

強大なピラミッドを、構築しました。

それは、 「 調性 」 を追及するためのものでした。

「 調性 」 は、音階から規定されます。

Bach は、平均律クラヴィーア曲集 第 2巻で、再度、

24全調の Prelude & Fuga を、作曲することにより、

あたかも、ビッグバンのように、

調性の領域を、これ以上はない、それ以上のものはできない、

最大級の広大さへと、拡大したのです。


第 2巻は、個性的な prelude に目を奪われ勝ちですが、

やはり、Bach の意図は、渾身の力を込めて、

「 調性とは何か 」 という命題を、新たに、

≪ fuga から解いていった ≫ のだと、思います。


★Bartók Béla  バルトーク (1881~1945) と Chopin とが、

お互いに Bach を通して、知らず知らずに、交感し合っていたように、

Bach の fuga への扉は、Bach の音楽を愛し、努力する人には、

開かれているのです。




平均律 第 2巻 の fuga を理解するには、

既成の型に嵌った fuga の知識は、ほとんど役に立たないでしょう。

fuga の基本的な構造である 「 Exposition 提示部 」 と、

「 Episode 嬉遊部 」 を、どう配置するか、

それを小さな常識で裁いてみても、

ネズミが、象を撫ぜるようなものでしょう。


★乏しい分析力や知識で、 Bach はこうである、

かくあるべきと、裁断したり、

海外の立派な校訂版を、継ぎ接ぎして、

あたかも、自分の校訂のように装ったり、

考古学のように、Bach 時代はこうだったという衒学的知識で、

無味乾燥な干からびた演奏を強いたり、その裏返しに、

Bach が大好きで、ピアノでBach 弾く人を嘲笑したりする、

そういう人たちには、Bach の音楽は、降りてこないでしょう。


★しかし、そうはいっても、 fuga は難しいから、

近寄りたくない、避けて通りたい、

というのは、間違っていると思います。


純真な子供のように、Bach の音楽は美しい、素晴らしいと、

心から感じ、慕う人に対しては、

Bach 先生は、生前も、これまでも、いま現在も、胸襟を開き、

諸手を挙げて、受け入れてくれます。


★そのような観点から、アナリーゼ講座では、

≪ Bach をどう弾いたらよいか ≫ についても、お話しします。




 
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■第 17回 平均律 第 1巻 17番 変イ長調
 Chopin が見た 「 平均律クラヴィーア曲集 」 ・アナリーゼ講座
  ~ヘンデル 「 CHACONNE 」 と Bach をつなぐもの~
日  時 : 2013年 12月 9日 (月) 午前 10 時 00分 ~12 時 30分
会  場 :  カワイミュージックスクール「みなとみらい」        
    横浜市西区みなとみらい4-7-1 M.M.MID.SQUARE 3F
    ( みなとみらい駅『出口1番』出て目の前の高層ビル3F )
予 約:Tel. 045-261-7323 横浜事務所

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■平均律クラヴィーア曲集・第 2巻 アナリーゼ講座
第 8回  第 10番 e-Moll BWV879 Prelude & Fuga
   ~ Invention、Partita から平均律 2巻 10番 への遠大な流れ ~
日  時 :  2013年 12月 12日(木) 午前 10時 ~ 12時 30分
会  場 :  カワイ表参道  2F コンサートサロン・パウゼ
予  約 :  Tel. 03-3409-1958
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■ 講師 :   作曲家  中村 洋子  Yoko Nakamura

 東京芸術大学作曲科卒。作曲を故池内友次郎氏などに師事。
日本作曲家協議会・会員。ピアノ、チェロ、室内楽など作品多数。

2003 ~ 05年:アリオン音楽財団 ≪東京の夏音楽祭≫で新作を発表。

07年:自作品 「 Suite Nr.1 für Violoncello
        無伴奏チェロ組曲 第 1番 」 などをチェロの巨匠
        Wolfgang Boettcher ヴォルフガング・ベッチャー氏が演奏した
     CD 『 W.Boettcher Plays JAPAN
                         ヴォルフガング・ベッチャー日本を弾く 』 を発表。

08年:CD 『 龍笛 & ピアノのためのデュオ 』
    CD 『 星の林に月の船 』 ( ソプラノとギター ) を発表。

08~09年: 「 Open seminar on Bach Inventionen und Sinfonien
                  Analysis  インヴェンション・アナリーゼ講座 」
                    全 15回を、 KAWAI 表参道で開催。

09年: 「 Suite Nr.1 für Violoncello 無伴奏チェロ組曲 第 1番 」 を、
    ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」 から出版。

        「 Suite Nr.3 für Violoncello 無伴奏チェロ組曲第 3番 」が、
           W.Boettcher 氏により、Mannheim ドイツ・マンハイム で、
           初演される。

10~12年: 「 Open seminar on Bach Wohltemperirte Clavier Ⅰ
                  Analysis 平均律クラヴィーア曲集 第 1巻 アナリーゼ講座 」
                全 24回を、 KAWAI 表参道で開催。

10年: CD 『 Suite Nr.3 & 2 für Violoncello
                  無伴奏チェロ組曲 第 3番、2番 』
                        Wolfgang Boettcher 演奏を発表 。

     「 Regenbogen-Cellotrios  虹のチェロ三重奏曲集 」 を、
             ドイツ・ドルトムントのハウケハック社
      Musikverlag Hauke Hack Dortmund から出版。

11年: 「 10 Duette für 2 Violoncelli
                         チェロ二重奏のための 10の曲集 」 を、
    ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」 から出版。

12年: 「 Zehn Phantasien für Celloquartett (Band 1,Nr.1-5)
    チェロ四重奏のための 10のファンタジー (第 1巻、1~5番)」を、
      Musikverlag Hauke Hack  Dortmund 社から出版。

13年: CD 『 Suite Nr.4 & 5 & 6 für Violoncello
                  無伴奏チェロ組曲 第 4、5、6番 』
                        Wolfgang Boettcher 演奏を発表 。

         「 Suite Nr.3 für Violoncello 無伴奏チェロ組曲 第 3番 」 を、
    ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」 から出版。

       スイス、ドイツ、トルコ、フランス、チリ、イタリアの音楽祭で、
    自作品が演奏される。

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★私の作品の CD 「 無伴奏チェロ組曲 4、 5、 6番 」

Wolfgang  Boettcher ヴォルフガング・ベッチャー演奏は、

 全国の主要CDショップや amazon でも、ご注文できます。

 


※copyright © Yoko Nakamura    
             All Rights Reserved
▼▲▽△無断での転載、引用は固くお断りいたします▽△▼▲

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