音楽の大福帳

Yoko Nakamura, 作曲家・中村洋子から、音楽を愛する皆さまへ

■非和声音が、美しい旋律に精緻な装飾を施している、 第2回 「イタリア協奏曲」・アナリーゼ講座

2015-02-26 21:51:35 | ■私のアナリーゼ講座■
非和声音が、美しい旋律に精緻な装飾を施している■
      ~ 第2回 中村洋子「イタリア協奏曲」・アナリーゼ講座 ~
                  2015.2.26  中村洋子
  
 
  
 
 
★2月24日の KAWAI 名古屋・第1回

「Italienisches Konzert イタリア協奏曲」・
アナリーゼ講座には、

全国各地から、たくさんのBach を愛する皆さまが参加
され、

熱気のこもった、素晴らしい講座を開催することができました。


 
★3月25日の、第2回「Italienisches Konzert イタリア協奏曲」
 
アナリーゼ講座では、第2、3楽章を勉強いたします。
 
 
★第 2楽章 :美しい旋律に、非和声音が精緻な装飾を施している・・・
                               
ここでは、Bachが珍しく、自ら記したテンポ記号

≪ Andante ≫ のもつ
深い意味を、

解き明かします。

 
蜘蛛の糸のように、精妙に織り込まれた、

第 2楽章 の右手旋律は、
たくさんの ≪ 非和声音 ≫ を、

含んでいます。


この右手旋律を、装飾音記号で書き換えることすら可能です。

そうしますと、旋律の骨組みが、むき出しに現れてきます。

 
★この、主に ≪ 和声音 ≫ から成る 「 骨組み 」 が、

どのように ≪ 非和声音 ≫ で装飾されているか・・・

それを理解いたしませんと、

右手が絶えず、美しい旋律を細やかに弾いているだけの

退屈な演奏 」 になってしまいます。
 
 
 
 
 
★Bach は、Alessandro Marcello のオーボエ協奏曲を、

独奏鍵盤作品に編曲しています。

( Concerto d-Moll BWV 974, nach dem Concerto d-Moll

für Oboe,
Streicher und Basso continuo von
                 Alessandro Marcello )


マルチェロの原曲を、どんなに美しく Bach が装飾し、

編曲したかを勉強いたしますと、第 2楽章 が一気に、

分かりやすくなります。
 
ピアノで Bach を演奏することの楽しみ、

満ち溢れる喜びを、
きっと実感できることでしょう。

Marcelloを、Bach 編曲で弾く楽しみについても、

お話いたします。
 

第3楽章:「イタリア協奏曲」 のスケールを、
                  ピアノでどう弾くべきか・・・
 
3楽章は、生命力と喜びに満ち溢れた楽章です。


★Edwin Fischer エドウィン・フィッシャーは、


3楽章の 3、4小節ソプラノのモティーフについて、

「 Bach の Choralvorspiel コラールプレリュード

" In dir ist Freude あなたの中に喜びはあり

" BWV 615 の主題から来ている 」
と、

注釈しています。

 
第 3楽章の1、2小節上声、それに続く下声の scale

についても、
Fischer は

「 the scales full of fire、first in the treble 、


then in the bass 火のような音階、最初はトレブル、

次いで、バスで 」
としています。

この意味は、どういうことでしょうか。


 
 
  
 
★上記1、2小節の音階と、

3、4小節の In dir ist Freude のモティーフから成る主題を

「 as if  Bach's high trumpets were rejoicing

at the theme 」 とも、
Edwin Fischerは、書いています。


つまり、トランペットが、高らかに鳴り響かせるように、

歓喜の歌を弾きなさい、と指示しています。

講座では、これらのことを、分かりやすく、ご説明します。

 
このスケールをピアノでどのように弾くべきか・・・

真珠のネックレスのように、ただ美しく、

粒を揃えて弾くべきではない、


ということは、 Bach の作曲意図からして、

自明の理です。

Bach は、イタリア協奏曲作曲の20年前(1713~14頃)に、

イタリアのVivaldi ヴィヴァルディなどの Concerto を、

鍵盤独奏用に編曲しています。

これが、イタリア協奏曲の源泉です。

鍵盤楽器で、どのような楽器を想像しながら弾くべきか、

ということも、自ずと分かってきます
  
 
 
 
 
 
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■第2回  中村洋子「イタリア協奏曲」・アナリーゼ講座

 ~第2楽章:美しい旋律に、非和声音が精緻な装飾が施されている~

 ~第3楽章:スケールを、ピアノでどう弾くべきか~

 
■日 時 : 2015年3月25日 ( 水 ) 10.00  ~ 12.30

■会 場:    KAWAI 名古屋2F コンサートサロン「ブーレ」

■予 約:   Tel:0 52-962-3939

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■講師 :   作曲家  中村 洋子  Yoko Nakamura

   東京芸術大学作曲科卒。作曲を故池内友次郎氏などに師事。
日本作曲家協議会・会員。ピアノ、チェロ、室内楽など作品多数。

       2003 ~ 05年:アリオン音楽財団 ≪東京の夏音楽祭≫で新作を発表。

       07年:自作品 「 Suite Nr.1 für Violoncello
         無伴奏チェロ組曲 第 1番 」 などをチェロの巨匠
         Wolfgang Boettcher ヴォルフガング・ベッチャー氏が演奏した
    CD 『 W.Boettcher Plays JAPAN
                         ヴォルフガング・ベッチャー日本を弾く 』 を発表。

       08年: CD 『 龍笛 & ピアノのためのデュオ 』
        CD 『 星の林に月の船 』 ( ソプラノとギター ) を発表。

       08~09年: 「 Open seminar on Bach Inventionen und Sinfonien
                  Analysis  インヴェンション・アナリーゼ講座 」
                    全 15回を、 KAWAI 表参道で開催。

       09年: 「 Suite Nr.1 für Violoncello 無伴奏チェロ組曲 第 1番 」の楽譜を、
    ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」  から出版。
  
   10~12年: 「 Open seminar on Bach Wohltemperirte Clavier Ⅰ
                  Analysis 平均律クラヴィーア曲集 第 1巻 アナリーゼ講座 」
                全 24回を、 KAWAI 表参道で開催。

       10年: CD 『 Suite Nr.3 & 2 für Violoncello
                  無伴奏チェロ組曲 第 3番、2番 』
                        Wolfgang Boettcher 演奏を発表 。
       「 Regenbogen-Cellotrios  虹のチェロ三重奏曲集 」の楽譜を、
             ドイツ・ドルトムントのハウケハック社
      Musikverlag Hauke Hack Dortmund から出版。

       11年: 「 10 Duette für 2 Violoncelli
                         チェロ二重奏のための 10の曲集 」の楽譜を、
    ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」 から出版。

       12年: 「 Zehn Phantasien für Celloquartett (Band 1,Nr.1-5)
   チェロ四重奏のための 10のファンタジー (第 1巻、1~5番)」の楽譜を、
      Musikverlag Hauke Hack  Dortmund 社から出版。

       13年: CD 『 Suite Nr.4 & 5 & 6 für Violoncello
                  無伴奏チェロ組曲 第 4、5、6番 』
                        Wolfgang Boettcher 演奏を発表 。
       「 Suite Nr.3 für Violoncello 無伴奏チェロ組曲 第 3番 」の楽譜を、
    ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」 から出版。

   14年:「 Suite Nr.2、4、5、6 für Violoncello
        無伴奏チェロ組曲 第 2、4、5、6番 」 の楽譜を、
     ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」 から出版。

        SACD 『 Suite Nr.1、2、3、4、5、6 für Violoncello
                            無伴奏チェロ組曲 第 1, 2, 3, 4, 5, 6番 』 を、
    「disk UNION 」社から、≪GOLDEN RULE≫ レーベルで発表。

             スイス、ドイツ、トルコ、フランス、チリ、イタリアの音楽祭で、
    自作品が演奏される。

      ★上記の 楽譜 & CDは、
「 カワイ・表参道 」 http://shop.kawai.co.jp/omotesando/ 
「アカデミア・ミュージック 」 
        https://www.academia-music.com/academia/s.php?mode=list&author=Nakamura,Y.&gname=%A5%C1%A5%A7%A5%ED
 https://www.academia-music.com/                           で販売中。

     ★私の作品の  SACD 「 無伴奏チェロ組曲 第 1 ~ 6番 」
   Wolfgang  Boettcher ヴォルフガング・ベッチャー演奏は、

  disk Union や全国のCDショップ、ネットショップで、購入できます。
http://blog-shinjuku-classic.diskunion.net/Entry/2208/

 

 

 
※copyright © Yoko Nakamura    
             All Rights Reserved
▼▲▽△無断での転載、引用は固くお断りいたします▽△▼▲

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■繰り返し登場する「主題」は、それぞれが異なった生命をもつ。「イタリア協奏曲」・アナリーゼ講座■

2015-02-24 13:28:48 | ■私のアナリーゼ講座■

■繰り返し登場する「主題」は、それぞれが異なった生命をもつ■
~ KAWAI 名古屋 「イタリア協奏曲」第1回・アナリーゼ講座~
         2015.2.24       中村洋子

 

 

★春一番も吹き、静かに着実な春の足音が聞こえてまいりました。

2月25日 (水) は、 KAWAI 名古屋で、

「Italienisches Konzert イタリア協奏曲」

アナリーゼ講座・第1回を、開催いたします。


★2月17日(火)の、 KAWAI 表参道

「平均律第2巻 23番 H-Dur」・アナリーゼ講座で、いかに、

この23番 Prelude が、イタリア協奏曲と深い関係にあるかを

お話してきたばかりです。

1739年ごろ完成された「 Wohltemperirte Clavier Ⅱ

平均律クラヴィーア曲集 第 2巻 」 から、その約4年前の1735年に、

出版された「イタリア協奏曲」を、逆に、

俯瞰するという、得難い経験もできました。


★「Italienisches Konzert イタリア協奏曲」は、1735年に

≪Zweyter Theil der Clavier  Übung クラヴィーア ユーブンク第2巻 ≫

として出版されました。

Bach 生前の数少ない出版の一つです。

この曲集には、「イタリア協奏曲」と「フランス風序曲」が、

収録されていますが、

出版後の、Bach 自身による正誤表も残っていますので、

Bach 公認の楽譜といえます。

 「Manuscript Autograph facsimile 自筆譜 」 は、

残念ながら残っていません。

 

 


イタリア協奏曲第1楽章(全192小節)は、

1ページ8段、全5ページに記譜されています。

・ Invention & Sinfonia の横長1ページ 基本3段

・ 「 Wohltemperirte Clavier Ⅰ  平均律クラヴィーア曲集 第 1巻 」
               縦長1ページ 基本6段

・「 Wohltemperirte Clavier Ⅱ 平均律クラヴィーア曲集 第 2巻 」
               縦長1ページ 基本7段

とは、随分と異なった印象を受けます。


★Bach の生前出版は、すべて統一がとれているかといいますと、

そうでもなく、例えば、

・ Clavier  Übung 1巻である「Partita 全6曲」は、
                  横長1ページ 基本
4段

・Clavier  Übung 4巻 Goldberg Variationen は、
                 縦長1ページ 基本7段です。

名曲集も、まちまちです。


★曲想、曲の構造に即して、Bach がレイアウトを選択している、

とも言えましょう。

 


1741年出版の「Goldberg Variationen」は、

1739年頃に完成した

「 Wohltemperirte Clavier Ⅱ 平均律クラヴィーア曲集 第 2巻 」 と、

レイアウト、段組みが一致しているのは、偶然でしょうか?


★ KAWAI 名古屋のアナリーゼ講座では、

Bach が「Italienisches Konzert イタリア協奏曲」のレイアウトで、

何を訴えたかったか、

それを、どう演奏に活かすかを、お話いたします。


★2週間前に KAWAI 金沢で開催しました、

「 Inventio & Sinfonia Nr.6 E-Dur 」 アナリーゼ講座では、

 Inventio での Binary form = 二部構成 (A A B B) の「A」を、

最初に弾く際と、2回目に演奏する際、

どのように変化させるかについて、解説いたしました。


★この「Italienisches Konzert イタリア協奏曲」も、

繰り返し、繰り返し登場する「主題」の演奏法がカギとなります。

Edwin Fischer エドウィン・フィッシャーは、それぞれに、

異なる Fingering を付けています。


Edwin Fischer が、 Sinfonia Nr.1の注釈で、

「every voice had its own life」と書いていますように、

繰り返し登場する「主題」は、

それぞれが、異なった生命を持っているかように、

演奏するべきであると、いえます。

アナリーゼ講座では、それを、詳しくご説明いたします。

 

 

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 ■KAWAI 名古屋「「Italienisches Konzert イタリア協奏曲」
                                     第1回・アナリーゼ講座

~ イタリア協奏曲の正体は、華麗で豪奢な管弦楽協奏曲 ~

■日 時 :    2015年 2月 25日(水) 10:00 ~ 12:30

■会 場 :    カワイ名古屋2F コンサートサロン「ブーレ」

■予 約 :  Tel 052-962-3939 Fax 052-972-6427

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★イタリア協奏曲 全 3楽章を 、2回にわたり、初版譜を基にして、
アナリーゼいたします。Bach ( 1685~1750 )の作品で、生前出版された曲は
あまり多くありませんが、その一つが、
「 Italienisches Konzert  イタリア協奏曲 」です。

★「 Zweiten Teil der Klavierübung クラヴィア練習曲第 2巻 」
全 27 pages の、
前半 (1~13 page) が、イタリア協奏曲です。

後半は、「 Overture nach Französischer Art フランス風序曲 」です。

★「 平均律クラヴィーア曲集第 1巻 」(1722)、
「 Inventionen und Sinfonien 」(1723) の 上声は、
ともに 「 ソプラノ記号 」 で
記譜されています。
しかし、このイタリア協奏曲の上声は、

私たちに馴染み深い≪ ト音記号 ≫ で一貫して、 記されています。
下声は、≪アルト記号≫ と ≪バス記号≫ が、交互に現れます。
その意味を読み解きますと、イタリア協奏曲の骨格が、
明確に 浮かび上がってきます。


★一見、明快単純に見えます第 1楽章の和声は、実は大変に複雑で、
平均律 1巻ではあまり見られない、Bachの典型的な後期の和声です。
この和声を、正確に理解いたしませんと、
tutti( 総奏 )と 、solo が交互にまじわる、単なる
華やかな曲として
演奏されてしまいます。

事実、そのような浅薄な演奏も、多く聴かれます。

★Bach の対位法と和声とが、固く手を結びあった究極の曲が、
このイタリア協奏曲なのです。Bach が若き日に学び尽くしたAntonio Vivaldi
(1678~1741)、Alessandro Marcello (1669~1747) の
「 Concerto 」 や、
Bach 自身の 「 Brandenburg Concerto
ブランデンブルグ協奏曲 」 についても、

2回の講座で、触れていきたいと思います。

★Bach の広大無辺な世界は、狭い 「 古楽 」 の世界には、入り切りません。
ピアノで、それをどう演奏していくかを、やさしく、ご説明いたします。
また、偉大な pianist Edwin Fischer エドウィン・フィッシャー
( 1886 ~ 1960 )の
Fingering から、彼が、何をこの曲から汲み取り、
構築していったか、
についても詳しくお話します。


 

 

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■講師 :   作曲家  中村 洋子  Yoko Nakamura

   東京芸術大学作曲科卒。作曲を故池内友次郎氏などに師事。
日本作曲家協議会・会員。ピアノ、チェロ、室内楽など作品多数。

       2003 ~ 05年:アリオン音楽財団 ≪東京の夏音楽祭≫で新作を発表。

       07年:自作品 「 Suite Nr.1 für Violoncello
         無伴奏チェロ組曲 第 1番 」 などをチェロの巨匠
         Wolfgang Boettcher ヴォルフガング・ベッチャー氏が演奏した
    CD 『 W.Boettcher Plays JAPAN
                         ヴォルフガング・ベッチャー日本を弾く 』 を発表。

       08年: CD 『 龍笛 & ピアノのためのデュオ 』
        CD 『 星の林に月の船 』 ( ソプラノとギター ) を発表。

       08~09年: 「 Open seminar on Bach Inventionen und Sinfonien
                  Analysis  インヴェンション・アナリーゼ講座 」
                    全 15回を、 KAWAI 表参道で開催。

       09年: 「 Suite Nr.1 für Violoncello 無伴奏チェロ組曲 第 1番 」の楽譜を、
    ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」  から出版。
  
   10~12年: 「 Open seminar on Bach Wohltemperirte Clavier Ⅰ
                  Analysis 平均律クラヴィーア曲集 第 1巻 アナリーゼ講座 」
                全 24回を、 KAWAI 表参道で開催。

       10年: CD 『 Suite Nr.3 & 2 für Violoncello
                  無伴奏チェロ組曲 第 3番、2番 』
                        Wolfgang Boettcher 演奏を発表 。
       「 Regenbogen-Cellotrios  虹のチェロ三重奏曲集 」の楽譜を、
             ドイツ・ドルトムントのハウケハック社
      Musikverlag Hauke Hack Dortmund から出版。

       11年: 「 10 Duette für 2 Violoncelli
                         チェロ二重奏のための 10の曲集 」の楽譜を、
    ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」 から出版。

       12年: 「 Zehn Phantasien für Celloquartett (Band 1,Nr.1-5)
   チェロ四重奏のための 10のファンタジー (第 1巻、1~5番)」の楽譜を、
      Musikverlag Hauke Hack  Dortmund 社から出版。

       13年: CD 『 Suite Nr.4 & 5 & 6 für Violoncello
                  無伴奏チェロ組曲 第 4、5、6番 』
                        Wolfgang Boettcher 演奏を発表 。
       「 Suite Nr.3 für Violoncello 無伴奏チェロ組曲 第 3番 」の楽譜を、
    ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」 から出版。

   14年:「 Suite Nr.2、4、5、6 für Violoncello
        無伴奏チェロ組曲 第 2、4、5、6番 」 の楽譜を、
     ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」 から出版。

        SACD 『 Suite Nr.1、2、3、4、5、6 für Violoncello
                            無伴奏チェロ組曲 第 1, 2, 3, 4, 5, 6番 』 を、
    「disk UNION 」社から、≪GOLDEN RULE≫ レーベルで発表。

             スイス、ドイツ、トルコ、フランス、チリ、イタリアの音楽祭で、
    自作品が演奏される。

      ★上記の 楽譜 & CDは、
「 カワイ・表参道 」 http://shop.kawai.co.jp/omotesando/ 
「アカデミア・ミュージック 」 
        https://www.academia-music.com/academia/s.php?mode=list&author=Nakamura,Y.&gname=%A5%C1%A5%A7%A5%ED
 https://www.academia-music.com/
                          販売中。

     ★私の作品の  SACD 「 無伴奏チェロ組曲 第 1 ~ 6番 」
   Wolfgang  Boettcher ヴォルフガング・ベッチャー演奏は、
  disk Union や全国のCDショップ、ネットショップで、購入できます。
http://blog-shinjuku-classic.diskunion.net/Entry/2208/

 

 

 


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■「レコード芸術」、 「Stereo」誌が、私の「無伴奏チェロ組曲」CDを紹介■

2015-02-21 22:50:43 | ■私の作品について■

■「レコード芸術」、 「Stereo」誌が、私の「無伴奏チェロ組曲」CDを紹介■

               2015.2.21  中村洋子

 

★私の作品「 6 Suiten für Violoncello solo

無伴奏チェロ組曲 全 6曲 」を録音しました

Golden Rule レーベル(disk UNION 社)のCDが、

雑誌「レコード芸術」、 「Stereo」 の2015年3月号に、

紹介されました。


   「レコード芸術」、器楽曲のコーナー( p137)で、

≪特選盤≫として、紹介されています。


「Stereo」は、「今月の特選盤」p155)で、解説されています。

機会がございましたら、是非、ご覧下さい。

 

 

http://blog-shinjuku-classic.diskunion.net/Entry/2208/

 

 

※copyright © Yoko Nakamura    
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■平均律最後の24番は「憂愁」と「牧歌」的性格を宿し、軽やかに踊って終わる ■

2015-02-17 21:08:32 | ■私のアナリーゼ講座■

平均律最後の24番は「憂愁」と「牧歌」的性格を宿し、軽やかに踊って終わる
~平均律第2巻・アナリーゼ講座 第 24番 h-Moll Prelude & Fuga

               2015.2.17  中村洋子

 

 

平均律第2巻最後の「第24番」は、4小節から成る最も重要な

「主題」と、個性的な三つの「副主題」からできています。

主要主題は「憂愁」を帯び、副主題の一つは、Invention No.14 B-Dur の

主題と酷似し、「牧歌」的性格を色濃く宿しています。

24番 Preludeには、平均律第1巻24番 Fuga の Subject 主題で用いられる

「2度の motif」が、さりげなくではありますが、何度も何度も顔を出します。

「2度の motif」は、「ロ短調ミサ」の最も重要な場所でも現れる、

Bach の核心となる motifです。

 

 


24番 Fuga は、平均律第1巻11番F-Dur Fuga と酷似しています。

両方とも「踊り」の曲です。

22番が“悲しみの海”、23番が開放感溢れる“喜びの曲”、

そして1、2巻の全48曲を締めくくる24番をBach は、

ややメランコリックではありますが、

軽やかに、踊るように終わらせたかったのでしょう。

24番 Prelude には、 Bach自身が珍しく、「Allegro」の

速度表示を記しています。

速度表示なしでは、この曲は非常にゆっくりと弾かれるでしょう。

そうではなく「Allegro」で弾いて欲しいという、

Bach の思いがにじみ出ています。

 

 

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中村洋子  Bach 平均律第2巻・アナリーゼ講座

 

第 21回  第 24番 h-Moll BWV893 Prelude & Fuga

~ 平均律最後の24番は「憂愁」と「牧歌」的性格を宿し、
                                                
軽やかに踊って終わる

 

■日  時 :  2015年 3月10日(火) 午前 10時 ~ 12時 30分

 

■会  場 :  カワイ表参道  2F コンサートサロン・パウゼ

 

■予  約 :    Tel.03-3409-1958

 

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■講師 :   作曲家  中村 洋子  Yoko Nakamura

   東京芸術大学作曲科卒。作曲を故池内友次郎氏などに師事。
日本作曲家協議会・会員。ピアノ、チェロ、室内楽など作品多数。

       2003 ~ 05年:アリオン音楽財団 ≪東京の夏音楽祭≫で新作を発表。

       07年:自作品 「 Suite Nr.1 für Violoncello
         無伴奏チェロ組曲 第 1番 」 などをチェロの巨匠
         Wolfgang Boettcher ヴォルフガング・ベッチャー氏が演奏した
    CD 『 W.Boettcher Plays JAPAN
                         ヴォルフガング・ベッチャー日本を弾く 』 を発表。

       08年: CD 『 龍笛 & ピアノのためのデュオ 』
        CD 『 星の林に月の船 』 ( ソプラノとギター ) を発表。

       08~09年: 「 Open seminar on Bach Inventionen und Sinfonien
                  Analysis  インヴェンション・アナリーゼ講座 」
                    全 15回を、 KAWAI 表参道で開催。

       09年: 「 Suite Nr.1 für Violoncello 無伴奏チェロ組曲 第 1番 」の楽譜を、
    ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」  から出版。
  
   10~12年: 「 Open seminar on Bach Wohltemperirte Clavier Ⅰ
                  Analysis 平均律クラヴィーア曲集 第 1巻 アナリーゼ講座 」
                全 24回を、 KAWAI 表参道で開催。

       10年: CD 『 Suite Nr.3 & 2 für Violoncello
                  無伴奏チェロ組曲 第 3番、2番 』
                        Wolfgang Boettcher 演奏を発表 。
       「 Regenbogen-Cellotrios  虹のチェロ三重奏曲集 」の楽譜を、
             ドイツ・ドルトムントのハウケハック社
      Musikverlag Hauke Hack Dortmund から出版。

       11年: 「 10 Duette für 2 Violoncelli
                         チェロ二重奏のための 10の曲集 」の楽譜を、
    ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」 から出版。

       12年: 「 Zehn Phantasien für Celloquartett (Band 1,Nr.1-5)
   チェロ四重奏のための 10のファンタジー (第 1巻、1~5番)」の楽譜を、
      Musikverlag Hauke Hack  Dortmund 社から出版。

       13年: CD 『 Suite Nr.4 & 5 & 6 für Violoncello
                  無伴奏チェロ組曲 第 4、5、6番 』
                        Wolfgang Boettcher 演奏を発表 。
       「 Suite Nr.3 für Violoncello 無伴奏チェロ組曲 第 3番 」の楽譜を、
    ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」 から出版。

   14年:「 Suite Nr.2、4、5、6 für Violoncello
        無伴奏チェロ組曲 第 2、4、5、6番 」 の楽譜を、
     ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」 から出版。

        SACD 『 Suite Nr.1、2、3、4、5、6 für Violoncello
                            無伴奏チェロ組曲 第 1, 2, 3, 4, 5, 6番 』 を、
    「disk UNION 」社から、≪GOLDEN RULE≫ レーベルで発表。

             スイス、ドイツ、トルコ、フランス、チリ、イタリアの音楽祭で、
    自作品が演奏される。

      ★上記の 楽譜 & CDは、
「 カワイ・表参道 」 http://shop.kawai.co.jp/omotesando/ 
「アカデミア・ミュージック 」 
        https://www.academia-music.com/academia/s.php?mode=list&author=Nakamura,Y.&gname=%A5%C1%A5%A7%A5%ED
 https://www.academia-music.com/
                          販売中。

     ★私の作品の  SACD 「 無伴奏チェロ組曲 第 1 ~ 6番 」
   Wolfgang  Boettcher ヴォルフガング・ベッチャー演奏は、
  disk Union や全国のCDショップ、ネットショップで、購入できます。
http://blog-shinjuku-classic.diskunion.net/Entry/2208/

 

 

 

※copyright © Yoko Nakamura    
             All Rights Reserved
▼▲▽△無断での転載、引用は固くお断りいたします▽△▼▲

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■イタリア協奏曲は「厳密な四声体」であることが、「初版譜」から分かる■

2015-02-15 23:55:05 | ■私のアナリーゼ講座■

■イタリア協奏曲は「厳密な四声体」であることが、「初版譜」から分かる■
~「Italienisches Konzert イタリア協奏曲」アナリーゼ講座のお知らせ~

                2015.2.15   中村洋子

 

 


2月17日 、KAWAI 表参道で、

「平均律第2巻 23番 H-Dur アナリーゼ講座」を、開催します。

23番 Prelude がいかに、

Bach の「Italienisches Konzert イタリア協奏曲」と、

深い関係にあるか、そして、

それをどのように弾くべきか、について詳しくお話しいたします。


★平均律第2巻が、いよいよ最終曲第24番に近づき、

第1、2巻全48曲が、大団円へと向かいます。

Bachが1735年に出版した

「Italienisches Konzert イタリア協奏曲」と、

その後、1730年代後半に完成した

「Wohltemperirte Clavier Ⅱ 平均律クラヴィーア曲集 第2巻」

との連動を、考えますと、

最晩年の 「Die Kunst der Fugue フーガの技法」まで、

Bachの辿った道が、すーっと1本の道のように、

浮かび上がってくるような気がします。


★次回3月10日(火)の「平均律第2巻 24番 h-Moll」

アナリーゼ講座で、その点についても、

お話する予定です。

 

 


2月25日(水)は、 KAWAI 名古屋で、

この「Italienisches Konzert イタリア協奏曲」第1楽章について、

アナリーゼ講座を開催いたします


Edwin Fischer エドウィン・フィッシャー (1886~1960) は、

冒頭1小節目上声の8分音符について、彼の「校訂版」脚注で、

≪ヴァイオリンのシンプルな弓使いを思い起こさせる≫と、

記しています。


つまり、ここでは「ヴァイオリン協奏曲」を念頭に置いて、

弾きなさい、と示唆しているのです。


★また、103小節目上声から始まる「主題の再現」は、

1小節目の主題を完全4度上げ、主調の「F-Dur」 から

下属調の 「B-Dur」 に転調したものです。



★ここで、Edwin Fischer は、

≪この独奏楽器による主題は、明るく澄んでいます≫と、

脚注しています。

ここで Fischer が書いています“独奏楽器”とは、

oboe オーボエのことです。

Fischer 校訂版楽譜の103小節目に、丸括弧でわざわざ、

(quasi Oboe ほとんどオーボエのように)と、書いています。

つまり、ここは、オーボエ協奏曲をイメージしてもいいと、

と示唆しているのです。

なんと、華やかな曲なのでしょう。


たった1台の鍵盤楽器で、眩いばかりに絢爛豪華な

「Italienisches Konzert 」が、繰り広げられるのです。

しかし、その魅力は、このような表層にあるのではないことは、

言うまでもありません。

 

 


★Bach 存命中に出版された、この作品の≪初版譜≫については、

「 Invention & Sinfonia」や

「Wohltemperirte Clavier 平均律クラヴィーア曲集」など、

「Manuscript Autograph facsimile 自筆譜 」 が残っている曲集と

全く同じように、その≪初版譜≫から、

多くのことを、学び取ることができるのです。


そのような視点から、この≪初版譜≫を見ますと、

この曲も、 Invention & Sinfonia や Wohltemperirte Clavier

と同様に、「厳密な四声体」で作曲されていることが、

分かってきます。


★そして、それをどう演奏すべきかについて、

Edwin Fischer エドウィン・フィッシャーの示唆が、

掛け替えもなく、貴重であることが、

勉強すればするほど、

実感できるのです。

 

 


★例えば、10小節目左手内声(これは tenor でしょう)の、

≪ a - c1 - f1 ≫ に ≪ 4 - 2 - 1≫ と、

Fingering フィンガリング を、

Edwin Fischer は付けています。

 

 


★この部分は、≪ 3 - 2 - 1≫ で弾く方もいらっしゃるでしょう。

中指「3」よりも、器用ではない薬指「4」を使うようにと、

Edwin Fischer が、あえて指示したのは、

奏者の注意が、この「a」音へと向かう効果を、

期待してのことと、思います。


★それでは、この「a」音の正体は、一体何なのでしょう?


 

そうです、1、2小節目冒頭上声の



変形である、といえます。

 


1、2小節目は、主題が「soprano」にあり、

≪quasi Tutti ほとんど総奏で(※Edwin Fischer 注)≫ですから、

≪  (※Edwin Fischer 注)≫で高らかに奏されますが、

10小節目は、その主題の変形が、内声の「tenor」 に、

潜り込んできますので、

≪meno 少し弱めて(※Edwin Fischer 注) ≫奏するよう、

指示しています。


★つまり、この ≪ 4 - 2 - 1≫ の Fingeringで、

 ≪これは「主題の変形」ですから、軽く扱ってはいけませんよ! 

注意なさい≫という示唆を、鋭く伝えているのです。

見事な指示です。

この点について、講座で、さらに詳しくご説明いたします。

 

 

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■中村洋子 イタリア協奏曲・アナリーゼ講座  第1回 第1楽章■

  ~イタリア協奏曲の正体は、華麗で豪奢な管弦楽協奏曲~

■ 日 時 : 2015年 2月 25日(水) 10:00 ~ 12:30

■ 会 場 : カワイ名古屋2F コンサートサロン「ブーレ」

■ 予 約 : Tel  052 - 962 - 3939

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イタリア協奏曲 全 3楽章を 、2回にわたり、初版譜を基にして、
アナリーゼいたします。Bach ( 1685~1750 )の作品で、
生前出版された曲は あまり多くありませんが、その一つが

「 Italienisches Konzert イタリア協奏曲」です。

★「Zweiten Teil der Klavierübung クラヴィア練習曲第 2巻 」
全 27 pages の、前半 (1~13 page) が、イタリア協奏曲です。

後半は、「Overture nach Französischer Art フランス風序曲 」です。

Bach の自筆譜は 失われていますが、Bach は生前 この出版譜を手元に置き
訂正も加えていますので、この初版譜は≪Bach公認≫と見ていいでしょう。


「 平均律クラヴィーア曲集第 1巻 」(1722)、
「 Inventionen und Sinfonien インヴェンションとシンフォニア 」(1723) の
上声は、
ともに 「 ソプラノ記号 」 で記譜されています。
しかし、このイタリア協奏曲の上声は、私たちに馴染み深い≪ ト音記号 ≫ で
一貫して、 記されています。

下声は、≪アルト記号≫ と ≪バス記号≫ が、交互に現れます。
その意味を読み解きますと、イタリア協奏曲の骨格が、明確に
浮かび上がってきます。

一見、明快単純に見えます第 1楽章の和声は、実は大変に複雑で、
平均律 1巻ではあまり見られない、Bachの典型的な後期の和声です。

この和声を、正確に理解いたしませんと、 tutti( 総奏 )と 、
solo が交互にまじわる、単なる華やかな曲として演奏されてしまいます。

事実、そのような浅薄な演奏も、多く聴かれます。

Bach の対位法と和声とが、固く手を結びあった究極の曲が、
このイタリア協奏曲なのです。

Bach が若き日に学び尽くしたAntonio Vivaldi (1678~1741)、
Alessandro Marcello (1669~1747) の 「 Concerto 」 や、

Bach 自身の 「 Brandenburg Concerto ブランデンブルグ協奏曲 」
についても、2回の講座で、触れていきたいと思います。

Bach の広大無辺な世界は、狭い 「 古楽 」 の世界には入り切りません。
ピアノで、それをどう演奏していくかを、やさしく、ご説明いたします。

また、偉大な pianist Edwin Fischer エドウィン・フィッシャー
( 1886 ~ 1960 ) の Fingering から、彼が
何をこの曲から汲み取り、
構築していったか、についても詳しくお話します。

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■講師 :   作曲家  中村 洋子  Yoko Nakamura

  東京芸術大学作曲科卒。作曲を故池内友次郎氏などに師事。
日本作曲家協議会・会員。ピアノ、チェロ、室内楽など作品多数。

      2003 ~ 05年:アリオン音楽財団 ≪東京の夏音楽祭≫で新作を発表。

      07年:自作品 「 Suite Nr.1 für Violoncello
         無伴奏チェロ組曲 第 1番 」 などをチェロの巨匠
         Wolfgang Boettcher ヴォルフガング・ベッチャー氏が演奏した
    CD 『 W.Boettcher Plays JAPAN
                         ヴォルフガング・ベッチャー日本を弾く 』 を発表。

      08年: CD 『 龍笛 & ピアノのためのデュオ 』
        CD 『 星の林に月の船 』 ( ソプラノとギター ) を発表。

      08~09年: 「 Open seminar on Bach Inventionen und Sinfonien
                  Analysis  インヴェンション・アナリーゼ講座 」
                    全 15回を、 KAWAI 表参道で開催。

      09年: 「 Suite Nr.1 für Violoncello 無伴奏チェロ組曲 第 1番 」の楽譜を、
    ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」  から出版。
  
   10~12年: 「 Open seminar on Bach Wohltemperirte Clavier Ⅰ
                  Analysis 平均律クラヴィーア曲集 第 1巻 アナリーゼ講座 」
                全 24回を、 KAWAI 表参道で開催。

      10年: CD 『 Suite Nr.3 & 2 für Violoncello
                  無伴奏チェロ組曲 第 3番、2番 』
                        Wolfgang Boettcher 演奏を発表 。
       「 Regenbogen-Cellotrios  虹のチェロ三重奏曲集 」の楽譜を、
             ドイツ・ドルトムントのハウケハック社
      Musikverlag Hauke Hack Dortmund から出版。

      11年: 「 10 Duette für 2 Violoncelli
                         チェロ二重奏のための 10の曲集 」の楽譜を、
    ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」 から出版。

      12年: 「 Zehn Phantasien für Celloquartett (Band 1,Nr.1-5)
   チェロ四重奏のための 10のファンタジー (第 1巻、1~5番)」の楽譜を、
      Musikverlag Hauke Hack  Dortmund 社から出版。

      13年: CD 『 Suite Nr.4 & 5 & 6 für Violoncello
                  無伴奏チェロ組曲 第 4、5、6番 』
                        Wolfgang Boettcher 演奏を発表 。
       「 Suite Nr.3 für Violoncello 無伴奏チェロ組曲 第 3番 」の楽譜を、
    ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」 から出版。

   14年:「 Suite Nr.2、4、5、6 für Violoncello
        無伴奏チェロ組曲 第 2、4、5、6番 」 の楽譜を、
     ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」 から出版。

       SACD 『 Suite Nr.1、2、3、4、5、6 für Violoncello
                            無伴奏チェロ組曲 第 1, 2, 3, 4, 5, 6番 』 を、
    「disk UNION 」社から、≪GOLDEN RULE≫ レーベルで発表。

            スイス、ドイツ、トルコ、フランス、チリ、イタリアの音楽祭で、
    自作品が演奏される。

     ★上記の 楽譜 & CDは、
「 カワイ・表参道 」 http://shop.kawai.co.jp/omotesando/ 
「アカデミア・ミュージック 」 
        https://www.academia-music.com/academia/s.php?mode=list&author=Nakamura,Y.&gname=%A5%C1%A5%A7%A5%ED
 https://www.academia-music.com/
                          販売中。

    ★私の作品の  SACD 「 無伴奏チェロ組曲 第 1 ~ 6番 」
   Wolfgang  Boettcher ヴォルフガング・ベッチャー演奏は、
  disk Union や全国のCDショップ、ネットショップで、購入できます。
http://blog-shinjuku-classic.diskunion.net/Entry/2208/

 


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■平均律2巻23番 Fugaは柔和な曲、しかし Fuga の超絶技巧を多用■

2015-02-14 23:39:19 | ■私のアナリーゼ講座■

■平均律2巻23番 Fugaは柔和な暖かい曲、しかし Fuga の超絶技巧を多用■
  ~平均律第2巻アナリーゼ講座・第23番H-Dur  Prelude & Fuga~
                   2015.2.14   中村洋子

 

 

あの素晴らしい「22番 b-Moll」を書き終えた後、

Bach はどのように、平均律第2巻の舵を、

取っていったのでしょうか?

次の「23番H-Dur」 Preludeは、それまでの重圧から解放され、

喜びで、爆発するような曲になっています。


★この Preludeの 「Manuscript Autograph facsimile 自筆譜 」 を、

見ますと、まるで、

Bach自身が、「アナリーゼ講座」を開いているかのように、

みえてきます。


巧妙かつ整然と配置された、各小節のレイアウトを、

一目見ただけで、「23番H-Dur」 がどのように構成されているか、

分かってしまうほどです


★現在の流通している「実用譜」を見ているだけでは、

決して気付かないことが、一瞬にして分かるように、

記譜されています。


★例えば、見開き2ページ(1ページ7段)の右ページ、

つまり、2ページ目の冒頭は、

23小節後半の「3拍目」からですが、

これは、2月11日 の 「 金沢 Invention・アナリーゼ講座」で、

勉強しました「 InventionNo.6」の自筆譜と、

全く、同じ発想で書かれています。


★「 Invention No.6」は、見開き2ページで、1ページが3段

(右ページのみ追加の1段あり)、というレイアウトです。

右ページ冒頭が、全体の中で占めている重要な役割を、

考えればいいのです。


この二曲を、比較して勉強することにより、

Bach がどう弾いて欲しかったか、

どう弾くべきかが、

一層よく分かると、思います。

 

 


今月は25日 (水) に、 KAWAI 名古屋で、

「 Concerto nach Italienischen Gusto イタリア協奏曲 」の、

アナリーゼ講座を開きます。

「Concerto nach Italienischen Gusto イタリア協奏曲」は、

Bach が、1735年に出版しています。

Bach が生前に出版した数少ない曲の一つですが、

見事に、「平均律第2巻23番」、「Invention 第6番」と、

酷似しています。


★この3曲のアナリーゼ講座を、2015年2月、

一挙に開催できるのも、

Bach先生の計らいではないか、とも思いたくもなります。

一ヶ所だけではなく、金沢、東京、名古屋へと、

遠路をものともせず、はるばる聴講にいらっしゃる、

熱心な方もいらっしゃいます。

より明確にそれを、実感していただけることでしょう。


★「23番 Prelude」は、Bach の若い頃や中期、後期の様式が、

すべて織り込まれている、いわば、Bach 芸術の集大成のような曲ですが、

それを感じさせず、軽やかで、心が躍るような楽しい曲です。

続く「23番 Fuga」 は、聴く人を、穏やかに包み込み、

心に、暖かい灯がともるような曲です。

 

 


★しかし、詳細に見てますと、

一見柔和に見えるこの曲で、

Bach は、 Fuga 技法の“ウルトラテクニック”を、

多発しています。


1小節目から提示される Subject 主題は、

6つの二分音符と、続く四分音符から構成されます。

その6つの二分音符は、≪ H-dis-gis-e-cis-ais ≫です。

なんと! H-Dur 音階の fis音 を除く6つの音なのです。

 


★それでは、たった一つ使われなかった音 ≪ fis ≫ は、

どこにあるのか?

そうです!5小節目から始まる Answer 応答の、

冒頭音として、待ち望まれた後に、出現します。

 



H-Dur Fuga の Subject 主題は、

跳躍進行で形成されていますが、実は、H-Dur の≪全音階≫ 

(全音階は順次進行、つまり、隣り合った2度音程で進行する)を、

志向していることが分かります。

「平均律第1巻24番 b-Moll Fuga」 が、≪半音階≫を、

志向していたことと、好対照です。

 

 


★「平均律第2巻23番Fuga」が、

どれだけ凄いウルトラテクニックで、作曲されているかは、

講座で、詳しくお話しますが、驚くべきことに、

そのテクニックの凄さを、全く感じさせないばかりか、

23番の  Prelude と Fuga を弾いていますと、

何か、一抹の寂しさすら、感じるのです。


★人類史上最大の仕事を成し遂げたBach の「安堵」。

そして、それを達成し得たことからくる、

一種の 「melancholy  メランコリー」かもしれません。


★私も  Wolfgang Boettcher ヴォルフガング・ベッチャー先生と、

私の 6 Suiten für Violoncello solo 「無伴奏チェロ組曲 全 6曲 」を、

録音し終えた時に感じた達成感、終わったことの寂しさ、

その両方を感じたことを、思い出しました。


★講座では、そのBach の肉声のような、ホッとした

ため息のような部分についても、

お話しする予定です。

 

 

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■中村洋子 バッハ 平均律クラヴィーア曲集 第 2 巻・アナリーゼ講座
第 20 回 第 23 番 H-Dur BWV892 Prelude & Fuga

~ 23 番 Prelude は、平均律 1 巻、2 巻を統合し、
          23 番 Fuga は大団円へと向かう ~
--------------------------------------------------------
■日 時 : 2015 年 2 月 17 日(火) 午前 10 時 ~ 12 時 30 分
■会 場 : カワイ表参道 2F コンサートサロン・パウゼ
■予 約 : Tell..03-3409-1958 

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★平均律第2巻23番 H-Dur は、晴れやかな開放感に満ちた曲です。
その前の22番 b-Moll が、悲嘆の海ような沈鬱な曲であったのと、好対照です。

23番は、「h」を開始音とする16分音符の H-Dur 上行全音階で幕を開けます。
抜ける青空のような、歓喜に満ちた Preludeは、
実は、イタリアの協奏曲でもあるのです。

★16番 Fuga の b2、17番 Fuga の b2、21番 Preludeの b2、
22番 Preludeの b2 と、各 b2で始まる下行全音階が連鎖が、
ここで打ち切られるのです。

★この2巻23番の上行音階は、実は、第1巻23番、24番の上行音階と、
強く関連付けられています。
1巻、2巻を総合しようとするBach の強い意志の表れです。

★23番 Fuga の Subject 主題は、6つの二分音符とそれに続く四分音符の
合計7つの音から成り立っています。
H-Dur の音階構成音が、たった一つ欠けただけで、あとはすべて揃っています。

★3度、4度そして6度音程の跳躍進行で、気が付けば H-Dur の音階を
構成しているという、深謀遠慮です。
こうして平均律第2巻は、大団円へと向かっていきます。

-------------------------------------------------------------------

 

 

■講師 :   作曲家  中村 洋子  Yoko Nakamura

  東京芸術大学作曲科卒。作曲を故池内友次郎氏などに師事。
日本作曲家協議会・会員。ピアノ、チェロ、室内楽など作品多数。

      2003 ~ 05年:アリオン音楽財団 ≪東京の夏音楽祭≫で新作を発表。

      07年:自作品 「 Suite Nr.1 für Violoncello
         無伴奏チェロ組曲 第 1番 」 などをチェロの巨匠
         Wolfgang Boettcher ヴォルフガング・ベッチャー氏が演奏した
    CD 『 W.Boettcher Plays JAPAN
                         ヴォルフガング・ベッチャー日本を弾く 』 を発表。

      08年: CD 『 龍笛 & ピアノのためのデュオ 』
        CD 『 星の林に月の船 』 ( ソプラノとギター ) を発表。

      08~09年: 「 Open seminar on Bach Inventionen und Sinfonien
                  Analysis  インヴェンション・アナリーゼ講座 」
                    全 15回を、 KAWAI 表参道で開催。

      09年: 「 Suite Nr.1 für Violoncello 無伴奏チェロ組曲 第 1番 」の楽譜を、
    ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」  から出版。
  
   10~12年: 「 Open seminar on Bach Wohltemperirte Clavier Ⅰ
                  Analysis 平均律クラヴィーア曲集 第 1巻 アナリーゼ講座 」
                全 24回を、 KAWAI 表参道で開催。

      10年: CD 『 Suite Nr.3 & 2 für Violoncello
                  無伴奏チェロ組曲 第 3番、2番 』
                        Wolfgang Boettcher 演奏を発表 。
       「 Regenbogen-Cellotrios  虹のチェロ三重奏曲集 」の楽譜を、
             ドイツ・ドルトムントのハウケハック社
      Musikverlag Hauke Hack Dortmund から出版。

      11年: 「 10 Duette für 2 Violoncelli
                         チェロ二重奏のための 10の曲集 」の楽譜を、
    ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」 から出版。

      12年: 「 Zehn Phantasien für Celloquartett (Band 1,Nr.1-5)
   チェロ四重奏のための 10のファンタジー (第 1巻、1~5番)」の楽譜を、
      Musikverlag Hauke Hack  Dortmund 社から出版。

      13年: CD 『 Suite Nr.4 & 5 & 6 für Violoncello
                  無伴奏チェロ組曲 第 4、5、6番 』
                        Wolfgang Boettcher 演奏を発表 。
       「 Suite Nr.3 für Violoncello 無伴奏チェロ組曲 第 3番 」の楽譜を、
    ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」 から出版。

   14年:「 Suite Nr.2、4、5、6 für Violoncello
        無伴奏チェロ組曲 第 2、4、5、6番 」 の楽譜を、
     ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」 から出版。

       SACD 『 Suite Nr.1、2、3、4、5、6 für Violoncello
                            無伴奏チェロ組曲 第 1, 2, 3, 4, 5, 6番 』 を、
    「disk UNION 」社から、≪GOLDEN RULE≫ レーベルで発表。

            スイス、ドイツ、トルコ、フランス、チリ、イタリアの音楽祭で、
    自作品が演奏される。

     ★上記の 楽譜 & CDは、
「 カワイ・表参道 」 http://shop.kawai.co.jp/omotesando/ 
「アカデミア・ミュージック 」 
        https://www.academia-music.com/academia/s.php?mode=list&author=Nakamura,Y.&gname=%A5%C1%A5%A7%A5%ED
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    ★私の作品の  SACD 「 無伴奏チェロ組曲 第 1 ~ 6番 」
   Wolfgang  Boettcher ヴォルフガング・ベッチャー演奏は、
  disk Union や全国のCDショップ、ネットショップで、購入できます。
http://blog-shinjuku-classic.diskunion.net/Entry/2208/

 



※copyright © Yoko Nakamura    
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■ Beethoven「エリーゼのために」に宿る InventionNo.7の4度音程 ■

2015-02-11 20:34:08 | ■私のアナリーゼ講座■

■ Beethoven「エリーゼのために」に宿る InventionNo.7の4度音程 ■

~第7回金沢 Invention・アナリーゼ講座のお知らせ~

             2015.2.11 中村洋子



★幸い、この冬一番の低気圧も去り、2月11日 ( 水・祝 ) の

「金沢 Invention・アナリーゼ講座」には、

熱心な皆さまに、遠くからもお集まり頂き、

私自身も納得のいく、いい講座となりました。

 

Invention No.6 が、なぜ Binary form (二部構成)なのか、

平均律第1巻、2巻と、どのように関連しているか、

「 A A B B 」の反復部分を、どのように弾いたらいいのか、

Bach はなぜ、反復したかったのか・・・についての私の考えを、

ピアノで実演することで、

皆さまに深く納得していただけました。

★Edwin Fischer が、 Invention No.6 の解説で、

この曲全体の曲想について、

『Pastorale = パストラル  -  Einfach= シンプルに,

fliessend=流れるように』と、書いた理由については、

平均律第1巻を読み尽くしていないと、

理解できないことも、ご説明いたしました。

それを、ピアノで弾いて実感していただきました。 

 

Sinfonia No.6 E-Dur の解説が終わった後、

私は思わず、 Sinfonia No.7 e-Moll もずっと弾いてしまいました。

それは、思わず引きたくなるのです。

その「思わず」は、必然的なのです。

Bach が、そのように作曲しているのです。

その張り巡らされた構想の深さに、改めて感動しました。

 

 

★次回の「金沢 Invention・アナリーゼ講座」は、

Invention & Sinfonia No.7 e-Moll です。

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■第7回 「Invention & Sinfonia 第7番」(全15回)

  ~「ベートーヴェン・エリーゼのために」に宿るバッハの作曲法~

■日  時 :  2015年 3月18日(水) 午前 10時 ~ 12時 30分

■会  場 :  カワイ金沢ショップ、南町5-9 
          ( 尾山神社前 南町バス停より徒歩3分 )

■予  約  :  Tel.076-262-8236 金沢ショップ

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★インヴェンション&シンフォニア各 15曲の、丁度真ん中の 7番 ホ短調は、
この曲集で追及されている 「 3度音程 」と 「 4度音程 」が主題として力強く、
むきだしに提示されています。

★特に「4度音程」は、調性を規定する際、根幹となる大切な音程です。
シューベルトの「冬の旅」や「平均律クラヴィーア曲集第2巻」の
「 フーガ 5番 ニ長調 」などを例に、その意味を詳しくご説明いたします。

★「 4度音程 」 の最も基本的な形は、「 アンナ・マグダレーナ・バッハのための
クラヴィーア小曲集」 のなかでも、散見されます。
家族や生徒たちに、いち早く身につけさせたいと、バッハが考えていたのです。

★演奏する際、「 4度音程 」 をどう表現するかについては、エドウィン・フィッシャー校訂版のフィンガリングを基に、お話いたします。これを理解いたしますと、本当の意味での ≪ バッハの豊かさ ≫ を、体験することができます。

★ベートーヴェンは、「Klavierstück a-Moll WoO 59 Für Elise エリーゼのために」を何度も推敲し、1810年ごろ現在の形となったようです。ここでも、この重要な「4度音程」が、曲の根幹として使われています。残されたベートーヴェン自筆のスケッチを基に、その推敲の過程でバッハの「インヴェンション7番」がどのような影響を与えたか、分かりやすくお話します。



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■講師 :   作曲家  中村 洋子  Yoko Nakamura

  東京芸術大学作曲科卒。作曲を故池内友次郎氏などに師事。
日本作曲家協議会・会員。ピアノ、チェロ、室内楽など作品多数。

     2003 ~ 05年:アリオン音楽財団 ≪東京の夏音楽祭≫で新作を発表。

     07年:自作品 「 Suite Nr.1 für Violoncello
         無伴奏チェロ組曲 第 1番 」 などをチェロの巨匠
         Wolfgang Boettcher ヴォルフガング・ベッチャー氏が演奏した
    CD 『 W.Boettcher Plays JAPAN
                         ヴォルフガング・ベッチャー日本を弾く 』 を発表。

     08年: CD 『 龍笛 & ピアノのためのデュオ 』
        CD 『 星の林に月の船 』 ( ソプラノとギター ) を発表。

     08~09年: 「 Open seminar on Bach Inventionen und Sinfonien
                  Analysis  インヴェンション・アナリーゼ講座 」
                    全 15回を、 KAWAI 表参道で開催。

     09年: 「 Suite Nr.1 für Violoncello 無伴奏チェロ組曲 第 1番 」の楽譜を、
    ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」  から出版。
  
   10~12年: 「 Open seminar on Bach Wohltemperirte Clavier Ⅰ
                  Analysis 平均律クラヴィーア曲集 第 1巻 アナリーゼ講座 」
                全 24回を、 KAWAI 表参道で開催。

     10年: CD 『 Suite Nr.3 & 2 für Violoncello
                  無伴奏チェロ組曲 第 3番、2番 』
                        Wolfgang Boettcher 演奏を発表 。
       「 Regenbogen-Cellotrios  虹のチェロ三重奏曲集 」の楽譜を、
             ドイツ・ドルトムントのハウケハック社
      Musikverlag Hauke Hack Dortmund から出版。

     11年: 「 10 Duette für 2 Violoncelli
                         チェロ二重奏のための 10の曲集 」の楽譜を、
    ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」 から出版。

     12年: 「 Zehn Phantasien für Celloquartett (Band 1,Nr.1-5)
   チェロ四重奏のための 10のファンタジー (第 1巻、1~5番)」の楽譜を、
      Musikverlag Hauke Hack  Dortmund 社から出版。

     13年: CD 『 Suite Nr.4 & 5 & 6 für Violoncello
                  無伴奏チェロ組曲 第 4、5、6番 』
                        Wolfgang Boettcher 演奏を発表 。
       「 Suite Nr.3 für Violoncello 無伴奏チェロ組曲 第 3番 」の楽譜を、
    ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」 から出版。

   14年:「 Suite Nr.2、4、5、6 für Violoncello
        無伴奏チェロ組曲 第 2、4、5、6番 」 の楽譜を、
    ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」 から出版。

      SACD 『 Suite Nr.1、2、3、4、5、6 für Violoncello
                            無伴奏チェロ組曲 第 1, 2, 3, 4, 5, 6番 』 を、
    「disk UNION 」社から、≪GOLDEN RULE≫ レーベルで発表。

           スイス、ドイツ、トルコ、フランス、チリ、イタリアの音楽祭で、
    自作品が演奏される。

    ★上記の 楽譜 & CDは、
「 カワイ・表参道 」 http://shop.kawai.co.jp/omotesando/ 
「アカデミア・ミュージック 」 
        https://www.academia-music.com/academia/s.php?mode=list&author=Nakamura,Y.&gname=%A5%C1%A5%A7%A5%ED
 https://www.academia-music.com/

販売中。

   ★私の作品の  SACD 「 無伴奏チェロ組曲 第 1 ~ 6番 」
   Wolfgang  Boettcher ヴォルフガング・ベッチャー演奏は、
  disk Union や全国のCDショップ、ネットショップで、購入できます。http://blog-shinjuku-classic.diskunion.net/Entry/2208/


 

※copyright © Yoko Nakamura    
             All Rights Reserved
▼▲▽△無断での転載、引用は固くお断りいたします▽△▼▲

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■Invention No.6は、デリケートで精緻な演奏法を学ぶための最高の教材■

2015-02-10 18:44:49 | ■私のアナリーゼ講座■

■Invention No.6は、デリケートで精緻な演奏法を学ぶための最高の教材■
~金沢 Invention ・アナリーゼ講座「Invention & Sinfonia 第6番」~

              2015.2.10   中村洋子

 

 

★明日は、 KAWAI 金沢での 「Inventionアナリーゼ講座」、

 第6回 「Invention & Sinfonia 第6番」です。

 Invention No.6 について、Edwin Fischer

エドウィン・フィッシャー
は、
次のように書いています。

このインヴェンションは、デリケートで精緻な演奏法を学ぶための最高の教材です。半音階的対位法や、29小節目からの秀逸な嬰ト短調のパッセージのもつ、デリケートな音楽性を正しく奏すると、指先から、このうえなく洗練された音楽的感性がにじみ出てくるに違いない。
   

★ InventionNo.6は、このFischerの解説に尽きると思われるほど、

素晴らしい曲です。

 

★InventionNo.6は、全36曲の Invention & Sinfonia 曲集のうち、

唯一のBinary form (二部形式)の曲です。


★1小節目から20小節目を≪A≫とし、

21小節目から最後の62小節目までを≪B≫としますと、

≪A A B B≫ という形で演奏します。

バロック時代の舞曲の構造です。


★Binary form ではない Sinfonia No.6 も、

実は舞曲と深い関係がありますので、講座でお話いたします。

しかし、Bach のこの曲をある舞曲に当てはめ、

「バロック時代の舞曲はこのように踊るのだから、こう弾くべきだ」と、

決めつけるべきではありません。


★ Invention & Sinfonia No.6は、いくつかの舞曲の性格を

宿しています。

しかし、Bach は、彼の作品で実際に踊ることは、

望んでいなかったでしょう。


★このBinary form (二部形式)は、平均律第2巻で、

多用しています。

この Invention No.6を勉強するには、逆に、

平均律の知識も欠かせない、ともいえます。

 

 


このInvention No.6を「どう弾くべきか、

どこに、頂点をもってくるべきか」についての、

素晴らしい解答が、平均律の第1巻のある曲に見出されます。

講座では、実際に、そこをピアノで演奏して、

「耳」と「和声理論」「感性」で、体験していただく予定です。

きっと、胸がキュンと締め付けられることでしょう。

 Inventionがこんなにも「凄い曲であった」と、

気付かれることでしょう。


★そのほか、 Invention No.6が後世に与えた影響として、

Mozart モーツァルト(1756~1791)の Sonata K545

について、Edwin Fischer の校訂版を基に、解説いたします。


★また、「Klavierbüchlein für Anna Magdalena Bach

アンナ・マグダレーナ・バッハのためのクラヴィア小曲集第2巻」

との関連についても、「Manuscript Autograph facsimile 自筆譜 」

を基に、お話します。


★盛りだくさんの内容ですが、すべて、ピアノで演奏しながら、

分かりやすくお話いたしますので、専門的知識がなくても、

納得していただけると思います。

祝日ですので、普段お出掛けになれない音楽愛好家の皆さまも、

どうぞ、ご参加ください。

 

 

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   中村洋子: Invention ・アナリーゼ講座

 


■日 時 :
2015 11日(水・祝 午前 1012 30

 

■会  場 :  カワイ金沢ショップ、南町5-9 
         ( 尾山神社前 南町バス停より徒歩3分 )

 

■予約 :    Tel.076-262-8236 金沢ショップ

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■ 講師 :   作曲家  中村 洋子  Yoko Nakamura

 

 東京芸術大学作曲科卒。作曲を故池内友次郎氏などに師事。
日本作曲家協議会・会員。ピアノ、チェロ、室内楽など作品多数。

 

    2003 ~ 05年:アリオン音楽財団 ≪東京の夏音楽祭≫で新作を発表。

 

    07年:自作品 「 Suite Nr.1 für Violoncello
         無伴奏チェロ組曲 第 1番 」 などをチェロの巨匠
         Wolfgang Boettcher ヴォルフガング・ベッチャー氏が演奏した
    CD 『 W.Boettcher Plays JAPAN
                         ヴォルフガング・ベッチャー日本を弾く 』 を発表。

 

    08年: CD 『 龍笛 & ピアノのためのデュオ 』
        CD 『 星の林に月の船 』 ( ソプラノとギター ) を発表。

 

    08~09年: 「 Open seminar on Bach Inventionen und Sinfonien
                  Analysis  インヴェンション・アナリーゼ講座 」
                    全 15回を、 KAWAI 表参道で開催。

 

    09年: 「 Suite Nr.1 für Violoncello 無伴奏チェロ組曲 第 1番 」の楽譜を、
    ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」  から出版。
  
   10~12年: 「 Open seminar on Bach Wohltemperirte Clavier Ⅰ

                  Analysis 平均律クラヴィーア曲集 第 1巻 アナリーゼ講座 」
                全 24回を、 KAWAI 表参道で開催。

 

    10年: CD 『 Suite Nr.3 & 2 für Violoncello
                  無伴奏チェロ組曲 第 3番、2番 』
                        Wolfgang Boettcher 演奏を発表 。
       「 Regenbogen-Cellotrios  虹のチェロ三重奏曲集 」の楽譜を、
             ドイツ・ドルトムントのハウケハック社
      Musikverlag Hauke Hack Dortmund から出版。

 

    11年: 「 10 Duette für 2 Violoncelli
                         チェロ二重奏のための 10の曲集 」の楽譜を、
    ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」 から出版。

 

    12年: 「 Zehn Phantasien für Celloquartett (Band 1,Nr.1-5)
   チェロ四重奏のための 10のファンタジー (第 1巻、1~5番)」の楽譜を、
      Musikverlag Hauke Hack  Dortmund 社から出版。

 

    13年: CD 『 Suite Nr.4 & 5 & 6 für Violoncello
                  無伴奏チェロ組曲 第 4、5、6番 』
                        Wolfgang Boettcher 演奏を発表 。
       「 Suite Nr.3 für Violoncello 無伴奏チェロ組曲 第 3番 」の楽譜を、
    ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」 から出版。

   14年:「 Suite Nr.2、4、5、6 für Violoncello
        無伴奏チェロ組曲 第 2、4、5、6番 」 の楽譜を、
    ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」 から出版。

 

     SACD 『 Suite Nr.1、2、3、4、5、6 für Violoncello
                            無伴奏チェロ組曲 第 1, 2, 3, 4, 5, 6番 』 を、
    「disk UNION 」から、≪GOLDEN RULE≫ レーベルで発表。

 

          スイス、ドイツ、トルコ、フランス、チリ、イタリアの音楽祭で、
    自作品が演奏される。

 

   ★上記の 楽譜 & CDは、
「 カワイ・表参道 」 http://shop.kawai.co.jp/omotesando/ 
「アカデミア・ミュージック 」 https://www.academia-music.com/ で
 販売中

 

  ★私の作品の  SACD 「 無伴奏チェロ組曲 第 1 ~ 6番 」
   Wolfgang  Boettcher ヴォルフガング・ベッチャー演奏は、
  disk Union や全国のCDショップ、ネットショップで、購入できます。http://blog-shinjuku-classic.diskunion.net/Entry/2208/

 

 

 

※copyright © Yoko Nakamura    
             All Rights Reserved
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■私の「Suite für Violoncello solo Nr.4」が、Berlinで premiere初演■

2015-02-09 23:52:31 | ■私の作品について■

■私の「Suite für Violoncello solo Nr.4」が、Berlinで premiere初演■
~ Wolfgang Boettcher先生 80歳のお誕生日、ますますお元気~

                   2015.2.9 中村洋子

 

 


★多忙で、ブログの更新が遅れました。

「節分」も過ぎ、言い古された表現ですが、

暦の上では春とはいえ、本当に寒い毎日です。


★1月24日、私の作品「Suite für Violoncello solo Nr.4

無伴奏チェロ組曲 第4番」が、 Wolfgang Boettcher

ヴォルフガング・ベッチャー先生により、Berlinで premiere

初演されました。


★「I am practising your 4.Suite under the X-mas-tree.

クリスマスツリーの下で練習している」と、先生がおっしゃった通り、

とても素晴らしい演奏だったそうです。

先生からは「It was much better than the CD recording」

という嬉しいお便りを、頂きました。

 

 


★「 Musikverlag  Ries & Erler  Berlin  リース&エアラー社 」で、

この「Suite für Violoncello solo Nr.4 無伴奏チェロ組曲 第4番」などの

編集者でcellistのThomas Schwalbe さんからもお手紙を、

頂きました。


★「最近聴いた演奏会の中で、ベッチャー先生のコンサートは、

ベストでした。

Berlinの中心から少し離れた、小さい会場でしたが、

お聴きにおいでになった方たちからは、

熱いほどの感動が、伝わってきました。

先生は、もうすぐ80歳になられるのに、

演奏は精緻、技巧的に難しいところも難なく弾き、

そして、エレガントでした。

この曲の楽譜が欲しい、という方もいらっしゃいました。」


★1月末は、 Wolfgang Boettcher ヴォルフガング・ベッチャー先生の

80歳の誕生日でした。

ドイツの誕生パーティーは、日本と違って、とても盛大に祝うようです。

特に、今年は80歳ということで、先生は、

郊外に行き、そこでパーティーを開かれたそうです。

お手紙には、

「私の子供、孫、従弟たちが、はるばるボストンやアムステルダム、

バーゼル、マンハイム、ハイデルベルグ、パリなどから

全部で40人も集まりました。

私のために、fantastic festival を二日にわたって開いてくれました。

さらに、Berlin Philh.ベルリンフィルにいる6人のお弟子さんたちも、

会いに来てくれました。

あなたの≪Suite für Violoncello solo Nr.4 ≫への

good echo もありました。」と、書かれていました。


★また、昨8日のメールでは、

「Yesterday some of my former students came to my house to celebrate old Boettcher, 4 members of Berlin Phil.played so beautifull for me, overwhelming!  昨日、老ベッチャーを祝うため、
我が家に来てくれた
4人のベルリンフィルメンバーが、
美しい演奏をしてくれました。overwhelming! でした」
と、ありました。

 

 


Wolfgang Boettcher ヴォルフガング・ベッチャー先生は、

絶えず「Üben und Üben 練習 また 練習」と、

おっしゃいます。


★どんな才能のある人でも、段々に萎んでいき、

昔日の面影はいずこ・・・を、日本でよく見かけるのですが、

先生は、毎日絶えず練習し、勉強し、努力されています。

それは、芸術家にとって、最も必要で基本的な「才能」でしょう。

それを維持されていることに、感嘆いたします。


私の「 無伴奏チェロ組曲 No.2,No.4, No,5, No,6」の楽譜は、

「アカデミア・ミュージック 」 https://www.academia-music.com/ 

https://www.academia-music.com/academia/s.php?mode=list&author=Nakamura,Y.&gname=%A5%C1%A5%A7%A5%ED  で、入手できます。

是非、SACDで Wolfgang Boettcher 先生の

「名演」をお聴きになりながら、「楽譜」をご覧ください。

 

★Boettcher 先生は、この「楽譜」に、

ボーイングやフィンガリングなど、演奏するうえで必要な、

技術的な手助け、ヒント、注意などを細大漏らさず、

丹念に、書き込んでくださいました。

 

通常、どんな演奏家でも、曲をどのように弾いているか、

 その細部など、テクニックに関することは、

明らかにしたがらないものです。

しかし今回、先生は包み隠さず、惜しげなく、

すべてを、譜面に書き込まれました。

 その意味で、この楽譜は先生の「芸術作品」ともいえます。

 

★この楽譜には、≪ Spieltechn. (演奏テクニック)

Einrichtung(bowing&fingering etc)

: Wolfgang Boettcher ≫ と、記されています。

 

 http://blog-shinjuku-classic.diskunion.net/Entry/2208/

 


※copyright © Yoko Nakamura    
             All Rights Reserved
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