★第1巻 2番 ハ短調 前奏曲とフーガ
●暗譜の方法 そのⅡ: 2番を例として、日々の具体的な実践法
講師:中村 洋子
日時:2010年2月18日(木)午前10時~12時半
会場:カワイ表参道 2F コンサートサロン「パウゼ」
会費:3000 円 (要予約)
参加ご予約・お問い合わせは カワイミュージックスクール表参道
Tel.03-3409-1958 omotesando@kawai.co.jp
★平均律クラヴィーア曲集第1巻は、
インヴェンションがそうであったように、第 1番を基に、
2番、 3番へと豊かに、発展させています。
2番のフーガのテーマは、インヴェンション 2番と、
相似性をもち、深い関係にあります。
また、インヴェンション 15番のテーマの冒頭部分とも、
同じ形をしています。
なぜ、この特徴的な音形がテーマとして、たびたび使われているか・・・?
それをご説明し、それにより、より弾きやすい演奏へと導きます。
★インヴェンション講座で好評でした「暗譜の方法 Ⅰ」の
復習をしたうえで、さらに、
曲全体の流れを、鮮明に記憶に留める方法を、
この 2番を例として、具体的にお話いたします。
★2番のフーガは 3声で、難易度はシンフォニアと、相違ありません。
テーマの相似性にみられるように、平均律は、
インヴェンションと、並行して学ぶこともできます。
「フリーデマンバッハのためのクラヴィーア小曲集」には、
この 2番前奏曲の後半の「プレスト」の前までを、
一曲として収録し、以下の「プレスト」、「アダジオ」、
「アレグロ」の部分は、省略しています。
★バッハが、幼い息子の練習曲として 2番の前奏曲の一部を、
このような形でつかっていたのですから、当然、
現代でも「プレスト」までを、まずは練習してみることも可能です。
平均律の、バッハの素晴らしい世界を、お子さまや、
音楽愛好家の皆さまに、一刻も早く、
そのような形でも、弾いて味わっていただきたいと、思います。
■講師:作曲家 中村 洋子
東京芸術大学作曲科卒。作曲を故池内友次郎氏などに師事。日本作曲家協議会、日本音楽著作権協会(JASRAC)の各会員。ピアノ、チェロ、ギター、声楽、雅楽、室内楽などの作品を発表。2003 年~05 年、アリオン音楽財団《東京の夏音楽祭》で、新作を発表。自作品「無伴奏チェロ組曲1番」などをチェロの巨匠W.ベッチャー氏が演奏したCD『W.ベッチャー 日本を弾く』を07 年、発表する。08年9月、CD「龍笛&ピアノのためのデュオ」とソプラノとギターの「星の林に月の船」を発表。09年10月、「無伴奏チェロ組曲第2番」が、W.ベッチャー氏によりドイツ・マンハイムで初演される。
*中村洋子プログ:「音楽の大福帳」 http;// blog.goo.ne.jp/nybach-yoko
・第3回 3月30日(火)3番 嬰ハ長調の前奏曲とフーガ
+ Chopin「雨だれ」との関係
・第4回 4月28日(水)4番 嬰ハ短調の前奏曲とフーガ
+ Beethoven「月光」との関係
●お申込は、カワイ表参道 03(3409)1958
(白梅)
▼▲▽△無断での転載、引用は固くお断りいたします▽△▼▲