音楽の大福帳

Yoko Nakamura, 作曲家・中村洋子から、音楽を愛する皆さまへ

■Ravel の Sonatine には、平均律 1巻 23番 Prelude が色濃く反映■

2014-09-27 16:11:16 | ■私のアナリーゼ講座■

■Ravel の Sonatine には、平均律 1巻 23番 Prelude が色濃く反映■
 Chopin が見た「平均律・アナリーゼ講座」
第23回 平均律 第 1巻 第 23番 H-Dur ロ長調  Prelude & Fuga
           2014.9.27           中村洋子

 

 


★平均律クラヴィーア曲集 「 第 1巻 23番 Prelude 」 は、

葬列を想起させる 「 22番 Prelude 」 と、

ゴルゴダの刑場に向かうような、重い足取りの 「 24番 Prelude 」 に、

挟まれています。


★「 23番 Prelude  」 の冒頭  bass バス声部は、

≪ h音 ≫ が、 2小節伸ばされています。

つまり、オルガンポイントである、この H-Dur の主音 ≪ h音 ≫ が、

上声の H-Dur 音階を、盤石のように、支えています。

その上に、16分音符の Motiv が、ソプラノで、

小鳥がさえずるように、歌い、

音階を、清らかに装飾していきます。


★その 16分音符の最初の 4音が、

Fugaの 第 1小節で、 8分音符に拡大され、

Subject の冒頭音として、再登場するのです。

 

 


「 平均律 第 1巻 23番 Prelude 」 の冒頭 2小節は、

H-Dur の主音から始まる 「 上行音階 」 に、

要約することができます


★一方、「 平均律 2巻 23番 Prelude 」 の冒頭 1小節目の上声は、

h音から始まる 16分音符の、H-Dur 「 上行音階 」 で、これは

「  平均律 第 1巻 23番 Prelude 」 と、見事に呼応しています。

 

★「 平均律 2巻 23番の音階 」 に至るまでの、

目くるめくような音階の誕生、流転、変遷を、

逆に、辿って見ますと、

平均律 2巻 23番の ≪ むき出しの H-Dur 音階 ≫ が、

平均律 2巻 1番 に足跡を残し、そしてさらに、

この 1巻 23番 にまでたどり着く、とも言えるのです。


★これは、平均律 1巻、2巻 による  Prelude & Fuga

全 48曲から成る ≪ 大伽藍 ≫ 構造の一端を、

垣間見ることに、ほかなりません。

 

 


H-Dur ( ロ長調 )は、♯ を 5つ持つ、

当時としては、斬新な調性です。

手の位置も、黒鍵を多く弾くため、鍵盤の奥に指を置き、

腕も少し伸ばし気味となるため、23番のもつ 「 軽やかさ 」 は、

この  ≪ H-Dur ≫  という調性と、無縁ではありません。


★ しかし、 23番は決して、明るく軽やかなだけではありません。

 Prelude 3小節目後半から  4小節目にかけて、

アルト声部として現れる 「 半音階進行 」 は、

前後の 22、 24番と、とても深いところで呼応しているのです。

 

 


Maurice Ravel (1875~1937) の Sonatine (1905年出版) は、

Durand社に、 Ravel との独占契約を決意させた曲です。

Sonatine には、23番 Prelude が色濃く反映されており、

Durand社は慧眼にも、それを見抜いたのです。


Sonatineの 第 1楽章は、♯ が 3つの  fis-Moll  で、

冒頭 3小節は、 Bach 23番 Prelude の冒頭 2小節と

同じ Motiv が、浮上します。

この相似点をどう理解し、演奏に活かしたらいいのか、

講座で、分かりやすくお話します。

 

 

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■日時:2014.11. 9 ( 日 ) 14時~16時30分 

■会場:KAWAIミュージックスクールみなとみらい
 横浜市西区みなとみらい4-7-1 M.M.MID.SQUARE 3F
 ( みなとみらい駅『出口1番』出て目の前の高層ビル3F )

■ 予約: カワイミュージックスクール横浜
      
Tel. 045 - 261 - 7323

----------------------------------------------------------------

■ 講師 :   作曲家  中村 洋子  Yoko Nakamura

東京芸術大学作曲科卒。作曲を故池内友次郎氏などに師事。
日本作曲家協議会・会員。ピアノ、チェロ、室内楽など作品多数。

 

   2003 ~ 05年:アリオン音楽財団 ≪東京の夏音楽祭≫で新作を発表。

 

   07年:自作品 「 Suite Nr.1 für Violoncello
         無伴奏チェロ組曲 第 1番 」 などをチェロの巨匠
         Wolfgang Boettcher ヴォルフガング・ベッチャー氏が演奏した
    CD 『 W.Boettcher Plays JAPAN
                         ヴォルフガング・ベッチャー日本を弾く 』 を発表。

 

   08年: CD 『 龍笛 & ピアノのためのデュオ 』
       CD 『 星の林に月の船 』 ( ソプラノとギター ) を発表。

 

   08~09年: 「 Open seminar on Bach Inventionen und Sinfonien
                  Analysis  インヴェンション・アナリーゼ講座 」
                    全 15回を、 KAWAI 表参道で開催。

 

   09年: 「 Suite Nr.1 für Violoncello 無伴奏チェロ組曲 第 1番 」 を、
    ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」 から出版。
          「 Suite Nr.3 für Violoncello 無伴奏チェロ組曲第 3番 」が、
           W.Boettcher 氏により、Mannheim ドイツ・マンハイム で、
           初演される。

 

   10~12年: 「 Open seminar on Bach Wohltemperirte Clavier Ⅰ
                  Analysis 平均律クラヴィーア曲集 第 1巻 アナリーゼ講座 」
                全 24回を、 KAWAI 表参道で開催。

 

   10年: CD 『 Suite Nr.3 & 2 für Violoncello
                  無伴奏チェロ組曲 第 3番、2番 』
                        Wolfgang Boettcher 演奏を発表 。
       「 Regenbogen-Cellotrios  虹のチェロ三重奏曲集 」 を、
             ドイツ・ドルトムントのハウケハック社
      Musikverlag Hauke Hack Dortmund から出版。

 

   11年: 「 10 Duette für 2 Violoncelli
                         チェロ二重奏のための 10の曲集 」 を、
    ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」 から出版。

 

   12年: 「 Zehn Phantasien für Celloquartett (Band 1,Nr.1-5)
    チェロ四重奏のための 10のファンタジー (第 1巻、1~5番)」を、
      Musikverlag Hauke Hack  Dortmund 社から出版。

 

   13年: CD 『 Suite Nr.4 & 5 & 6 für Violoncello
                  無伴奏チェロ組曲 第 4、5、6番 』
                        Wolfgang Boettcher 演奏を発表 。
           「 Suite Nr.3 für Violoncello 無伴奏チェロ組曲 第 3番 」 を、
    ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」 から出版。

 

         スイス、ドイツ、トルコ、フランス、チリ、イタリアの音楽祭で、
    自作品が演奏される。

 

 

 

 ★上記の 楽譜 & CDは、
カワイ・表参道http://shop.kawai.co.jp/omotesando/ 
アカデミア・ミュージックhttps://www.academia-music.com/   で
販売中

 

 ★私の作品の CD 「 無伴奏チェロ組曲 第 1 ~ 6番 」
   Wolfgang  Boettcher ヴォルフガング・ベッチャー演奏は、
  disk Union クラシック館で、購入できます。

 

 

 

 

 

※copyright © Yoko Nakamura    
             All Rights Reserved
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■ インヴェンション 2番は、「 二声 」の曲にあらず ■

2014-09-23 21:42:27 | ■私のアナリーゼ講座■

■ インヴェンション 2番は、「 二声 」の曲にあらず ■
   金沢第2回「インヴェンション・アナリーゼ講座」
      第 2番 Inventio & Sinfonia c-Moll
           2014.9.23  中村洋子 

 


★9月17日に、KAWAI 金沢で、

第 1回 「Bach インヴェンション・アナリーゼ講座」を、

開催いたしました。

東京や神戸からも、熱心にはるばるご参加くださいました。

インヴェンション・アナリーゼ講座は、東京、横浜、名古屋と、

開催して参りましたが、回を重ねるたびに、

インヴェンションの凄さ、深さに圧倒され、

ますます、この曲集に魅了されていきます。

講座の内容もさらに、充実してきています


★私は、同じ曲でも、各回異なったお話ができますよう、

努めていますが、今回は、全 15回を通して、

Bach が自分の音楽の基本とした ≪ 四声体 ≫ から、

 Inventio & Sinfonia を、とらえ直すという試みを、

実践していく方針です。


★Bach が Inventio 1番を作曲した際、

どのような ≪ 四声体 ≫ を頭に描き、

設計していったであろうか・・・を考え抜き、 私なりに、

Inventio Nr.1 に、和声付けをして “ 作曲 ” 、

お聴きいだだきました。

 

 


★「 子どもへの導入曲 」 と捉えられがちな Inventio ですが、

 ≪ 四声体  Inventio  Nr.1 ≫ は、

暗闇から、朝日が顔をもたげ、

七色の曙光に、地上が包み込まれる瞬間、

々しいばかりの光、

豊饒な音楽の渦に、包みこまれるような体験を、

味わっていただきました。


★作曲しました私自身が、最も、その豊かさに驚きました。

次回 第 2番「 c-Moll  Inventio & Sinfonia 」の講座を、

一番楽しみにしているのは、私かもしれません。


★「インヴェンション 2番 (全 27小節) c-Moll 」 は、

バッハ自筆譜によりますと、

下声は、最後の 5小節半を除き、

「 バス記号 」 (ヘ音記号)ではなく、

「 アルト記号 」 で、書かれています。


この下声の 「 アルト記号 」 の部分を、

「 アルト または テノール声部 」 と、とらえますと、

最後の 「 バス記号 」 部分(ほぼコーダに一致)の、

力強い音色とは、

自ずと、音色が異なってきます。

 

 


★この「 二声のインヴェンション 」を、

単純に「 二声 」と、とらえず、

「 ソプラノ声部 」 、「 アルトまたはテノール声部 」 、

「 バス声部 」 の 「 三声 」 または、

アルト と テノール声部を分割して

「 四声 」 の曲として、演奏すると、

さらに、豊かな音楽となります。


★インヴェンション 2番と、シンフォニア 2番との関係も、

分かりやすくご説明します。


さらに、多声部を暗譜する際、漫然と指に覚えこませるのではなく、

確実に記憶として定着する 「 暗譜の方法 」 を、

詳しくお話しします。

それは、声部の分類を正確にすることが

前提となるのです。

 

 

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■日  時 : 2014年 10月15日(水)午前 10時 ~ 12時 30分
■会  場 : カワイ金沢ショップ、南町5-9 
        ( 尾山神社前 南町バス停より徒歩3分 )
■予約  :     Tel.076-262-8236 金沢ショップ
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■ 講師 :   作曲家  中村 洋子  Yoko Nakamura

東京芸術大学作曲科卒。作曲を故池内友次郎氏などに師事。
日本作曲家協議会・会員。ピアノ、チェロ、室内楽など作品多数。

   2003 ~ 05年:アリオン音楽財団 ≪東京の夏音楽祭≫で新作を発表。

   07年:自作品 「 Suite Nr.1 für Violoncello
         無伴奏チェロ組曲 第 1番 」 などをチェロの巨匠
         Wolfgang Boettcher ヴォルフガング・ベッチャー氏が演奏した
    CD 『 W.Boettcher Plays JAPAN
                         ヴォルフガング・ベッチャー日本を弾く 』 を発表。

   08年: CD 『 龍笛 & ピアノのためのデュオ 』
       CD 『 星の林に月の船 』 ( ソプラノとギター ) を発表。

   08~09年: 「 Open seminar on Bach Inventionen und Sinfonien
                  Analysis  インヴェンション・アナリーゼ講座 」
                    全 15回を、 KAWAI 表参道で開催。

   09年: 「 Suite Nr.1 für Violoncello 無伴奏チェロ組曲 第 1番 」 を、
    ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」 から出版。
          「 Suite Nr.3 für Violoncello 無伴奏チェロ組曲第 3番 」が、
           W.Boettcher 氏により、Mannheim ドイツ・マンハイム で、
           初演される。

   10~12年: 「 Open seminar on Bach Wohltemperirte Clavier Ⅰ
                  Analysis 平均律クラヴィーア曲集 第 1巻 アナリーゼ講座 」
                全 24回を、 KAWAI 表参道で開催。

   10年: CD 『 Suite Nr.3 & 2 für Violoncello
                  無伴奏チェロ組曲 第 3番、2番 』
                        Wolfgang Boettcher 演奏を発表 。
       「 Regenbogen-Cellotrios  虹のチェロ三重奏曲集 」 を、
             ドイツ・ドルトムントのハウケハック社
      Musikverlag Hauke Hack Dortmund から出版。

   11年: 「 10 Duette für 2 Violoncelli
                         チェロ二重奏のための 10の曲集 」 を、
    ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」 から出版。

   12年: 「 Zehn Phantasien für Celloquartett (Band 1,Nr.1-5)
    チェロ四重奏のための 10のファンタジー (第 1巻、1~5番)」を、
      Musikverlag Hauke Hack  Dortmund 社から出版。

   13年: CD 『 Suite Nr.4 & 5 & 6 für Violoncello
                  無伴奏チェロ組曲 第 4、5、6番 』
                        Wolfgang Boettcher 演奏を発表 。
           「 Suite Nr.3 für Violoncello 無伴奏チェロ組曲 第 3番 」 を、
    ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」 から出版。

         スイス、ドイツ、トルコ、フランス、チリ、イタリアの音楽祭で、
    自作品が演奏される。

 

 ★上記の 楽譜 & CDは、
「 カワイ・表参道 」 http://shop.kawai.co.jp/omotesando/ 
「アカデミア・ミュージック 」 https://www.academia-music.com/   で
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   Wolfgang  Boettcher ヴォルフガング・ベッチャー演奏は、
  disk Union クラシック館で、購入できます。



■今後のスケジュール

第2回 2014年11/19 (水)   Inventio & Sinfonia    第3番     

第3回  2014年12/24 (水)  Inventio & Sinfonia     第4番

                    各回とも、10:00-12:30 

 

 

 


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■Chopinは、 Bachの5度音程から何を学び、マズルカを創ったか?■

2014-09-18 19:26:00 | ■私のアナリーゼ講座■

Chopin は、Bach の5度音程から何を学び、マズルカを創ったか?■

   Chopin が見た 平均律クラヴィーア曲集・アナリーゼ講座
         第 22回  平均律 第 1巻 「  22番 b-Moll 変ロ短調 」

                                         2014.9.18 中村洋子

 

 

 

★ 平均律クラヴィーア曲集第 1巻 22番 Prelude の、

冒頭 2小節は、葬列の行進を思い起こすような 

“ 重い足取り ”です。

   8分音符の b音( 変ロ音 )の repeated notes をバスに、

ソプラノが b1( 1点変ロ音 )から綿々と、

 悲しみに満ちた旋律を、歌い上げます。

 

その核となる音程は、 b1 → f2 ( 2点へ音 )の、

上行する ≪ 完全 5度 ≫ です。

 Frederic  Chopin ショパン(1810~1849)は、

この 5度音程から何を吸収し、そして、

彼特有の旋律を、 創り上げたのでしょうか?

 

★ Bach を深く勉強しなければ Chopin の本当の演奏、

Chopin が意図したとおりの演奏は、

できないでしょう。

今回は、Op.7 ( 1830 / 31 )、Op.17( 1832 / 33 ) 、

Op.33( 1837 / 38 ) の、マズルカのいくつかを例に、

Chopin の源泉を、ご説明します。

 

 

★ Bach のメヌエットが、ドイツ民俗音楽でないのと同様に、

Chopin のマズルカも、

ポーランドの民俗音楽ではないのです。

 


Bach のフーガのテーマは、b1 →  f1 から始まります。

 Prelude の b1 →  f2 の ≪ 転回音程 ≫ です。

  悲嘆に満ちたプレリュードの表現が、さらに深まり、

峻厳な様相を、帯びます。

 

Bach が構築しようとした世界を、Bach の自筆譜から、

 分かりやすく、お話いたします。

    --------------------------------------------------

■ 日時:2014 921日 (日) 午後200分 ~ 430

■ 会場:KAWAIミュージックスクールみなとみらい
   横浜市西区みなとみらい4-7-1 M.M.MID.SQUARE 3F
  ( みなとみらい駅『出口1番』出て目の前の高層ビル3F )

■ 予約: カワイミュージックスクール横浜
      
Tel. 045 - 261 - 7323

   ---------------------------------------------------

 

 

■ 講師 :   作曲家  中村 洋子  Yoko Nakamura

東京芸術大学作曲科卒。作曲を故池内友次郎氏などに師事。
日本作曲家協議会・会員。ピアノ、チェロ、室内楽など作品多数。

   2003 ~ 05年:アリオン音楽財団 ≪東京の夏音楽祭≫で新作を発表。

   07年:自作品 「 Suite Nr.1 für Violoncello
         無伴奏チェロ組曲 第 1番 」 などをチェロの巨匠
         Wolfgang Boettcher ヴォルフガング・ベッチャー氏が演奏した
    CD 『 W.Boettcher Plays JAPAN
                         ヴォルフガング・ベッチャー日本を弾く 』 を発表。

   08年: CD 『 龍笛 & ピアノのためのデュオ 』
       CD 『 星の林に月の船 』 ( ソプラノとギター ) を発表。

   08~09年: 「 Open seminar on Bach Inventionen und Sinfonien
                  Analysis  インヴェンション・アナリーゼ講座 」
                    全 15回を、 KAWAI 表参道で開催。

   09年: 「 Suite Nr.1 für Violoncello 無伴奏チェロ組曲 第 1番 」 を、
    ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」 から出版。
          「 Suite Nr.3 für Violoncello 無伴奏チェロ組曲第 3番 」が、
           W.Boettcher 氏により、Mannheim ドイツ・マンハイム で、
           初演される。

   10~12年: 「 Open seminar on Bach Wohltemperirte Clavier Ⅰ
                  Analysis 平均律クラヴィーア曲集 第 1巻 アナリーゼ講座 」
                全 24回を、 KAWAI 表参道で開催。

   10年: CD 『 Suite Nr.3 & 2 für Violoncello
                  無伴奏チェロ組曲 第 3番、2番 』
                        Wolfgang Boettcher 演奏を発表 。
       「 Regenbogen-Cellotrios  虹のチェロ三重奏曲集 」 を、
             ドイツ・ドルトムントのハウケハック社
      Musikverlag Hauke Hack Dortmund から出版。

   11年: 「 10 Duette für 2 Violoncelli
                         チェロ二重奏のための 10の曲集 」 を、
    ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」 から出版。

   12年: 「 Zehn Phantasien für Celloquartett (Band 1,Nr.1-5)
    チェロ四重奏のための 10のファンタジー (第 1巻、1~5番)」を、
      Musikverlag Hauke Hack  Dortmund 社から出版。

   13年: CD 『 Suite Nr.4 & 5 & 6 für Violoncello
                  無伴奏チェロ組曲 第 4、5、6番 』
                        Wolfgang Boettcher 演奏を発表 。
           「 Suite Nr.3 für Violoncello 無伴奏チェロ組曲 第 3番 」 を、
    ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」 から出版。

         スイス、ドイツ、トルコ、フランス、チリ、イタリアの音楽祭で、
    自作品が演奏される。

 

 ★上記の 楽譜 & CDは、
「 カワイ・表参道 」 http://shop.kawai.co.jp/omotesando/ 
「アカデミア・ミュージック 」 https://www.academia-music.com/   で
販売中

 ★私の作品の CD 「 無伴奏チェロ組曲 第 1 ~ 6番 」
   Wolfgang  Boettcher ヴォルフガング・ベッチャー演奏は、
  disk Union クラシック館で、購入できます。

 

 

 

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■ Bach Sinfonia Nr.1には、 Fuga 様式の全要素が、含まれている ■

2014-09-15 20:01:43 | ■私のアナリーゼ講座■

■ Bach Sinfonia Nr.1には、  Fuga 様式の全要素が、含まれている ■           ~ 第 1回 Inventio 講座、楽譜は何を選ぶべきか ~
           2014.9.15   中村洋子

 

 


Bach  Sinfonia Nr.1 シンフォニア 1番の楽譜は、一見、

たくさんの音階が、よどみなく、サラサラと流れているように、

見えます。

事実、そのように、表面を小奇麗に整えた、滑らかな演奏も、

多いようです。


ところが、この短いわずか 21小節の中に、

 「 Fuga  フーガ 」 様式のすべての要素が、含まれているのです。

驚くべきことです。


★しかしながら、それが分かるためには、

「 Wohltemperirte Clavier Ⅰ  平均律クラヴィーア曲集 第 1巻 」 、

「 Wohltemperirte Clavier Ⅱ 平均律クラヴィーア曲集 第 2巻 」 を、

徹底的に、読み込む必要があります。

そうでなければ、気がつかず、見過ごしてしまいます。


★ Sinfonia Nr.1 シンフォニア 1番 C-Dur のもつ力は、

それだけ強く、巻頭にふさわしい曲です。

野に咲く可憐なお花の下には、いかにその根が土壌に張り巡らされ、

その結果として、揺るがずに立っているか。

それを理解いたしませんと、その花の 「 真実 」 の姿は描けない、

ということと、同じでしょう。


★Bach は、そこまで要求しているのであると、思います。

≪ 「 Fuga  フーガ 」 様式のすべての要素が、含まれている ≫

につきましては、17日の KAWAI 金沢・アナリーゼ講座で、

詳しくお話いたしますが、それでは、一体、

どの楽譜を、使ったら良いのでしょうか。

それも、皆さまの大きな関心事であると、思います。

 

 


Bach の 「Manuscript Autograph facsimile 自筆譜 」 は、

以前、Edition Peters ペータース社と、

Dover Publications ドーヴァー社から、

刊行されていましたが、いまでは、入手困難です。


★Bach の 「Manuscript Autograph facsimile 自筆譜 」 を、

公開しているインターネット上のサイトを、探し出し、

是非、ご覧下さい。

まずは、これが第一歩です。


校訂版としては、疑うことなく、Edwin Fischer

エドウィン・フィッシャー校訂版 ≪ Edition Wilhelm Hansen  ≫ です。

こちらは、何とか、現在でも入手可能です。


★Bach の 「Manuscript Autograph facsimile 自筆譜 」 を研究し、

 Edwin Fischer の校訂版を読み込みますと、ほぼ間違いなく、

真の Bach の姿に、到達します。


★Edwin Fischer 版の残念なところは、

その成立年代が1954、55年と、古いため、

当時は、それが正しいと思われていた 「 装飾音 」 等の誤りが、

見受けられることです。


★それを確認するためには、やはり、最新の、新 Bach 全集

Urtext der Neuen Bach-Ausgabe による Bärenreiter

ベーレンライター社の楽譜を参照する必要があります。


★しかし、この Bärenreiter ですら、

編集者の恣意的な改竄が、多く見られますので、

油断は禁物です。

あくまでも、何度も何度も Bach の

「Manuscript Autograph facsimile 自筆譜 」 に、

戻ることです。

 

 


★同時に、「 Inventionen und Sinfonien 

インヴェンションとシンフォニア 」 の初稿が収められている、

「 Klavierbüchlein für Wilhelm Friedemann Bach

ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハのためのクラヴィーア小曲集 」 も、

必ず、目を通してください。


★私は、海外の歴史ある出版社のものは多く取り揃え、

勉強していますが、上記の楽譜で、十分であるといえます。

しかし、日本の楽譜は、最新刊でも残念ながら、

孫引き、ひ孫引きの、パッチワークですので、

お薦めできないのが、現状です。


ついでですが、 Bach  バッハ  の偉大な作品の演奏を、

CD で聴く場合、まず、何を揃えるべきか・・・。

・「Suiten für Violoncello solo 無伴奏チェロ組曲 」 は、

 Pablo Casals パブロ・カザルス(1876~1973) 。

・「 Wohltemperirte Clavier 平均律クラヴィーア曲集 」 は、

 Edwin Fischer エドウィン・フィッシャー (1886 ~ 1960) 。

・「 Drei Sonaten und drei Partita für Violine solo 」 は、

 Joseph Szigeti ヨーゼフ・シゲティ (1892年-1973)です。


この三人の maestro マエストロ が、

それぞれの全曲録音を、初めてした演奏家であるのも、

偶然ではありません。

パイオニアであったのです。

血の滲むような勉強と、努力なくして、

初めての全曲録音は、不可能でしょう。

 

 


Szigeti シゲティ は、次のように書いているそうです。

≪若い頃 (1910年頃)、 Bach の C-Dur と G-Moll Sonata の、

公開演奏を、一度も聴いたことがなかった。

当時は、ほとんど一つの楽章が演奏されただけで、

しかも、それは、物凄いスピードで弾くという、

テクニックを誇示するための曲として、弾かれた。

Bach の音楽への理解を、完全に欠如していた。

1932年まで、4楽章の Sonata の全曲録音はなかった。

私が録音した C-Dur と G-Moll が、初めてであった≫


★Casals や Fischer の場合も同様です。

この三人の偉大な音楽家の演奏は、Bach の音楽と同じで、

汲めども尽きぬ泉のように、

不滅の価値がある、芸術作品です。


いまの日本は、若い音楽愛好家や音楽を学ぶ人たちの、

目と耳から、彼らの演奏を隠しているような状況です。

その結果、本物の芸術に触れる機会を奪い、

まがい物の、「クラシック音楽もどき」がはびこる原因、

でもあるといえます。


★ 「 Inventionen und Sinfonien  インヴェンションとシンフォニア 」 は、

決して、小手先で弾ける音楽ではありませんが、

真摯に取り組み、勉強いたしますと、 「 西洋クラシック音楽 」 の、

豊饒な大宇宙へいざない、その扉を開く曲なのです。


★その豊かな世界に、足を踏み入れるのは、

早ければ早いほど良い、ということも、事実です。

しかし、大人になってから、趣味でピアノを始めた方にでも、

その扉は、いつも、大きく開け放たれているのです。

それが、Johann Sebastian Bach  バッハ  ( 1685~1750 )の、

偉大さです。

 

 

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中村 洋子 BACHインヴェンション・アナリーゼ講座
     第 1回 「 Inventio & Sinfonia  Nr.1  C-Dur 」(全 15回)
           ~ 第 1番は、全 30曲の 主題となる最重要曲 ~

 

・日  時  :  2014年 9月17日(水) 午前 10時 ~ 12時 30分
・会  場  :   カワイ金沢ショップ、金沢市南町5-9 
                        ( 尾山神社前 南町バス停より徒歩3分 )
・予  約   :   Tel   076-262-8236 金沢ショップ

■今後のスケジュール
・第2回 2014年10/15 (水)   Inventio & Sinfonia    第 2番    
・第3回   2014年11/19 (水)  Inventio & Sinfonia      第 3番

-------------------------------------------------------------------

■ 講師 :   作曲家  中村 洋子  Yoko Nakamura

東京芸術大学作曲科卒。作曲を故池内友次郎氏などに師事。
日本作曲家協議会・会員。ピアノ、チェロ、室内楽など作品多数。

   2003 ~ 05年:アリオン音楽財団 ≪東京の夏音楽祭≫で新作を発表。

   07年:自作品 「 Suite Nr.1 für Violoncello
         無伴奏チェロ組曲 第 1番 」 などをチェロの巨匠
         Wolfgang Boettcher ヴォルフガング・ベッチャー氏が演奏した
    CD 『 W.Boettcher Plays JAPAN
                         ヴォルフガング・ベッチャー日本を弾く 』 を発表。

   08年: CD 『 龍笛 & ピアノのためのデュオ 』
       CD 『 星の林に月の船 』 ( ソプラノとギター ) を発表。

   08~09年: 「 Open seminar on Bach Inventionen und Sinfonien
                  Analysis  インヴェンション・アナリーゼ講座 」
                    全 15回を、 KAWAI 表参道で開催。

   09年: 「 Suite Nr.1 für Violoncello 無伴奏チェロ組曲 第 1番 」 を、
    ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」 から出版。
          「 Suite Nr.3 für Violoncello 無伴奏チェロ組曲第 3番 」が、
           W.Boettcher 氏により、Mannheim ドイツ・マンハイム で、
           初演される。

   10~12年: 「 Open seminar on Bach Wohltemperirte Clavier Ⅰ
                  Analysis 平均律クラヴィーア曲集 第 1巻 アナリーゼ講座 」
                全 24回を、 KAWAI 表参道で開催。

   10年: CD 『 Suite Nr.3 & 2 für Violoncello
                  無伴奏チェロ組曲 第 3番、2番 』
                        Wolfgang Boettcher 演奏を発表 。
       「 Regenbogen-Cellotrios  虹のチェロ三重奏曲集 」 を、
             ドイツ・ドルトムントのハウケハック社
      Musikverlag Hauke Hack Dortmund から出版。

   11年: 「 10 Duette für 2 Violoncelli
                         チェロ二重奏のための 10の曲集 」 を、
    ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」 から出版。

   12年: 「 Zehn Phantasien für Celloquartett (Band 1,Nr.1-5)
    チェロ四重奏のための 10のファンタジー (第 1巻、1~5番)」を、
      Musikverlag Hauke Hack  Dortmund 社から出版。

   13年: CD 『 Suite Nr.4 & 5 & 6 für Violoncello
                  無伴奏チェロ組曲 第 4、5、6番 』
                        Wolfgang Boettcher 演奏を発表 。
           「 Suite Nr.3 für Violoncello 無伴奏チェロ組曲 第 3番 」 を、
    ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」 から出版。

         スイス、ドイツ、トルコ、フランス、チリ、イタリアの音楽祭で、
    自作品が演奏される。

 

 ★上記の 楽譜 & CDは、
「 カワイ・表参道 」 http://shop.kawai.co.jp/omotesando/ 
「アカデミア・ミュージック 」 https://www.academia-music.com/   で
販売中

 ★私の作品の CD 「 無伴奏チェロ組曲 第 1 ~ 6番 」
   Wolfgang  Boettcher ヴォルフガング・ベッチャー演奏は、
  disk Union クラシック館で、購入できます。

 


※copyright © Yoko Nakamura    
             All Rights Reserved
▼▲▽△無断での転載、引用は固くお断りいたします▽△▼▲

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■ Inventio 1番には、インヴェンション、平均律1、2巻のすべてが凝縮■

2014-09-13 23:23:15 | ■私のアナリーゼ講座■

■ Inventio 1番には、インヴェンション、平均律1、2巻のすべてが凝縮■
~第 1回金沢インヴェンション講座:第1番 Inventio & Sinfonia C-Dur~
           2014.9.13   中村洋子

 

 

★9月 17日 ( 水 ) は、 KAWAI 金沢での ≪ Invention Analyze

インヴェンション・アナリーゼ講座≫の、第1回講座の日です。

第1回は、第1番  Inventio & Sinfonia C-Dur 。

月 1回 全 15回のシリーズが、始まります。

この講座が、北陸中日新聞で紹介されました。

 

 


★来月 10月 29日 ( 日 ) は、KAWAI 名古屋での、

≪ インヴェンション・アナリーゼ講座 ≫ の最終回、第 15番です。

これまで、東京、横浜、名古屋と、インヴェンション・アナリーゼ講座を、

開いてきましたが、回を重ねるごとに、

私の勉強も深まっていきます。

それと同時に、曲の奥深さがこれまで以上に分かり、

圧倒される思いです。


★現在、表参道で「 Wohltemperirte Clavier Ⅱ 平均律 第 2巻 」  、

横浜で「 Wohltemperirte Clavier Ⅰ  平均律 第 1巻 」 を開講中であり、

Bach の三大名曲集を同時に、俯瞰できるという、

とても貴重な体験を、させていただいております。


★ 「 Wohltemperirte Clavier Ⅰ  平均律 第1巻 」 の成立が、1722年。

 「 Inventionen & Sinfonien 」 が、1723年。

「 Wohltemperirte Clavier Ⅱ 平均律 第 2巻 」は、その10数年後となります。

平均律 第1巻を見ていますと、 Bach は既に、第 2巻を編むことを、

決意していたように、思えます。

随所に、その兆候と証拠があるのです。

 

 


第 1巻成立から 1年後に完成しました  「 Inventionen & Sinfonien 」 は、

第1巻のエッセンスを抽出したものである、と同時に、

第2巻への橋渡しをする、 ≪ 要 ≫ の役割も担っています。


特に、この ≪ Inventio Nr.1 C-Dur ≫ に、この三大曲集のすべてが、

凝縮されているとも、言い切れるほどの内容が、

この可憐で暖かく、何気ない曲のようにみえる

22小節に詰まっているのです


1番という曲は、 分かりやすいテーマのカノンや、

同型反復をもちいたテーマの展開により、

一見、とても単純な曲のように見えますが、しかし、

この 1番ほど、豊かな和声をもった曲はありません。

また、全体の調の設定も、極めて簡潔であり、かつ、

それ以上ないほど、強固な構造となっています。

「 二声 」 の曲とはいえ、言うまでもなく、

豊かな 「 四声 」 の和声のうち、表面に現れているのが、

「 二声 」 のみと、見るべきなのです。

 

 


講座では、この 1番 Inventio に、 「 四声体 」 の和声を付け、

実演いたします。

その美しさ、楽しさを、実感してください。

あたかも、Bachの 「 Christmas Oratorio クリスマスオラトリオ 」 のように、

誕生の喜びに満ち溢れ、弾けんばかりの、

まるで オーケストラのような豊饒で、充実した響きが現れてきます。

驚きです。


★「 誕生 」 とは、 ≪  Inventionen und Sinfonien ≫ という曲集の、

誕生を祝うという、意味でもあるのです。

干からびて退屈な 「 追っ掛けっこの canon カノン」 では、

決して、ないのです。


★1番 Invention の全体を通して、「fis 嬰へ音」や、

「 fis1  1点嬰へ音 」 が、たくさん、出てきます。

これは、その時々で、和声の意味が異なってきます。

例えば、 4小節目の 2拍目の 「 fis 」 は、G-Dur の音階の、

第 7音 「 導音 」 となります。

 「 導音 」 は、 「 属和音 ドミナントⅤ 」 の、第 3音です。


★それでは、13小節目の 4拍目の下声の 「 fis 」 は、

どうでしょう。

それを読み解くことが、 Bach  バッハ  の和声を知るうえで、

とても、大切です。

講座で、詳しく分かりやすくお話いたします。

 

 

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中村 洋子 BACHインヴェンション・アナリーゼ講座
     第 1回 「Inventio & Sinfonia  Nr.1  C-Dur」(全15回)
           ~ 第1番は、全30曲の 主題となる最重要曲 ~

 

・日  時  :  2014年 9月17日(水) 午前 10時 ~ 12時 30分
・会  場  :   カワイ金沢ショップ、金沢市南町5-9 
                        ( 尾山神社前 南町バス停より徒歩3分 )
・予  約  :   Tel   076-262-8236 金沢ショップ

■今後のスケジュール
・第2回 2014年10/15 (水)   Inventio & Sinfonia    第2番    
・第3回   2014年11/19 (水)  Inventio & Sinfonia     第3番

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■ 講師 :   作曲家  中村 洋子  Yoko Nakamura

東京芸術大学作曲科卒。作曲を故池内友次郎氏などに師事。
日本作曲家協議会・会員。ピアノ、チェロ、室内楽など作品多数。

 

  2003 ~ 05年:アリオン音楽財団 ≪東京の夏音楽祭≫で新作を発表。

 

  07年:自作品 「 Suite Nr.1 für Violoncello
         無伴奏チェロ組曲 第 1番 」 などをチェロの巨匠
         Wolfgang Boettcher ヴォルフガング・ベッチャー氏が演奏した
    CD 『 W.Boettcher Plays JAPAN
                         ヴォルフガング・ベッチャー日本を弾く 』 を発表。

 

  08年: CD 『 龍笛 & ピアノのためのデュオ 』
     CD 『 星の林に月の船 』 ( ソプラノとギター ) を発表。

 

  08~09年: 「 Open seminar on Bach Inventionen und Sinfonien
                  Analysis  インヴェンション・アナリーゼ講座 」
                    全 15回を、 KAWAI 表参道で開催。

 

  09年: 「 Suite Nr.1 für Violoncello 無伴奏チェロ組曲 第 1番 」 を、
    ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」 から出版。
          「 Suite Nr.3 für Violoncello 無伴奏チェロ組曲第 3番 」が、
           W.Boettcher 氏により、Mannheim ドイツ・マンハイム で、
           初演される。

 

  10~12年: 「 Open seminar on Bach Wohltemperirte Clavier Ⅰ
                  Analysis 平均律クラヴィーア曲集 第 1巻 アナリーゼ講座 」
                全 24回を、 KAWAI 表参道で開催。

 

  10年: CD 『 Suite Nr.3 & 2 für Violoncello
                  無伴奏チェロ組曲 第 3番、2番 』
                        Wolfgang Boettcher 演奏を発表 。
       「 Regenbogen-Cellotrios  虹のチェロ三重奏曲集 」 を、
             ドイツ・ドルトムントのハウケハック社
      Musikverlag Hauke Hack Dortmund から出版。

 

  11年: 「 10 Duette für 2 Violoncelli
                         チェロ二重奏のための 10の曲集 」 を、
    ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」 から出版。

 

  12年: 「 Zehn Phantasien für Celloquartett (Band 1,Nr.1-5)
    チェロ四重奏のための 10のファンタジー (第 1巻、1~5番)」を、
      Musikverlag Hauke Hack  Dortmund 社から出版。

 

  13年: CD 『 Suite Nr.4 & 5 & 6 für Violoncello
                  無伴奏チェロ組曲 第 4、5、6番 』
                        Wolfgang Boettcher 演奏を発表 。
           「 Suite Nr.3 für Violoncello 無伴奏チェロ組曲 第 3番 」 を、
    ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」 から出版。

 

        スイス、ドイツ、トルコ、フランス、チリ、イタリアの音楽祭で、
    自作品が演奏される。

 

 ★上記の 楽譜 & CDは、
「 カワイ・表参道 」 http://shop.kawai.co.jp/omotesando/ 
「アカデミア・ミュージック 」 https://www.academia-music.com/   で
販売中

 

 

 

 

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■平均律第2巻19番は、Bachの countepoint 対位法 の極致■

2014-09-10 23:52:09 | ■私のアナリーゼ講座■

■平均律 第 2巻 19番は、Bachの countepoint 対位法 の極致■
 ~第16回 平均律 第 2巻・アナリーゼ講座~ 
    
第 19番 A-Dur BWV 888  Prelude & Fuga

       2014.9.10 中村洋子

 

 

★平均律 第 2巻 第19番 Prelude & Fuga は、

一見可憐で穏やかな、
谷間の百合のような曲です

その前の18番 gis-Moll は、革新的で長大。

その後の第20番 a-Mollは、地の底に引きずり込まれるような、

半音階 Preludeと、音を切り刻むような厳しい Fuga を

もつ峻厳な曲です。


★しかし、19番を詳しく勉強いたしますと、

この19番こそが厳しい18番と20番とを束ねている要の曲、

であることが、分かってきます。

 

★18番と 20番の Prelude は、

 二部 構成 binary form でしたが、

33小節から成る 19番 Prelude は、

ほぼ均等の長さで三等分された、3声の 三部構成の曲です。

この Prelude がどのように、18番と20番を束ねているか、

そして、平均律 第 2巻 全 24曲を、

6曲づつのブロックに分けた場合、

最後の第4ブロック冒頭の曲としての位置付け、

意味を、ご一緒に探求いたします。

 

 


18番 Fuga では、 Thema テーマ

( Subject 主題と Answer 応答 ) と、

counter-subject 対主題との接着が薄れ、

各々が独自の展開をしていますが、

この 19番は、counter-subject 対主題そのものが、

姿を消してしまいました。

Fuga の華ストレッタも、ありません。


Thema テーマ は全部で10回出現しますが、

半数以上は主調から離れません。

それでは、何故、これほど凝縮していながら、

それを感じさせない程、親しみやすく、魅力的なのでしょうか?

ここにこそ、 Bach  バッハの

《 countepoint 対位法 の究極の姿 》 が、あるのでしょう。

私はそう思います。

 

 

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日 時 : 2014 年 10 月 9 日(木) 午前 10 時 ~ 12 時 30 分
会 場 : カワイ表参道 2F コンサートサロン・パウゼ
予約 :  Tell. 03 - 3409 -1 958

 

 

 

※copyright © Yoko Nakamura    
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■ Debussy は Chopinを猛勉強した証拠を、一言残していた■

2014-09-07 19:20:55 | ■私のアナリーゼ講座■

■ Debussy は Chopinを猛勉強した証拠を、一言残していた■
~平均律第2巻18番Fuga で、Bachは Fuga形式を変容させた~
           2014.9.7   中村洋子

 

 

 

★月一回の「アナリーゼ勉強会」のため、

Chopin  のPianoSonata No.3 h - Moll を、

 Debussy 校訂版と、 Chopin の

「Manuscript Autograph facsimile 自筆譜 」

を見ながら、勉強しています


Debussy は、楽譜にコメントは付けず、

Fingering で彼の analyzeを、表現しています。

しかし、No.3 h - Moll では、大変に珍しく、たった一行ですが、

ごく短いコメントを、記載しています。


★≪ Doigtés de Chopin  ≫、 

11小節目 左手2拍目の Fingering は、 Chopin によるものである、

ということを、記しています。


★これは、 Debussy も、 Chopin  の

「Manuscript Autograph facsimile 自筆譜 」 を、

勉強していたことの、証明です。

Bartók校訂版の「Wohltemperirte Clavier

平均律クラヴィーア曲集」も、

1巻10番 e - Moll  の脚注で、ある部分について、

≪これは、~ Stammen aus dem Originalmanuskript ~、

自筆譜に由来する ≫ と、記しています。

 

 


Debussy 、Bartók の両天才も、

実は、見ていたのです。

 Debussy は Chopin の、 Bartók は Bach の、

「Manuscript Autograph facsimile 自筆譜 」を、

研究していたことは、当たり前すぎるほど、

当たり前ですが、

彼らがそのことを、文章などで書き現さなかったことは、

作曲家特有の微妙な心理の綾が、窺えます。


★Bach や Chopin  を、どれだけ深く勉強し、

研究したかを公表することは、

楽屋を、さらけ出すことに等しく、

やはり、ヴェールに包んでおきたいことかもしれません。


★天才たちが、見えない努力、勉強をした果てに、

彼らの傑作が生まれ出たことに、感動いたします。


Chopin  PianoSonata No.3の演奏を、

Samson François サンソン・フランソワ (1924 - 1970) で、

聴いています。

よく、常套的に、「詩情」があると、評されますが、

「詩」とはなんでしょうか?


★本物の詩は、論理の積み重ねの上に噴出する「感情」でしょう。

Hölderlin ヘルダーリン (1770 - 1843)しかり、

松尾芭蕉しかりです。

論理の展開がなければ、それはただの「ムード」でしか、

ありえません。


★Samson François フランソワの演奏には、

真の詩があります。

日本に蔓延しています「クラシック音楽もどき」の「ムード音楽」には、

うんざりです。

しかし、フランソワも、一日にして、

マエストロになったのではありません。

Debussy 版や、Alfred  Cortot 

アルフレッド・コルトー( 1877 - 1962)版の上に生まれたのです。

Chopin がフランスで活躍し、没したという事実は重く、

Chopin 、 Debussy 、 Cortot、そして Françoisが、あるのです。

 

 


9日の平均律第2巻・アナリーゼ講座で勉強いたします、

第18番 gis - Moll の Fuga を少し、見てみます。

Fuga は、 Subject  または Answerを 「主」 とした場合、

Counter - subject は、 Subject に従うものとして、

「従」 の関係にあります。


Sonata形式は、第1 Thema テーマ と 第2 Thema テーマの、

二つの 「 主題 」 をもつ形式としますと、

Fuga は主題を一つもつ形式、といえます。

これが、 Fuga とSonata形式の最も大きな違いです。

ところが、平均律第2巻18番の Fuga は、上記 のFugaの特徴から、

逸脱しています。


★1~5小節目1拍目にかけて、 Soprano ソプラノ 声部で

Subject が提示されます。

この時は1声のみで、他の声部は休止しています。

5~9小節目1拍目にかけては、 Alto アルト 声部に Answer が奏され、

ソプラノに、Counter - subject  が、姿を現します。


★9、10、11、12小節は、 Subject が奏されず、

一種の間奏といえます。

13~17小節1拍目にかけて、Bass声部に

Subject が登場するのですが、この時、既に 

Counter - subject  対主題は、姿を消して演奏されません。


★19~23小節目1拍目までは、 Alto アルト 声部に

Subject が配置され、その時は、Bass声部に 

Counter - subject も配置されるのですが、

33小節目Bass声部に、 Answer が登場しますと、

またもや、Counter - subject は、姿を消してしまいます。


★かと思えば、61小節目や66、71小節目からは、

Counter - subject  対主題が、半音階でより豊かに装飾されて、

3回、完全に奏されますが、この時、 

Subject 主題や   Answer 応答は、雲隠れ。

Bach は一体、何を意図したのでしょうか?


★次の第19番  Fuga では、 

Counter - subject  対主題そのものが、

存在していないのです。


この18番  Fuga は、 Prelude とともに、

晩年の Bach が、既存の形式をどのように、

変容、拡大していったかの、重要な例といえます。

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●平均律第 2巻・第 18番 gis - Moll アナリーゼ講座 

■日  時 :  2014年 9月 9日(火) 午前 10時 ~ 12時 30分

■会  場 :  カワイ表参道  2F コンサートサロン・パウゼ

■予  約 :   Tel. 03 - 3409 - 1958

 

 

 

 

※copyright © Yoko Nakamura    
             All Rights Reserved
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■Bach は、古典的な《Binary form 二部構成》を、より豊かに展開■

2014-09-06 14:47:10 | ■私のアナリーゼ講座■

■Bach は、古典的な《Binary form 二部構成》を、より豊かに展開■
                 ~平均律第2巻アナリーゼ講座、18番 gis - Moll  ~

               014.9.6    中村洋子

 

 


★9日に開催のKAWAI表参道「Bach 平均律第2巻・アナリーゼ講座」は、

第18番 gis-Moll 嬰ト短調です


★前の17番は、オルガンの響きを思わせるような、

暖かく、ゆったりとした面持ちの曲です。

一方、この18番 Prelude は、上声の主題が、速い16分音符で奏でられ、

悲しみにより、心が急き立てられていくような、痛切な曲です。

 

 


★私は、この Prelude を弾いたり、聴いたりいたしますと、

何故か、 Mozart モーツァルト(1756~1791)の、

Symphonie Nr.40 g-Moll  K.550 を、思い浮かべます。

 

 


この18番 Prelude と Symphonie Nr.40 は、

実は、曲頭の和声進行が、実に、よく似ているのです。

この Prelude は、全50小節の真ん中の小節線

(24小節と25小節の間の小節線)の前後に、反復記号が記されています。

 

 

つまり、24小節まで演奏しましたら、最初の1小節に戻り、もう一度、

24小節まで弾き、25小節から50小節も同様に、繰り返します。


この形は、≪Binary form 二部構成≫ と呼ばれます。

平均律第2巻には、Binary form がたくさんありますが、

18番とよく似ているのが、8番 dis-Moll の Prelude です。


★8番も、全36小節のほぼ中間の16、17小節の間に、

反復記号が記されています。

それだけでなく、8番も18番もともに、曲の後半の冒頭は、

曲頭1小節目の Thema テーマ を、属調に移調したものを、

置いているのです。

 

 


★これは、 Bach の先輩作曲家たちのBinary form で、

よく見られる例です。

例えば、Johan Caspar Ferdinand  Fischer

カスパール・フィッシャー、

「Musicalisches Blumen-Büschlein  音楽の花束1695年」 の、

Allmande が、分かりやすい例でしょう。

 

 


★これは、わずか12小節の、短くも愛らしい曲ですが、

Binary form の後半 7小節は、

1小節目の Thema テーマ を、属調で展開しています。


★このように Binary form の後半を属調で開始することにより、

調性は、曲の冒頭の「主調」、真ん中で「属調」、最後に「主調」という

流れとなり、くっきりと分かりやすくなります。

Binary form の、古典的な調設計といえましょう。


Caspar Fischer カスパール・フィッシャーの後半に、

再現部はありません。

しかし、Bach は後半部分の後半に、再現部を新たに加えました。

それにより、より豊饒な世界を、創り出したのです。

 

 


Bach は、この古くからの調性の設計図を用いながら、

8番 Preludeでは28小節目から、18番では41小節目から、

1小節目の Thema テーマ を、主調で回想しています。


★  Wolfgang Amadeus Mozart モーツァルト(1756~1791)や、

Franz Joseph Haydn フランツ・ヨーゼフ・ハイドン (1732~1809) の、

Sonata形式と比較してみますと、よく言われますように、確かに、

この8番と18番 Prelude の前半は、Sonataの「提示部」、

後半の、反復記号直後は「 Development Section 展開部」、

そして、曲の冒頭1小節目を「主調」で回想する部分

(8番は28小節目から、18番は41小節目から)からは、

「再現部」に当てはめることも、可能です。


★ Mozart や Haydn のSonata形式のルーツは、また、

別に探るべきなのでしょうが、

Bach が、古いBinary form を豊かに拡大していった結果、

同じような form 形態が生まれ出てきたことに、驚きを感じます


★講座では、これらのことを、詳しく具体的にお話いたします。

 

 

 

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 ■日  時 :  2014年 9月 9日(火) 午前 10時 ~ 12時 30分

 

■会  場 :  カワイ表参道  2F コンサートサロン・パウゼ

 

■予  約 :   Tel. 03 - 3409 - 1958

 

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■今後のスケジュール           各回: 10:00 - 12:30

 

 ・第 16回  10/9(木)       第19番 イ長調 

 

 ・第 17回  11/25(火)    第20番 イ短調 

 

 ・第 18回  12/18(木)    第21番 変ロ長調

 

 ・第 19回  1/22(木)     第22番 変ロ短調

 

・第  20回  2/17(火)      第23番 ロ長調

 

・第  21回  3/10(火)      第24番 ロ短調

 

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■ 講師 :   作曲家  中村 洋子  Yoko Nakamura

東京芸術大学作曲科卒。作曲を故池内友次郎氏などに師事。
日本作曲家協議会・会員。ピアノ、チェロ、室内楽など作品多数。

 

  2003 ~ 05年:アリオン音楽財団 ≪東京の夏音楽祭≫で新作を発表。

 

  07年:自作品 「 Suite Nr.1 für Violoncello
         無伴奏チェロ組曲 第 1番 」 などをチェロの巨匠
         Wolfgang Boettcher ヴォルフガング・ベッチャー氏が演奏した
    CD 『 W.Boettcher Plays JAPAN
                         ヴォルフガング・ベッチャー日本を弾く 』 を発表。

 

  08年: CD 『 龍笛 & ピアノのためのデュオ 』
     CD 『 星の林に月の船 』 ( ソプラノとギター ) を発表。

 

  08~09年: 「 Open seminar on Bach Inventionen und Sinfonien
                  Analysis  インヴェンション・アナリーゼ講座 」
                    全 15回を、 KAWAI 表参道で開催。

 

  09年: 「 Suite Nr.1 für Violoncello 無伴奏チェロ組曲 第 1番 」 を、
    ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」 から出版

 

          「 Suite Nr.3 für Violoncello 無伴奏チェロ組曲第 3番 」が、
           W.Boettcher 氏により、Mannheim ドイツ・マンハイム で、
           初演される。

 

  10~12年: 「 Open seminar on Bach Wohltemperirte Clavier Ⅰ
                  Analysis 平均律クラヴィーア曲集 第 1巻 アナリーゼ講座 」
                全 24回を、 KAWAI 表参道で開催。

 

  10年: CD 『 Suite Nr.3 & 2 für Violoncello
                  無伴奏チェロ組曲 第 3番、2番 』
                        Wolfgang Boettcher 演奏を発表 。

 

       「 Regenbogen-Cellotrios  虹のチェロ三重奏曲集 」 を、
             ドイツ・ドルトムントのハウケハック社
      Musikverlag Hauke Hack Dortmund から出版。

 

  11年: 「 10 Duette für 2 Violoncelli
                         チェロ二重奏のための 10の曲集 」 を、
    ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」 から出版。

 

  12年: 「 Zehn Phantasien für Celloquartett (Band 1,Nr.1-5)
    チェロ四重奏のための 10のファンタジー (第 1巻、1~5番)」を、
      Musikverlag Hauke Hack  Dortmund 社から出版。

 

  13年: CD 『 Suite Nr.4 & 5 & 6 für Violoncello
                  無伴奏チェロ組曲 第 4、5、6番 』
                        Wolfgang Boettcher 演奏を発表 。

 

           「 Suite Nr.3 für Violoncello 無伴奏チェロ組曲 第 3番 」 を、
    ベルリン・リース&エアラー社 「 Ries & Erler Berlin 」 から出版。

 

        スイス、ドイツ、トルコ、フランス、チリ、イタリアの音楽祭で、
    自作品が演奏される。

 

 

★上記の 楽譜 & CDは、

 

「 カワイ・表参道 」 http://shop.kawai.co.jp/omotesando/  

 

「アカデミア・ミュージック 」

 

 https://www.academia-music.com/    で販売中

 

 

 

  ★私の作品の CD 「 無伴奏チェロ組曲 4、 5、 6番 」

 

   Wolfgang  Boettcher ヴォルフガング・ベッチャー演奏は、

 

   disk Union クラシック館で、第1 ~ 6番を購入できます。

 

 

 


※copyright © Yoko Nakamura    
             All Rights Reserved
▼▲▽△無断での転載、引用は固くお断りいたします▽△▼▲

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