僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

今度はトイレットペーパーやティッシュペーパーが

2020年02月29日 | 日常のいろいろなこと

我が家では、夕食を終えたあと、モミィが塾に行ったり家の中で勉強をしたりしている間、妻と外へ歩きに出るのが一つの習慣となっています(必ず毎日、というわけではありませんが)。

それまでは決めたコースを1時間ほど歩くだけだったけれど、去年の秋、駅前にイオンが5年ぶりに新装オープンした。そのおかげで、最近は駅まで歩き、イオンの中へ入ってブラブラしてから帰ることにしているので、歩くのにも楽しみができた。1階のスーパーやフードコート、2階のいろいろな専門店などをぶらついて、ついでにちょっとした買い物もできるので、なかなか便利です。

そして一昨日の夜のこと。
1階のスーパーの中をぶらついていた時、僕は思うところがあって妻に「ティッシュペーパーを買っておくわ」と言って、カゴにティッシュ5個入りを1パック入れた。ティッシュは家にもまだあったけれど、それまで何となく気になっていたことがあったので、そうしたのです。

今回の新型ウイルスが原因でマスクが品切れで手に入らないというニュースを見るたびに、僕は1973年(昭和48年)のオイルショックの時のことを思い浮かべていました。あの時の異様な光景は今も目に焼き付いています。

仕事からの帰り、駅から家までの途中に薬局があったのですが、その前にものすごい人数の人たちが押しかけているのを見てビックリしました。何が起きているのかさっぱりわからないまま帰宅してニュースを見ると、中東の国々が石油価格を引き上げたことから「紙がなくなるかもしれない」という噂が立ち、これをマスコミが取り上げたことからトイレットペーパーやティッシュを大量に買い込もうとする客が殺到したということだった。

今回のマスクの品切れ騒動を見て、年配の人たちの中には、この47年前のオイルショックのことを思い出した人も多かっただろう。

僕もその一人で、しかも前述したように、その時の光景があまりに強烈だったので、マスク騒動を見ながら、マスクとティッシュはあまり関係はないけれど、何となくオイルショック当時の騒動が再現しそうな強迫観念のようなものがあった。そこでイオンの店内を歩きながら、取りあえずティッシュを1パック買ったというわけ。

するとその翌日、つまり昨日ですけど、テレビで「SNS上でトイレットペーパーが無くなるとのデマが広がっている」とのニュース。なに、それ? と思って詳しく見てみると「新型コロナウイルスの影響で、中国から原材料を輸入できなくなってトイレットペーパーが不足するというデマ情報が拡散した」という内容だった。

実際には、トイレットペーパーの原材料は中国に依存しておらず、これはまったくのデマだということをニュースでは報じていたのですが、どうやらその報道が引き金になって、日本中の人たちが一斉にトイレットペーパーを買いに走る、という現象が起きたということでした。同様にティッシュぺーパーも買い占められていると。それが昨日のお昼のことです。

そして、昨日の夜、また僕たちは歩きに出たのですが、イオンに入り、昨日買ったティッシュペーパーの売り場へ行くと

昨晩はあれほど山のように積まれていたティッシュペーパーはひとつも無く、隣に置かれていたトイレットペーパーもゼロ。売り場のその部分だけ、何にも品物がない、という異様な光景に出くわしたのです。

そのあと、専門店の方にある薬局「ココカラファイン」を覗きましたが、そこでもトイレットペーパーやティッシュはマスクと同様「完全品切れ」でした。

ふ~む。「SNSのデマ情報」だけなら、ここまでのことは起きなかったと思うけど、それがテレビで報道されると、それがデマであろうがなかろうが、「トイレットペーパーが品薄になっています」と報じられただけで、またマスクの二の舞にならぬよう、と、心配する人々はお店に殺到するんですよね。

SNSのデマ情報はむろん悪質だけど、テレビ報道も集団心理を煽るので、こういう報道にはもう少し慎重になるべきだと思います。実際、在庫は十分あるそうで、買い占めが殺到しなければ大丈夫ということですから。

それにしても、買い占め騒動が起きる前夜に、イオンの中でふと「ティッシュペーパーを買っておいた方がいいかも」と思ったのは、「虫の知らせ」というやつだったのかも知れません。ま、トイレットペーパーは買っていませんけど。

 

 

 

 

 

 

コメント (2)
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