台風に祟られて、24日からの石垣島旅行は中止になったが、
それでもモミィは、泊りがけで海へ行きたい…というので、
近場の和歌山県・加太という海水浴場のある場所へ出かけた。
ここにはちょっとゴージャスなホテルがあり、温泉もある。
南海電車の特急「サザン」で行けば難波から和歌山まで1時間。
和歌山から南海加太線に乗り換えて終点の加太まで25分である。
2泊3日ぐらいでいいだろう、と加太のホテルを申し込んだ。
この加太の海水浴場は、わが家にとっては記念すべき場所だった。
2人の息子が幼い頃、生まれて初めての海水浴がこの加太だった。
僕らがその加太へ行くのは、それ以来のことになる。
当時は人の群れでごったがえしていたような記憶がある。
特急「サザン」は駅ホームの自販機で座席指定券が買える。
全8両のうち、半分の4両が指定車で、クロスシートだ。
あとの4両は自由席で、通勤電車風の座席である。
せっかくだから1人500円の座席指定券3枚を買って乗ったら、
ひとつの車両に乗客は7、8人で、ガラガラであった。
ガラガラなのに、僕の隣に背広を来たおっちゃんが座った。
どうもねぇ。知らぬ人と隣同士というのはリラックスしにくい。
ほとんど誰も座っていない車両なのに…指定券は融通がきかない。
ウトウトと居眠りをしながら電車に揺られ和歌山市駅に着いた。
そこから、南海加太線に乗り換えた。
2両編成の、ローカル線を絵に描いたような電車である。
沿線の風景も、どんどん変わって行き、民家が少なくなる。
観光客らしき姿はどこにもなく、周囲は地元の人ばかりだ。
その前日、ホテルから電話があり、
「和歌山市駅から電話をいただいたら、加太駅までお迎えにあがります」
ということだったので、和歌山市駅から、
「何時何分の電車に乗ります」と電話をした。
加太の駅に着いたら、車で迎えに来てくれていた。
加太駅。左側に僕たちの泊まるホテルの看板があった。
時間はまだお昼にもなっていなかったので、
ホテルに着いても、大きな荷物だけを預け、
そのまま外に出て、海水浴場まで歩いた。
この日は8月27日だから、夏休みも終わりに近い。
中には24日から学校が始まっているところもある。
そのせいか、海水浴場の人影は、まばらだった。
息子たちを連れてきたあの時と、まったく様子が違う。
しかしいいお天気で、波も穏やかで、絶好のコンディションだった。
「お土産、お食事処」に入っても、お客は僕たちだけ。
気の良さそうなおばあさんが一人で働いていた。
僕は缶ビールを自分で取り出して、飲んだ。
僕とモミィが海で遊んでいるとき、
妻はずっとこの店で座ってコーヒーを飲んだりしていたようだ。
ホテルに戻ると従業員の人が、海水浴場について
「お盆まではものすごい人だったんですよ」
と、今週から急に人が少なくなったと言っていた。
人影まばらな加太海水浴場。夏の終わりを感じさせますね。
また、ぶらぶら歩いてホテルへ戻った。
さて、僕たちが泊まったの「海月」というホテルは、
PCの「ゆこゆこネット」というので申し込んだ。
夏休み中ということで「それなり」のお値段だった。
http://www.yukoyuko.net/3024/plan/0051/
僕たちは「海幸を満喫会席・海側和室」というプランを頼んだ。
1泊あたり、大人が17,040円で子どもが11,928円。
2泊なので、レストランのビール代とか諸々を含めると、
総額で10万円ぐらいの額になる。
しかしそれでも石垣島旅行の半分にもならないし、
サービスもよく、温泉もよかったし、
何より食事が豪華だった。
しかし、あまりにも量が多すぎて、全部食べきれないほどだ。
最後に釜に入っていた鯛めしを、無理矢理お腹の中に入れた。
当日の夜→翌日の朝と夜→最終日の朝…とそんな食事が続くと、
ビールも普段以上に飲んだこともあり、家に帰って体重を測ると、
なんと、わずか3日の間で…3キロ増。
ここ数十年、見たことのないような数字が体重計に出た。ぎゃぁ~!
ホテルの部屋からの風景。近くに友が島が見え、
その向こうに淡路島、さらに四国徳島がうっすらと見えた。
ホテルのロビーで。
では、この続きはまた次回ということで…
景色も素敵で行ってみたくなりました(^^)のんさん日焼けされてますね!
たしかに海の景色は、白浜や鳥羽よりも美しかったです。
ぜひ一度お越しください(宣伝してる~)
しかし、日焼けはこの歳になるとなかなか戻らないでしょうね。
本当は色白なのに…(笑)