僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

モミィの入学式

2012年04月06日 | モミィの成長日記

   


 

昨日、モミイの小学校の入学式があった。
「あと何日やろ?」
モミィが指折り数えて楽しみにしていた日が、とうとうやって来た。

少し風はあったものの、青空が広がり、暖かい日差しが心地よい。

小学校は幼稚園と隣り合わせにあるので、
これまでの通園路と、これからの通学路は同じ道である。

モミィと妻と3人で、その 「通学路」 となるいつもの道を歩いた。

毎日幼稚園への送り迎えで歩いていた道なので、顔見知りの人も多い。
途中、何人かの人たちから「入学式ですか? おめでとうございます」
と、声をかけていただいた。

玄関先で、感慨深げにモミィを見て、僕たちに会釈する女性もおられた。

「あのぉ、入学式に行かれるのでしょうか?」
と、一人の若い女性が妻に近づいてきて、そう聞いた。
妻が 「はい、そうですが…」 と返事すると、その女性は、
「今日は、えぇっと、ランドセルは、いらないのですか?」
と、不安げな顔で尋ねた。
妻は 「案内文に書いていなかったので、いらないでしょう」 と答えた。
女性は安心したように表情をほころばせ、
「ありがとうございます。それを今、悩んでいまして…」
と、頭を下げ、目の前の家に入って行った。

その家をよく見れば、通園中に建築されていた住宅で、
モミィが、通園途上に工事中のこの家を見ながら、
「まだ木(柱)ばっかりやねぇ」
「あ、屋根とか戸がついたで~」
「もうすぐ完成するねぇ」

と言っていた家である。春休みの間に完成し、もう人が住んでいる。
その女性は、新築のこの家に越してきたばかりで、子どもさんが、
今日、モミィ同様、入学式を迎えるということなんでしょうね。

さて、これまでは僕が同伴していたこの道だけれど、
これからは自分だけで歩いて行かなければならない。
あらためて、交差点などで、
「ちゃんと、右と左を見てから、渡るんだよ」
「ここは、絶対に飛び出してはいけないよ」
などと、口をすっぱくして注意をする。
モミイはあわてんぼうなので、それが心配なのだ。

ゆっくり歩いて、約15分で小学校に着く。
小学校が近づくと新1年生の姿が増えてくる。
モミィの幼稚園友だちも、大勢いる。
先月15日の卒園式以来、久しぶりに、顔なじみのママたちとも会った。

新1年生は71人で、2クラスである。
学校の入り口にクラス分けの表が貼り出されていた。
モミィの名前は、1組のほうにあった。

モミィが仲良しだった女の子たちは
「あ、〇〇ちゃんは同じ組や」
「あ、〇〇ちゃんは2組やなぁ」

そんなことを言いながら校舎に入り、受付をした。

モミィは 「お世話係」 の6年生のお兄ちゃんに名札をつけてもらい、
教室の方に誘導されて行った。 そして僕たちは会場の体育館へ行った。

会場では、幼稚園時代からのママ友同士が顔をあわせると、
「わぁ、久しぶりね~」と、笑顔で挨拶を交わし合っていた。

保護者席の前には6年生の席があり、その前が新1年生の席だ。

やがて新1年生が入場してきたが、僕らの席からは小さくしか見えない。
チラっとモミィの姿が見えたけれど、着席したら見えなくなった。

校長先生の式辞や、来賓の祝辞や、先生方の紹介が終わったあと、
舞台に、新2年生の子どもたちが出てきて、♪ 小学生になったら~
と歌い、それから、1学期、2学期、3学期の楽しい行事を、
みんなで声を合わせて説明するという楽しい一幕もあった。

そして6年生たちが起立して、校歌を歌った。
かつて長男、次男も通ったこの小学校であるが、
「♪清き流れの大和川~」 という歌詞を聴いていると、
その昔、わが息子たちがこの歌を歌っていたなぁ、と懐かしく思い出した。

ちょうど1時間で式が終わり、新1年生たちは教室へ戻った。

僕たちはしばらくその場で待機したあと、教室へ向かった。

モミィのいる1組の教室へ入り、子どもたちと一緒に先生のお話を聞いた。

9日から始まる新学期の当面の下校時刻や、集団下校の詳細などを聞き、
教科書や連絡帳などをもらい、学校と家庭の連絡方法の説明を受け、
また、子どもたちが登下校に必ず携帯する防犯ベルなども配布された。

モミィの1組の担任は女の先生で、2組は若い男の先生だった。

幼稚園の先生方は、みなさん、やさしい方たちばかりだったが、
小学校の担任のこの先生は、才気煥発、というイメージである。

このへんが、幼稚園の先生と、小学校の先生との、
役割の違いによるキャラの違いなんだろうな~と、思ったりした。

教室でのお話が終ると、保護者たちは自分の子どもの席へ行き、
教科書をはじめ、ドサッと重い一連資料を抱えて、教室を出るのだった。

校庭は記念写真を撮る人たちで賑わっていた。

僕らはまた通学路を、家に向かって歩いた。

途中に古墳公園があって、桜が満開である。

3月下旬から、モミィのコンサートや東京への旅行、
そして最近の悪天候などもあって、桜のことを思う余裕はなかった。
こんなに桜が満開になっていたとは、思いも寄らなかった。

でも入学式なんだから、桜が咲いていても不思議ではない。

さぁ、モミィの新たな出発の日だ。

これから、桜の花が満開になるたびに、ひとつずつ学年が上がる。

桜の季節の訪れが、今まで以上に楽しみになってくるんだろうな~

 


  
  舞台では新2年生たちが、歓迎パフォーマンス。 手前は6年生たち。
  新1年生は、その前の席に並んで座っているが、ここからは見えない。

 

  
 教室で、担任の先生から、児童と保護者にいろいろなお話があった。

 (モミィは写真右上、最前列に座っている白い服です)
 

    
 
 帰り道、古墳公園の桜の樹の下で。
 写真の左側に小道があり、そこが通学路になっている。

 

 

 

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
モミィちゃんへ。 (BPS)
2012-04-06 10:18:17
モミィちゃん小学校入学おめでとうございます。
通学路ではクルマに気をつけてね。

(自分の息子が小学生になったときは交通事故が一番怖くて、下校時間になるといつも通りに出ていました。(←地元で自営業なもので…))

(札幌出身の嫁は入学シーズンに桜は咲かないのよねー、と言ってました(^^)/)
返信する
交通事故が恐いですね (BPSさんへ)
2012-04-08 16:08:19
ありがとうございます。
やはり、交通事故が恐いですね。

通学路で1ヵ所、車の道路を横断するところがありますが、
見通しの悪いところで信号待ちするような場所なのです。
この入学式の日も、青信号になったので渡ろうとしたら、
信号無視の自転車がものすごいスピードで走り抜け、
あやうくぶつかりそうになりました。

青でも必ず道路の左右のぞきこんでから渡るようにと、
椛には言っていますが、しばらくはここまで行こうと思っています。

奥様は札幌のご出身なのですか。
入学式イコール桜…ではないのですね。
なるほど~
返信する

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