僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

肺炎球菌ワクチン接種と 「お父さん」

2019年12月01日 | 日常のいろいろなこと

今日から12月ですね。
あっという間に、もうお正月がやって来ますよ!
いつも同じことを言いますが、ホント、早いですわ~

さて前回ブログで、肺炎球菌ワクチン接種を受けたことに触れました。10月に気管支肺炎にかかった時、念のため肺炎球菌ワクチン接種を受けておいたら? という妻の勧めで11月の中旬に受けたのでした。

きょうはそれに関連した話ですが

このワクチン接種は通常1万円ほどかかるのですが、高齢者を対象に、生涯に一度だけ市町村から助成金が出るそうなので、先に市役所へ行きました。

市役所の担当課で接種券と予診票というものをもらい、そこへ住所・氏名・生年月日・今かかっている病気など、いろんな項目に書き込みをしてから、それを持って医院へ行くというわけ。そして医院へ行ったのですが、ワクチンを取り寄せなければならないので、今すぐにはできないということで、申し込みだけして帰りました。

そして数日後に電話があって「いつでも結構ですからお越しください」との連絡を受け、再び医院に出向くという流れでした。ちなみに、市の助成を受けたら、僕が医院に支払う費用は4,100円でした。助成額は市町村によって違うようですけど。

ところで僕が行った医院は、これまで滅多に行ったことがなかったのですが、家から近いのと、妻が通っている医院だったのでそこへ行きました。こういう予防接種なんていうのは、どこで受けても一緒だしね~

そして妻がその医院に行く日に、僕も一緒に行くことにした。そして医院に着き、2人が受付に顔を出したら、受付のおばさんが隣にいた妻を見て「あら」と言い、 次は僕の顏をじ~っと見て、
「〇〇さん(妻の名前)のお父さんでしたか」
と言ったのだった。

「お父さん?」
僕は受付のおばさんに言われた意味がわからない。
僕が妻の「お父さん」なんて。そんなアホなこと。
「いえ、あのぉ、オットですけどぉ」と、僕は言った。

おばさんは一瞬、怪訝な表情をしたけれど、すぐに事務的な口調に戻り、簡単な手続きが終わって僕と妻は待合のソファに座った。

僕は妻の耳元で、そっとつぶやいた。
「僕があんたのお父さんやて? あの人、何言うてるの?」
すると妻は、クスッと笑い、
「ここの受付の人たちは主人のことをお父さんって言うのよ」

はぁ。なるほど。な~~~~るほどねぇ。そういうことだったのか。
大阪の古い人は、「おたくのご主人?」と言うのを「おたくのお父さん?」と言うし、 同様に「おたくの奥さん」と言うのを「おたくのお母さん」と言うんだったっけ。

すると待合で座っていたら、また年配の看護師さんが、診察室の前で、患者のお爺ちゃんに向かって、
「今日はおかあさんと一緒じゃないの?」
と言っているのが聞えた。これも普通は「奥さんと一緒じゃないの?」と言うところなのにね。ま、患者さんのほとんどがかなり高齢な人たちなので、看護師や受付のおばさんも、昔ながらの大阪弁で患者さんと気楽な会話をするのがこの医院では当たり前のことになっているようだ。

思えば、僕は幼稚園まで京都市内で生まれて育ち、その後離婚した母に連れられて大阪へ出てきたが、母は大阪弁に染まることなく、死ぬまで京都弁で話していた。その影響を受けたのか、僕も大人になってからも(というか、今でも)バリバリの大阪弁というのは使えなかった。

だから、他人に対して「奥さん」を「おかあさん」とか、「ご主人」を「おとうさん」とか言ったことがなかった。

そういえばこれまで、周りには自分の主人のことを「うちのおとうさんがね」と言う女性や、奥さんのことを「うちのおばはん」とか「おかん」とか言う男性も多くいたなぁ、ということを思い出しました。

それにしても、 肺炎球菌ワクチン接種に行った医院で、受付のおばさんに「お父さんですか」と言われたあのときは、ほんまにビックリしましたわ。

 

 

 

 

 

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2 コメント

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Unknown (みゆき)
2019-12-02 19:00:41
ふぅん、関西ではそうなのかな?と思いながら読んでたらあら、その病院独特の言い方だったんですね。
うちの母も時々「ねぇ、お父さん」なんて父のことを呼んでたことありましたが、それは家庭内で通じる言葉ですよね。
私は最近出かけて行った先で、スタッフの方からやたら「お母さん、お母さん」と呼ばれるので変だなーと思ってたら、近くにいた2歳のお子さんのママと間違われてましたよ!
イヤイヤ、うちの子どもは三十路近い年齢ですよ。
まぁ、私も確かにお母さんですし便利な言葉ではありますけど。使いどころ間違えないで欲しいなー。
と、美魔女と呼ばれる(笑)みゆきからのお願いでした。
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Unknown (のん)
2019-12-03 21:05:47
そこの医院に通っている患者さんはほとんど「お馴染みさん」みたいです。
だから、受付さんや看護師さんは患者さんに「奥さん」とか「ご主人」みたいな丁寧な言葉は使わないんですよね。
家ではお母様のように、ご主人を「お父さん」と呼ぶことは多いと思いますが、
他人様のご主人を「お父さん」と呼ぶのは、年配の大阪人の特徴ですね。

ところで、みゆきさんは2歳の子のママと間違われた!
ということは、お若く見えるんですね。
さすが「美魔女・みゆき」さんですわ。

僕もモミィが幼い頃に習い事に連れて行くと、講師先生やママたちから「お父さん」と呼ばれました。
と、美魔爺と呼ばれるのんからのお返事でした。
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