僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

熱中症からダルビッシュまで

2010年08月18日 | ニュース・時事

暑い。実に暑い。昼間に外に出ると、焼け付くようだ。
いや、ほんとに体が焼けて燃えてしまうのではないかと思うほどだ。

熱気から逃れ、スーパーなどに入ると、ヒンヤリして、実に気持ちがいい。
外出をしていても、途中でどこかの施設に入っていったん体を冷やさなければ、熱中症で倒れてしまいそうだ。

熱中症…。
いま、最もよく耳にし、目にする言葉がこれである。

来る日も来る日も熱中症で何人倒れた、何人死んだ…というニュースである。
クーラーをつけようにも電気代が払えなくて、我慢して亡くなったお年寄りの話などを聞くと、なんともやりきれない気持ちになる。何とかならなかったのか…と、悔やんでも悔やみきれない死に方だ。お気の毒でならない。

人間だけでなく、犬や猫も熱中症で続々病院に運ばれているそうだ。

海水温度が上がり過ぎてサンマが獲れない。
気温が高すぎて野菜が育たない。
…まあ、これは熱中症とは言わないんだろうけど。

いまはとにかく、熱中症に注意、注意である。

しかし、この「熱中症」という言葉は、昔からあったのだろうか…?
僕たちの世代では、熱中症とは言わず、「日射病」と呼んでいた。
それがいつの間にか、熱中症という呼び方に変わった。

広辞苑に載っているのか?と電子辞書で確かめると、たしかに「熱中症」の項目はあったが、「日射病を参照」と書いてある。これを見る限り、2つは同一のものなのであろう。

僕は「日射病」と聞くと、こわ~い感じがするけれど、「熱中症」と言われても、なんだかピンと来ない。

つまり熱中症というと、テレビゲームに熱中して勉強しなくなったとか、ギャンブルに熱中してアホになったとか、カラオケに熱中して声が枯れたとかいう、物事に熱中し過ぎてさまざまな症状を引き起こす病気を連想してしまうのだ。

それと、むかし「熱中時代」という水谷豊が主演した人気ドラマもあった。
これも熱中症にかかった人を描いた闘病ドラマではなかったはずである(当たり前やろ)。

う~ん。
どう考えても、「日射病」というほうがピンと来る。

しかし、寝ているときに体温が上昇し、亡くなった人は…?

日射病というのは、強い直射日光に長時間照らされた際に起こる症状だから、このケースでは適切な呼び方とは言えない、ということになる。それなら、やはり熱中症という呼び方が正しいのかも知れない。

もっとも、昔は就寝中に暑さで死亡する話などあまり聞いたことがなかった。だから「日射病」でよかったのだが、最近のような事例が増えると、その呼称では正確さを欠くところから、「熱中症」に統一されたのかも知れない。熱中症は日射病を含む総合的な暑さバテのこと、と理解すればいいだろうか。

それにしても、甲子園球場のあの炎天下で戦う高校野球を見ていると、恐ろしい。立っているだけでもクラクラするのに、そこで投げて、打って、走ってと、全力を出し尽くすのだから、信じられないエネルギーである。

選手だけではなく応援団の皆さんも同様である。汗だくになって声援を送っている。あれこそ、応援に熱中し、直射日光にも長時間照らされているので、熱中症と日射病の両方に注意しなけらばならない。

その高校野球だが、昨日、応援していた仙台育英が沖縄の興南に破れて準々決勝進出を逃し、悲願の東北勢初優勝も、また先送りとなった。

やはり、ダルビッシュがいた時代の東北高校が優勝しておくべきであった。

http://www.youtube.com/watch?v=Ja2oRcOBpc0

そのダルビッシュも、今や押しも押されもせぬ日本一の投手となった。

ご存知の方も多いと思うが、ダルビッシュの出身は大阪府羽曳野市だ。
僕が住む藤井寺市のすぐ隣である。
そのまた近所に富田林市というところがあり、そこにPL学園がある。
あの桑田、清原をはじめ、数々の大選手を送り出した名門チームだ。

ダル君は羽曳野ボーイズというチームで全国大会に出場して注目を浴びた。
なぜ彼が自宅近くにある高校野球界の雄・PL学園に行かず、はるか彼方の宮城県仙台にある東北高校へ行ったのか?

ある雑誌の記事では、50以上の全国の高校からスカウトがやって来て、説明を聞いたそうだ。その結果、東北高校の練習環境が最も充実していたから決めた、ということである。杜の都仙台、という街にもきっと魅力があったに違いない。すぐ近所にあるPL学園では窮屈な思いをするだけだったろうなぁ、とも思う。

あぁ~、仙台は本当に美しくていい街です。 しかし仙台育英は残念!

…と、なんだかわけのわからない話になってきました。

連日この暑さですから、少々ボケております。

皆さまも、くれぐれも熱中症・日射病にはご用心ください。

 

 

 

 

 

 

 

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4 コメント

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病気が増えました。 (akira)
2010-08-19 08:57:38
昔は日射病ひとくくりでしたね。
今は、熱中症が問題視されています。

昔は病名がついてなかった病気が増えましたね。
たとえば、パニック障害ですとか。。
過換気症候群も昔はなかったように思います。

でも、同じような症状はあったのでしょうから、その時は何という病名だったのでしょう。
今では、過換気もパニック障害の症状のひとつに入っています。

昔で言う”神経病み”の病気に、いろいろと名前がつくようになりました。先日もありましたが、”心身症”も最近になって日の目を見ました。

本当に苦しい症状なのに、病名がつかないのは辛いですから、病名がついて、世間に病気として認識される事は良い事だと思います。
今だと、パニック障害と言われたら、それは辛いね、とまわりの理解も得られますが。

まわりに理解してもらえず、つらい症状なのに病名がつかない”耳鳴り”。薬もない。

いつになれば、日の目が当たるのでしょうか。。泣

追伸。
興南のピッチャーが脱三振記録で騒がれていますが、記録を見ると、桑田がいかにすごいピッチャーだったか、あらためてわかりますね。
返信する
医療の進歩でしょうか。そのわりに耳鳴りは… (akiraさんへ)
2010-08-21 05:18:35
長女の嫁さんは暑いときよく「熱射病にかかりそうです」と言っていました。
熱射病…という言い方もあったのですね。

パニック障害というのも、昔はなかったですよね。
学生時代の友人が、55歳を過ぎた頃から「心の病」で会社を休みはじめました。
彼を訪ねて行き「どないしたんや?」と聞いたら「パニック障害や」と言ったので、「なに、それ…?」と思ったものでした。
「パニックに陥る」というのはわかりますが、それに「障害」がくっつくと、なんだか意味がわからなくなります。

過換気…も自分が医師に言われたときが初耳でした。
神経病み、という言葉、久々に目にしました。
「あの人は神経病みやで」と、親が言っているのをよく聞いたことがあります。
「神経衰弱」というのもありましたが、トランプに同じ名前の遊びがあったので混同してしまいます(笑)。

「問題」の耳鳴りですが、これだけは本当に不思議です。
耳が鳴るというだけで何が病気じゃ、と思われがちです。
飛行機に乗ったり、列車でトンネルに入ったりした時、一時的に耳がツーンと鳴る症状を想像する人も多く、すぐに元に戻る、というイメージがあって、僕たちの耳鳴りと全く違うことはわかってもらえませんね。
自分の耳鳴りも心身症だろうな…と最近思いはじめていますが…。

興南はしかし、すごいですねぇ。
報徳に5点差をひっくり返す逆転勝利。
「沖縄」というだけで、全国のファンも多いだろうと思いますが。
返信する
誰も止められませんでした。 (akira)
2010-08-22 08:55:38
興南。ついに優勝しましたね。
春夏連覇しちゃいました。

ピッチャーの島袋選手が騒がれましたが、三振も多かったのは確かですけど、わりと結構打たれましたよね。
打たれても、打線がそれをカバーして余るくらい打つものですから、全員で勝ち取った優勝なのでしょうね~。
返信する
参りました (akiraさんへ)
2010-08-22 09:40:11
僕は…
いちおう、関西人なので、準決勝では報徳を応援しましたが、大逆転負け。
いちおう、巨人ファンなので、決勝では原監督の出身校を応援しましたが、大敗。

昔はどこか判官びいきのような扱いを受けていた沖縄ですが、今や強豪中の強豪。
まさに全員で勝ち取った優勝ということで、高校野球の理想を地で行くチームですね。
参りました!
返信する

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