自転車で四国一周をめざすコスタクルタさん(東京在住)から携帯にメールが入ったのは今月17日の午前中だった。その日の夕方のフェリーに乗船し、18日の昼頃に徳島へ着きます…とのことであった。
大阪の南港から徳島の港までなら短時間で行くが、関東からだと、徳島へは丸一日近くかかるんだね。さすがに遠いなぁ、と実感した。
「仕事が忙しく練習も出来ていない状況ですが4日間で四国を回りたいです」と意欲的だ。最後に「楽しんできます」と付け加えてあったのには、心が和んだ。
しかし連日のこの猛暑である。体調だけは十分に注意して、無理しないでね…と言ってあげたいところだが、4日間で四国を回るのは、「無理しなければ無理だろ」…な~んて真面目に思ったりするので、「気をつけてね」くらいしか激励の言葉を送れなかった。
コスタクルタさんは自転車旅行が趣味で、偶然にネットで僕の自転車旅行のブログを読まれたそうで、2年前に、その感想のコメントをこの「のん日記」に送ってくれた。
自転車旅行のブログを読んで、とても感動して、目頭が熱くなりました。
何か自分が言うのも変なんですが、ありがとうございました。
(2008年5月12日)
自分の息子より年の若い人からそんなコメントをもらい、本当に嬉しかった。
それから時々コメントをいただくようになった。
その年の8月に彼から、夏休みをとって輪行(自転車を分解して袋に入れ、乗物で現地までへ行くこと)で広島まで行き、そこから東京へ向って自転車で走る計画をしています…との連絡をもらった。
広島から東京へ向かう途中に、僕の住む大阪がある。
「大阪を通った時に、会いましょう」
僕たちは連絡を取り合い、大阪市内の国道1号線沿いの京橋というところで待ち合わせをし、近くの居酒屋で大いに飲み、大いに語り合った。
2人ともいい気持ちに酔ったので、コスタクルタさんは京橋駅の自転車預かり所に愛車を預け、電車に乗って東大阪市に住む先輩の家に行き、泊めてもらうことにしてお別れをした。
あれから2年。当時僕は、まだ勤めていた。懐かしいなぁ~。
以前から「ぜひ四国を回りたいです」と言っていた彼が、いま、念願を果たす旅に挑戦している。18日午後から走り始めたとすると、今日か明日にゴールインすることになる。いつフィニッシュのメールが来るのか、楽しみにしている。
僕が29歳の時に四国自転車旅行へ出かけた時は、徳島から室戸岬、高知、中村、南宇和、大洲と5泊して、愛媛県の東予から大阪南港行きのフェリーに乗船するまで、6日間かかった。それでも四国の3分の2ほど回っただけで、瀬戸内海沿いはほとんど走っていない。
コスタクルタさんはその四国一周を、4日間で走破しようという計画だ。
そのパワーは計り知れない。
最後までがんばってね~、コスタ君!
2年前の8月。大阪の居酒屋でコスタクルタさん(左)と。
私も昨日偶然にのんさんの自転車旅行記に行き当たり、その文章と旅の素晴らしさに感動し一気に読破してしまいました。
私は1964生まれで、1985頃に同じような自転車旅行を体験しました。
のんさんの文章でその頃の旅の記憶が次々と蘇り、他人の日記なのにとても懐かしい気持ちになりました。
私も旅の途中で色々な人に助けてもらったなぁ…
土地のかたのご自宅にお呼ばれしたり、駅員さんの宿直室に泊めて頂いたり、野宿をしていてオカマちゃんに起こされたり…
YHに連泊して羽目を外したり、自転車を預けてヒッチハイクの旅をしたり。
のんさんの写真ではジャリの道も、私の時代はほとんどきれいに舗装されていましたよ。
こんな形で自分の旅も残せたらいいだろうなぁ、と思いますが、もう当時の記録も記憶も曖昧になってしまいました。
でも、本当にのんさんの文章は素晴らしいですね。(年上のかたに失礼ですね…)
。
やはりお世話になったかた達の事は忘れないものですね。(不義理にはしてますが…。)
やっぱり‘人’ですよね。
人との出会いがその旅を豊かなものにし、自分を育ててくれると言うか…。
…やっぱりのんさんのように上手く書けませんが… ありがとうございました。
長々とくだらない事をすみません。
私は趣味が高じて自転車屋をやってます。
嫁はその旅の最中に北海道で知り合った札幌の女性です。
コスタさんにも良い出会いがありますように。
人生の時間は貴重です。
あまり無駄なことに貴重な時間を費やすのはもったいないですよ(笑)。
いやまあ、これまた大変うれしいコメントをいただきました。
世の中というのは、偶然の積み重ねで成り立っている、というのが実感できますね。
コスタクルタさんは、昨日は1日で230キロほど走破して、松山から高松まで走り抜いたそうですが、途中、19歳のサイクリストと知り合って一緒に走ったのでなんとか目的地にたどり着けた、とメールで書いてこられました。
BPSさんがおっしゃいましたとおり、コスタさんにも良い出会いがあったみたいですね。
1964年生まれなんですね。
その年は僕にとっても思い出深い年で、高校に進んだ年でした。とりわけ、10月に東京オリンピックが行われ、テレビにかじりついて熱中したものです。
東海道新幹線も開通し、日本の国が、あらゆる面で高度成長した象徴的な年でしたね。
同じような自転車旅行を経験されたとのことですが、やっぱり面白そうな体験をしておられますね。
僕も新潟でオカマさんに旅館に連れて行ってもらって朝食を呼ばれたり、大阪から来たという20歳の女性サイクリストと会ってオホーツク海岸でテントを張って二泊したり、交番に泊めてもらったり、いろんな体験をしました。こういう旅だからこそ出来る貴重な体験ですよね。
その旅行中に北海道で知り合った札幌の女性と結婚された…とは、これまた驚きました。
BPSさんにとっても、その旅行は、今の人生のルーツとなるような大きな体験でしたね。旅行記を書かれたら、読ませていただきたいですね。でも、当時の記憶も記録も曖昧になられた、というのは少し残念ですが…。
今朝、コメントを読ませていただいたあと、長い間読んでいなかった四国や九州、中国地方に細切れで自転車旅行をしたときの自分の日記を引っ張り出して読み返しました。1978年~80年に、四国、九州、中国地方を走って、いちおう日本一周を果たしたときの日記などです。
読んでも、思い出せない部分が多かったですが、今回をきっかけに、この「自転車旅行西日本編」を、またブログに書こうと思います。
ところで、自転車屋さんをやっておられるのですね。趣味もそこまで徹底すると、価値がありますね。いい人生を歩んでおられます。
僕は、旅行記でも書きましたが、自転車屋さんで生まれました。
ごめん。あまり関係なかったですね(笑)。
よろしかったら、またこのブログを覗いてやってください。
ありがとうございました。
ご丁寧な、そしてまた楽しい返信コメント、ありがとうございます。
四国や九州、中国地方の旅行記、楽しみにしています!
>コスタクルタさんは、昨日は1日で230キロほど走破して、
コスタさん凄いですね!
私も最近は日帰り300kmランとかにはまっています。
トータル4日間で744キロということでしたが、この暑さですからね~。
無事に生きて帰れそうで、よかったです(笑)。
日帰り300kmランなんですか…
自転車で300キロって、凄まじいですね。僕などには未踏の距離で想像がつきません。
底知れぬ体力と精神力、そして実行力ですね。感服しました。