解散の名称は…?
衆院が解散し、来月16日が投開票日と決まった。
過去の衆院解散・総選挙にはそれぞれ「名称」がつけられてきた。
吉田茂首相の「バカヤロー解散」はすでに伝説と化している。
佐藤栄作首相の時は「黒い霧解散」であった。
海部俊樹首相の時は「消費税解散」。
そして小泉純一郎首相の「郵政解散」はまだ記憶に新しい。
そこで今回の野田首相の場合はどうか…?
どうやら「近いうち解散」と名づけられそうだと報じられている。
「近いうち」というのが、今年の流行語になったくらいだもんね。
と、まあ、そんなことで…。
今回の衆院選は、民主、自民、そして第三極による三つどもえ…
とも言われているけれど、第三極党という党があるわけでもなく、
二大政党以外のいろいろな党の数が多すぎ、政策が分りにくい。
国民の不信感にまみれた民主党が大敗するのは、誰が見ても間違いないでしょうね。
多くの理想を掲げて人気を博し、自民党政権を倒してから、まだ3年ちょっとである。
本当に、この国の政治は、コロコロと変わって、全く軸が定まらないんだから。
わが町の選挙区は…わけワカメ
今回もそんな不可解な選挙情勢の中で…
僕が住む地域の選挙区は大阪14区というところなんだけれど、
この選挙区が、特にややこしいことになりかけているのである。
前回の総選挙で勝利した民主党の長尾某が、先日離党を表明した。
離党してどうするのかと言えば、自民党に入るつもりだという。
解散したとたんに、民主党から自民党への「寝返り」である。
壁ぎわに寝返りを打つのは沢田研二の歌「勝手にしやがれ」だけれど、
民主から自民へ寝返りを打つのは「勝手にしやがれ」では済まない。
僕たち投票する側から見て、これはどう解釈したらいいのだろう?
おまけに大阪14区にはまだもう一人「寝返り」がいる。
前回、自民党から立候補して、長尾に敗れたけれど、
比例で復活当選した谷畑某というおっちゃんである。
このおっちゃんは、長年自民党で代議士をしてきたのに、
2ヵ月前、日本維新の会に「寝返り」を打ったのである。
で、それによって自民党はこの選挙区で空白になっている。
そこへ民主党からの寝返りさんが割り込もうとしているわけだ。
谷畑対長尾は、過去の衆院選で何度も自民対民主として戦ってきた。
僕たち有権者は、その構図が頭から離れない。
それが今回は、維新の会の谷畑対自民党の長尾の対決になりそうなのだ。
まさに「寝返り同士の対決」というところか。
見返り美人…ならいいけど、寝返り議員…なんてなあ。
そんなことで、来月の総選挙は有権者を惑わせる要素が満載だ。
何を基準にして、誰に、あるいはどの党に一票を投じていいのか…?
さっぱりわからないまま投票所へ行くというのも情けない話だ。
さて、どの党を支持するか?
「近いうち」 に決めなければ…
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