毎日が飛ぶように過ぎてゆく。
最近、いよいよそのスピードが増してきている。
「あれは2年くらい前のことかと思っていたら、5年前やったわ」
というようなことが、しょっちゅうある。
このブログも、できれば2日に1回は更新したいんだけど、ふとパソコンの画面を見ると、もう2日間も3日間も更新していなかったことに気がつき、「えっ、もうそんなに日が経ったの?」と驚いたりすることが多い。本当にあっという間に日が経つんですよね。
それだけ変化に乏しい日々だからかも知れない。特にコロナ禍以来、行動範囲が狭まって、ほとんど遠くには出かけていないので、余計に月日の経過が脳に刻み込まれないのかなぁ、と考えたりする。
で、そんな時に、新聞に載っていた作家の柴崎友香さんの、こんな文章が目に入った。
「年を取ると時間が経つのが速く感じるのはそれまで生きてきた時間と比べるからだ、と聞いて納得したことがある」
と書かれていたのだ。
たとえば、50歳の人にとっての1年は今まで経験した時間の50分の1だけど、20歳の人にとっては20分の1。小学生の頃から20歳くらいまでは、1年というのは、変化に富んでいることもあってすごく長い時間だったけど、歳を取るにつれ、その時間の感覚が徐々に短くなってくる…
…というような内容だった。
これを読み、僕も「な~るほどねぇ」と、なんだか長年の謎が解けたような気持になった。
でも、やっぱり長く生きていると、それなりに多くの経験を積んできているわけで、僕自身は過去の記憶の積み重なりを思い浮かべることで結構楽しくやっています。
そしてさらに、そんな「記憶のいろいろ」をこのブログで、文章や写真の形で載せるのも大きな楽しみです。
人生いろいろ、記憶もいろいろ。
あぁ、このブログも、ますます「昔ばなし」が増えていきそう!
さっそく何か楽しい思い出の写真を、と考えて…
カリフォルニア州のヨセミテ国立公園での1枚。
サンフランシスコから車で約4時間の場所です。
壮大な景観が今も鮮やかに記憶に残っています。
(2004年1月の写真です)
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