先日、「3年B組金八先生」や「渡る世間は鬼ばかり」に出演していた女優の赤木春恵さんが亡くなり、お別れの会が開かれた様子などがテレビに映し出されていました。94歳ということでした。ご長寿でしたね~
「お別れの会」で「金八先生」の武田鉄矢が「本当にお母さんのようで、やさしい人でした」と話していましたが、武田鉄矢は僕と同じ年なので、赤木春恵さんも僕の母と同世代ということになります。
調べてみると赤木春恵さんは1924年(大正13年)生まれということですが、うちの母は1928年(昭和3年)生まれなので、母が4歳下になります。ということは、母が生きていれば、今年でちょうど90歳なんですね~。
そうか、おかんが生きていたら90なんや、と…このニュースを見ながら、そんなことを思っていました。
さて、その数日後、またひとつ訃報が入りました。
大中恩(おおなかめぐみ)という男性の方なのですが、土田藍(つちだあい)というペンネームの作曲家で、これまた、赤木春恵さんと同じ94歳で亡くなったというニュースでした。
この人はどんな歌を作曲したかと言うと、童謡の「さっちゃん」とか「犬のおまわりさん」という曲なんですが、僕はこの「犬のおまわりさん」という歌に、いまでも忘れられない思い出があるのです。今日はそのことを少し…
あれは長男が2歳くらいの時。つまりもう大昔の話になりますが、「犬のおまわりさん」という歌が大好きな子でした。いつもいつも、家の中でも外に出ても、その歌ばかり歌っていました。よほど好きだったんでしょう。
まいごのまいごの こねこちゃん
あなたのおうちは どこですか
おうちをきいても わからない
なまえをきいても わからない
ニャンニャン ニャニャーン
ニャンニャン ニャニャーン
ないてばかりいる こねこちゃん
いぬのおまわりさん こまってしまって
ワンワンワンワーン ワンワンワンワーン
僕も妻も耳にタコができるほど、その歌を聞かされ続けてきました。
あるとき、その2歳の長男と1歳の次男を乳母車に乗せて、妻と買い物に出かけたのですが…
近所の信号を渡る所でおまわりさんが立っておられました。ふだんは見かけないので珍しいなぁ、何かあったのかな? と思いながら僕が「おまわりさんがいてはるなぁ」と、ふと口に出したら、乳母車の中で立っていた長男がギョロっとこちらを見て、「おまわりさん、いてるのん?」と興奮したように聞いてきました。
ちょうど、おまわりさんのすぐそばを通り過ぎようとしていたところでした。
「うん。この人が、おまわりさんやねんで」と、僕はおまわりさんに聞こえないように、小さな声でそう言ったのですが、その瞬間、2歳の長男は驚くほど大きな声でこう言ったのです。
「あぁ、おまわりさんか? あれは犬かぁ!」
長男は元々声が大きい子だったので、確実におまわりさんの耳に入っていたと思います。おまわりさんは、チラッとこちらを見て、すぐに視線を逸らせましたが、僕は冷や汗をかきました。おい、なんちゅうこと言うねん!
長男は「おまわりさん」と言えば「犬のおまわりさん」しか知らないのですが、警察官にとってみればそんなこと想像もしていないでしょうから、
「あれはイヌか!」
と言われたら、きっといい気分はしませんよね。ドラマで「お前はサツの犬か」なんてセリフがよくあった時代ですからね~
そんなことで、
作曲者の方の訃報と同時に「犬のおまわりさん」と聞くと、遠い遠い昔の出来事を思い出した次第です。
それにしても、あの昔々の「犬のおまわりさん」を作曲された方が、このたび94歳で亡くなられたとはねぇ。
94歳…
94歳まで生きるとしたら、僕はまだあと25年もあります。
まあ、僕はそんな長生きするはずがない、というのは、自分の健康状態を知っているだけに分かっていますけど。
でも、赤木春恵さんもこの作曲家さんも、
お二人とも94歳って、すごいですね~
親、兄弟、友達には長生きしてほしい~とおもいます。
自分の寿命は?と思うとなかなか自信がないですわ。
そっか、お母さんは昭和三年ですか、うちの叔父(父の長兄)が昭和元年でしたが、生きていれば92?そう思うと生きてるところを見てみたかったきがしますね。父は10年生まれなので、84?病院での事故がなかったら、生きてたかも?と思うといまだに残念です。
今日は、主人の母の命日でちょうど父親のこととか思いだしていました。
私の名付け親の方は、100歳で危篤になって101歳で復活して乳母車を押しながら走り回っていましたが、104歳で亡くなられました。大往生ですね~。そんな元気な長寿になれたらええですねえ。
犬のおまわりさん、そういえば
最近の子供はあまり歌ってないんちゃいますか?
子どもには覚えやすいリズミカルな歌ですよねえ。
w楽しい思い出ですね(^^)
で、昭和3年生まれのうちの母が90歳ということですよね。
yukariさんの伯父さんは昭和元年だから、ご存命なら92歳。
お父様は昭和10年で、ご存命ならば83歳ですね。
お父様が入院されていた病院でお会いしたのはもう8年ほど前になります。75歳ぐらいでいらっしゃった時かなぁ。
不運な出来事が原因でお亡くなりになられたことは、今もお気の毒だなぁと思っています。
しかし、「名付け親」という方は、100歳で危篤…なのに101歳で復活。
乳母車を押しながら走り回っていた? すご~い! 104歳まで生きられたとは。
大、大、大、大往生ですわ。
しかし、自分が何歳まで生きるのか? わかったら都合がいいだろうなぁ、と思う一方で、
そんなこと、わかったら怖すぎますよね。
天から授かった命ですから、天に任せなければね~