僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

鬼怒川決壊の生中継を見て

2015年09月11日 | ニュース・時事

昨日の午後、外出先から帰ってテレビをつけて驚いた。

濁流の中で、孤立する住宅で人が助けを求めていたり、
屋根に登り、犬を抱いてうずくまる2人の男女がいたり、
その少し向こうに、電柱にしがみついている男性がいたり。

茨城県の常総市で、鬼怒川が決壊した場所からの中継だった。

自衛隊等のヘリが、孤立している人たちを救助する…
こういうシーンを生中継で見たのは初めてである。

ハラハラしながら見ていた。

ヘリでの救出も、映画のようにてきぱきと救助…
…というふうには、実際にはいかないようだった。
見ていてもどかしかったが、やむを得ないのだろう。

電線や何やらが邪魔をして、すぐには隊員が降りられない。

時間をかけて一人ずつ、隊員に抱かれてヘリへ吊り上げられていく。
その際、ワイヤーが切れたりしないだろうか…などと冷や冷やした。


今、11日の午前9時過ぎだが、現在もヘリによる救助が行われている。
また、現時点で発表されている行方不明者の方々は、22名ということだ。

こんな濁流を見ていると、東日本大震災を思い出す。
今日は、あれからちょうど4年半という節目の日だ。

その日に、被災地だった宮城県などが今また大雨に襲われている。


それにしても、昨日の映像は衝撃的だった。
常総市という地名は、高校野球の常総学院でよく知っている。
わが地元であるPL学園と、甲子園で決勝戦を戦ったこともある。

また、以前、鬼怒川温泉に行ったとき、
鬼怒川のせせらぎに癒されたことがある。
昨日は、その温泉の一部の露天風呂が倒壊した映像もあった。

江戸時代までは、穏やかな流れを意味する「衣川」
あるいは「絹川」という名前の川だったそうである。

それが、近代になって、鬼怒川という字になったという。

普段は「衣」や「絹」のように穏やかな川も、
いったん衣を脱ぐと鬼が怒ったような凶暴な川になる…

昨日の決壊の映像は、まさにその名のとおりであった。


わが家も、すぐ近くに大和川がある。
鬼怒川同様、川床が周囲の平野より高い「天井川」である。

1982(昭和57)年8月に、決壊寸前まで行ったことがある。
あの時、大阪では「60年に一度」と言われる大雨が降った。
うちの自宅も床上浸水して、1階部分が無茶苦茶になった。

台風も怖いけれど、雨だけでもこれだけ怖い。
決して油断してはならないのである。

昨日の映像を見ていて、改めてそう思った。

 

 

  ちなみに、大和川に関する2年前のブログです 

http://blog.goo.ne.jp/non-ap/e/401985083370d3e036133af8c28ded8b?fm=entry_awp

 

  

 


 

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