きょうは年賀状にまつわるお話です。
今回、年賀状は1通も出しませんでした。
こんなのは、初めてのことです。
2年前(2019年)のお正月。
思うところがあって「誠に勝手ながら、今年をもちまして年賀状を最後にさせていただきたいと存じます」という文面の年賀状を大勢の方たちに送りました。そのことは、このブログにも書きました。
ただ、いろいろな理由で、どうしてもそうすることができない一部の人たちには通常の年賀状を送りました。
そして去年(2020年)も、その一部の人たちには送ったのですが、今回は、とうとうそれもやめて、年賀状は一通も出さずじまいでした。
理由は? …特になくて、いわば、まぁ「ずぼら」ですわ。
そして迎えた元旦。
その「一部の人たち」からの十数通の年賀状が届きました。1枚1枚見ていくとやはり胸が熱くなって「こりゃ、放っておけない」という気持ちがこみ上げてきました。う~む、どうしたらいいか? 考えました。
そこで思いついたのが「寒中見舞い」でした。この「寒中見舞い」は、年賀状を出さなかったことを詫びる意味にも使われるようですが、それだけではなく、年賀状のお礼を述べ、自分の近況を伝え、相手の人への思いを述べるものでもあるというので、それを出せばきっと喜んでもらえるだろうと思ったのです。さらに、僕が年賀状を出さなかったことで「何かあったのでは?」と、先方さんに心配をかけてしまっているかも知れませんしね(もう、こんな年だし)。
ただ、寒中見舞いは「松の内」つまり小正月が終わる1月15日までは出してはいけないそうです(関東では「松の内」は1月7日までのようですが)。
で、きょう1月15日に郵便局へ行ってハガキを買い、半日をかけて、パソコンで年賀状に対するお礼の文を1通ずつ考えながら打ちました。年賀状に写真などがあった場合は、それに対する感想などを書いたりしてね。そしてそれらを古いプリンタでゴトゴト印刷をして、無事に「寒中見舞い」は出来上がりました。
あぁ、やれやれ。
プリントを終えた時は、ある種の達成感のようなものを感じました。
これら十数通の手作りの「寒中見舞い」は、明日、投函するつもりです。
しかし、こんなことなら、2年前に年賀状をやめることはなかったのでは? な~んて少しだけ思いましたが、「それを言っちゃぁ、おしまいよ」という寅さんの声が聞えてきそうなので、慌てて打ち消しました(笑)。
まぁ、これからも年賀状をいただいたら「寒中見舞い」でお返事をすればいいかな~と思っています。
★追伸
元職場の後輩〇〇クンにも「寒中見舞い」を書きました。彼は年賀状に「ずっとブログ読んでますよ」と書いてくれていました。それなら、僕からの「寒中見舞い」が届く前に、〇〇クンはこのブログを読んでくれるはずだから、バレバレですね~(笑)。