大阪は今や「G20サミット」一色に塗りつぶされています。
僕が住んでいるところは、それほどでもないけれど、大阪市内では大変なようです。TVニュースを見ても、市内の道路沿いの画面は警察官だらけ。大阪市内に勤めている長男の話では、数日前から主要道路には約50メートルごとに複数の警察官が立っていて、その横のパトカーには「北海道警」とか「宮崎県警」とか、日本中の警察が集まっていたということでした。
う~ん。こんな調子じゃ、大阪以外の都道府県は警察が手薄になっているんじゃないの? 大阪以外で悪い奴らが暗躍するのではないの?な~んて、むしろそちらが心配になるほどですよね。
高速道路は通行止め。一般道路も厳しい規制。バスやタクシーも、いちおう運行はしているものの、ほぼ役に立たないのでは、とも言われています。また、今日の首脳陣の夕食会が行われる「大阪迎賓館」がある大阪城公園は、周囲がものすごい警備ぶり。う~ん。僕が知る限り、大阪でこれほどの厳戒体制がとられるのを見たのは初めてです。たぶん、大阪の皆さん全員がそうだと思います。
かつて、1995年(平成7年)10月、パリへ旅行した時、ちょうどその直前にイスラム集団によるパリ地下鉄爆弾テロ事件が起きたことで、パリの街中が厳戒態勢にありました。地下鉄の乗降場所には、銃を担いだ警察官たちが直立不動の態勢で整列している。小さな店に入る時にも、手荷物を隅々まで検査される。ゴミ箱はどこにも置かれておらず、たとえば街頭で売られていた焼き栗を買って食べても、皮は道端に捨てる。だから街の中は汚れまくっていた。
あの時の厳重な体制もすごかったですけどね~
でも、今回の大阪の厳戒態勢は、それどころではない。ホントに見たことのないほどのものです。
そこで…
「どんなんか、ちょっと見てみたいなぁ」
と、僕は好奇心を抑えきれず妻に言った。その様子をテレビではなく、この目で確かめてみたい。今日と明日にG20の会議が開かれるので警戒体制はピークに達しているはずだ。どんなんか、見てみた~い。
そこで、今朝、僕は妻に、
「今日、これから梅田まで電車で行って、そこから天王寺まで、御堂筋やナンバや通天閣なんかの人通りの多いところをウオーキングしたらどうやろか? 警察官がいっぱいいるやろうなぁ。厳戒態勢がどんなんか、見たいわ」
と言ったのです。
妻は笑って「怪しまれたらどうすんの? いつもみたいにリュックを背負っていたら、おまわりさんから変な目で見られるわよ」と妻。
でも僕は、 「もし職務質問されたら、『どんなんかな~と思って見に来ましてん』と言ったらいいじゃん」と言う。すると妻は 「そんな…アホかいな、と思われるよ」と言う。
「そうかなぁ。見たいなぁと思っている人、多いんちがう?」と僕。
「でもね。もしも、だよ。ホントにそんなところを歩いていて、テロに巻き込まれて、死んでしまったらどうするの?」 と、妻が冗談半分で言う。
そのとき、朝ご飯を食べていたモミィが横から口を出した。
「ほんまや。わざわざそんなとこに行って死んだら、笑われるで」
そんなことで「厳戒体制見学ウオーク」は実現しませんでした(笑)。
そこで今日は午前中から妻と地元のコースをウオーキングしました。
わが家から歩いて1時間ぐらいにある「リック羽曳野」の図書館へ行って本を借りたり、ホームセンターでちょっとした買い物をしたりした後、その帰り道に「くら寿司」に入って昼食をとりました。暑い中での1時間半余りのウオーキングはかなり疲れたので、お店で飲んだビールは「うま~い!」と、ホント、格別でした!
で、その「くら寿司」のテーブルに、こんなメニューが置いてありました。
「G20大阪サミット」にちなみ、
昨日と今日で限定20食として、
G20・海鮮丼20種の食材とか、
G20・甘えび20尾メガ盛りとか、
G20・スパイシーカレーうどん20種のスパイスとかね~
まあ、そういうことでした。