さて、NHKの朝ドラ「まんぷく」も、昨日の土曜日が第109話でした。それでも最終回の3月30日(土)まであと7週間あります。週に6回放送があって7週間ですから、明日からもまだ42回あるんですよね(ということは、全151回?)。
寝食を忘れるほど必死に即席ラーメン作りに取り組む萬平と、萬平を献身的に支える福子の夫婦の姿は、見ていても微笑ましいですが、試しても試しても思うようなラーメンができないもどかしさもありますね。ネットの一部では「同じようなことの繰り返しで、見ているだけでまんぷくになるわ」という批判的な意見も出ているようですが、まぁ毎回いいところで終わるので、次はどうなるのか? と、気になりますよね。
それにしても、なかなか出来上がりませんね~ 新ラーメン。
最初は麺の生地から味を付けようといろいろ試すが、失敗。
「イチから考え直すぞ」と萬平。一緒に考える福子。
麺自体に味付けはせず、普通の麺にスープエキスで味付けをするという方法を考えつく。まず麺をスープエキスに10分ほど浸して味をしみ込ませ、そして麺を取り出し、湯切りして別の器へ移してお湯を注ぎ、しばらく待って食べてみるが、麺がふやけてコシがない。あぁ、失敗。
次は、麺をスープエキスに10分も浸さず、サッと漬けるだけ。麺に味をしみ込ませるより、表面に味がついているだけでいい。それがお湯に溶け出せばおいしいラーメンスープになる。これで麺が出来上がった。しかし、それを常温で保存する方法がわからない。
福子が「塩漬けにしたら?」と言うのでやってみたが、失敗。
次は、その麺を天日干しにする方法。つまり麺をスープエキスにサッとつけ、お日さまに当てて乾かす。乾いたところでお湯を注ぐ。しかし、食べてみれば、固い麺とふやけた麺が混ざっている。また失敗。
天日干しがダメなら陰干しは? ということで、陰で1時間、2時間、3時間と干してみるが、それもうまくいかない。
他にもいろいろ試すがことごとく失敗する。
ある時「お湯をかけて戻るのは…高野豆腐だ!」ということになり、蒸してスープエキスをかけた麺を、高野豆腐の製造過程と同じように、製氷工場に持ち込んで凍らせ、次はお日さまに当てて乾かす。それを何度か繰り返す。
よ~し、今度こそ!
みんなが集まるカフェで、その「高野豆腐作戦」で作ったラーメンに湯を注ぎ、何人かの人たちに試食してもらう。しかし…
「おいしくないですね~」という感想がみんなの口から出る。
…やれやれ、まだ、でけへんのん?
と僕もテレビの前でため息が出ますわ。
そんな時、昨日の土曜日の放送では、福子が天ぷらを揚げているのを萬平が、じ~っと見つめ、「これだぁ!」と叫ぶ。
そこで昨日は終了したのでした。
麺を揚げることで常温保存できる、ということをついに発見した重要なシーンだったと思います。
ところで…
僕はチキンラーメンは、昔はよく食べましたが、ここ数年は食べたことがなかったのです。でも「まんぷく」を毎日見ているので、1度くらい買ってみようと、先週、スーパーで久しぶりにチキンラーメン5袋セットを買いました(298円でした。安いですね。関係ないか…)。
で、買った日にさっそく一つ食べてみたのですが、懐かしい味でしたね~
学生時代はよく食べたので、その頃を思い出しました。
そこで、ふとチキンラーメンの袋を見たのが昨日のことでした。それも、昨日の「まんぷく」を見た後です。袋の裏に小さい字で「原材料名」という欄がありますが、それを見ると…
「原材料名」の一番最初に「油揚げめん(小麦粉、植物油脂、しょうゆ、食塩、チキンエキス、香辛料……)とありました。あぁ、やっぱり…。ここにちゃんと「油揚げめん」と書いてありますわ。
なるほどねぇ。やっぱり麺は揚げているんや。
これを僕がもっと早く知っていたら、麺を常温保存する方法に苦悩する萬平さん夫婦に教えてあげられたのにね~。もちろん、天ぷらを見て気がつくより、もっと早い段階に、です。
「なにをワケのわからんこと言うてるのん?」と言われそうですが。
でも、こういう方法があるんですよ。
今のチキンラーメンを持ってタイムトラベルして昭和30年代に戻り、萬平さんに袋に書いてある「油揚げめん」の文字を見せてあげるのです。そして「萬平さん、麺を油で揚げたらいいんですよ」ってね、教えてあげるんですわ。あはは。
どうも、メチャメチャな話になってきましたね~
実は僕は、過去や未来へ自由に行ける「時をかける少女」なんです。
あ、違いますか?
「時をかけるジジイやろ」って? (放っといて!)
う~ん。このオチ、ゼンゼン面白くないですね。
どうも、どうも、失礼しました~