僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

都議会の“セクハラ野次”に思うこと

2014年06月23日 | 議会&役所

東京都議会の「セクハラヤジ」の“事件”は、海外メディアにまで波紋を広げ、もう、めちゃくちゃ大変な騒ぎになってしまった。この「セクハラヤジ」って字は「セクハラオヤジ」に見えたりしますよね。


ま、それはともかく「自分が早く結婚したらいいんじゃないか」というヤジの声が、テレビでもはっきり聴こえているのだから、いつかはバレるに決まっていた。それでも「声の主」は知らんぷりを通して、ウヤムヤになるものと思っていたようである。考えが甘い。これだけ大きな問題になると、もう収まるはずがない。世間が許さない。声の主がわかるまで、絶対にウヤムヤにはされないと誰もが思っていたはずだ。そして案の定、今ごろになって、鈴木某という議員が名乗って謝罪をした。「反省しています。初心に戻って頑張りたい」というから、初心に戻るというからには議員を辞めて、次の選挙で出直すのかなと思ったら、自民党の会派は離脱するけれど、議員は辞めないという。なら初心に戻ってないやろ。ほんまにアホやな、この鈴木某は。


この騒ぎが起きた直後から、ネットで調べると、議場に座っている位置から見て、この鈴木某とあと数人が怪しいという噂が広まっていた。昨日、「ウダウダ会」で京都に行く電車の中で、仲間たちに僕が「鈴木某というのが怪しいらしいで」と言うと「えっ、もうわかってるのん?」とみんな驚いていたが、ネットでは、早い段階から、このおっさんがほぼ声の主であろうと取り沙汰されていた。その鈴木某が2日ぐらい前にマスコミにマイクを向けられたとき、「絶対に私ではないですよ」と言っていた。「言った人は議員を辞職すべきだと思いますか?」とのマスコミの質問に、鈴木某ははっきり「そうです」と言った。なのに、自分が言いましたという今日の会見では「辞めません」というのだから、なんだこいつは…と思う。いくら辞めないと言っても、今さら世間は許すわけないだろう。往生際の悪い奴だ。それと「産めないのか」などと言ったほかの数人も今に判明するだろう。そういう議員はみんなまとめてクビである。


今回の都議会議員もそうだけど、僕たちが住んでいる地域の議会議員も、こんなアホな議員が沢山いる。38年間市役所で務め、そのうちの26年間を議会事務局で仕事をしてきた僕としては、数えきれないぐらいの議員をこの目で見てきた。立派な人もむろんいるが、常識を疑う人物も多い。僕は別に自民党自体は嫌いではないけれど、これまでの議会事務局担当職員としての経験で言えば、そのアホ議員は、圧倒的に保守系…つまり、自民党の議員が多かった。議員バッジをつければ特権階級になったように錯覚するオヤジは、たいてい自民党だ。手がつけられないほどのアホもかなりいた。いつか別に“内緒”のブログを立ち上げて、そういう経験談も書くつもりだけれど、今回のニュースを聞いて、真っ先に、犯人は自民党に違いない、と思ったものだ。


まぁ、“被害”に遭った女性議員もいわゆるタレント議員で、「さんまの恋のから騒ぎ」に出ていた頃(当時29歳)の映像を見ると、かなりおふざけキャラで、機関銃のようにおしゃべりをする女性で、ビキニ姿を披露したりもしていた。


そういう経歴を持つ女性と言うことで、今回の男たちのアホなヤジが飛んだのだろう。これが、たとえば共産党あたりの生え抜きの女性議員の質問なら、自民党の男たちもそういうヤジは恐ろしくて飛ばせなかっただろう。そんなことを言ったらたちまち「議長、今のヤジは女性蔑視です。休憩して処分してください」と、女性議員は叫ぶだろう。これは僕の元議会事務局職員としての直感だけれど、おそらくそんな展開になるはずだ。


それを自民党の議員はわかっているので、そういうことは陰で言い合っても、表では言わない。しかし今回は、たまたま初めて質問に立った元タレントで、若くて美人の独身女性で、(たぶん)ふだんは誰にでも愛想も良くて、話しやすい女性だったと思われるので、オッサンらもそんな認識があったから、ナメてかかってああいうヤジを飛ばしたものと思う。だから、よけいに卑劣だと言いたいのだ。そして彼女にとしては「軽く見られている」ということで、それが特に悔しかったのだろうと思う。


きょう、鈴木某が名乗り出て、謝って済むという問題ではない。
それで済む…と思っている鈴木某が、見ていて何とも哀れである。


他の「暴言議員」もシラを切らず、名乗り出るべきだ。
そうして、さっさと都議会議員を辞めるべきであろう。

何千万円もの高い年俸をもらう資格など、カケラもありまへん。

 

 

 

コメント (2)
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