僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

「顔見知り」 急増中

2011年10月05日 | 日常のいろいろなこと


昨日の午後、モミィを幼稚園に迎えに行くと、門のそばにいた女性が僕に会釈した。

「はて… 誰だろう?」

どこかで見たことがあるが、園児を迎えに来ているママではない。
視力が弱い僕は、門に近づいたところで、その女性が誰かわかった。

モミィが通うヤマハ教室で、同じクラスの女児のお母さんだ。
レッスン中、いつも隣り合わせにいる人だから、近くで見ればわかる。

女性から先に「エレクトーン教室の、モミィちゃんのお家の方ですよね」
と言われる前に、僕もそれとわかった。

彼女は、教室で子どもに付き添うママたちの中でも、キュートで愛想のいい人だ。
帰り道が同じ方向で、レッスンが終った後、道でまた会う…ということも、よくある。

その人が、モミィの通う幼稚園の門の前で、自転車に女児を乗せて立っていたのだ

「あ、こんにちは~。どうしたのですか? 今日はなぜ、この幼稚園へ…?」
と僕が聞いたら、
「この子が来年この幼稚園に入園なので、今日は入園申し込みに来たんです」
「あ、そうですか…?。へぇ~、同じ園区だったんですね」
自転車の座席の女の子も、僕を覚えているらしく、笑って手をふってくれている。

「モミィちゃんは、ここの幼稚園に通っておられるのですか?」と聞かれたので、
「えぇ、そうです。毎日迎えに来ています。モミィは来年から小学校です」
「あらぁ、じゃあウチの子と入れ替わりなんですよね~」

しばらく雑談した後、モミィが他の園児たちと並んで門から出てきたので、
「じゃぁ、また夕方に教室でお会いしましょう」と言い合って別れた。
火曜日だったので、午後4時半からエレクトーンのレッスンがあった。

で、夕方、またその母子とエレクトーン教室でいっしょになった。

 ………………………………………………………………………………………

こんなふうに、このごろ、いろいろな「顔見知り」の人が増えてきた。
町を自転車で走っていると、挨拶をされることが多くなってきた。

狭い道を自転車同士すれ違うとき、
若い女性の方から「こんにちわ~」と声をかけられる。
こちらもあわてて、あ、こんにちは~と笑顔で返すが、
知っている人もいれば、「ん…? だれだっけ…?」という人もいる。

この場合、ほとんど、モミィと同じ幼稚園のママであることが多い。
園児数としては年少組と年長組をあわせて60数人いる幼稚園だけど、
園児を送り迎えするために、1日2回、保護者たちは幼稚園に行く。
朝の送りのときは、そう多くの人と出会わないけれど、
迎えのときは、園児が出てくるのを待つ時間がある。
だいたい5分から10分ぐらいは待たなければならない。
僕は特に話し相手もいないので、ひとりぽつんと立って待っている。

迎えに来ているのは大半がママで、男は1人か2人しかいない。
どうしても目立ってしまい、他のママたちから顔を覚えられることになる。

こちらは、知っている顔より、顔を覚えられないママの数の方が多い。
(ただでさえ、人の顔を憶えるのは僕の苦手とするところである)
だから道ですれ違うと、相手は知っているが、僕は知らない…という場合がよくある。

幼稚園のお母さんたちと、エレクトーン教室のお母さんたち。
ほとんどが30代の女性であり、僕から見れば娘みたいな年齢の人たちである。

他にも、毎朝地域をパトロールされている高齢者の方々とも顔見知りになった。

まあ、そういう人たちから、町のあちらこちらで声をかけてもらえるのは、
正直に言えば、嬉しいものである。しかし、モンダイもある。

最近は、スーパーへの買い物は、なるべく妻に行ってもらうようにしている。
駅前のジャスコでも、食料品売り場をうろついていると、知っているママとばったり会う。
また顔を憶えていないママはもっと沢山いるので、どこで見られているかわからない。
特に近所の小さなスーパーとなると、必ずといっていいほどママたちの誰かと出会う。
ひとりスーパーで買い物をしているところを見られるって、ちょっと照れくさいわけで…。

この間は、僕が買い物のカゴを持ってビール売り場の前に立っていたら、
園児が走って近づいてきて、「モミィちゃんのおっちゃんや!」 と大声で叫ばれた。
恥ずかしかったわ~。

スポーツジムからの帰りは、たいていジャージを着てリュックを背負っているので、
そのままの格好でスーパーへ行くと、ママたちと会うと奇異な目で見られたりする。

だから、スーパーへ行くときは、なるべくきちんとした服装で行くことにしている。

また、先日はこんなことがあった。

僕は顔を覚えていないけれど、その人は僕のことを知っているというママから、
「駅前のコスパのプールで泳いでおられましたよね」と言われ、びっくりした。
「え、あなたもプールへ行かれてるんですか?」と問い返すと、
「いえ、子どものスイミングを見学していたら、その近くで泳いでおられたから」
と言われて、さらにびっくりした。
「あ、あれはモミィちゃんのお父さんだわ、と連れの人に言ってたんですよ~」

まあ、万事がこんな調子である。

ほんとに、どこで誰が見ているかわからないのである。

幼稚園やエレクトーン教室だけではない。

スポーツジムのプールで知り合った人も10人以上いる。
顔だけ知っている人の数も入れたら数10人になるだろう。
その人たちも大半が女性である。
(ただし、こちらは年配の方がほとんどですが…)

この人たちとも、町かどでバッタリ会うことが多い。
モミィを連れていると、「いやぁ、娘さんですかぁ?」
などと近づいてくるので、「いえ、孫ですねん」と説明する。
相手はのけぞり返り、「えぇ! お孫さん、いてはったん?」
と、大げさに驚いた表情をされると、こっちは冷や汗が出る。

まあ、こんなことで、この1年くらいで「顔見知り」の人たちが急増した。

ちょっと外出すれば、必ず知っている誰かと会う、と言っていいほどで、
勤めていた頃は、町の中にこれだけの「顔見知り」はいなかった。

楽しいといえば楽しいが、一方では、気を抜けないなぁ、とも思う。

友人のドイロンが、かつてこんなことを言っていたのを思い出した。

のんさん。世間は狭いですよ。誰が見たり聞いたりしているかわかりません。
気をつけてください。 よく言うでしょう、 「壁に耳あり 障子に白アリ」 って。

 …ということで、今日の話はこれでおしまいで~す。

 

 

 

 

 

コメント (4)
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