それにしても、なぜここまでズレまくるのだろうか。
菅首相がいまだに命脈を保っている政界不思議ワールドの中で、
今度は、首相が東日本大震災の復興担当相に任命した松本龍なる人物が、
時代劇の悪代官も蒼ざめる憎々しい放言を連発したことには、呆れるほかない。
箸にも棒にもかからないようなこんな政権、こんな政治家たちが、
いまだにのうのうと存在していること自体、不思議で仕方がない。
それにしても、松本龍というバカ男。
こいつの放言を聞いて、腹を立てない国民がいるだろうか？
…しろよ
…ちゃんとやれ
…（我々は）何もしないぞ
…自分が入ってからお客さんを呼べ、いいか？
被災地の知事に対しこの言葉遣いは何だ。
相手を見下している以外の何ものでもない。
いったいお前は何サマなのだ、と問いたい。
自分の名前にひっかけて、復興対策本部を「チームドラゴン」と呼んだり、
「私は３月11日以来、民主党も自民党も公明党も嫌いです」と言ったり、
岩手県知事に激励文を書いたサッカーボールを蹴り「キックオフだ」と叫んだり、
「私は九州の人間だから東北の何市がどこの県とかわからんのだ」ととぼけたり、
テレビのタレントやキャスターが受け狙いで垂れ流す言動と、何も変わらない。
サングラスをかけて会見に臨んだことも、同じような受け狙いだったのだろう。
自分はいま日本中で一番注目されていると思い、舞い上がったものと見える。
自分のキャラクターを作ろうと必死になっていたようである。勘違いも甚だしい。
被災地をはじめ日本中からブーイングを浴びせられると、今度は言い訳を重ねる。
あげくの果ては、「私は九州の人間だからちょっと語気が荒かったりして」とか、
「私はＢ型で短絡的なところがあって本意が伝わらないという部分がある」とか。
よく言うなぁ、そんなこと。
九州の人たちやＢ型の人たちが聞いたら怒るで。
そんなことで、この男は辞任する気など毛頭ないようだ。
野党も、もっと強く辞任を求めるべきなのに、相変わらず頼りない。
自民党の谷垣総裁はこのことについて、
「菅総理が内閣を掌握できていない一つの典型だ」と語ったというが、
こんなお茶を濁したような生ぬるいコメントしか出せないこと自体が、
自民党の中途半端な姿勢を象徴する「一つの典型」ではないのか。
大震災から４ヶ月が経とうとしているのに、
まだこんなゴタゴタを積み重ねて止まない無能で無神経な政治家たち。
今、日本中がどれほど情けない思いで自分たちの国の政治家を見ているか、
そんなことも知ろうともしないまま、彼らは能天気に過ごしているのであろう。
いくらなんでも、菅首相も民主党も、ええ加減に年貢を納めたらどうや。
とは思うが、では、それにかわって誰がやる？ となるとまた壁にぶつかる。
救いようのない事態、というのは、こんなことを指すのだろうか。
いずれにしても、あの薄気味悪い松本龍の顔は、二度と見たくない。
即刻、辞任してくれ。
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