ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2021年5月28日。気温が上がりました

2021-05-28 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報

 2021年5月28日、ようやく気温が少し上がってきました。やっと春が来たかと思いましたが、一時的なものだそうです。

 ずっと飛行機関連のニュースが続いています。

 ウクライナとエストニアが自国内の領空をベラルーシ航空飛行機が飛行することを禁止しました。

 リトアニア外務省は、ベラルーシの市民社会や独立系メディアの弾圧に抗議するため、ベラルーシ大使館の代表者を呼び出し、リトアニアの外相は「外交官の身分を隠れ蓑に活動するベラルーシ情報機関員2人に出国を求めた。」とツイッターで明らかにしました。(外交官の身分を隠れ蓑にして諜報活動ですか。でもそういうことしている外交官は世界中たくさんいますよ。みんなしてますよ。多かれ少なかれ日本人外交官もそうですよ。)

 ライアンエアー緊急着陸事件について国際民間航空機関は調査することを決定しました。

 ベラルーシ当局の主張は、「ライアンエアーに爆発物を仕掛けたというハマスの脅迫メールがスイスから複数の空港に送られてきた。ミンスクの空港だけではない。アテネの空港にも通知はあった。」

「国際ルールに従って乗員に知らせた。」

「乗員がライアンエアーなどと15分間にわたって相談し、ミンスク空港への着陸を決めた。(ベラルーシ政府がミンスク空港へ誘導したわけではない。)」

「指名手配中のプロタセヴィチ氏を拘束するため緊急着陸をベラルーシ政府が強制したとする欧米諸国の主張は全くまちがっている。」

 

ライアンエアー側は、「同機のパイロットがミンスクの管制官から爆発物について通知されたときに、ミンスクからライアンエアー社に連絡するよう依頼した。しかし、管制官は、ライアンエアーに電話したが、誰も受話器を取ろうとしなかった、という嘘をついた。(ライアンエアー社に記録もない。)」と主張しています。

 

 複数のメディアが、ミンスク空港の管制官がライアンエアーのパイロットに危険を知らせたのは、同機に爆発物を仕掛けたとする脅迫メールがベラルーシ側に送信される24分前だったと報道しました。(脅迫メールは後付け?)が、この報道はベラルーシ国内ではアクセスしづらくなっています。

 このハマスの名を語る脅迫メールはスイスに本拠を置くプロバイダー業者「プロトンメール」が管理するアドレスで送られていました。

 プロトン社は27日、ロイター通信の取材に、ライアンエアー機が危険を知らされ、緊急着陸のためにミンスクの空港に向けて旋回を始めた後にこの脅迫メールが送信されたことを認めました。そして今後の捜査に協力するとの声明を出しました。

 調査結果が発表されても、ベラルーシ政府は絶対に自分たちの主張を曲げないでしょう。

 

 ベラビア航空のチケット売り場では混乱が続いています。チケット払い戻しの列が3時間待ち。実際の払い戻しは1ヶ月後だそうです。

 ベラルーシ以外の国に滞在して、今月下旬に飛行機で帰国しようとしていたベラルーシ人も、フライトのキャンセルが相次ぎ、帰国できなくなって困っている人がたくさん出てきたようです。

 

 ベラルーシ大統領はロシア大統領と会談するため、大統領専用機でソチ入りしました。会談は5時間にも及んだそうです。さらにロシア大統領は、海水浴をしようと誘ったらしいです。

 

 欧州放送連合はベラルーシテレラジオカンパニー(ベラルーシ国営放送)を加盟局待遇を停止すると発表しました。

 

 ベラルーシの検察総局ラトビアの外務大臣とリガ市長に対して訴訟を起こすことを公表しました。アイスホッケーのワールドカップが行われているリガで、参加国の国旗が掲揚されていますが、ベラルーシの現国旗の代わりに白赤白の旧国旗が掲揚されたことに対し、ベラルーシ政府側が反発。民族的憎悪を扇動することを目的とした意図的な行動をしたとして、掲揚した外務大臣とリガ市長は、重大な犯罪を犯したとしています。

 もうラトビアの外交官は帰国し、ベラルーシの外交官も帰国。飛行機は両国の間を行き来していません。

 どのようにしてベラルーシ側がラトビアの外務大臣とリガ市長を裁判にかけることができるのでしょうか。

 ラトビア大使はベラルーシとの関係を凍結状態と発言しました。

 

 ベラルーシでは今後ウクライナからの輸入品に対して許可を厳しくすると発表しました。

 

 ベラルーシ初代国家元首のシュシケヴィチ氏の孫がワルシャワでヨーロッパに支援を求めるハンストを始めました。

 

 


ベラルーシのコロナウイルス感染者39万1637人。死者数2821人

2021-05-28 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報

 2021年5月28日の書き込みです。

 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は391637人になりました。1日の新規感染者数は1434人です。1日の新規検査数は17543件と減ったので、感染はやや広がったということです。

 死者数は2821人です。

 382167人が回復しました。

 628万件を超える検査数となりました。

 

 ベラルーシ大統領は国境地帯にテントを立ててワクチンセンターを作り、ウクライナと西側ヨーロッパから入国する人のためにロシア製コロナウイルスワクチンを接種することを提案しました。実際にどうなるかはわかりません。