2021年5月19日、天気が悪く、一日中空が晴れません。
半年間禁固刑に服役していたトゥト・バイのジャーナリスト、ボリセヴィチさんが釈放されました。反政府活動をしていたボンダレンコさんが警察の取り調べ中、死亡した事件で、警察側はボンダレンコさんは酔っ払っていた(アル中)から死亡したと発表したのに対し、搬送先の病院の医師が血中アルコール濃度がゼロだったことをボリセヴィチさんの取材で話し、その血液検査結果をニュース記事にしたところ、医師と一緒に逮捕されたものです。フェイクニュースを流したという罪ですね。
やっと釈放されたのですが、勤務先のトゥト・バイは昨日、一斉家宅捜査が入り、上司同僚少なくとも12人が逮捕されました。この件はフェイクニュース、つまり虚偽の報道をした罪ではなく、脱税の罪です。
すでにトゥト・バイのオフィスは閉鎖されており、サイトも閲覧できません。釈放されても復帰できる職場がない状態です。だから、今日、ボリセヴィチさんの釈放を決めたのかなあと思います。
新聞社ナーシャ・ニーワの編集長の自宅が、今日家宅捜査されました。
ハーグ国際刑事裁判所でベラルーシ政府が審理にかけられる手続きが始まりました。
EUはベラルーシ政府に対する次の経済制裁を前倒して発動することを発表しました。
国連はベラルーシ政府による人権侵害を調査するための専門調査員3名を選出しました。
ノーベル賞作家アレクシエーヴィチは、「言葉を逮捕することがベラルーシで始まった。」とコメントを発表しました。
ベラルーシ人がルーマニア国籍を取得する動きが加速しそうです。前からこの制度はあったのですが、今ベラルーシ人が大勢来るのではないかと、宣伝に力をいれているといったようすです。ルーマニア語ができるかどうかは条件に入っていません。ただし手数料は必要です。
政治とは関係ないですが、バラノヴィチ市郊外で軍用機(訓練機)が墜落。操縦士など2名が死亡する事故が起きました。ちょっとずれていたら市街地に墜落して、もっと被害が大きかったかもしれません。墜落現場すぐ近くの建物の外壁は剥がれ落ちそうになっています。
ボリソフ地区の川にかかっていた橋が一部崩落しました。