2021年1月22日。
アイスホッケー世界選手権大会の会場にミンスクが選ばれていましたが、取り消されたことの余波なのか、今年6月にミンスクで予定されていた近代五種のワールドカップも、会場はミンスク以外の場所に変更されることになりました。このW杯は東京五輪出場権をかけたものだったのですが・・・会場はどこに変更されるのか・・・一方で東京五輪自体が今年の開催を危ぶまれていますね。
ちなみに近代五種W杯、ミンスク開催中止はコロナウイルス感染拡大が理由ではなく、「ベラルーシ国内の政情不安のため」とはっきり発表されました。
今日の午前11時過ぎミンスクの中心部、独立広場で35歳の男性が焼身自殺を試みました。全身のうち50%以上の火傷を負って、入院中です。
自分でガソリン(?)をかぶった後火をつけたらしいのですが、ちょうど国会議事堂前という場所だったので、政府に対する抗議の焼身自殺だったのではと憶測が飛んでいますが、遺書は今のところなく、しかも意識不明の重態なので、理由ははっきりしていません。
この男性はドライバーの仕事をしており、二人の子供もいますが、昨年8月に離婚したそうです。離婚後も元妻と冷えた関係ではなかったそうで、子供にも会っていたそうですが・・・
政治的な目的というより、離婚したことで精神的に何か引きずっていたのかもしれません。しかし私生活が原因で自殺したのなら、どうしてわざわざ国会議事堂の前で焼身自殺という目立つ方法を選んだのかよく分かりませんね。
国連会議に野党のチハノフスカヤ氏とラトゥシコ氏が、遠隔でしたが登壇し、ベラルーシの現状を訴え、政治犯の早期解放を求め、またベラルーシへの支援を世界に訴えました。
ちなみにEU諸国はベラルーシ大統領を含む高官に対する制裁は、功を奏しておらず、今後さらに厳しい制裁を課す可能性を示唆しています。
またベラルーシ野党はEUからの支援を受けて、ベラルーシの治安部隊に打撃を与える策を練っていると発表しました。
一方ベラルーシ大統領は「ベラルーシはこれからも決して屈することはない。(負けることはない)」と言及しました。
大統領報道官、ナタリヤ・エイスモントのフェイスブックがハッカー攻撃を受けたらしく、ナタリヤ・エイスモントの死去を悼み、生前の功績を忘れないようにしましょう・・・といった文言が表示されました。
メディアの中には生死確認のためにご本人に電話をしたところもあったようですが、もちろんちゃんと生きていました。
18歳の女性が反政府活動(スプレーで落書き)をしたため逮捕され、2年間更生施設に入れられることになりました。