ベラルーシの部屋ブログ

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2024年3月31日。ウクライナ侵攻から768日目

2024-03-31 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2024年3月31日。

 ロシア大統領府は今日、大統領が春の徴兵に関する大統領令に署名したと発表しました。
 4月1日~7月15日までに、15万人を徴兵するそうです。ロシア軍は人手不足でどうしようもないのでしょう。
 対象は18歳~30歳までのロシア国民です。(ベラルーシは27歳まで。)


 ロシア国防省は今日、ウクライナのエネルギー施設や軍事施設に、大規模な攻撃を行ったと発表しました。
 西部リビウがミサイルとドローンあわせて27機の攻撃を受け、ウクライナメディアによると1人が死亡しています。


 ロシア国家対テロ委員会は、ロシア治安部隊が今日、ダゲスタン共和国でテロ実行を計画した容疑でテロリスト3人を拘束したと発表しました。
 同委員会によれば、治安部隊はカスピ海沿岸のマハチカラとカスピスクの潜伏先で、自動小銃、弾薬、手製の爆破装置などを押収したそうです。
 今月22日のモスクワのテロ事件では、タジキスタン人が容疑者となっていますが、現在ロシア全土に厳戒態勢が敷かれています。
 ダゲスタンとかタジキスタンとか名称が似ているので混乱しやすいですね。

 
 タジキスタンの労働移民雇用省によると、銃乱射テロ事件以降、ロシアからタジキスタンへ入国する移民労働者が急増しています。同省副大臣の話では、同省は多数の問い合わせを受けており、大半はロシアで働いている移民労働者が不安を感じ、ロシアからの出国を希望する内容だそうです。
 タジキスタンからの出国者より同国への入国者の方が多くなったということです。テロ事件以降、タジキスタン人というだけで殴られたりする事件が起こっていますから、ロシアから出国して故郷のタジキスタンに戻りたいと考える人が増えるのは当然ですね。
 ただ同省は、ロシアからの移民流出は一時的な現象と想定しています。
 ロシアに移住した、あるいは出稼ぎに来ているタジキスタン人が大勢いるわけですから、それがみんなタジキスタンに戻ったら、ロシアでまた労働者不足が進みます。

 

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