6月18日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第135回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
ビタペクトはさまざまな種類が開発されてきましたが、今回からはビタペクト3を配布することになりました。
今後も新しいビタペクトが開発される可能性もあります。
そのため、今回からこの活動の名称を「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布」とします。
ややこしくて申し訳ありませんが、ご了承のほどよろしくお願いいたします。
今回はビタペクト3を8個、そして「放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。
これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は1910個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは1740部となりました。
今回で通算145回目の配布となりました。
延べ人数ですが、1910人の子どもにビタペクトを、1740家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。
(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215
(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13
(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b
(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1
(チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a
(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html
(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no2/2001/soschild.html
(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)
http://www.belrad-institute.org/
(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a
今回はゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会の会長さんと副会長さんが13人の子どもたちを引率してきていました。(モズィリ市はチェルノブイリ原発事故から約90キロです。)
チロ基金は2005年からゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会へ支援活動を続けています。モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動について詳しくはこちらをご覧ください。
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/mozyl/index.html
「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」第2回については2005年11月過去ログをご覧ください。
http://belapakoi.s1.xrea.com/logs/2005/011.html
「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」第3回については2006年6月過去ログをご覧ください。
http://belapakoi.s1.xrea.com/logs/2006/006.html
「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」第4回については2006年11月過去ログをご覧ください。
http://belapakoi.s1.xrea.com/logs/2006/011.html
「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」第5回についてはこのブログ内過去ログをご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/f415615145caf7b7d8c0690c79bf3248
「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」第6回についてはこのブログ内過去ログをご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/376de4f9bd9e54a5a9784e40834bbcfe
「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」第7回についてはこのブログ内過去ログをご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/a044392edb86222cfe30d917c76b41b3
この協会の公式サイトはこちらです。
http://mozur-diabet.narod.ru/
またこの協会の以前のSOS子ども村の保養滞在についてはこちらの過去ログをご覧ください。
2005年の滞在の様子はこちらです。
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第34回」
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/2005/no34.html
2006年の滞在の様子はこちらです。
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第41回」
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/2006/no46.html
2007年の滞在の様子はこちらです。
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第64回」
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/94523300e63c7fed625923c400212e2b
2009年の滞在の様子はこちらです。
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第94回」
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/f32f99a8ce11959f989f288e46884e41
2010年の滞在の様子はこちらです。
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第106回」
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/b3a4233d283718f1244bcf1b4c77a043
2011年の滞在の様子はこちらです。
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第126回」
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/2f1ea254e73fafdbe29c79bb6b9fca45
それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果、過去の測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を渡しました。
会長(事故発生時16歳)15ベクレル(2007年)→ 8ベクレル(2009年)○ → 8ベクレル(2010年)→ 8ベクレル(2011年) → 12ベクレル(2012年)
三男 (4歳)27ベクレル(2009年)→ 18ベクレル(2010年)○ → 0ベクレル(2011年) →24ベクレル(2012年)
姪 (15歳)20ベクレル(2007年)→ 0ベクレル(2011年) → 16ベクレル(2012年)
副会長(事故発生時10歳) 19ベクレル(2009年)○ → 16ベクレル(2010年)→ 12ベクレル(2012年)
次男(13歳・糖尿病患者)27ベクレル(2009年) ○ → 27ベクレル(2010年)○→ 24ベクレル(2012年)○
三男(11歳) 22ベクレル(2009年)○ → 34ベクレル(2012年)○
長女(8歳) 30ベクレル(2012年)○
四男(6歳) 27ベクレル(2009年)→ 16ベクレル(2010年)→31ベクレル(2012年)○
引率した子ども
女子(11歳・糖尿病患者)16ベクレル(2012年)
女子(11歳)20ベクレル(2012年)○
男子(10歳・糖尿病患者)32ベクレル(2012年)○
男子 (9歳)25ベクレル(2012年)○
男子 (8歳) 0ベクレル(2011年)→ 33ベクレル(2012年)○
このうち会長さんの4歳の三男にビタペクト3を飲ませるほうがいいのか話し合いましたが、11歳の女の子で20ベクレルだった子どもと1個を分けて飲むことになりました。
また保養に来ていたのですが、事情で測定を受けていない子どもが2人います。
2011年の測定は11月だったので、今回は7ヶ月後の結果だったのですが、短期間で悪い数値が出てきてしまい、がっかりしました。
一体何を食べたのか? という話になったのですが
「店で売られている食料品を買って食べているだけです。食品は全て検査済みのはずですが・・・。食べるものを全てを検査することは不可能だし・・・。」
と会長さんは話していました。
食品の検査がちゃんとされているのか、不安に思いました。もし検査して基準値以下だった食品だけが流通していて、それを食べても、このような結果だとすると、もっと基準値を厳しくしないといけないと思います。
一方で会長さんは、モズィリ市内にもWBCで測定できる施設があり、1年に1回は測定するよう言われているので、ちゃんと測定しているそうです。でもその結果は
「大丈夫です。」
の一言だけ。家族の結果を見ても全員、不検出になっているので、大丈夫ということになっています。ところがSOS子ども村へ保養に行き、ベルラド研究所で測定すると違う結果が出てくるので、地元の検査機関はおかしい、と話していました。
ベルラド研究所のWBCは検出限界が体重1キロ当たり5ベクレルですが、モズィリのWBCは検出限界がもっと高いところにあるのではないか? だから例えば25ベクレルでも「不検出」になってしまうのではないか・・・と話し合いました。
会長さんは食品もモズィリのWBCも信用できない、不検出ばかりの検査結果をもってして「わが町は安全、市民はみな健康、問題はない。」ということにしたいのではないか? と言っていました。
子どもたちの健康状態ですが、会長さんの三男はアレルギー体質ですが比較的健康。
姪御さんは慢性胃炎、心臓の弁の異常、さらに左の甲状腺の中にこぶ状のものができています。
副会長さんの四男は生まれつき、腎臓が一つしかありません。次男は糖尿病患者なので、食事が大変で、一般的な保養所(全員同じ食事が出される)では保養滞在はできない、ということでした。SOS子ども村は自分たちで食事を作るので、保養滞在できて本当に嬉しいと話していました。
長女は心臓病、胃の病気です。
11歳の糖尿病患者の女の子はSOS子ども村に来てから、体調を崩し、血糖値が上がったり下がったりしたため、ミンスク市内の専門病院に入院しました。そのためこの画像には写っていません。
11歳の女の子(20ベクレル)も複数の病気を抱えています。
10歳の糖尿病患者の男の子は2年前に発病しましたが、すでに足の関節に問題が起こってきています。病状が急速に進んでいるので、とても心配です。
9歳の男の子はストレスや興奮により(お笑い番組を見て笑っても)ヘルペスを発症し、39度の高熱がでるそうです。(とにかく静かに心穏やかに生活するよう言われていましたが、小学生の男の子にそんなことを言っても分かってもらえるかどうか・・・。)
8歳の男の子は食アレルギーがあります。
モズィリ市糖尿病児童協会は現在33人の会員を抱えています。10代で発症するケースもありますが、新規会員の多くが5歳以下だそうです。
チロ基金の支援活動にはとても感謝しており、副会長さんから手作りの折り紙の花束をいただきました。日本文化情報センターに飾ります。
会長さんは
「日本で小児糖尿病患者が増えてほしくないです。」
と話しており、
「子どもの健康は親が守るしかない。それには情報や知識の収集、意識の向上が大切です。ベラルーシ人も日本人も関係ないです。とにかく被曝には最新の注意を払ってください。」
と繰り返していました。
画像は記念撮影の様子です。入院のため写っていない子どももいます。(保養とは関係のない子も1人写っています。)やっとベラルーシも夏らしくなってきました。
子どもたちとお母さんには折り紙用の紙、折鶴、アクリルたわしなどをプレゼントしました。
最後になりましたが、ビタペクト3の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や手作りのアクリルたわしなどプレゼントを寄贈してくださった方、またSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に、この場を借りて深くお礼申し上げます。
多くの方々に支えられて、この活動が続いています。
ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。
ビタペクトはさまざまな種類が開発されてきましたが、今回からはビタペクト3を配布することになりました。
今後も新しいビタペクトが開発される可能性もあります。
そのため、今回からこの活動の名称を「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布」とします。
ややこしくて申し訳ありませんが、ご了承のほどよろしくお願いいたします。
今回はビタペクト3を8個、そして「放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。
これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は1910個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは1740部となりました。
今回で通算145回目の配布となりました。
延べ人数ですが、1910人の子どもにビタペクトを、1740家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。
(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215
(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13
(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b
(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1
(チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a
(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html
(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no2/2001/soschild.html
(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)
http://www.belrad-institute.org/
(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a
今回はゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会の会長さんと副会長さんが13人の子どもたちを引率してきていました。(モズィリ市はチェルノブイリ原発事故から約90キロです。)
チロ基金は2005年からゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会へ支援活動を続けています。モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動について詳しくはこちらをご覧ください。
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/mozyl/index.html
「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」第2回については2005年11月過去ログをご覧ください。
http://belapakoi.s1.xrea.com/logs/2005/011.html
「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」第3回については2006年6月過去ログをご覧ください。
http://belapakoi.s1.xrea.com/logs/2006/006.html
「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」第4回については2006年11月過去ログをご覧ください。
http://belapakoi.s1.xrea.com/logs/2006/011.html
「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」第5回についてはこのブログ内過去ログをご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/f415615145caf7b7d8c0690c79bf3248
「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」第6回についてはこのブログ内過去ログをご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/376de4f9bd9e54a5a9784e40834bbcfe
「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」第7回についてはこのブログ内過去ログをご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/a044392edb86222cfe30d917c76b41b3
この協会の公式サイトはこちらです。
http://mozur-diabet.narod.ru/
またこの協会の以前のSOS子ども村の保養滞在についてはこちらの過去ログをご覧ください。
2005年の滞在の様子はこちらです。
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第34回」
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/2005/no34.html
2006年の滞在の様子はこちらです。
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第41回」
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/2006/no46.html
2007年の滞在の様子はこちらです。
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第64回」
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/94523300e63c7fed625923c400212e2b
2009年の滞在の様子はこちらです。
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第94回」
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/f32f99a8ce11959f989f288e46884e41
2010年の滞在の様子はこちらです。
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第106回」
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/b3a4233d283718f1244bcf1b4c77a043
2011年の滞在の様子はこちらです。
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第126回」
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/2f1ea254e73fafdbe29c79bb6b9fca45
それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果、過去の測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を渡しました。
会長(事故発生時16歳)15ベクレル(2007年)→ 8ベクレル(2009年)○ → 8ベクレル(2010年)→ 8ベクレル(2011年) → 12ベクレル(2012年)
三男 (4歳)27ベクレル(2009年)→ 18ベクレル(2010年)○ → 0ベクレル(2011年) →24ベクレル(2012年)
姪 (15歳)20ベクレル(2007年)→ 0ベクレル(2011年) → 16ベクレル(2012年)
副会長(事故発生時10歳) 19ベクレル(2009年)○ → 16ベクレル(2010年)→ 12ベクレル(2012年)
次男(13歳・糖尿病患者)27ベクレル(2009年) ○ → 27ベクレル(2010年)○→ 24ベクレル(2012年)○
三男(11歳) 22ベクレル(2009年)○ → 34ベクレル(2012年)○
長女(8歳) 30ベクレル(2012年)○
四男(6歳) 27ベクレル(2009年)→ 16ベクレル(2010年)→31ベクレル(2012年)○
引率した子ども
女子(11歳・糖尿病患者)16ベクレル(2012年)
女子(11歳)20ベクレル(2012年)○
男子(10歳・糖尿病患者)32ベクレル(2012年)○
男子 (9歳)25ベクレル(2012年)○
男子 (8歳) 0ベクレル(2011年)→ 33ベクレル(2012年)○
このうち会長さんの4歳の三男にビタペクト3を飲ませるほうがいいのか話し合いましたが、11歳の女の子で20ベクレルだった子どもと1個を分けて飲むことになりました。
また保養に来ていたのですが、事情で測定を受けていない子どもが2人います。
2011年の測定は11月だったので、今回は7ヶ月後の結果だったのですが、短期間で悪い数値が出てきてしまい、がっかりしました。
一体何を食べたのか? という話になったのですが
「店で売られている食料品を買って食べているだけです。食品は全て検査済みのはずですが・・・。食べるものを全てを検査することは不可能だし・・・。」
と会長さんは話していました。
食品の検査がちゃんとされているのか、不安に思いました。もし検査して基準値以下だった食品だけが流通していて、それを食べても、このような結果だとすると、もっと基準値を厳しくしないといけないと思います。
一方で会長さんは、モズィリ市内にもWBCで測定できる施設があり、1年に1回は測定するよう言われているので、ちゃんと測定しているそうです。でもその結果は
「大丈夫です。」
の一言だけ。家族の結果を見ても全員、不検出になっているので、大丈夫ということになっています。ところがSOS子ども村へ保養に行き、ベルラド研究所で測定すると違う結果が出てくるので、地元の検査機関はおかしい、と話していました。
ベルラド研究所のWBCは検出限界が体重1キロ当たり5ベクレルですが、モズィリのWBCは検出限界がもっと高いところにあるのではないか? だから例えば25ベクレルでも「不検出」になってしまうのではないか・・・と話し合いました。
会長さんは食品もモズィリのWBCも信用できない、不検出ばかりの検査結果をもってして「わが町は安全、市民はみな健康、問題はない。」ということにしたいのではないか? と言っていました。
子どもたちの健康状態ですが、会長さんの三男はアレルギー体質ですが比較的健康。
姪御さんは慢性胃炎、心臓の弁の異常、さらに左の甲状腺の中にこぶ状のものができています。
副会長さんの四男は生まれつき、腎臓が一つしかありません。次男は糖尿病患者なので、食事が大変で、一般的な保養所(全員同じ食事が出される)では保養滞在はできない、ということでした。SOS子ども村は自分たちで食事を作るので、保養滞在できて本当に嬉しいと話していました。
長女は心臓病、胃の病気です。
11歳の糖尿病患者の女の子はSOS子ども村に来てから、体調を崩し、血糖値が上がったり下がったりしたため、ミンスク市内の専門病院に入院しました。そのためこの画像には写っていません。
11歳の女の子(20ベクレル)も複数の病気を抱えています。
10歳の糖尿病患者の男の子は2年前に発病しましたが、すでに足の関節に問題が起こってきています。病状が急速に進んでいるので、とても心配です。
9歳の男の子はストレスや興奮により(お笑い番組を見て笑っても)ヘルペスを発症し、39度の高熱がでるそうです。(とにかく静かに心穏やかに生活するよう言われていましたが、小学生の男の子にそんなことを言っても分かってもらえるかどうか・・・。)
8歳の男の子は食アレルギーがあります。
モズィリ市糖尿病児童協会は現在33人の会員を抱えています。10代で発症するケースもありますが、新規会員の多くが5歳以下だそうです。
チロ基金の支援活動にはとても感謝しており、副会長さんから手作りの折り紙の花束をいただきました。日本文化情報センターに飾ります。
会長さんは
「日本で小児糖尿病患者が増えてほしくないです。」
と話しており、
「子どもの健康は親が守るしかない。それには情報や知識の収集、意識の向上が大切です。ベラルーシ人も日本人も関係ないです。とにかく被曝には最新の注意を払ってください。」
と繰り返していました。
画像は記念撮影の様子です。入院のため写っていない子どももいます。(保養とは関係のない子も1人写っています。)やっとベラルーシも夏らしくなってきました。
子どもたちとお母さんには折り紙用の紙、折鶴、アクリルたわしなどをプレゼントしました。
最後になりましたが、ビタペクト3の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や手作りのアクリルたわしなどプレゼントを寄贈してくださった方、またSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に、この場を借りて深くお礼申し上げます。
多くの方々に支えられて、この活動が続いています。
ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。