電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩。時々は実際に散歩を楽しみます。

人間ドックの結果が届き、記録がついに途絶える

2018年07月19日 06時03分36秒 | 健康
過日の人間ドックの結果が届きました。これまで続いていた健康診断の結果オール○の記録が、今回、ついに止まってしまいました(T-T)

結果から見ると、BMI=22.8 ですし、血圧も 124-71 と良好、コレステロール値も正常ですし、肝機能も例えば γGTP が 28、尿検査も(-)で眼底、血清クレアチニン検査も異常なしです。では、どこに指摘があったのか?

  • 血液像:要精検。好酸球値が基準値5.5%のところ10.9%と高い。
  • 循環器:日常生活に支障はないが、要観察。
  • 消化器系:わずかに胃炎が認められる。要観察のレベル。

うーむ、喘息・鼻詰まりなどアレルギー性の持病を持っていますので、ある程度の好酸球の値は仕方がないと思いますが、ちょいと高めですね。他に炎症部位がないものか、精密検査が必要ということでしょうか。
心電図で不完全右脚ブロック。Brugada症候群の傾向だそうで、突然死は避けたいですね〜(^o^;)>poripori

いずれにしろ、生活習慣をもう一度見直し、亡父の享年と同程度の年齢まではなんとか健康でいたいものです。

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室内楽と山形弦楽四重奏団と私

2018年07月18日 06時04分44秒 | -室内楽
私がまだ若い頃、昭和40年代の後半の金曜の夜、NHK-FMでは大宮真琴氏や海老沢敏氏らによる解説で、室内楽を特集しておりました。当時は、オーケストラの大音量が大好物で、室内楽は「たまに聴くのはいいが、飽きてしまう」音楽のジャンルでした。もちろん、モーツァルトの「クラリネット五重奏曲」やシューベルトの弦楽四重奏曲「死と乙女」、あるいはドヴォルザークの「アメリカ」など有名どころの室内楽作品は大好きでしたが、室内楽全般、とりわけハイドンの弦楽四重奏曲の魅力を知ったのはずっと遅く、40代末〜50代前半で単身赴任で夜間勤務をしている頃でした。お気に入りは作品64で、ずいぶん聴きました。

山形弦楽四重奏団の定期を初めて聴いたのは、たぶん2007年の第23回定期演奏会あたりで、ハイドンのOp.103「遺作」、佐藤敏直「弦楽四重奏のためのモルト・アダージョ」、ベートーヴェンの「ラズモフスキー第2番」というプログラムでした。故佐藤敏直さんの奥様が出席しておられ、演奏の後に紹介されたのが記憶に残っています。このころから、いろいろな事情で行きたいと願いながら行けなかった時期を脱し、いろいろな演奏会に出かけられるようになって、喜んだものでした。

その意味では、全部で68回のうち、何回か事情で欠席せざるを得なかった数回を含めて25回くらいは除くとしても、43回くらいは出席していることになります。当方の室内楽愛好のかなりの部分は、山形弦楽四重奏団とともに形成されてきたようなものでしょう。当ブログの音楽関係カテゴリーの中でも、山響定期を含む「オーケストラ」と山Q定期を含む「室内楽」の記事数が顕著に多いのは、たぶん、そのせいでしょう。ほんとにありがたいことだと思います。願わくは、山形弦楽四重奏団メンバーの皆さんが今後とも健康で、引き続き様々な室内楽作品を演奏し続けてくださいますように!

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山形弦楽四重奏団第68回定期演奏会でハイドン3曲を聴く〜全曲を完奏

2018年07月17日 06時05分30秒 | -室内楽
海の日で祝日となった月曜日、早朝からサクランボ果樹園の褐色穿孔病対策の防除を実施し、くたびれて午前中〜昼過ぎまで爆睡、午後からハイドンの弦楽四重奏曲をいくつか聴いて予習し、演奏会に出かけました。山形弦楽四重奏団の第68回定期演奏会、ハイドンの弦楽四重奏曲全曲演奏を目標に活動してきたカルテットが、いよいよ全68曲を完奏するという記念の演奏会です。

会場となる文翔館に到着すると、議場ホール入り口にはすでに開場を待つ人たちの行列ができていました。開演前のプレコンサートは、学生さんたちを主体とする若い人の演奏で、今回は山形大卒業生の三浦奈々(Vla)と学生の佐々木杜洋(Vc)の2人による、L.V.ベートーヴェンの二重奏曲から。

続いてプレコンサート・トークは中島光之さん。初っ端から「ハイドンを全曲演奏しても今回が終わりではありません」と笑いを取ります。長男が生まれ、慣れないだっこをしているうちに腰を痛めてしまい、コルセットをして臨んだ第一回の演奏会からすでに18年、その長男もこの春に大学生になったとの感懐。今回のプログラムは「文翔館議場ホール〜ハイドン全68曲完奏記念オールハイドン〜」というもので、曲目は次のとおり。

  1. F.J.ハイドン 弦楽四重奏曲 ニ長調 Op.20-4「ヴェネツィアの競艇」
  2. F.J.ハイドン 弦楽四重奏曲 嬰ヘ短調 Op.50-4
  3. F.J.ハイドン 弦楽四重奏曲 ハ長調 Op.76-3「皇帝」

これについては、(1)作品20-4は教会音楽とジプシー音楽を組み合わせ、教会の音楽、あるいはバロック音楽から離れていったOp.20の4曲めで、ハイドンの初期の作品、(2)モーツァルトの「ハイドン・セット」から逆に影響を受けたOp.50の4曲めで、ハイドン中期の作品、この二曲がまだ演奏していなかったので、これらに後期のOp.76-3「皇帝」を加えて三曲のプログラムとした、とのこと。前期・中期・後期の三曲にハイドンの人生の歩みを、また山形Qの18年の歩みを重ねあわせてお楽しみくださいとまとめました。うーむ、近年まれに見る、いや、聞く、出色のトークではなかろうか(^o^)/

ステージ上は、例によって左から1st-Vnの中島光之さん、2nd-Vnの今井東子さん、Vlaの倉田譲さん、Vcの茂木明人さんが並びます。今井さんのエメラルドのような青緑色のドレスが目を引くほかは、男性三人とも黒のシャツで、中島さんは腕まくりをして意気込みを示します。もしかしたら単に暑さ対策? いやいや、意気込みの現れとみました。

第1曲、ニ長調のOp.20-4。第1楽章:アレグロ・ディ・モルト。充実したハイドンの響き。第2楽章:ウン・ポコ・アダージョ・アフェットゥオーソ。短調の印象的な曲。チェロが実にいい味を出している変奏曲。第3楽章:メヌエット、アレグレット・アラ・ツィンガレーゼ(ジプシー風に)。付点リズムが特徴的な短い楽章。第4楽章:プレスト・エ・スケルツァンド。なるほど、たしかにジプシー風。しだいに速くなるところなど、チャールダーシュみたい(^o^)/
ウルブリヒ弦楽四重奏団のCDで予習をしていった影響もあると思いますが、実にいい曲を知ったなあと感じます。

続いて第2曲め:嬰ヘ短調のOp.50-4です。冷房がガンガン効く中で、第1楽章:アレグロ・スピリトーソが始まります。ハイドンにしては珍しい調性ではないかと思いますが、実際に独特の響きです。第2楽章:アンダンテ。変奏曲を奏でるチェロが、とても即応性に富んでいると感じます。第3楽章:メヌエット、ポコ・アレグレット。第4楽章:フィナーレはチェロから始まるフーガで、アレグロ・モルトの指示があります。

ここで15分の休憩です。はるばる関西から遠征して来た某さんと会い、少しだけ立ち話をしました。文翔館には何度も足を運んでおり、議場ホールもおなじみになっているようです。美味しい食べ物や温泉、音楽など、すっかり山形ファンになっていただいているようで、ありがたい限りです。知事に代わって御礼を申し上げねば(^o^)/

第3曲め:ハ長調、Op.76-3、知名度の高い名曲、「皇帝」です。実際、私もハイドンの弦楽四重奏曲をどれか一つと言われたら、「ひばり」か「皇帝」かと考えるでしょう。記憶している限りでも、山形Qの定期で1回、プレシャスQで1回、今度で三回目のナマ「皇帝」です。安定感のある4人のアンサンブルで、有名な第2楽章 Poco adagio Cantabile の、ゆったりとして伸びやかな音楽もブラヴォ!ですし、フィナーレの、ハイドン晩年の到達点にふさわしい斬新な響きにも強い印象を受けました。

実にたくさんのお客さんが入った議場ホールで、拍手に応えるアンコールは、「もう一回奏でたい曲」として選んだという、Op.76-1から「メヌエット」を。たしかに、「もう一回聴きたい曲」にも入るかもしれません。



今回は、個人的に Op.20-4 に心惹かれました。楽師ハイドンは、この曲をどんなときに作曲し、演奏したのだろう? 慶事が続く時にこの曲を選んだら、エステルハージ候から「お前、オレに何か恨みでもあるのか?」と言われかねない(^o^)/
おそらくは、エステルハージ候の周辺で何か悲しむべき事態が起こった時に、こうした音楽をさりげなく演奏したのではなかろうか? そして、候自身も、表面的には取り繕いながら、嬉しく思う面があったのでしょう。それは忖度でもゴマすりでもなくて、ハイドン自身が共感できるものだったからではなかろうか。エステルハージ侯と楽師ハイドンの関係は、ハイドンの忍耐強さはもちろんですが、両者に共感するものがあったために、長く続いた面があったのかもしれないと思えてなりません。

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果樹園の管理とは〜猛暑を避けて草刈り

2018年07月16日 05時41分43秒 | 週末農業
天気予報では気温が上がり、最高気温が36℃に達するとの予報にうんざりしましたが、果樹園の管理作業は待ったなしの状況です。自宅裏のほうは、平日に妻が草刈りをしてくれていましたので、朝の涼しい内に収穫のお礼肥と称する施肥を実施しました。続いて、もう一つの園地の草刈りに出かけましたが、あまりの暑さに途中でギブアップし、中途半端のまま自宅に戻ってシャワーを浴びて涼みました。
午後、気温の高い時間帯は避けて、風が出て少し涼しくなってきた15時すぎから作業を再開。




途中、妻の運転する自走式草刈機の回転刃が折損するトラブルがあり、農協も休日で休みですので、仕方なく動力刈払機で残りを作業しました。おかげで自走式草刈機の能率を再確認するとともに、腰に力がかかりますので、なんとなく腰が痛い(^o^;)/



草刈りが終わると、足場が良くなりますので、今度はサクランボの樹の褐色穿孔病の防除を行います。今日も暑いようですので、また涼しいうちに済ませてしまいましょう。



昨年の秋、コスカシバ対策防除を実施できませんでした。残念ながら、花粉樹のナポレオンがコスカシバにやられて枯れてしまいました。今年は、秋になんとしてもコスカシバ対策の防除を実施しなければなりません。また、先年2本だけ植えたばかりの固い桃「見晴白桃」のうち1本が、今にも枯れそうです。こちらは、冬の間に根回りを野ネズミにかじられたのが原因のようです。ちゃんと金網で保護していた方はしっかり育っており、今年は収穫が期待されます。ちょっとしたことですが、果樹園の管理とは「やるべきことをちゃんとやる」ことが大事で、いい加減にやっていては、そのうちに手痛いしっぺ返しがあると肝に銘じる必要があります。

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リコール後のマツダ・デミオXDの燃料消費率

2018年07月15日 06時01分52秒 | 散歩・外出・旅行
リコール後のマツダのクリーンディーゼル・デミオXDの現況、とくに燃料消費率はどう変化したか?
この件について、データを調べてみました。例によって、車に常備しているコクヨの野帳を開き、データを表計算 LibreOffice Calc で集計してみた結果です。

  • 全体に、購入後すぐの頃と比較して、燃料消費率は低めに出ている。とくに1月と2月のデータはエンジン不調時のもので、一目瞭然である。
  • DPF再生の間隔は、リコール整備を行った直後(2月)には新車時と同様に400km程度になっていたが、次第に短くなり、5月に350km、6月には250〜270km程度になっている。
  • 6月は例年と同様の値になっているが、7月がどうなるか興味深いところ。

こんな感じです。リコールでエンジン内のインジェクタ交換及びススの掃除をした効果がどの程度持続するかが注目されます。

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ドライアイ?目薬の点眼でかなり楽になる

2018年07月14日 05時40分12秒 | 健康
目が苦しいときがあると感じて眼科に行き、ドライアイの目薬を処方してもらいました(*1)。
以来、しばらく目薬をさしていると、なんとなく目の苦しさは緩和されるようです。根本的にはディスプレイを注視する時間を半減させればよいのでしょうが、それには今の仕事をやめるか、パートタイム勤務にする必要がある。今のところは、なんとか目薬でしのいでいる感じです。

でもなあ。健康寿命を長く維持したいと願うのならば、真剣に考えなくてはいけないなあ。例えば今日は勤務日。今から農事実行組合の労務で、農業用水の堰の草刈りの予定。その後、朝食もそこそこに出勤の予定。たぶん、こういう生活は、健康に負荷がかかりすぎている気がする。

(*1):もしかして、ドライアイ?〜「電網郊外散歩道」2018年5月
(*2):検索ボックスに「ドライアイ」と入れたら、「ドライアイス」も出てきてしまった(^o^;)>poripori
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山形弦楽四重奏団の定期演奏会が近づく

2018年07月13日 06時04分39秒 | クラシック音楽
こんどの週末は、土曜出勤ですが日曜と月曜はお休みです。海の日の月曜祝日は、山形弦楽四重奏団の第68回定期演奏会の予定。今回で、ハイドンの弦楽四重奏曲全曲を演奏することになるそうです。その記念すべきプログラムは、

    文翔館議場ホール〜ハイドン全68曲完奏記念オールハイドン〜
  1. F.J.ハイドン 弦楽四重奏曲 ニ長調 Op.20-4「ヴェネツィアの競艇」
  2. F.J.ハイドン 弦楽四重奏曲 嬰ヘ短調 Op.50-4
  3. F.J.ハイドン 弦楽四重奏曲 ハ長調 Op.76-3「皇帝」

というもの。昨日、某楽器店でチケットを購入してきました。

この定期演奏会については、山形新聞の記事になっていました。



(2018年7月11日付け山形新聞より)

18年かぁ!西暦2000年に産声をあげた子供が高校三年生になり、我が家のアホ猫が子猫から老猫になるほどの年月です。これは万難を排して行かなければ!

その翌週も、魅力的な演奏会が続きます。永田美穂さんのシューマン「謝肉祭」も魅力的だし、ヤンネさんたちのピアソラ&ヴィヴァルディ「四季」もぜひ聴きたいところです。これが昼と夜に分かれていたらよかったのに(^o^;)>poripori
まあ、しかたがありません。文翔館のほうへ妻と二人で聴きに行く予定。

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買い物ついでに書店へ

2018年07月12日 06時02分51秒 | 散歩・外出・旅行
先日、家内と買い物に出かけ、ついでに書店に立ち寄って、店内をぐるりと回りました。で、購入したのが次の四点。

  • きょうの料理ビギナーズ6月号「特集:もっと食べたい発酵食」
  • きょうの料理ビギナーズ7月号「特集:なす」
  • 加藤浩子『バッハ』(平凡社新書)
  • 菅野仁『友だち幻想』(ちくまプリマー新書)

このうち、「きょうの料理ビギナーズ」は自分で料理をするための参考に。昔、学生時代は、「ビギナーズ」という名前はありませんでしたが、毎月購入していた時期もありました。単身赴任時代も、何冊か購入して重宝しました。今から、裏の畑で老母の「なす」がどんどんとれますので、メニューが増えるのはたぶん歓迎されるでしょう。



新書二冊は、個人的に注目しているものです。

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スモモのヨーグルト

2018年07月11日 06時02分28秒 | 料理・住まい
この季節の楽しみは、完熟したスモモの皮をむき、涼し気な器に入れてたっぷりとヨーグルトをかけ、適当な甘味を補って食べる「スモモのヨーグルト」です。急に暑くなり、バテそうな時期に、酸味の効いたスモモのヨーグルトで目が覚めます。冷たいものをつい飲み過ぎる時期に、整腸作用など健康面でもプラスでしょうか。スモモなどあまり得意ではない、生ではあまり食べない方も、スモモのヨーグルトなら食べられるかも。お試しください。



我が家では、現在「大石早生」の季節です。もうすぐ「サニーハート?」が熟します。この品種は亡父が植えたのですが、品種名をきちんと聞いておくんだった。酸味が弱めで、甘みがあります。

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来年の農作業への意欲が最も高まるのは今年の収穫が終わる頃

2018年07月10日 06時01分54秒 | 週末農業
毎年のことですが、サクランボのシーズン前は、これから始まる農作業を思ってなんとなく気が重く、いっそやめてしまった方がスッキリするのかも、などと妻と話しています。ところが、収穫も終わる頃、あちらこちらから、お届けした収穫物への感謝の言葉が届くと、単純に嬉しくなり、来年はここをこう工夫してもっとうまくやろう、みたいな話になります。翌年の農作業への意欲が最も高まるのが今年の収穫が終わる頃だ、というところが皮肉なものです。

その分、お礼肥えといって、収穫後の施肥やその準備としての草刈り、夏剪定などに向かえばよいのですが、暑さに負けていやになってしまいます。農協に注文していたお礼肥え用の肥料が届きました。さて、いつ作業をしたら良いのか、東北地方は梅雨の真っ最中、雨降りの合間を探すしかありません。今度の週末、連休のお天気が気になります。

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田舎にUターンしてわかったこと

2018年07月09日 06時03分39秒 | 週末農業
日曜日の朝は、小雨模様の曇天の下、地域住民が近くの河川の堤防に集合し、草刈りボランティアに従事してきました。老人とご婦人方は空き缶やゴミを拾い、若い人や壮年の男性は、手に手に草刈り鎌や動力刈払機などを持ち、ぼうぼうに伸びた堤防の草を刈り取ります。途中の休憩タイムは、ご近所以外の知り合いと話をする貴重な時間です。そういえば、若い頃はこういう行事に参加するのが嫌だったけれど、今はすっかり慣れたなあと、思わず懐古的な気分になりました(^o^)/

当方、田舎で生まれ育ち、若い時分に都会に憧れて、学生時代はある程度の都会で過ごしました。ご多分にもれず、田舎の閉鎖性と保守性、人間関係のしがらみ等、いろいろと批判的に見ておりました。ところがよく考えてみると、子供時代に田舎の閉鎖性や保守性を痛感するような経験はしておらず、しがらみを批判するほどの人間関係など、クラスメートとの付き合い程度で、実は持ちあわせていなかったのです。では、なぜこうした見方をするようになったのか。それは、たぶんテレビや新聞雑誌など、マスコミの影響だったのでしょう。石坂洋次郎『青い山脈』がドラマ化され人気を博していましたが、他の学園ドラマでも、地域の有力者と結託する学校の管理職の描き方など、今思えば実にステレオタイプなものでした。実際に経験した中学生時代、校長先生は気骨ある立派な先生と思いましたし、ドラマと実際は違うと感じておりました。

ある程度の都会で暮らした学生時代は、自由で無責任なものでした。アパートの生ごみなどは、決まった場所に出すとアパートの大家さんが整理してくれておりましたし、責任感も薄く、ゴミの日もよくわかっていませんでした。地域行事なども知らず、自分の世界だけで世の中とは関わらずに生きていけるものと錯覚しておりました。

ところが、大学卒業後に関東某県に就職し、結婚や父の病気などを理由に田舎にUターンして、子育てをしたり父の没後に果樹園農業を受け継いだりしてみると、自分の生活と地域との関わりが次第に見えてきます。都会では保育園の待機児童問題があるけれど、田舎ではそういう問題はまず起こりません。なぜなら、地域コミュニティの中で子供の数はすぐに把握され、何年後には同学年の園児・児童数が何人になるか予測できますので、行政が先手を打って対策を立てています。
地域の河川管理は一部地域のボランティアにまかされていますが、これは洪水を防ぐための堤防の健全な維持が地域の防災に直結するからで、参加を強制しているのではないかと文句を言うと、逆に認識が足りないよと言われてしまうでしょう。確かに、80歳以上の一人暮らしの老人は免除されており、当日どうしても都合がつかない世帯は負担金(1000円)を払うことで免除されるのですから、むりやり参加を強制されるという批判はあまり当たっていないと言えます。

田舎に戻ったばかりで、都会の自由な暮らしに慣れた目には、田舎の閉鎖性・保守性、人間関係のしがらみなどと映ったものが、たしかに合理的な理由で維持されている慣習であると感じるようになりました。むしろ、都会の中心部の清潔さや美観は、実は多くの裏方の人々による分業と下積みの努力によって維持されているため、それが表面に見えてこないだけであり、人口の少ない田舎ではそれを自分たちで分担しなければならないというだけなのではなかろうか。



週末農業の記録:(1)モモの灰星病対策防除、(2)スモモ「大石早生」収穫。
雨降りのため、あとは休養。

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「LPレコードの復興」が新聞記事に

2018年07月08日 05時42分08秒 | Weblog
おそらくは配信記事だと思いますが、6月27日付け山形新聞に「レコード復興 本格的」という記事が掲載されました。昨年のLPレコードの生産量が16年ぶりに100万枚を突破したというもので、東洋化成のレコード製造工場等を取材したものです。記事によれば、ピークだった1976(S51)年に2億枚あった生産量がCD等への移行にともない2009(H21)年には10万枚にまで落ち込んだそうです。ところがネット配信などでCDの生産量も落ち込んでいるにもかかわらず、LPレコードが年々少しずつ盛り返し、昨年は106万枚まで回復した、とのこと。

この原因として考えられるのが、「アナログな音やジャケットのデザイン性を新鮮に感じる若者に支持が広がっているため」で、「アイドルやJ-POP歌手がレコードを出し始めた」ことも要因の一つに上げているそうです。

記事のグラフは縦軸の途中省略が少々恣意的で、2億枚に対して100万枚というのは、ピーク時の5%に過ぎないわけです。それでも機器や保守部品の供給に対してはプラスに作用することでしょう。超高級オーディオにかたよるような事態は歓迎できませんが、今も保存しているLPレコードを引き続き楽しめるのならば、それはそれでありがたいことです。



さて、ただいまから河川清掃の共同作業。要するに地区内総出で河川堤防の草刈りをするという行事です。動力刈払機を持ち込み、6時から1時間ほどの作業です。最近はだいぶ慣れて、文字どおり朝飯前に(^o^)/
帰ったら朝食を食べて、LPレコードでも聴こうかな。

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使う頻度が下がったものとその理由

2018年07月07日 06時03分56秒 | 手帳文具書斎
10年前や20年前と比較して、使う頻度が著しく下がったり、全く使わなくなってしまった道具、ツールがあります。例えば、

  • 銀塩カメラとフィルム  デジカメが便利
  • カセットテープ、MD  FM放送のエアチェックをしなくなった、YouTube等が便利
  • HTMLエディタ  ブログで用が足りる
  • 三角定規、コンパス、トレーシングペーパー  仕事内容が変わり、作図や作画をしなくなった
  • TeX/LaTeX組版システム、製本テープ  報告書を作成する立場から離れた

などでしょうか。時代の変化によるものと、第一線を退くべき年齢になったことによるものと、両方があるようです。当然の変化ではありますが、長年慣れ親しんだツールだけに、一抹の寂しさもあります。

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『文具200%活用術』を読む

2018年07月06日 06時06分33秒 | -ノンフィクション
日本能率協会マネジメントセンター編の単行本で、『文具200%活用術』を読みました。「仕事がはかどる!結果がすぐ出る!」という副題がついていますが、構成は次のとおり。

  • Part 1. 達人たちの活用術
  • Part 2. 自分にぴったりの文具の見つけ方
  • Part 3. 仕事に生かせる文具・ツール
  • Part 4. 現場で見る!聴く!文具のひみつ

ここで、Part 1.に登場するのは、美崎栄一郎、土橋正、高畑正幸、オダギリ展子、小倉弘、小山龍介の六名。これまでも何度か著書、編著書を読んだ人も含まれ、ふーん、なるほどという感じです。どちらかというと、オシャレで新鮮でカッコイイ系の人が選ばれているみたい。
Part 2.では、お店の紹介が中心で、東急ハンズ渋谷店、渋谷ロフト、銀座伊東屋、丸善丸の内本店、山田文具店、世界堂新宿本店の六店舗が取り上げられています。見るからに多彩な商品が並べられており、田舎者には羨ましい限りですが、逆に「どういうものを置いていないのか」という点で、田舎の文具店の特徴もわかるというものです。
Part 3.はカタログ。筆記具編、ノート編、デジタル編、会議打合せ編、メモ編、クリップ編、メッセージ編、オフィス編などで区分しています。また、スピードアップ、ノマドワーキング、オリジナル文具を作ろう、などの観点でも紹介しています。
Part 4.は「文具のひみつ」ということで、インタビュー編。三菱鉛筆のジェットストリーム開発者や、住友スリーエムのポストイット、能率手帳の工場見学の三件です。



全体的にみて、多面的に取材し編集してありますが、単行本というよりはムック的な性格が強い本でした。2011年の刊行ですから、すでに七年前の情報です。新しければ良いというものでもないけれど、ムックのような性格の編集であれば「新しさ」は売りになる要素でしょう。ワタクシ的には、「今も続いている」ものを見つけて、ロングセラーになりうる良い製品なのだろうとチェックした製品がいくつかありました。

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「タイの少年たちは生存」のニュースに驚き喜ぶ

2018年07月05日 06時03分26秒 | Weblog
タイ国の北部にある洞窟で行方不明になっていた地元サッカーチームの少年たち12名とコーチをしている大人の男性の生存が確認されたというニュースには、びっくりしました。豪雨で水位が上昇し、洞窟内に閉じ込められたもののようですが、どうやって九日間も生き延びたかもさることながら、さてどうやって救出するのか、やきもきします。なんとか無事に全員が救出されれば良いのですが。

そういえば、地球の反対側、チリの鉱山事故で閉じ込められた鉱夫たちの救出劇(*1,2)はいつ頃だったか。ずいぶん前のような気もするし、ついこの前のような気もします。あのときと同じように、全員が無事に帰宅できますように。



(*1):チリ鉱山事故の救出が近づいて〜「電網郊外散歩道」2010年10月
(*2):チリ鉱山事故の救出に思うこと〜「電網郊外散歩道」2010年10月

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