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電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

今年は「白加賀梅」の苗木を植えた

2025年04月24日 06時00分55秒 | 週末農業・定年農業
年齢は古希を過ぎましたが、まだまだ果樹園や野菜畑での農作業を楽しんでおります。植えて4年目になる桃の晩生種「見晴白桃」や「青空むすめ」が出荷できるようになり、8年目の「あかつき」や亡父が植えた「川中島白桃」に加えて、少しは桃農家らしくなってきています。これまで初夏のサクランボが主体だったわが果樹園では、夏から秋にかけての主力品種となりました。

ところで、梅。亡父は「白加賀」と「節田梅」と二種類を栽培していましたが、「白加賀」が枯れてしまい、「節田梅」の老木が一本だけ残るのみとなっていました。「節田梅」は梅ジャムや梅肉ペーストにするには便利なのですが、実がしっかりした梅干しにするにはいささか軟質過ぎます。妻の希望で、「白加賀」を再び植えてみることにしました。

マルチ代わりに籾殻を敷きましたが、うまく根付いて育ってくれるといいなあと願っています。ちゃんと収穫してしっかりした梅干しが食べられるように、私たち夫婦も健康で元気で暮らしたいものです。


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今年の桃とサクランボの開花日は

2025年04月23日 06時00分22秒 | 週末農業・定年農業
今年は寒い春が続いたせいか、桜だけでなく桃やサクランボの開花も遅れ気味でした。4月17日現在の梅、桃、サクランボの様子はこんなふうでした。

まず、節田梅です。



もう満開です。
これに対して4月17日現在の桃は、

こんな感じ。こちらは自宅裏の「あかつき」で、本当は開花が一番早いはずのものですが、ようやく開花直前といったところ。一方、サクランボは

自宅裏の佐藤錦ですが、まだ開花にはやや早いという状態です。

では、4月20日現在の様子は、まず川中島白桃から。


次はサクランボ、佐藤錦です。




ようやく咲いたところで、まだつぼみが多いです。

開花日は、桃「あかつき」は4月18日、「川中島白桃」、サクランボ「佐藤錦」、ともに4月19日でした。この開花日のデータは、生産管理工程表に記入して農協に届けるほか、収穫時期の目安として重要になります。例えばサクランボ「佐藤錦」は開花後およそ60日頃が収穫の最盛期となりますので、6月18日頃までに収穫できるように段取りしておく必要があります。

いずれにしろ、この時期が果樹園で花見をするには最適なときでしょう。ポットにお湯を持参し、音楽を聴きながらコーヒーで休憩するひとときは楽しいものです。


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ブログの移行時期を考える

2025年04月22日 06時00分53秒 | ブログ運営
goo ブログの終了宣言に伴い、ブログの移行が必要になりました。様々な条件を考え、カテゴリーやコメント、画像もそっくり移行できる「はてなブログ」を第一候補と考えております。ただ、その時期がいつ頃にしたらよいかが問題です。おそらく今は混雑しているでしょうから、少し間をおいてゴールデンウィークがあけてから〜5月中下旬あたりが良いのかな。goo ブログの「引っ越しデータ作成に関するヘルプ」や先に移行した人たちのレポートを読むと、手元にダウンロードできるのは要するにMT形式のテキストデータだけのようで、画像ははじめのうちは goo の記事中の画像にリンクされており、その画像データが徐々に「はてなブログ」のほうに取り込まれてリンク変更が反映されていくみたい。であれば、
  • 20年以上の記事本文、コメント等のMT形式のテキストデータは、たぶん「はてなブログ」のほうで一括処理が可能な大きさのいくつかのファイルに分割されて圧縮されるのだろう。
  • 画像のリンク先が変更完了するまで1週間以上かかるそうなので、しばらくは goo ブログを閉鎖しないでおいたほうが良さそう。むしろ更新できなくなるのを見守ってから閉鎖するのが妥当か。
  • 「はてなブログ」の記事編集・投稿に慣れるまでしばらく時間がかかるだろうから、農作業との兼ね合いで時間的にも体力的にもハードになるさくらんぼ収穫時期は避けたほうがよいだろう。とすれば、5月末までに完了するくらいが適当か。
というような心づもりでいるのが良さそうです。

もう一つ、大事な作業を初めて実行する場合は、メモを取りながら慎重に進めるほうが良い、という経験則もありますので、時間に余裕がある時期を選ぶのが大事になるようです。


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山形交響楽団第324回定期演奏会でベルリオーズ、ブルッフ、メンデルスゾーンを聴く

2025年04月21日 06時00分57秒 | -オーケストラ
午前中にサクランボ果樹園の草刈りを実施、すっきりしたところで着替えて昼食、午後は山形テルサホールで山響こと山形交響楽団の第324回定期演奏会を聴きました。今回のプログラムは、常任指揮者の 阪 哲朗 さんの指揮で、
  1. ベルリオーズ:序曲「リア王」作品4
  2. ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 ト短調 作品26 堀越 瑞生(Vn)
  3. メンデルスゾーン:劇付随音楽「夏の夜の夢」作品61
     ソプラノ:村岡 瞳、メゾ・ソプラノ:杉山 由紀
     合唱:山響アマデウスコア
というものです。開演前のステージを見ると、後方に合唱の台が並ぶせいもあって、いかにもぎっしりという印象を受けます。

1曲め、ベルリオーズの序曲「リア王」。楽器配置は第1ヴァイオリン(8)が左、第2ヴァイオリン(7)が右にくる両翼配置で、その後方にチェロ(5)、ヴィオラ(5)、左端にコントラバス(3)です。正面後方に木管がフルート(2)とオーボエ(2)、その後方にクラリネット(2)とファゴット(2)、左後方にティンパニ、右後方にホルン(4)、正面最奥部にトランペット(2)、トロンボーン(3)、チューバと金管楽器群が並びます。この曲、実演で聴くのは2014年11月の240回定期演奏会以来の2度めです。比較的まれな選曲ですが、山響の編成でも演奏可能なベルリオーズというのは良い機会かも。ロマン派らしいオーケストラの響きを楽しみました。

2曲め、ブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番。楽器編成は、Fl(2), Ob(2), Cl(2), Fg(2), Hrn(4), Tp(2), Timp. と 8-7-5-5-3 の弦楽5部。2nd-Vn 首席の堀越瑞生さんが独奏者となります。この曲、ふだん聴いているミニコンポ利用の簡易PC-audio の音量では冒頭のティンパニがなんとか聴き取れるくらいで、独奏ヴァイオリンが登場するところから身を入れて聴くような日常なのですが、やっぱり生ブルッフは違います。ティンパニのトレモロに木管が応えるところがくっきりと聞こえます。そして独奏ヴァイオリンが始まると、なんとも力強くもありチャーミングでもあり、素敵な音楽、魅力的な演奏でした。

15分の休憩の後、3曲めはメンデルスゾーンの「夏の夜の夢」です。劇音楽というのは、テレビも映画もない時代のミュージカルのようなものでしょうか。取り上げる題材がシェークスピアというのは、おそらくバーンスタインが「ロメオとジュリエット」を題材に「ウェストサイドストーリー」を作ったようなものなのでしょう。最初の序曲はおなじみの音楽で、第2曲「妖精の行進」はどこかで聴いたことがあるような。山響は軽やかに繊細にこの音楽を表現します。第3曲、歌と合唱「まだら模様の蛇たちよ」。ソプラノとメゾソプラノは妖精の王妃ティタニアの侍女たちで、王妃の眠りを妨げないようにと歌うもので、女声合唱とともにステキでした。次は第5曲の「間奏曲」、第7曲「夜想曲」と続きます。「夜想曲」はよく聴いていますが、他もCD等でたぶんそれと意識しないで耳にしているのだろうと思います。これに反して第9曲「結婚行進曲」は知らない人はいないというくらいの超有名曲。でも、案外ちゃんと聴き通したことは少ないのかもしれません。第11曲「道化役者たちの踊り」、そして終曲「ほのかな光」。序曲の雰囲気が戻り、妖精の歌や女声合唱も加わってのフィナーレです。いや〜、良かった!


演奏会終了後、恒例の出演者へのインタビューが行われました。コロナ禍で久しく中断していましたが、こうして再開され出演者の感想などを聴くことができるのは嬉しいことです。

最初は村岡瞳さん(Sp)と杉山由紀さん(MS)から。山響の印象はとても良かったみたい。山形の美味しいものを食べましたかという問いに、「駅前の平田牧場のとんかつ」「芋煮鍋」とのこと。また来てくださいね!

指揮の阪哲朗さんもインタビューに答えます。「ほんとは全曲をやりたいところだけど、そうなると役者さんや語りも必要になるんで」と残念そう。でも、開演前のちらりと話した来年の冬にヴェルディの歌劇「仮面舞踏会」を検討中という件、ヴェルディ好きのワタクシは大賛成です!

ブルッフで独奏者をつとめた堀越瑞生さん、後半のメンデルスゾーンでは2nd-Vnの首席としてヤンネ舘野さんの隣で演奏に戻っていました。すごいスタミナだなあ。でもこのところ緊張で食事も喉を通らなかったとか、「ドレスが入らなくなる心配とかそういうのじゃなくて」と笑いを取ります。ますますファンになりました。

総じて、今回も良い演奏会となりました。次回はオッコ・カムさんとの共演で、モーツァルトの39番とシベリウスの「レンミンカイネン」ほか。6月7日・8日、サクランボの収穫真っ最中ですが、この日ばかりはお休みにして、山形テルサホールに駆けつける予定。今から楽しみです。いやいや、その前にまずは畑に出なければ(^o^)/


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キムタクうどんを作ってみた

2025年04月20日 06時00分17秒 | 料理住居衣服
長野県の学校給食の栄養士さんが考えたという「キムタクご飯」(*1)は、たいへん美味しく簡単で重宝する献立となっております。材料は白菜キムチにたくあん、それに少しのお肉などで、冷蔵庫の残り材料でアレンジを加えるにも重宝します。

では、白菜キムチとたくあんの「ご飯」ではなく「うどん」にしてみたらどうだろう? もと理系少年の実験精神が発揮され、「キムタクうどん」を作ってみました。

フライパンでお肉を少し炒め、白菜キムチとたくあんの千切りとネギ等を加えてさらに炒めてうどん用のどんぶりに分けておきます。これに茹で上がったうどんを加え、少しのお湯を注いでお好みのトッピングを載せればできあがり。簡単です。食べるときには、うどんの下になっている「キムタク(キムチとたくあん)」をまぜてから食べます。最初の真っ白なうどんの中から白菜キムチとたくあんがでてくるのはけっこうインパクトがあります(^o^)/

で、お味は? うん、ご飯のときよりもお湯を注ぐ分だけ白菜キムチの酸味が強く感じられますが、その点は好き嫌いが分かれそう。たぶん、発酵で生じた有機酸がお湯で解離して水素イオンH+を生じ、白菜キムチ単体のときよりも酸味が強く感じられるのではなかろうか。でも、その点を除けば普通に美味しい。なにせ、醤油味の納豆もちに大根おろしをかけた上に食酢をたらして食べる山形人ですから、発酵食品の酸味には慣れております(^o^)/

そうそう、夏場には茹でたそうめんを冷水でしめて冷やしそうめんにしますが、その場合は温度が下がるぶんだけ有機酸の電離度が下がり、水素イオン濃度が減少しますから酸味も抑えられるはず。「キムタク素麺」も試してみる価値がありそうです(^o^)/


goo ブログの終了と移転ということですが、当方は要するに「場所が変わるだけ」と考えております。当ブログの中身はどこに行っても変わらない。淡々と日常を綴ることが大事だと考えているからです。いたって代わり映えしないとも言えますが、まあそこは日常性の価値、平常心を大切にしたいということで(^o^)/



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『YSOニュースレターvol.17』を読み、新メンバーの活躍に期待

2025年04月19日 06時00分06秒 | クラシック音楽
先月、YSO (Yamagata Symphony Orchestra) ニュースレター vol.17 が届き、こんどの第324回定期演奏会を前にしてじっくり読みました。従来から行われているスクールコンサートに加えて、社会科見学コンサート「やまぎん県民ホールで聴く♪山響特別コンサート」レポートなど、子どもたちに向けた新しい取り組みも見えて、興味深いものがあります。

また、「山響新メンバーのご紹介♪」としてヴァイオリンの杉山亮佑さんとホルンの矢吹日香理さんの入団メッセージを伝えています。さっそくこの週末の定期演奏会で接することになり、お名前と顔が一致しましたので注目しているところです。

ヴァイオリンの杉山さんは、4月26日の山形弦楽四重奏団第95回定期演奏会にも出演とのことで、こちらも楽しみです。会場は文翔館議場ホール、18:45 開演。


『YSO ニュースレター』では、新シーズンの見どころ・聴きどころを紹介するほか、これまでの演奏会を振り返る写真や交流会のダイジェストなどもあります。新コーナーとして「楽団員におすすめの本を聞く」という企画もあり、定年退職や退団のお知らせ、常任指揮者の阪哲朗さんが芸術選奨文部科学大臣賞(音楽部門)受賞、山形市と山響の「オーケストラのある街」推進協定の締結、U-NEXTで演奏会映像を配信中などのニュースもコンパクトにまとめられています。山響事務局の工夫と努力が17号に到達したわけで、郵送料の値上げなどもありましょうが、仙台フィルとの合同演奏会のお知らせなども同封されており、続けてほしいものです。

で、こんどの山響定期(4/19,20)のプログラムは;
  1. ベルリオーズ:序曲「リア王」作品4
  2. ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 ト短調 作品26
  3. メンデルスゾーン:劇付随音楽「夏の夜の夢」作品61
    指揮:阪 哲朗、ヴァイオリン:堀越 瑞生
    ソプラノ:村岡 瞳、メゾ・ソプラノ:杉山 由紀
    合唱:山響アマデウスコア
というものです。楽しみです。


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『Bun2』2025年4月号を読み、ボールペンを振り返る

2025年04月18日 10時03分18秒 | 手帳文具書斎
春は様々な資料を作成する必要があり、パソコンとレーザープリンタが大活躍します。いきおい、A4判のコピー用紙を大量に使いますので、行きつけの文具店で購入してきました。その際に、いつものようにステーショナリーフリーマガジン『Bun2』2025年4月号を1冊、もらってきました。今号の特集は
文房具で心躍る楽しい新生活を!
というもので、
各社から"推し活"をサポートするアイテム続々
新生活におすすめの最新アイテム紹介
として様々な収納やバインダー等を紹介しています。このあたりはあまりリタイアした中高年の関心を呼び起こすものとは言えず、むしろ第14回OKB48総選挙結果発表とか、

あるいは偶然かもしれませんが外海君子さんのニューヨーク文具レポートが「ボールペンの奥義」としてアートへの応用を紹介していたり、

高畑正幸さんの「違いがわかる男の文具講座」も最近のボールペンを取り上げていたり、ちょっとしたボールペン特集になっているようです。

考えてみれば、これほど多種多様な製品が筆記具として飽きられもせずに使い続けられていることは驚くべきことです。インクの種類と色の多様さ、チープなものから高価なものまで様々なデザインの軸の多様さなど、それぞれに特徴と魅力があって商品として成り立っていて、しかも日常生活にしっかりと根付いている。私はもっぱら三菱鉛筆の「ジェットストリームJetstream」と「パワータンクPowerTank」を愛用していますが、それでもふとした拍子に「ブレン」や「サラサクリップ」、「エナージェル」等を手にして使っています。こういう多彩な製品をあーだこーだ言いながら使ってみるのは確かに楽しいことです。文字通り代表的な文具趣味の一つと言って良いでしょう。


今朝は早朝から桃の開花直前の防除を行い、更新が遅くなりました。ただいま梅は満開、桜も見頃、スモモ(大石早生)も咲き始め、桃はようやく今日明日あたり開花かな。


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このブログの引越し先を考える〜判断の基準は

2025年04月17日 06時00分06秒 | ブログ運営
goo ブログの終了アナウンスが出ましたので、遠からずこのブログも終了しなければなりません。でも、例えば「週末農業・定年農業」カテゴリーが今では写真付きの農事暦となっているような面もあり、できれば写真や画像もそっくり引っ越しできればと考えております。その際、引越し先を決める判断の基準としてはどんなものがあるだろうか。
  • 引越し先は、MovableType (MT) 形式の goo ブログのデータを受け入れることができることが必要条件になります。
  • 引越し先も情勢によっては終了という可能性もあります。その際、記事や画像を手元に残せないのは困ります。バックアップあるいはエクスポート機能があることが必須です。
  • 使いやすさは少なからず慣れの問題でもあるので、あまり心配しなくても大丈夫ではなかろうか。
この点、goo blog スタッフブログによれば(*1)、

推奨するブログサービスは、Amebaブログ様・はてなブログ様になります。
※推奨するブログサービスは、記事と投稿時に使用された画像も引越しができることを確認しております(絵文字は引越しできません)。

とされていますので、記事と画像ともに引っ越しできるものとして推奨されているのは「はてなブログ」と「Amebaブログ」ということになります。他には例えば WordPress などを用いるという選択肢もありますが、その際は画像の引っ越しはいろいろ難しい面が出てくると予想されます。

では、「はてな」と「Ameba」とどちらが良いかを調べると、「はてなブログ」にはデータのエクスポート機能があるけれども「Amebaブログ」にはないらしい、ということがわかります。うーむ、長年蓄積した自分の記事データを手元に戻せることを重視するならば、引っ越し先は「はてなブログ」になりそうだなあ。「はてな」といえば、文具関連でときどき覗いているグループ(*2)もあり、あまりごてごてしていない印象があります。Ameba は芸能人ユーザーが多いという印象もあり、芸能スポーツ分野の興味関心が欠落している私には特に魅力ポイントというわけではありません。もう少し様子を見てみましょう。


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果樹の剪定枝を焼却する際の注意点

2025年04月16日 06時00分34秒 | 週末農業・定年農業
サクランボ等の果樹の剪定枝がたくさんたまっています。これらは処分しないことには草刈り作業にもじゃまになりますので、焼却する必要があります。焼却する上で大切なことは、数日間の天気の模様と「風」です。ある程度は乾いていないと燃えにくいですし、安全のために強い風のときには燃やせません。最近はローカルな天気予報もだいぶ精密になってきており、例えばこんなふうに天気・気温の他に風の強さもわかるようになってきています。
この日でいえば、ねらい目は朝の6時前後でしょう。風速が1m/s程度なら、安心して焼却することができます。これが12時頃になると風速が3m/sとなりますので、少し風が強くなったなあという感じになってきます。5m/sなどという予報のときはそもそも焼却作業に適していませんので、別の日を選ぶ必要があります。

では、まだ燃え尽きないうちに風が強くなってきたらどうするのか。私の場合は、燃えている上から土をかぶせてしまいます。そうすると、かぶせた土の下でそれまでの熱のために蒸し焼き状態になり、中で大部分が燃えてしまい、燃え残りがわずかにできる程度になります。

お天気の条件を見て、次の機会にはクワで掘り起こし、燃え残りの上に新しい剪定枝の束を重ねて再び焼却します。そんなふうにしてできた焼却灰は、土とまぜて一輪車で運び、畑の肥料として使います。


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gooブログサービスの終了に関連して

2025年04月15日 06時00分34秒 | ブログ運営
いつものように goo ブログの編集画面を開いたら、「goo blog サービス終了のお知らせ」という文字が目に入りました。最初に持った感想は、「ああ、ついにこの日が来たか」というものでした。

考えてみれば、Doblog のサービス撤退に関連して「サーバ依存型サービスとユーザーの自衛法」などという記事(*1)を書いたのは2009年で、ジャストブログの撤退に関連して2010年に「ブログ界の転機の予兆?」という記事(*2)を書いたときには goo ブログもやがてサービス停止という時が来るのだろうと考えましたから、2025年までずいぶん長持ちしたなあと感じます。これは、自分のソフトウェア利用の経過を振り返ったとき、「大企業がバックにあるから安心して長く使いつづけられるわけではなく、むしろ企業の栄枯盛衰のほうが早い。プライベートで長く共通に使いつづけたいのなら、むしろフリーあるいはオープンソース・ソフトウェアを選択するほうが良い」と考えるようになっていた(*3)からです。情報プラットフォーム対処法(*4)への対応もあるでしょうし、私企業のサービスですから企業の都合によって打ち切られる可能性が常にあるのはやむをえないことでしょう。その意味では、2004年12月に開始した当ブログがほぼ毎日更新でここまで20年以上も続けて来れたのは実にありがたいことでした。

ところで、サービス終了までのスケジュールは、当方のようにパソコンで作成し管理している有料ユーザーの場合、
4月16日 ブログ引っ越し、データダウンロード機能提供開始
4月21日 書籍化機能再開、有料ユーザー向け
9月30日 有料課金はこの日まで
10月1日 新規記事、コメント投稿終了
11月18日 goo blog サービス閉鎖
ということのようです。であれば、ユーザーとしての対応は;
  • 用意されるブログ引っ越しツールの適用先、データダウンロード機能の内容を確認する おそらくバックアップ機能で採用されている Movable Type 形式(*5)での移行かと思いますので、本文およびコメント等のテキストデータだけになるのではないかと思いますが、ブログで使用されている画像データの一括ダウンロードもできるようになるのかどうか。
  • 書籍化(*6)の現実性 20年分をぜんぶ紙にするのは現実的ではないだろうと思われますが、特定のカテゴリーだけを選集のような形で書籍化することは可能か。
  • 慌てる必要はないので、夏頃までを目処に方向性を決めたい。
あたりでしょうか。

農事記録など過去記事を検索し参照できなくなるのは痛いです。できれば引っ越して参照できるようにしたいものですが、一方で日々の随想的な楽しみ方はずいぶん長く経験できたので、ある程度は区切りをつける時期かなとも思います。今後の方向性を考える機会としたいと思います。


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「テクノ封建制」という見立て

2025年04月14日 06時00分22秒 | コンピュータ
備忘録ノートを読み返していたら、3月25日付けの山形新聞の「直言」のスクラップが目に止まりました。内田樹氏の興味深い文章で、ヤニス・バルファキス『テクノ封建制』(集英社)に関連し、簡単に要約して紹介するものです。バルファキスは2015年のギリシャ経済危機の際に財務大臣に招かれて経済の立て直しに尽力した経済学者だそうで、現場を熟知している人ならではの分析と評価しています。
理解できる範囲で図解してみましたが、従来までのビジネスモデルと比べると、Google, Apple, Amazon 等の企業は誰も競争相手がいないブルーオーシャンを切り開いて市場を独占してクラウド領主となり、従来の企業をクラウド封臣として従えます。また、多くのユーザーからデジタルを通じて地代を徴収するため、ユーザーはクラウド農奴と化しているという意味でテクノ封建制と呼ぶものです。内容的に面白い見立てだと感じます。もっとも、資本主義から抜け出してまったく新しい支配階級クラウド領主になっているとされるGAFAなどの企業も株式によって存立していることを考えると、やはり資本主義の枠組みの上に立っているように思うがどうなのだろうか。

そういえば Windows98 の頃に、ごく粗っぽい計算をしてみたことがありました。当時、日本国内の年間のパソコン出荷台数は1,100〜1,200万台ですが、ざっと 1,000万台が Windows パソコンだとすると、OS の組み込みライセンスは 5,000円〜10,000 円、間を取って 8,000円とすると、@8,000円/台✕1,000万台=800億円、このうち 8割のパソコンに Microsoft Office が組み込まれているとすると、組み込みライセンスが10,000〜20,000円の間とすれば、@15,000円/台✕1,000万台✕0.8=1,200億円となります。合計すれば 800億円+1,200億円=2,000億円 がマイクロソフト社に支払われることになります。日本の人口を1億人とすると、赤ん坊から老人まで、1人あたり毎年 2,000円をマイクロソフト社に支払う計算になりますから、当時はこれを「マイクロソフト税」と苦笑いしていたものでした(^o^)/

では現在は? グーグル、アマゾン、アップル社ほか多くのビッグ企業が私達の日常に浸透していますので、すでにマイクロソフト社だけではなくなっていますが、こうした現状をたしか NHK 「クローズアップ現代」では「デジタル小作人」と呼んでいたのではなかったか。何をいまさらと思わないでもないですが、「テクノ封建制」という見立ては「デジタル小作人」という見方をさらに一歩進めて、現状をよく反映したものになっているようです。機会を見て、図書館あたりで翻訳された本を探してみたいものです。


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梅の花が咲いた〜耕運機で野菜畑を耕す

2025年04月13日 06時00分54秒 | 週末農業・定年農業
我が家の梅がようやく咲きました。母屋の前、井戸小屋の脇にある梅も、自宅裏、果樹園の入口にある「節田梅」も、一斉に咲き出しました。昨年、ウメシロカイガラムシにだいぶやられていたので、短く切り詰めて焼却し、防除も念入りにやりましたので、だいぶ復活してきています。今年は梅干し用にちゃんと収穫したいものです。

こちらは、自宅裏の果樹園入口にある「節田梅」の老木。夕方なので光がやや赤っぽくなっています。

ドウタンツツジの根元のスイセンも咲き出しました。スイセンが咲くと、いよいよ本格的に春だなあと実感します。

ならば、そろそろ野菜畑の準備も取り掛からねばなりません。先々週あたりに苦土石灰を散布していますので、まずは堆肥を散布してから耕運機で耕うんします。
堆肥を散布し、午前中に耕して夕方に見たら黒く湿った土がすっかり乾いて白っぽくなっていました。これで、あとは雨の予報を待ち、各種野菜を種まき植え付けする段階になります。その前に畝立て、マルチ張りなどの作業もあるかな。


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思わず手から外れて取り落とす理由

2025年04月12日 06時00分48秒 | 健康
以前からの読者で目ざとい方は、私の愛用するコーヒーカップの受け皿が近頃は以前と違っていることにお気づきのことでしょう。かなりお気に入りだったのですが、実は割ってしまったのです。

少し前のことで、洗って乾かしたまでは良かったのに、なにかの拍子に思わず手から外れて取り落し、ガチャーンと。いやはや、残念無念。形あるものはいつかは壊れるものとは知りながら、それが今だとは思いもしなかった、という感じです。で、割れ鍋に閉じ蓋というか、壊れた片割れ同士を組み合わせて当座をしのいでいる状態。できれば、別なお気に入りのカップを探してみたいものです。たぶん、そのうちどこかで見つけられるでしょうけれど。

ところで、この「思わず手から外れて取り落とす」ことが増えた理由は何なのだろうか。これは多分、若い頃には適正だった「つまむ動作の筋肉収縮の強度」を指示する脳の命令は変わらないのに、年をとったために筋力、とくに握力が衰えて同じ脳の指令を受けても若い頃の筋力強度に達しない、あるいは必要な強度を保てないためではなかろうか。だとしたら、一日の歩数だけではなく、必要な握力等を維持するための筋力トレーニングなどの取り組みが必要なのかもしれません。


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案内状の発送でフエキの糊を使い切った

2025年04月11日 06時00分59秒 | 手帳文具書斎
私は先祖の遺産のような形で某寺の総代をしていますが、先に開催した法会の関連で送付するものがあるのと、月末近くに予定されている総会の案内状を発送する仕事をしました。この作業のために、フエキの糊「オーグルー(O'GLUE)」を使い切りました。

「アラビック」ヤマト糊もすでに準備していますが、「オーグルー」の値札シールのメモを見ると、2021年に170円のところを136円で購入しています。ふーむ、すると5年間使った(*1)ということだな。今は郵送代もばかにできない金額になってきています。封書だけでなくハガキでの通知も考えないといけない時代になったのかもしれません。

「手帳文具書斎」カテゴリーの992件目の記事です。999でいっぱいになるようですので、あと7件です。


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映画「侍タイムスリッパー」を観る

2025年04月10日 06時00分05秒 | 映画TVドラマ
某日、お天気が悪い予報だったので農作業はお休みとし、妻と映画を観にでかけました。お目当ては、もうすぐ当地での上映が終わるという「侍タイムスリッパー」です。あちこちで「面白い!」という声を聞きますので、興味津々です。予告編はこんな感じ。

「侍タイムスリッパー」予告編

要するに、幕末の会津藩士が長州藩士を襲ったら雷が落ちて現代の映画撮影所にタイムスリップしてしまうというのが発端。で、彼は時代の落差に驚きながらも時代劇の斬られ役俳優として生きていこうとするが、久々の大型時代劇映画の主演俳優が実は…というお話です。

いやあ、面白かった(^o^)/ 思わず細かいことはいいんだよと言いたくなる、突き抜けた面白さでした。その中でも思わずホロリとさせるところもあり、映画を観ながらちょいとうるうるしました。

そうそう、戊辰戦争で会津藩がどんな仕打ちを受けたかを知った主人公・高坂新左衛門が長州藩士・山形彦九郎に向ける怨念は、史実に基づくだけにリアリティがあります。たぶん、祖父母の親たちの世代が会津処分で斗南に追いやられ、病死・餓死した話などを聞いている会津の人たちは、まだ「仲良くしましょう」という気にはなれないでしょう。でも当時の人たちの喜怒哀楽を描くのは、確かに時代劇の形を取らざるを得ない。

もう一つ、チャンバラの迫力がすごかった。たしかに、久々に見た「本物の真剣勝負」という感じがしました。イチゴのショートケーキの場面は、現代の日常性の価値を描いて秀逸でした。


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