電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

新型デミオXDディーゼルの5月の燃費と燃費モニターの謎の解明

2015年06月04日 06時01分25秒 | 散歩外出ドライブ
新型デミオXDディーゼルの5月の燃費(燃料消費率)が判明しました。4月には2回給油して平均をとりましたが、今月は1回だけでしたので、スタンドでどの程度を満タンとするかで、やや誤差があるかと思いますが、こんな結果になりました。

3月 23.0 km/L
4月 20.8 km/L
5月 22.7 km/L

少なくとも、県都山形への通勤で、コンスタントに 20km/L 以上の値を示し、エアコンを使用しない春季には平均で 22km/L くらいになるのは間違いないようです。

前車ティーダ・ラティオでは、通年の平均で 16km/L くらいの値で、トリップメーターがおよそ 600km 走ったあたりで給油というパターンでしたが、こんどのマツダ・デミオXDの場合は、800km で給油しても間に合うようです。給油の間隔がずいぶん広がり、楽になったと感じます。



ところで、前に書いたことがある燃費モニターの謎、35km/h で走っている時よりも 60km/h でずっと走っている時のほうが燃費モニターの数値が悪く表示されることがある、という件、おそらく同社のクリーン・ディーゼル・エンジンの排ガス浄化システム DPF のフィルター再生のためではないかと思い当たりました。

DPF: Diesel Particulate Filter
排気ガスに含まれるPM(粒子状物質)を補集し除去するもので、補集したPMの堆積量が多くなると排気ガスの温度を上昇させてPMを燃やし、自動クリーニングを行うもの。

つまり、エンジンがまだ暖まっていない状態で低回転で負荷のかかる走行をすると、昔であれば黒煙が出やすい状況になり、PMが堆積するのでしょう。これを燃やすための燃料消費が加わり、燃費モニターの数値に反映されるのでは、という判断です。

そのように考えると、エンジンをかけてすぐに走り出すような状況が続くと、i-stop 表示が消えて DPF 再生が行われるのは理解できます。むしろ、月に二回ほど作動することで PM による大気汚染を減らすという積極的な意味を評価するべきだろうと思います。

同社の解説によれば、次のような場合には PM は自動的には除去されないとのことで、フィルターを再生するために強制的に燃焼を行うようです。

  • 時速15km以下で走りつづけているとき
  • 10分以下の短時間の走行を繰り返しているとき

なるほど。やはりディーゼルエンジン車は渋滞の多い都市部のチョイ乗りには向かず、郊外型の走行に適していると言えそうです。一部に渋滞区間を含むとはいえ、早朝出勤で渋滞区間をやり過ごしている当方の通勤パターンには、適合していると言えそうです。


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