電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

果樹園で腰を据えて作業に当たるときには

2023年11月07日 06時00分46秒 | 週末農業・定年農業
今より少し前、10月末の農作業です。自宅より離れた場所にあるもう一つの果樹園で、夏場の剪定枝を焼却しました。火を使う場面ですので、離れるわけにはいきません。クワやスコップ等のほかに、腰を据えて見守る必要があり、ラジオ、コーヒー、農作業メモのノートの他に果物ナイフなども準備して、山のような剪定枝を燃やす準備をしました。



夏場から後ですので、外側に蔓性の草が繁茂していますが、内部の枝はすっかり乾燥しているようです。




よく乾いた木片に古縄を巻き付けて油を染み込ませ、新聞紙で点火します。はじめは小さな火が次第に大きくなり、燃え上がります。周囲の土で火力を調整しながら燃え落ちるのを待ちます。待ち時間にラジオを聞きながらコーヒーで一服します。もぎ残しのリンゴの皮を剥いて食べると、新鮮で美味しいです。

火の方はおよそ半日で鎮火しますが、熾火は残りますので土をかけて帰ると、翌日には土の中ですっかり灰になってしまいました。あとは、冷たくなった木灰を畑にすき込み、土質改良と肥料として役立てる作業が残ります。畑のものは畑に返すのが原則です。化石燃料を燃やすのとは性質が違います。


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2 コメント

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Unknown (小さな森)
2023-11-07 08:00:45
お早うございます。
新潟市枝を燃やすのは畑でも禁止なんです。
毎回市の焼却場に持ち込み有料です。
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小さな森 さん、 (narkejp)
2023-11-07 09:31:36
コメントありがとうございます。家庭ごみを野焼きするのは、発泡スチロールとサランラップを混ぜて燃やすと多量のダイオキシンが生じることから問題となり、廃棄物処理法で野焼きが原則禁止され、各県等の条例でも明確にされました。ただし、大元の法律でも自治体ごとの条例でも、農林漁業等における例外規定があり、例えば農業を営むために通常行われる焼却は、近隣に迷惑がかからない限り、例外的に認められています。実際、果樹の感染症の中には感染枝の焼却以外に有効な対策がないものもあり、焼却は重要な防除方法の一つです。ただ、園芸店のような場合は、これに該当するかどうか。土地に余裕があれば、畑に穴を掘り切った枝を埋めてしまうと数年で土に還るので、そういう方法も有効かもしれません。当地のリンゴ農家でそういうやり方を取っているところもありますので。
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