電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

メンデルスゾーン「無言歌集」を聞く

2005年09月04日 16時54分39秒 | -独奏曲
午前中はなんとか曇り空ですんだが、午後からは雨降り。メンデルスゾーンの「無言歌集」を聞く。今日は、全曲集ではなく、13曲が選ばれたCDを。

(1)第1番「甘い思い出」
(2)第2番「後悔」
(3)第4番「ないしょの話」
(4)第6番「ヴェネチアの舟歌」
(5)第7番「瞑想」
(6)第9番「慰め」
(7)第12番「ヴェネチアの舟歌」
(8)第18番「デュエット」
(9)第22番「心の悲しみ」
(10)第25番「五月のそよ風」
(11)第27番「葬送行進曲」
(12)第30番「春の歌」
(13)第31番「紡ぎ歌」

このCD(GES-9251)は、1977年11月に、日本コロムビア第1スタジオでデジタル録音されたもので、ピアノの低音がたいへんに明快だ。以前ブックオフで見付けたデンオンのCD全集 "My Classic Gallerry" の分売品。
演奏は、アイルランドのピアニスト、ジョン・オコーナーで、ウィルヘルム・ケンプに師事したとのこと。そんな関係で、ベートーヴェンをはじめとする古典派とともに、初期ロマン派の解釈の権威でもある、とされている。また、故国の作曲家、ジョン・フィールドの擁護者であるという。(*)

また、ナクソスのCDで、ペーテル・ナジ(Pf)の演奏した2枚もあるが、こちらは1枚目(8.550316)が1989年、2枚目(8.550453)が1990年のデジタル録音で、収録された曲の順番は必ずしも番号どおりではない。全部で49曲が収録されている。第12番「春の歌」は、ちょっと「水虫の歌」を連想するところがあるが、こちらは第2集に収録されている。
演奏するペーテル・ナジは、ハンガリーのリスト音楽院の教授(*2)なのだろうか。ナジという姓はハンガリーでは一番普通にあるものだそうで、「大きい」という意味なのだそうな。経歴などは不明だが、メンデルスゾーンの音楽は美しい。

(*): ジョン・オコーナー(Pf)の経歴など
(*2): ペーテル・ナジに師事したピアニストの話
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2 コメント

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楽しいですよね (よし)
2006-01-15 18:41:27
さっそくのTBありがとうございます。

全曲でなくてもお聴きになった有名な曲で十分とも言えますね。メンデルスゾーンの室内楽も欲しいのですがブラームスとの優先順位が決まりません。楽しい悩みです。
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楽しい悩み (narkejp)
2006-01-15 19:23:39
そうそう、楽しく思い悩んだ盤は、購入時も嬉しいし、よく聞きこむんですよ。お金に余裕があって、ついでにドバドバ購入したものに限って、なかなか聞かない。そういうのは、やっぱり単なるむら気なんですかね。

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