最近はあまり流行らないようですが、昔は文学全集というものがあり、図書館などでまだ読んだことの本を手にするのが楽しみでした。次にどれを読んだらいいのか、皆目見当がつかないときには、良いアドバイスをしてくれる人や本の存在がありがたいものです。サマーセット・モームの『読書案内』や、出版社等で出してくれる必読書リストなどのほか、新聞の書評欄、書籍のカバーの宣伝文句など、読んでみたい気持ちにさせてくれます。
LPやCDの全集の場合には、せいぜい数枚~十枚以内のことが多いため、それほど切実ではありませんが、まだ聴いていないものを選び出す時には、様々なきっかけが後押ししてくれることがおおいものです。昔は、レコード雑誌やFM誌などがその役割を果たしておりました。でも、要するにレコード会社の提灯記事じゃないか、と思うようになった、意地悪中年の年代になったら、こうした雑誌からは遠ざかってしまっております。では、何がアドバイザの役割を果たしているのかと言えば、現在は間違いなくブログでしょう。
演奏する立場の方々やキャリアの長い音楽ファンの記事、あるいは当方の記事にいただいたコメントなどは、全集の中から候補を選んで手にするときには、おおいに参考になります。私の場合、全集を第1番から順に聴いて行くと言うのは、経験上、途中で挫折しやすいものと考えており、時々の関心に基づき選んで聴き、自然体でいきたいと思います。そうして、いつのまにか大半を聴いてしまった頃に、落穂ひろいのように残りを聴いていくようなスタイルが、どうも私には一番似合っているようです。
LPやCDの全集の場合には、せいぜい数枚~十枚以内のことが多いため、それほど切実ではありませんが、まだ聴いていないものを選び出す時には、様々なきっかけが後押ししてくれることがおおいものです。昔は、レコード雑誌やFM誌などがその役割を果たしておりました。でも、要するにレコード会社の提灯記事じゃないか、と思うようになった、意地悪中年の年代になったら、こうした雑誌からは遠ざかってしまっております。では、何がアドバイザの役割を果たしているのかと言えば、現在は間違いなくブログでしょう。
演奏する立場の方々やキャリアの長い音楽ファンの記事、あるいは当方の記事にいただいたコメントなどは、全集の中から候補を選んで手にするときには、おおいに参考になります。私の場合、全集を第1番から順に聴いて行くと言うのは、経験上、途中で挫折しやすいものと考えており、時々の関心に基づき選んで聴き、自然体でいきたいと思います。そうして、いつのまにか大半を聴いてしまった頃に、落穂ひろいのように残りを聴いていくようなスタイルが、どうも私には一番似合っているようです。
ところが、複数の箱を並行して聴いているために、ひと箱聴き終えるのに何年もかかっちゃうことが多いです。
コンドラシンのショスタコなど5年ほどかかりました。
現在も「bisのシベリウス」ボックス、グルダのベートーヴェン・ソナタ全集、ズスケ四重奏団のベートーヴェンなどを随時聴いてます。それに、カラヤンが参入してきましたし・・・。
でも、基本は「風の向くまま、落穂拾い」ですね。
(どれを聴いたか忘れちゃうので、BOX内にメモを入れてます。)