電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

ペンを握る位置と書き癖

2015年05月06日 06時04分15秒 | 手帳文具書斎
パイロットの廉価万年筆「カクノ」を初めて使ったとき、三角形で握りの位置を示す工夫に感心するとともに、自分の感覚ではずいぶんペン先に近い方を持つのだなと感じました。たぶん、自分の書き癖のほうが、「カクノ」で標準的に想定した位置よりも後で、やや寝せ気味の持ち方をしているのだろうと思います。

そういえば、以前、プラチナ社の廉価万年筆プレッピー(Preppy)の中字の書き味について、やや不満を感じておりましたが、これもどうやら寝せて書く書き癖に対して、やや許容性が低かったからではないかと思い至りました。いつもよりも少し先端に近い方を持ち(握り)、自分の書き癖よりは少しだけ立てて書くようにすれば、充分にスムーズな書き味です。

自分のペンの持ち方はほぼ一定していると思っていましたが、どうも気分や身体的疲労度によって変わり、不変ではないようなのです。ぐったりしているときは、どうやら力も抜けて、寝せて書く傾向があるようです。そう考えると、ある時は書き味に満足し、またある時は同じペンなのに書き味に不満を持つ、という理由も理解できます。長年使い慣れたペンは、自分の書き癖になじんでいるでしょうし、新しいペン自体の許容度の広さもあるでしょうが、握りの位置とペンの角度を意識して使ってみると、ペンの評価自体も変わってくるのかもしれません。


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