すでにパブリック・ドメインとなった往年の名演奏を、PCオーディオで聴いていることが多くなりました。すると、かつてのドル箱スター演奏家のCDが売れなくなるわけですので、それではCD自体の販売も落ちて音楽産業が成り立たず、若い演奏家も困るのではないかと考えることがあります。かつてのドル箱スター演奏家ではずいぶん稼いだのでしょうから、それはいいけれど、これからの若手演奏家はぜひ応援したい。そのためにも、往年の名演奏とともに、地元のオーケストラの演奏会録音や、客演した若手演奏家のものを中心に、新しいCDをレギュラー価格で買い求め、応援するように心がけています。
こういう流儀は、別の面でも長所があります。すでにバブリックドメインとなったLP初期の時代には標準的であった演奏スタイルと、現代の演奏スタイルの違いを、明瞭に意識することになるからです。楽譜の版や音楽史的な研究成果も裏付けにあると思いますが、素人音楽愛好家にもわかりやすい違いが、ハッキリ感じ取れます。
また、無料のダウンロードとレギュラープライスの音盤の価格を平均すれば、激安輸入盤のお値段に近づきます。であれば、個人生活を維持できる範囲の支出に抑えながら、往年の名演奏はダウンロードで楽しみ、今の若い演奏家の録音はレギュラー盤を購入するというスタイルも、あってよいのではと思います。本来、著作権とはそういう趣旨であったはずです。
こういう流儀は、別の面でも長所があります。すでにバブリックドメインとなったLP初期の時代には標準的であった演奏スタイルと、現代の演奏スタイルの違いを、明瞭に意識することになるからです。楽譜の版や音楽史的な研究成果も裏付けにあると思いますが、素人音楽愛好家にもわかりやすい違いが、ハッキリ感じ取れます。
また、無料のダウンロードとレギュラープライスの音盤の価格を平均すれば、激安輸入盤のお値段に近づきます。であれば、個人生活を維持できる範囲の支出に抑えながら、往年の名演奏はダウンロードで楽しみ、今の若い演奏家の録音はレギュラー盤を購入するというスタイルも、あってよいのではと思います。本来、著作権とはそういう趣旨であったはずです。
そういえば以前、ある日本のPOPアーティストがラジオ番組で、「せめて好きなアーティストだけはCDを買って聴いてください、そうしないと音楽産業がどんどん弱体化していってしまう」という趣旨の発言をしていたのを印象深く覚えています。消費者としてはもちろん出費は抑えたいですが、一方でアーティストのモチベーションが下がってしまうのは、困りますよね。。
ただし、ボロ儲けをしていると利益を求めて群がる人たちが現れて、いつのまにか人件費や宣伝費が大半を占めるようになり、肝心の制作費用が削られていく、というのはテレビ業界ばかりではないようで、少人数で効率的に制作できる工夫が必要なのでしょう。