電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

デスクトップPC-audioより昔ながらのステレオの音がホッとするなあ

2020年04月11日 06時01分43秒 | クラシック音楽
新型コロナ禍の不安の中、少しでも心が慰められるようにと、いろいろな音楽を聴いていますが、ふと思いました。デスクトップPC-audioよりも、昔ながらのステレオ装置の再生音のほうが、なんとなくホッとします。

考えてみれば、デスクトップPC-audioでは、スピーカと耳との直線距離が110cm、これが旧来のステレオ装置では、壁面いっぱいの書棚に埋め込んだブックシェルフ型スピーカと耳との距離は450cmと約4倍あります。実質13.5畳相当の洋間ですので、反響も自然で間接音が多く含まれているでしょう。そういう包まれるような度合いが高いほうがやっぱり耳には快いということでしょうか。



便利さに流されて、ついPC-audioの利用が増えてきていますが、昔ながらのCD主体のスタイルもいいなあとあらためて感じた次第です。たぶん、ラジカセなどでも同様のことがあてはまり、距離を離したほうが心安らぐ聴き方ができるのではなかろうか。調べたり確かめたりするような細密な聴き方をするのであれば、ヘッドホンやデスクトップPC-audioのような、直に対面するような向かい方でも良いのでしょうが、今はもう少し気楽に聴きたい気分です。



修理したミニコンポのアンプはリビングに移動し、パイオニアのアンプ UK-A3 をメインに接続替えをしました。これで、メインのステレオ装置は昔の状態に戻りました。スピーカのヤマハ NS-650 は、エッジのポリウレタン?が加水分解してボロボロになりがちなのだそうですが、この部屋は水分が結露しがちな石油ストーブではなくずっとFF式の温風ヒーターを使ってきたせいもあり、エッジがまだ損傷しておりません。ありがたいことにずいぶん長持ちしています。なんとなく昭和のテイストが香る風情です。


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2 コメント

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Unknown (アルマーニ)
2020-04-11 20:26:10
仕事をしていたときはほぼ100%ウォークマンでした。何台潰したことでしょう。
今は私もPCで音楽聴いていますが、実はまたウォークマンに戻ろうかと思ってます。基本的に家にいるのに。
このスタイルに慣れすぎたんでしょうね。
クラシックとロックの違いもあるかもしれません。
アルマーニ さん、 (narkejp)
2020-04-11 20:46:14
コメントありがとうございます。家でウォークマン!いえ、驚くほどのことではないかもしれません。10年位前までは、私も畑でウォークマンを聴きながら農作業をしていました。畑でクラシック音楽を流すのを、ちょっと恥ずかしがっていたもので(^o^)/
ご近所の寺の若住職がクラシックファンであると知り、今では堂々と畑でラジオのNHK-FMを流しております(^o^)/
ウォークマンは、全盲の祖母が夜中もイヤホンでラジカセを聴いていてこんどは難聴になってしまいましたので、自分も聴力の減退を防ぐためにその頃から使わなくなりました。

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