電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

J.S.バッハ「ヴァイオリン協奏曲第2番」を聴く

2010年10月05日 06時03分31秒 | -協奏曲
J.S.バッハの「ヴァイオリン協奏曲」を、CDからパソコンに取り込み、小型のアンプと自作スピーカで、デスクサイドで再生しております。定位のよい音がふわりと立ち上がり、幸福な音楽を奏でます。今日は、第2番ホ長調BWV1042を聴いております。第1番に続き、西崎崇子(Vn)、オリヴェル・ドホナーニ指揮カペラ・イストロポリターナの演奏、NAXOS の 8.550194 という型番のCDです。



第1楽章:アレグロ、合奏協奏曲ふうの出だしです。ソロ・ヴァイオリンが出てきますが、後の時代の協奏曲のように、名技性を前面に出したものではないようで、弦楽合奏との連続性を重視したものと感じられます。
第2楽章:アダージョ・エ・センプレ・ピアノ。荘重な出だしに続き、バロック音楽らしく、長く長く連続するヴァイオリンの美音にしびれます。これに続くソロ・ヴァイオリンの魅力は、ヴィヴァルディとは確かに違う、バッハの魅力的な旋律です。この演奏では、通奏低音としてチェンバロが用いられているようですが、冒頭部の通奏低音が印象的。
第3楽章:アレグロ・アッサイ。この楽章には、ソロ・ヴァイオリンの見せ場があります。当方、楽器の演奏にはまったく疎いのですが、素人目にもけっこう難しそう。

全体に、ロマン派のヴァイオリン協奏曲などと比べると、いたって地味めな印象にもかかわらず、よく聴くとけっこう華やかさを備えた音楽です。たとえはあまり適切とは言えませんが、秋の入り口で地味~に咲くにもかかわらず、よくみると華麗で繊細な曼珠沙華の花みたいですね~(^o^)/

そうそう、NAXOS 添付のリーフレットの英文解説、第2番のほうはずいぶん手強い。

The rather more complex Concerto in E major opens with a movement in which the first figure assumes considerable important in what is to all intents and purposes a da capo aria. There is a slow movement of sustained beauty over a repeated bass figure, and a lively final rondo.

試しに excite 翻訳(*)にかけてみました。

E少佐におけるかなり複雑なConcertoは第一格がかなりの重要なコネがどの点から見てもdaマフィアの支部長アリアであるものであると仮定する動きで開きます。 繰り返されたバス図、および活気がある最終的なロンドの上に持続している美の動作緩慢があります。

思わず爆笑!バッハのヴァイオリン協奏曲の説明が、マフィアの支部長の話になっちゃったよ!こういうのは、機械翻訳に適さない実例でしょう。音楽用語だけでなく、複雑な構文が、まるで大学入試の試験問題みたいです(^o^)/
えっ?私の翻訳?いやいや、赤恥をかくと悪いので、原文だけにしておきたいと思いまする(^o^;)>poripori

(*):エキサイト翻訳~英中韓仏独伊語ほか一般的な短文ならばかなり正確
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