厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
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2024年148冊目 『55歳からのリアルな働き方』は、これまでの経験知を言語化して活かせば55歳以降も稼げる

2024-04-12 14:12:33 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

役職定年の壁が立ちはだかる55歳ですが、それまでの経験知を「言語化」できればその先には、驚くような高評価や高収入が手に入ります。

 

企業等の経営者、ミドルマネジメントに「ナレッジ・マネジメント」と「経験知」の重要性を伝えている著者が、経験知をワイズマネー(賢く稼いで得る収入)に転換する4つのステップを紹介します。

 

STEP1:見える化&分解する(知識・スキル・コンピテンシー)

STEP2:キャリア戦略(業種・職種の4象限から選択)

STEP3:収入戦略(収入の4つの目標ゾーン)

STEP4:出口戦略(今の会社・副業・転職・起業・セミナー講師・コンサルタント・大学教員)

 

経験知とは、ひと言でいえば仕事の知恵。

ミドルマネジメントこそが、現場で仕事をうまく進めるうえで不可欠な経験知を持っており、それを大いに活用すれば、55歳以降も悲観する必要はないと言います。

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2024年147冊目 『老後に楽しみをとっておくバカ』は、50代のうちにお金や体力を使って意欲・感性を保つ

2024-04-12 13:57:34 | おすすめビジネス書

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評価 (4点/5点満点)

ベストセラー『80歳の壁』の著者・和田秀樹さんが、50代に伝えたいこと。

それは、歳をとっても若い人、歳をとっても幸せな人は、みんな脳が若いということです。

 

(プロローグより)

「50代のうちにお金や体力、意欲や感性をどう使って何を得るか」

今、あなたが50代ならば、手掛けている仕事や、会社の立場や責任、老後の備え、お金などに縛られるのはもったいない。むしろ、あえてそれを脇に置いてでも、その分の時間やお金、労力を自分の人生を豊かにするための投資に振り分けるのです。

 

本書では、意欲や感性に直結する脳の前頭葉の若さを保つための方法や考え方をお伝えします。

これまでの常識を捨てて、楽しむことも重要な要素だと和田さんは言っています。

 

【my pick-up】

◎50代になったら「ちゃんと仕事をすべき」という常識を捨てる

あなたはこれまで十分、会社にそして社会に尽くしてきたはずです。それなりの結果も残してきた。しかし、同じことをあと10年続けたとして、今以上に上り詰められる見込みはありそうでしょうか?もし現状維持か下がるだけになりそうなら、切り替えたほうがいい。無理して続けても、10年後にボロ雑巾のようになっているだけです。だから、50代になったら「会社に尽くす」意識は捨てましょう。アクセルを緩めていい。むしろ、会社や仕事だけに貴重な時間と体力を搾り取られるのはナンセンス。誰かのために人生のリソースを使うのはやめて、本当に自分がやりたいことのためにそれを使いましょう。今いる会社、今たずさわる仕事は、ひとまずの生活費を稼ぐ手段と割り切るくらいでいいのです。

◎余計な仕事は他人まかせに

部下や後輩を育てるのも、40代社員にまかせてしまえばいい。彼らはまだ出世にしのぎを削る頃。社内に自分の派閥を作る意味でも、後進を丁寧に育てるのは意味もメリットもあります。しかし、50代でもう出世をあきらめてしまえば、そんな必要は皆無だし、若手にとっても出世しない人間にかわいがられるのは意味がない。かわいそうですらあります。働かないおじさんとして、自信を持って勤めあげましょう。そして、残りの10年間はそこそこの給料をもらいながら、自分の時間を作って、そこに集中して時間や体力や好奇心を注ぐのが、幸せの近道です。50代からは、自分のリソースを会社ではなく、自分自身に費やすのです

◎50歳からは「不真面目」を心がける

50歳を超えたらなお、不真面目になるのです。仕事はこうあるべき、このように仕事すべき。まずはそんな「べき」思考を捨てるのです。真面目な人は、なんでもすぐに「べき」を作り、それにそぐわない相手を許せなくなりがちです。許さないより、緩くいきましょう。いくらでも他の道があります。もとより、いい歳をして会社組織なんていう小さな枠の中だけで物事を考えるのはバカげていることを自覚しましょう。

◎あえて会社以外の場所に飛び込んでみる

社内だけにどっぷりとハマって生きてきた人は、いざ外に出たときに非常識な社会人となってしまうことがありうる。今から一個人として生きられるよう、社内以外の仲間と自分の居場所を作っておくのが得策です。

◎「時間がない」を捨てる

「時間がない」といった現代人がつぶやきがちな言葉を捨て去りましょう。むしろ「時間を作る」のです。まずは徹底して定時での退社を実行しましょう。有給休暇も確実にとることを意識します。50代になれば、もうベテランの域でしょう。しかも出世競争の結果も見えた今や、必要以上に成果を出す必要はありません。上司や部下のご機嫌をとる必要もない。残業せざるをえないような大変な仕事は、部下や後輩に渡しましょう。彼らはまだまだがんばって出世レースを生き延びなければならない世代です。ロートルが中途半端に手を出すよりも最初から譲ったほうが、彼らの経験値を高め、ためになります。彼らの出世を邪魔せず、あなたは最低限のタスクを効率的に終わらせて、さっさと退社するのが正解です。

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2024年146冊目 『仕事の心得』は、代々伝承すべき仕事に対する姿勢

2024-04-12 13:42:21 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

ソフトバンクやセブン&アイHLDGS.などで経営者から学んできた著者が、仕事をする上で大切な心構えを「仕事の心得」としてまとめています。

仕事に対する姿勢や、働くときに考えるべきことを30の型として解説します。

 

仕事の本来の意味は「何かを成し遂げるための行動」。

内容はシンプルで、誰もが一度は聞いたことがある話かもしれませんが、その当たり前こそ代々伝承する必要があるのでしょう。

 

若い世代だけでなく、自社ならではの心得を生み出す参考として、経営者・幹部の方々も読む価値があると思います。

 

【my pick-up】

◎わずかな時間でも〝自分磨き〟を怠らない

自身のスキルや能力を向上させるには、日々の仕事で経験を積むだけでは不十分です。仕事に励む一方、スキルアップを見据えた〝自分磨き〟にも取り組まなければなりません。ビジネススキルや資格の取得、セミナーや講習会への参加など、自分を成長させるための日々の積み重ねこそが大切です。この取り組みが自分の業務を支えます。仕事のパフォーマンスを高め、成果をもたらします。さらには自分はプロフェッショナルだという自覚も促すのです。

どんなに仕事が忙しくても、わずかな時間を使って自分磨きを続けるべきです。1日30分でも継続すれば、1年後には約180時間、5年後には約900時間もの努力を蓄積できます。

新聞や本を読むだけでも構いません。いろいろな人と交流するだけでも構いません。趣味を広げるだけでも構いません。限られた時間でも、新しいことに挑戦してください。その一歩が自分を成長させ、職場でのパフォーマンスを最大化させるのです。この瞬間から、早速一歩を踏み出してください。

◎物事を判断する基準となる価値観を養う

価値観は、物事の選択や決断をするときに必要となる「思考の柱」です。何事にも動じず、涼しい顔で判断できる人は、思考の柱を必ず持っています。

先人や達人、書物の教えが糧となり、過去に同じトラブルを経験したかのように振る舞うこともできるようになるのです。

◎いつどんなときも本を読む習慣を身につける

私も読書を通じ、多くのことを学びました。仕事に向き合う心構えや姿勢も学びました。今も仕事の壁を乗り越える手段として、本が大いに役立っています。どんなに忙しくても本を読み続けるからこそ、現在の自分があると実感しています。

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2024年145冊目 『新NISAでつみたては会社員の最強アイテム』は、つみたて投資枠にフォーカスして商品などの選択肢を提示

2024-04-11 07:59:58 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

新NISA全体についても制度や仕組みの解説書はすでに数多く出版されています。

それに対して本書では、新NISAの「つみたて投資枠」にフォーカスし、個人の資産形成にとっていかに優れたものなのかを理解し、それぞれに合った利用方法を示しています。

 

「資産形成の秘訣は、うまく立ち回ることよりも時間を味方につけること」

新NISAでのつみたては、まさにこれを誰でも簡単に実現できる方法です。

 

新NISAの制度の説明だけでなく、iDeCoなど他制度との比較、資産形成の考え方や具体的な商品の選び方において、様々な選択肢を提示してくれています。

 

【my pick-up】

◎米国のS&P500指数も人気だが・・・

私は、全世界株式と米国のみの株式のどちらがよいのかを競うつもりはありません。これからも米国が世界をリードすると考えるのであれば、米国に限定した指数でも問題ないと思います。その可能性も十分にあります。私としては、株式に投資していることにより、すでに高い収益性を目指しているのだから、できるだけ分散効果を利かすことを意識する観点で、全世界株式でもいいのではないかとの考えに立っています。20年、30年とかなりの長期で投資することを前提にすれば、現時点では見通せないことも起こるかもしれません。分散投資とは、そういった想定外への対処のために行うものでもあるからです。ちなみに、全世界株式の指数には米国の割合が6割程度入っていますので、この指数に投資しても半分以上は米国への投資になっています。

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2024年144冊目 『経理の一流、二流、三流』は、経理も経営的視点やクリエイティブな仕事が求められる

2024-04-11 07:44:33 | おすすめビジネス書

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評価 (4点/5点満点)

経理がAI時代に生き残る戦略、そして経理の将来像、必要なスキルやそのスキルを身につける勉強法などをお伝えします。

 

年々複雑化している会計処理を人の手で行っていたら、大変な労働時間になります。これらの仕事は手放して、AIにできない仕事をする必要があります。

 

手を動かす仕事から、頭を使う仕事へ。

管理会計、精度の高い資金繰り、損益分岐点売上高の計算などを行い、さらにはAIを使いこなして経理面から新たな仕事を生み出すことに注力するのが、今後の経理職の展望です。

 

経営的視点を持って他部署とうまく連携し、数字全般を分析して経営者に提言できるスーパー経理パーソンを目指しましょう。

 

【my pick-up】

◎一流は、AIを使いこなしさらにクリエイティブな仕事をする

手を動かす仕事から、頭を使う仕事へ。例えば、管理会計や精度の高い資金繰りや損益分岐点売上高の計算などを行っていくのです。さらに一流になれば、AIを使いこなし、経理面から新たな仕事を生み出すなどのクリエイティブな仕事も行っていくことができます。AIによって仕事を奪われるのではなく、AIのお陰で、時間を割かなければならない業務に集中することができるのです。

◎一流は、他部署に出向き、同業他社の集まりに参加する

デスクワークをして1日を終えるだけの時代は終わりました。もちろん、それも重要ですが、さらに専門的知識を使って、他部署に出向き、会社全体の仕事に目を向けることも重要になっています。数字面から他部署へアドバイスをしたり、全体会議に出席して、会社のビジョンや売上目標の作成をしたり、利益をいかに上げていくのか議題に上げたり、ムダな経費の削除などを訴えたり。

今後の経理は、同業他社と意見交換をしたり異業種との交流会に積極的に参加したりして、慣習に染まった会社に変化をもたらす必要があります。半径3メートル以内のデスクワークだけでは、会社全体に目を向けることはできません。長年、同じ会社にいても、会社の常識にとらわれ、新たな知見を見出せません。積極的に外に出て、ほかの会社や業界のやり方を学ぶことによって、会社の経営に役立てる必要があります

◎一流は、アイディアが出た後、数字面で経営管理に参加する

経理は「攻め」の経理をしなければなりません。経営者は日々決断です。その決断を経理的な側面から経理パーソンが提案していく。経理は「地味、後方支援、生産性がない」そんな風に思っているのは大きな間違いです。経理とは、そもそも「経営管理」の略称なのです。

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