評価 (3点/5点満点)
本書は世の中のリーダーに向け、
「私たちは、もう少しリーダーという存在について本気で考えるべきだ」
というメッセージを届けたいと願って書かれたものです。
その根底には、管理職や要職にある人であっても、まともなリーダー教育を受けたことがある人が、日本ではほぼ皆無だという点があります。
著者が国防ライターということもあって、陸海空自衛隊の将官や元最高幹部への取材に基づく、リーダーシップや組織論の考察が多い印象です。
評価 (3点/5点満点)
本書は世の中のリーダーに向け、
「私たちは、もう少しリーダーという存在について本気で考えるべきだ」
というメッセージを届けたいと願って書かれたものです。
その根底には、管理職や要職にある人であっても、まともなリーダー教育を受けたことがある人が、日本ではほぼ皆無だという点があります。
著者が国防ライターということもあって、陸海空自衛隊の将官や元最高幹部への取材に基づく、リーダーシップや組織論の考察が多い印象です。
評価 (3点/5点満点)
本書は、著者がグローバルリーダーたちから学んだ「世界標準の『神速時短サイクル』」を体系化してお伝えするものです。
「開示」「選択」「決断」「行動」「休息」のサイクルです。
プライベートを楽しみながら短時間で成果を出す、幸せな海外企業・労働者。
仕事漬けにもかかわらず成果が伴わない、不幸せな日本企業・労働者。
その違いは「ひとりで仕事を抱え込み悩む時間を極限までなくし、周りを巻き込んで行動していく」がどうか。
人の力を借り、自分も人に力を貸すことで、最短で結果に結びつける働き方です。
テクニック的な時短術ではなく、働き方の根本、真髄の部分にアプローチする内容です。
評価 (3点/5点満点)
著者がNECで最速の成果を出すことにつながった「時間管理」「生活習慣」「勤務態度」「メンタル」「対人関係」「動機づけ」のメソッドを紹介します。
『私は「自分のペースで働く生活」をやめて「時間割に従う生活」をはじめました。今日一日のタスクを洗い出した後、それらを実行する時間を決めて、あとは「なにも考えずにやり切る」と決めたのです。』(はじめにより)
なぜ成果が出ないのか→「やるべき仕事」に集中できていないから。
なぜやるべき仕事に集中できないのか→余計なことに時間と労力を取られているから。
なぜ余計なことに時間と労力を取られるのか。
そんな悪いスパイラルから抜け出したい、仕事を一気に立て直したい、と思っている方には刺激となる1冊です。
【my pick-up】
◎スタート位置を前にする
普通の人は朝9時から仕事をはじめますが、スターバックスのハワード・シュルツ、Amazonのジェフ・ベゾス、ツイッター創業者のジャック・ドーシーなどの偉人は、朝9時までに仕事の大半を終わらせてしまうようです。私も彼らのマネをして朝6時から仕事をはじめています。その時間だとメールを送ってもほとんど返信がきません。だから仕事を先に進められます。レースでいうなら、スタート位置が前という感じです。
◎一つ増えたら一つ捨てる
資料がない、ハンカチがない、おたまがない・・・私たちはよく物をなくします。人が探し物に費やす時間を合計すると一生で約150日間分だそうです。探しにくいということは、必要以上の物が家に存在するのかもしれません。私は家に物が一つ増えたら一つ減らすと決めています。本が一冊増えたら一冊減らす。洋服が一着増えたら一着減らす。キッチン道具が一つ増えたら一つ減らす。人にあげる時もあれば、捨てる時もあります。迷った時はそれがないと困る理由を考えます。10秒経っても思いつかなければ処分です。
◎二次会は断る
人とのコミュニケーションを深める上で、食事会や飲み会に参加することは効果的だと思います。でも二次会の誘いは断ります。余計なお金がかかるだけでなく、飲み過ぎを招き、記憶もあいまいになりがちだからです。睡眠の質も悪くなり、翌日のパフォーマンスも落ちます。貴重なお金と時間と健康を、ただ失う感じがします。もし関係を深めたい人がいる場合は後日に1対1で会う約束をします。
◎「集中」と「対応」を分ける
仕事の時間は「集中」と「対応」を分けるようにしています。集中しながら対応するのは難しく、対応すると集中できなくなるからです。「集中の時間」はすべての通知や雑音を遮断する。反対に「対応の時間」は連絡とコミュニケーションに徹する。すると仕事が効率良く片付きます。もし可能なら、出社する日は集中力を要する自分の仕事は一切しない。部下からの相談や打ち合わせ、雑談などをする「対応の日」にしたいです。
◎タスクに分解する
私にとって大変な仕事という考え方はなく「タスクが多い仕事」だと考えます。細かく分解していけば、どんな仕事もタスクの集合体になります。自分ではうまく分解できない時は「人に聞く」か「調べる」ことをタスクにします。あとは締切に間に合うよう、慎重にタスクを並べ、潰していくだけです。営業の新規開拓も、引っ越しも、テーマパークの運営も同じように考えています。