厳選!ビジネス書 今年の200冊

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2024年144冊目 『経理の一流、二流、三流』は、経理も経営的視点やクリエイティブな仕事が求められる

2024-04-11 07:44:33 | おすすめビジネス書

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評価 (4点/5点満点)

経理がAI時代に生き残る戦略、そして経理の将来像、必要なスキルやそのスキルを身につける勉強法などをお伝えします。

 

年々複雑化している会計処理を人の手で行っていたら、大変な労働時間になります。これらの仕事は手放して、AIにできない仕事をする必要があります。

 

手を動かす仕事から、頭を使う仕事へ。

管理会計、精度の高い資金繰り、損益分岐点売上高の計算などを行い、さらにはAIを使いこなして経理面から新たな仕事を生み出すことに注力するのが、今後の経理職の展望です。

 

経営的視点を持って他部署とうまく連携し、数字全般を分析して経営者に提言できるスーパー経理パーソンを目指しましょう。

 

【my pick-up】

◎一流は、AIを使いこなしさらにクリエイティブな仕事をする

手を動かす仕事から、頭を使う仕事へ。例えば、管理会計や精度の高い資金繰りや損益分岐点売上高の計算などを行っていくのです。さらに一流になれば、AIを使いこなし、経理面から新たな仕事を生み出すなどのクリエイティブな仕事も行っていくことができます。AIによって仕事を奪われるのではなく、AIのお陰で、時間を割かなければならない業務に集中することができるのです。

◎一流は、他部署に出向き、同業他社の集まりに参加する

デスクワークをして1日を終えるだけの時代は終わりました。もちろん、それも重要ですが、さらに専門的知識を使って、他部署に出向き、会社全体の仕事に目を向けることも重要になっています。数字面から他部署へアドバイスをしたり、全体会議に出席して、会社のビジョンや売上目標の作成をしたり、利益をいかに上げていくのか議題に上げたり、ムダな経費の削除などを訴えたり。

今後の経理は、同業他社と意見交換をしたり異業種との交流会に積極的に参加したりして、慣習に染まった会社に変化をもたらす必要があります。半径3メートル以内のデスクワークだけでは、会社全体に目を向けることはできません。長年、同じ会社にいても、会社の常識にとらわれ、新たな知見を見出せません。積極的に外に出て、ほかの会社や業界のやり方を学ぶことによって、会社の経営に役立てる必要があります

◎一流は、アイディアが出た後、数字面で経営管理に参加する

経理は「攻め」の経理をしなければなりません。経営者は日々決断です。その決断を経理的な側面から経理パーソンが提案していく。経理は「地味、後方支援、生産性がない」そんな風に思っているのは大きな間違いです。経理とは、そもそも「経営管理」の略称なのです。

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