評価 (3点/5点満点)
『マニャーナの法則』の原書は2006年で、初めての邦訳版が出たのは2007年。
これまで何度か増補・改訂が重ねられていますが、今回携書版が刊行されました。
「マニャーナの法則」の根底にあるのは、「明日まで待てないほど、緊急な仕事はない」という考え方です。ポジティブに表現すれば「1日に発生する仕事を集めて、必ず次の日にやる」と言い換えられます。つまり、常に仕事に1日分の「バッファー・ゾーン」を設ける考え方なのです。(P.154)
マニャーナの法則は有名な時間管理術の1つですが、〝忙しいだけの仕事〟を捨てて、チャレンジングな〝本当の仕事〟に集中するという仕事の本質にも触れています。
多くの仕事術や時間管理の本を読んでも実行できなかった人でも実行できる、仕事に追われる日々に別れを告げる方法。
「本当の仕事」にも「仕事に向き合う」にも「考える」ことが必須ですが、本書を活用してぜひ「一人の時間が持てるようになる=考える」ことができる毎日を手に入れましょう。