goo blog サービス終了のお知らせ 

厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2022年188冊目『1日を27時間にする思考法』は、マインドセットも含めて自分の時間をコントロールするヒントが満載

2022-08-21 14:01:22 | おすすめビジネス書

amazonへのリンクはこちら

評価 (4点/5点満点)

この本では、今後の働き方に必要な「量より質」「時間より成果」を上げる、様々な仕事のコンテンツと、マインドセットについてお伝えします。

 

・「残業してでもいいモノを」から「残業しないでいいモノを」

・長時間働いても評価されることはなくなり、成果のみが評価される

 

そんな時代では、限られた時間の中で成果を出す必要がありますが、仕事以外の時間も増えて人生全体が充実するチャンスでもあります。

朝時間の有効活用など、自分の時間・人生をコントロールするためのヒントが本書に詰まっています。

 

【my pick-up】

◎自分が「こうなりたい」と思うなら、さらに大きなことを言い切る

私は、日商簿記3級取得を目指す人たちに15年間講義をしていましたが、そのとき「3級の試験に合格する人と、不合格になる人の違い」を見つけました。それは、3級合格がただの通過点で、税理士や日商簿記1級が最終目標の人は受かる確率が高い。3級合格がマックスの目標の人は受かる確率が低いということです。

税理士試験を受けるためには、日商簿記3級は基礎の基礎です。そう思って勉強している人は、受かりやすい。一方、日商簿記3級合格が最終目標の人は、少し難しい問題が出てくると考え込んでしまい、勉強がストップします。自分で勝手に、3級合格を高い壁に感じてしまう人が多くて、合格率が低いのです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2022年187冊目『凡人から抜け出し圧倒的成果を生み出す 進撃の思考』は、「~すべき」「~しなければならない」といった思考を捨てて一段上の飛躍を目指す

2022-08-20 14:54:27 | おすすめビジネス書

amazonへのリンクはこちら

評価 (4点/5点満点)

この本は、成長を目指す人がとらわれているメンタルブロック(思い込みの壁)のパターンを例に挙げながら、自分で自分の思考を拡張して進撃するための視点とヒントを提供します。

 

一例として、「べき」と「マスト(~しなければならない)」を取り払い、自分のメンタルモデル(無意識の心の声)を拡張し続けていくことが重要であると指摘。

「これはこんなもん」「あの人はこういう人」といったメンタルモデルから脱却するために、「べき」を禁句にするとともに、物事をマストで捉える思考も捨ててしまうことを推奨しています。

 

【my pick-up】

◎勇気ある一言が会社と社会を変える

遠慮のない発言や行動は、会社を変え、世の中を変えます。僕が社員に伝えているのは、世の中の全ての出来事はたった一人の勇気から始まっているということ、つまり、自分の考えを遠慮せずにアウトプットするということです。

もし「若いから」という理由で発言を遠慮したら、おそらくベテランの意見だけで方針が決まります。若い人たちはその方針に従って「もっといい方法があると思うけど・・・」「別のやり方のほうがいいのに・・・」などと不満を感じながら業務を進めることになり、それはストレス要因になり、仕事が楽しくなくなる原因になります。不満や疑問を感じている状態ではモチベーションも高まらず、結果も出にくくなります。

また、先輩も上司も社長も決して完璧ではありませんから、判断を間違うこともありますそのことに気づかせるのも遠慮のない意見です。もしかしたら自分の意見が取り入れられて、もっといい方針に変えられるかもしれません。そのコミュニケーションがないから、上司などの判断が間違っていたときに不信感が生まれ、組織としてのまとまりが弱くなってしまうのです。

米国など外資系の企業では、会議で発言しない時点でそこにいる価値が問われます。一方、日本人には「言わないほうが得」という考えがあり、これは責任を回避しようとするメンタルブロックからきているように思います。そもそも「自分は言える立場なのか」など消極的になっています

◎怒りが自分の価値観に気づかせてくれる

僕は怒ることが必ずしも悪いことではないとも思っています。

理由は、怒りを感じることによって自分がどんなことを大事にしているのかに気づいたり、理想と現実のギャップが分かったり、自分と他人の認識のズレを把握できると思っているからです。怒りは、普段はあまり意識していない自分の考え、思考、価値観を再認識させてくれるきっかけであり、シグナルです。怒りを伝えることは問題解決の糸口です。相手と正面から向き合うことで、お互いの認識のズレをお互いが認識でき、埋めるための第一歩が踏み出せるのです。

「怒ってはいけない」や「怒ったら負け」「冷静な自分でいなくてはいけない」はメンタルモデルです。怒りを我慢するとストレスがたまります。それが蓄積すると、あるとき爆発します。直接感情を吐き出すことをしないとズレが増して怒りの頻度も減りません。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2022年186冊目『お金が貯まる人は、なぜ部屋がきれいなのか』は、「日々の行動」と「貯蓄の効率性」の相関性を読み解く

2022-08-20 14:41:12 | おすすめビジネス書

amazonへのリンクはこちら

評価 (3点/5点満点)

この本は、貯蓄とは因果関係がありそうでなさそうな「日々の行動」と「貯蓄の効率性」との相関性をお金の専門家であるFP(ファイナンシャル・プランナー)の視点から読み解いたものです。

 

誰もが持っている「お金に対する思い込み」の本質を明らかにし、私たちが毎日の行動を見直すヒントになることを狙っています。

 

皆さんの資産を大きく増やすために、行動変容を支援・後押しする1冊になると思います。

 

【my pick-up】

◎年収1000万円以上の人々に共通する時間の使い方

1.常に優先順位をつける

時間を効率よく使うため、自分が何に重きを置いているか価値観が明確。常に優先順位をつけて、何をすべきか洗い出しをする習慣がついている。

2.物事の判断にかかる時間が短い

それを実行すべきかどうか、迷っている時間が最小限。

3.やる必要のないことに時間を費やさない

気の進まない飲み会やネットサーフィン、ヒマつぶしのゲームなど、自分が「やらない」と決めたことはしない。

4.やらなければならないことを後回しにしない

「やるべきこと」を先に片付けてしまうことで、直前になって焦ってストレスを抱えるといったこともなくなる。

5.決めたらすぐに行動に移す

「いつかやろう」では、一生何も始まらない。資格取得のための勉強やランニングなど、やるべきことを決めたら、ちゃんと時間をヤリクリできる人は成果につながりやすい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2022年185冊目『70歳の正解』は、「働ける間は働き続ける」ことが『80歳の壁』の前に必要

2022-08-18 12:47:55 | おすすめビジネス書

amazonへのリンクはこちら

評価 (3点/5点満点)

80代は、60代の12倍もの人が認知症を患うそうです。

「脳」と「体」の健康を守り、80歳の壁を超えるには、60代から70代の生き方が非常に重要になるというのが本書の主旨です。

 

70歳の基本精神は、「できないことを嘆く」のではなく、「できることを楽しむ」ことです。

 

また、老後を健康かつ幸福に、しかも有意義に生きるための第一条件として、「働ける間は働き続ける」ことを挙げています。高給を得ることよりも、楽しく働けることを重視します。

 

老後しばらくの間は、旅行や庭いじりなど、それまで十分できなかった趣味を満喫するのはいいと思います。

しかし、人間の脳が「遊ぶだけの30年間」に耐えられるとは思えず、脳は達成感や、社会との繋がり・貢献を求めるのでしょう。

 

ベストセラー『80歳の壁』からあまり時を経ずして出された本書ですが、2020年の既刊『老後は要領』がベースとなっています。

 

【my pick-up】

◎2週間引きこもると、7年分筋肉量が落ちる

高齢になるほど、家の中に引きこもると、運動不足から、下半身の筋力がてきめんに弱くなります。高齢者は、すこし歩かないだけで、筋肉の廃用現象が起きるのです。とりわけ、75歳以上の場合、2週間動かないと、動いているときの7年分も、筋肉量が落ちるというデータがあるくらいです。そして、転倒→骨折→要介護となるケースが、ひじょうに多いのです。

私は、もともと、高齢者の場合、丸一日、家を出なければ、それは〝一過性の引きこもり〟くらいに考えています。たった1日の〝引きこもり〟でも、見逃していると、やがては本格的な引きこもりにつながり、認知症や体力の低下、生活習慣病の重症化を招きます。老後、1日引きこもると、確実に健康寿命を縮めることになるのです。

だから、私は、緊急事態宣言が出ている最中も、高齢の患者さんには、「散歩だけは欠かさないでくださいね」と言い続けてきました。いわゆる「3密」を避けて歩けば、感染症対策としては、問題ないからです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2022年184冊目『99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ 決定版』は、「まじめさ」に対する考え方を少しだけ変える

2022-08-18 12:36:38 | おすすめビジネス書

amazonへのリンクはこちら

評価 (3点/5点満点)

本書の旧版が出版されたのは2012年。この10年でさまざまな変化が起こりました。

しかし、本書のほとんどの項目のエッセンスについて、表現を微修正するだけで令和の現在にも十分通用する内容だと著者は判断したとのことです。

 

私たちが今まで重視してきた「まじめさ」に対する考え方を少しだけ変える必要がある。

タイトルの「1%のコツ」には、その思いが込められています。

 

【my pick-up】

◎早朝型を試してみる

上位職になってくると早朝に仕事をしている人の割合は大きく増えます。これは、早朝に仕事をするほうが効率がいいと感じる人が多いからです。朝はまだ頭も冴えていて、処理スピードが圧倒的に速いので、昼間なら時間のかかる仕事も、早朝ならば「朝飯前」です。4時台に起きて7時まで自己完結の仕事をし、その後家事・育児をすませます。すでに大半の個人作業は終わっているので、その後はお客様やメンバーとの協働作業に当てられます。このスタイルに切り替えるコツは簡単です。前日に早く寝ることです。22時台に就寝すれば、6時間は睡眠時間を確保できます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする