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評価 

(3点/5点満点)
今日から、2020年版のスタートです。記念すべき1冊目はこちら。
なぜ、人は自分でやると決めたのに、それを実行し、継続できないのでしょうか?
理由の1つ目は、人は「本当に欲しいもの、手に入れないと困るものしか得ようとしない」という性質を持っているから。つまり、「どうしても○○を得なければならない」という強烈な欲求がなければ、人は習慣を続けられないのです。
2つ目は、人間は「結果が得られると確信できる行動しかできない」こと。「これをやっていて本当に意味があるのだろうか」「ムダな時間を過ごしているんじゃないか」と考え始めてしまうと、習慣は続けられないのです。
「すぐに行動できない」「続けられない」「先延ばしにしてしまう」
この本では、このような悩みを解消し、ストレスなく、最短で目標を達成するための、習慣を続ける本物の力が身につけられます。
時間の大切さに気づけない人は、なかなか行動できないので、チャンスを手放していると言えます。
本書から、習慣の本質と、習慣化の原理原則を学びましょう。
【my pick-up】
◎続ける人は、このムダな時間を嫌う
体をスマートにすることに価値を感じている人は、暴飲暴食を繰り返すということは絶対しません。お腹がすいてきたら寝てしまうかもしれませんし、炭酸水などで空腹をしのぐということをするはずです。習慣が続く人というのは、価値のない行動をする時間を嫌い、ムダだと思います。逆に、価値ある行動をしている時間に充実感を得るのです。
◎失っているものの〝多さ〟と〝大きさ〟を吟味する
ダイエットしたいのなら、やせないことで失っている多くのことを考えてみてください。習慣が続かず、自己管理ができない人は、人に何かを伝えるということはできません。説得力がないからです。自己管理ができていない人が、企画をプレゼンしたり、物を売ったりするには説得力が決定的に足りないのです。自己管理ができていないビジネス書の著者が、人に目標達成の話をしても誰も聞いてくれません。著者にかかわらず、社会人として人にメッセージを送る立場にあるのなら、説得力は大切です。
◎「自分を一番大切にする」という原点を忘れない
目標を設定するときに、「社会貢献」や「周りの人のため」という要素を入れる人がいます。しかし、これはうまい目標の立て方ではありません。まずは、自分が幸せになることが重要なのです。自分が幸せだから、周りの人にも、社会に対しても、貢献したいと思えるようになるし、それを実行する力がわいてくるのです。自分のことを幸せにできない人が、他人を幸せにすることはできません。自分が先、他社や社会は後なのです。
◎頭のテンポを速め、運に接する機会を増やす
迷わないための秘訣は、明確な自分軸を持つということです。自分の価値観が明確なら、「こう考える」「こうしたい」という判断を即座にしていくことができます。単純に言ってしまえば、辛いものが好きな人だったら、目の前に甘いものと辛いものを出されたら、迷うことなく辛いものを食べられるということです。「何を食べたい?」と聞かれたときに、迷ってしまうということは自分の中に基準がないということの証明なのです。「甘いものがいいかな、辛いものがいいかな。今日何を食べたい気分かな」などと考えていては、物事の処理速度は遅くなってしまいます。