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厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2020年4冊目『ミスを「成果」に変える』

2019-10-11 22:12:09 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本では、メンバーが安心して仕事ができるように、どういう時にミスが起こりやすいかを分析し、ミスを未然に防ぐ工夫を重ねていくうちに、何を一番大切にしたら、ミスが減り、成果に変わるか説明します。

著者は、建設マンの安全を守る「命綱」を製造する会社を経営されています。

・油断=気をゆるめて、注意を怠ること

・慢心=おごり高ぶること。また、その心

・過信=価値・力量などを実際よりも高く考え、信頼しるぎること

こうした理由から発生するミスから学ぶことを心がければ、人生・仕事が心地良くなるのではないでしょうか。

小さなミスは、大きなミスを防ぐためにも許容し、活かせばよいと思います。

【my pick-up】

◎いろいろな人がいるから面白い

嫌な人、苦手な人がいた場合、自分の目の前にいる人への感情に捉われないで、まずは今の仕事を何のためにやっているか、視点を仕事の本質に向けてください。最終的な目的は、目の前の人のこととは違う所にあることに気が付きます。一緒に仕事をする人を、嫌だ、苦手だと思うだけでは、何ひとついいことは起こりません。価値観が違う場合は、あなたの価値観の幅を広げてくれるかも知れません。どうしてもその嫌な人の長所が見いだせない場合は、反面教師としてあなたを成長させるべく出逢った人と思うことです。どんな相手にも謙虚な気持ちを持って、否定から入らず、それはそれとして認めること。コミュニケーションを円滑にできる方法はあなたの考え方ひとつです。


2020年3冊目『最高のパフォーマンスを実現する超健康法』

2019-10-11 21:57:41 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

メンタリストDaiGOさんは最近、出版ペース速いですね。9月だけでも『超健康法』『超習慣術』『記録の力』の3冊出ています。

この本は、体調を崩さずストレスにも強くなる、「朝」「昼」「夜」の過ごし方、「週末」の筋トレ、脳を活発にするダイエットについて紹介します。

食事とメンタルはかかわりが深いですし、フィジカルを鍛えればメンタルも鍛えられるのですね。

さまざまな研究・実験結果に基づく、最新の健康法と言えるでしょう。

【my pick-up】

◎職場によって太ったりやせたりする

特定の時間帯に、より多くのストレスを感じる人ほど太りやすいことがわかっています。どうせストレスを受けるようなことをするのであれば、どちらかというと午前に行うほうがいいといえます。自分のペースで調整できるものはできるだけ調整して、ストレスがかかるような仕事は早めに終わらせましょう。こうしたことから、午後にストレスフルな仕事がやたらと入ってくる職場は太る職場といえそうです。

◎ダイエットを始めるのに最適な年齢があった!

仕事などに慣れてきて、自分で自分のライフスタイルをコントロールできるようになってきた30代前半が、ダイエットにもっとも最適な年代といわれているのです。人間は30代後半や40代になると、自分の見た目の変化に動じなくなります。30代前半のうちに体をしぼっておかないと、30代後半や40代になってからでは、「もっとスリムになりたい」とか「ちょっと太ってきたからしぼろう」といった欲が出にくくなってしまうのです。

◎衝撃!ジムに行くほど太る人の特徴

ジムに通っている人の39%は、1回のエクササイズで300キロカロリーくらいしか消費しません。運動だけでカロリーを消費するのはかなり難しく、がんばっても500キロカロリー程度しか消費できないのです。ジムに行っても、それほどカロリーを消費しないということを知っておいてください。むしろ、ジムに行ったことで満足して、そのあと食べすぎたり飲みすぎたりしないことが大切です。

◎太ると脳はやせて働きが低下する

体重が増えることと脳のパフォーマンスには相関関係があります。太っている人は、自己管理能力が低いので仕事ができないといわれます。もちろん、自己管理能力が低いことが原因ではあると思いますが、脳機能が低下していることも大きくかかわっているといえます。男性でも女性でも、ヘタな化粧品や薬を使うより、運動して体脂肪を落とすほうがアンチエイジングになるといえます。これは脳を若々しく保つためにも、とても大事なことなのです。年をとったときに太っていれば太っているほど、脳の機能が落ちます。太れば太るほど炎症物質が出て、脳にダメージを与えることがわかっているので、体脂肪が多い人は注意したほうがいいでしょう。


2020年2冊目『謙虚力』

2019-10-06 19:48:58 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

稲盛和夫、松下幸之助、本田宗一郎・・・

大きな成功を収めるうえで謙虚さが大切なのは、歴史が証明しています。

この本で言う「謙虚力」とは、単にへりくだり相手に譲るのではなく、相手を尊重し立てながら謙虚にしなやかに自己主張をする力のことです。

この「謙虚力」の定義と磨き方、実際のビジネスシーンにおける実践方法などを紹介しています。

・部下を伸ばす良い上司とはどのような上司か?

・クレームにはどのように対応すべきか?

・「謙虚力」を発揮した営業とは?

・第二の人生の充実に「謙虚力」を活かすにはどうすればいいのか?

たとえ周りと比較したときに人間的魅力が劣る人であっても、謙虚でさえあれば疎外されることはないでしょうし、嫌われることもないはずです。

いまだに「これやっとけ!」と偉そうに指示をする。実力のない人ほど、肩書だけで生きてきた人ほど、そうなるのです。自信がないからこそ、自分は立場が違うというところを見せたがる。できる人、自分に自信がある人は、そんな物言いはしません。なんであれ率先して自分でやるはずです。他人のことまで面倒を見るはずです。

謙虚になるというのはへりくだることではありません。譲れないものは譲れない。そこは主張するし、守る。しかし、それは全体の3割程度でいい。あとの7割は相手に譲る。その代わり、下手に出るのではなく、「凛としてそこにある」を貫く。堂々と相対する。(P.189)

「謙虚力」があれば、自分の意向とともに働くメンバーの主体性を両立させ、組織のパフォーマンスを最大化させることができると思います。

【my pick-up】

◎一人で守る組織論、二人で守る組織論

部長には未来志向な人間を置いて、課長にはしっかり守る人を置くなどという工夫が必要になります。組織には、攻める、いわばアクセル役とブレーキ役が必要で、場合によってこの間を取り持つ調整役も必要になります。反対意見を言った人間にも、トップが「お前の意見も良かったよ」と言ってあげればいちばんいいわけです。もしそれができないのであれば、それを行う役目を担う参謀が必要になります。その先には、自分より優れた参謀が出てくるということもあり得ます。その存在を認められるかどうかです。

◎したたかに我を通す「謙虚力営業」

たとえ本当にその値段が精いっぱいでも、謙虚力で柔軟に対応し、相手に嫌な思いをさせない知恵を持ち、もう一度、考えてみる。社内で交渉してみる。できなくても再度頑張ることが大切なのではないでしょうか。それで少しでも値が下げられればいいですが、できないかもしれません。それでも誠意を示すことが大切なのです。こうしたきめ細かな対応は、たとえ最初の時点で「絶対にもう無理」と分かっていても必要です。その場で断るのはだめなのです。たとえ検討や交渉をしないとしても、時間をおいて再度出掛けるだけだとしても、「嘘も方便」です。これは、相手の気持ちも和らげることができる、いわばホワイトライであるわけです。


2020年1冊目『本物の続ける力』

2019-10-06 19:39:29 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

今日から、2020年版のスタートです。記念すべき1冊目はこちら。

なぜ、人は自分でやると決めたのに、それを実行し、継続できないのでしょうか?

理由の1つ目は、人は「本当に欲しいもの、手に入れないと困るものしか得ようとしない」という性質を持っているから。つまり、「どうしても○○を得なければならない」という強烈な欲求がなければ、人は習慣を続けられないのです。

2つ目は、人間は「結果が得られると確信できる行動しかできない」こと。「これをやっていて本当に意味があるのだろうか」「ムダな時間を過ごしているんじゃないか」と考え始めてしまうと、習慣は続けられないのです。

「すぐに行動できない」「続けられない」「先延ばしにしてしまう」

この本では、このような悩みを解消し、ストレスなく、最短で目標を達成するための、習慣を続ける本物の力が身につけられます。

時間の大切さに気づけない人は、なかなか行動できないので、チャンスを手放していると言えます。

本書から、習慣の本質と、習慣化の原理原則を学びましょう。

【my pick-up】

◎続ける人は、このムダな時間を嫌う

体をスマートにすることに価値を感じている人は、暴飲暴食を繰り返すということは絶対しません。お腹がすいてきたら寝てしまうかもしれませんし、炭酸水などで空腹をしのぐということをするはずです。習慣が続く人というのは、価値のない行動をする時間を嫌い、ムダだと思います。逆に、価値ある行動をしている時間に充実感を得るのです。

◎失っているものの〝多さ〟と〝大きさ〟を吟味する

ダイエットしたいのなら、やせないことで失っている多くのことを考えてみてください。習慣が続かず、自己管理ができない人は、人に何かを伝えるということはできません。説得力がないからです。自己管理ができていない人が、企画をプレゼンしたり、物を売ったりするには説得力が決定的に足りないのです。自己管理ができていないビジネス書の著者が、人に目標達成の話をしても誰も聞いてくれません。著者にかかわらず、社会人として人にメッセージを送る立場にあるのなら、説得力は大切です。

◎「自分を一番大切にする」という原点を忘れない

目標を設定するときに、「社会貢献」や「周りの人のため」という要素を入れる人がいます。しかし、これはうまい目標の立て方ではありません。まずは、自分が幸せになることが重要なのです。自分が幸せだから、周りの人にも、社会に対しても、貢献したいと思えるようになるし、それを実行する力がわいてくるのです。自分のことを幸せにできない人が、他人を幸せにすることはできません。自分が先、他社や社会は後なのです。

◎頭のテンポを速め、運に接する機会を増やす

迷わないための秘訣は、明確な自分軸を持つということです。自分の価値観が明確なら、「こう考える」「こうしたい」という判断を即座にしていくことができます。単純に言ってしまえば、辛いものが好きな人だったら、目の前に甘いものと辛いものを出されたら、迷うことなく辛いものを食べられるということです。「何を食べたい?」と聞かれたときに、迷ってしまうということは自分の中に基準がないということの証明なのです。「甘いものがいいかな、辛いものがいいかな。今日何を食べたい気分かな」などと考えていては、物事の処理速度は遅くなってしまいます。


2019年200冊目『「マニュアル」をナメるな!』

2019-10-05 21:00:41 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本は、マニュアル作りに悩んでいる読者の利便を考え、すぐに使えるテクニックを具体的に示します。

また、それらを通じて「仕事とはどうあるべきか」という根源的な問いにも答えようと迫ります。著者は人間のミスと安全に関する研究を進めています。

~マニュアル作成の原則~

□全てを1ページ以内に収める。

□手順を書く。ルール風には書かない。

□見本で示す。

□絵・図・写真のビジュアルを使う。

□指示を断言する。

□単文・肯定形・大和言葉で書く。

□工程の途中に味見のタイミングを入れる。

□マニュアルの原稿を部外者や家族に下読みさせる。

□執筆者の氏名と、更新履歴を明記する。

他人に作業の仕方を教えるという課題は、人類の歴史が始まった頃からあったに違いありません。しかしこれまで、マニュアルの読者である人間が分かりやすい文体で書くといった人的要因への研究は十分な域に達していないように感じます。

作業は、手順の羅列ではありません。目的を実現するという意図によって編成された行為であり、自然法則と調和するように成り立っています。

マニュアルの作成においても、作文や書き方だけでなく、作業自体の改善や、人間心理の理解が必要なんですね。

【my pick-up】

◎ダブルチェックは有害

念入りに検査したい場合は、ダブルチェック、つまり2回検査するとか、2人が検査をするという方式が選ばれがちである。しかし、ダブルチェックには効果がない。より踏み込んで言えば、有害にすらなりうる。まず、責任感と緊張感が緩む。さらに、同調バイアスが起こる。ダブルチェックは廃止するに越したことはない。代替策はいっぱいある。節目で作業を停止させて検査する方が、信頼は置ける。どうしても2人で作業したいのであれば、「同調バイアス」を徹底的に崩す。検査者の横に、意表を突く発言をする人を立たせて、問答を仕掛けるのである。