評価 (3点/5点満点)
著者の松本利明さんからご献本頂きました。
2015年に刊行された『「稼げる男」と「稼げない男」の習慣』の文庫化(大幅に加筆修正)です。
これからの時代の「稼げる人」には、
・自分の持ち味を活かし、勝てる場所を「転職」しながら見つけ、鍛えていく
・起業と副業によって収入アップとオリジナルの強みを磨いていく
・ただ稼ぐだけでなく、世の中や仲間に認められ、やりがいを感じる
という共通項があると言います。
特に、「稼げる人」になるためには、相手が勝つこと、喜ぶことを自分が楽しみながら行う必要があると思います。
また、本書はパーソナルブランディングやキャリアの本でもあります。パーソナルブランドを決めるのは、自分ではなく相手です。「求められる自分」を周りから聞き、それにこたえられるよう一心不乱に続けていくと、気づいた頃には、皆さんの後ろに自分らしいキャリアと言える道ができているでしょう。
【my pick-up】
◎稼げる人は「スポーツ」でストレスを発散し、稼げない人は「スイーツ」で発散する。
「プログラマーやコンサルタントのように普段体を動かさず、脳ばっかり使う職業は、脳疲労と体の疲労がアンバランスになる。だからテニスやゴルフなどのスポーツをしたほうが、脳と体の疲労のバランスが一致するので眠りが深くなり、疲労がかえってとれるのだよ」と教えていただきました。運動が習慣になり体が引き締まると、経営者としての自信が深まり、堂々とした態度につながっていくのです。稼ぐ人は仕事だけでなく、体を鍛えることで精神、肉体、仕事のバランスを高めています。太っているだけで、実際は仕事ができても、「仕事が遅そう」とか「できなさそう」という印象を与えてしまうのもまた事実です。