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厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2020年9冊目『稼げる人稼げない人の習慣』

2019-10-21 16:59:23 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

著者の松本利明さんからご献本頂きました。

2015年に刊行された『「稼げる男」と「稼げない男」の習慣』の文庫化(大幅に加筆修正)です。

これからの時代の「稼げる人」には、

・自分の持ち味を活かし、勝てる場所を「転職」しながら見つけ、鍛えていく

・起業と副業によって収入アップとオリジナルの強みを磨いていく

・ただ稼ぐだけでなく、世の中や仲間に認められ、やりがいを感じる

という共通項があると言います。

特に、「稼げる人」になるためには、相手が勝つこと、喜ぶことを自分が楽しみながら行う必要があると思います。

また、本書はパーソナルブランディングやキャリアの本でもあります。パーソナルブランドを決めるのは、自分ではなく相手です。「求められる自分」を周りから聞き、それにこたえられるよう一心不乱に続けていくと、気づいた頃には、皆さんの後ろに自分らしいキャリアと言える道ができているでしょう。

【my pick-up】

◎稼げる人は「スポーツ」でストレスを発散し、稼げない人は「スイーツ」で発散する。

「プログラマーやコンサルタントのように普段体を動かさず、脳ばっかり使う職業は、脳疲労と体の疲労がアンバランスになる。だからテニスやゴルフなどのスポーツをしたほうが、脳と体の疲労のバランスが一致するので眠りが深くなり、疲労がかえってとれるのだよ」と教えていただきました。運動が習慣になり体が引き締まると、経営者としての自信が深まり、堂々とした態度につながっていくのです。稼ぐ人は仕事だけでなく、体を鍛えることで精神、肉体、仕事のバランスを高めています。太っているだけで、実際は仕事ができても、「仕事が遅そう」とか「できなさそう」という印象を与えてしまうのもまた事実です。


2020年8冊目『中田式 ウルトラ・メンタル教本』

2019-10-20 22:23:09 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

芸人コンビ・オリエンタルラジオに加え、最近は実業家としても活動している中田敦彦さんが、「くじけないメンタル」と「冷静な思考」を持つためのノウハウと作法を紹介します。

これだけ複雑化した社会の中で、たくましく生き続けるために必要な強さとは、「くじけなさ」と「冷静さ」です。

また、自分を知るために「学び」の大切さについても触れています。

人の話に耳を傾ける。自分ならどうするかを考える。成功している人のノウハウを盗もうとする。(中略)どう逆立ちしても歌手になれない音痴な人が歌手を夢見ても、不幸なだけです。その不幸を避けるために学ぶのです。(P.184~185)

複雑極まりない現代を生き抜くには、強くあるべきです。自分の弱さこそが強さ。弱さで生き抜くことができるのです。

中田さんも学生時代、勉強しかやってこなかった弱さが他者との差別化となり、いまもユーチューバーやアパレルブランド立ち上げなど、他の芸人とは違う土俵で生き抜こうとしている様子が伝わります。

【my pick-up】

◎無理に緊張を解こうとしない

緊張することはすなわちその対象を大事だととらえている証です。まったく緊張しないのは、それを重要視していないということでもあります。緊張していることは、自分がそれに対して真剣に取り組んでいる証拠だと誇りに思えばいいのです。


2020年7冊目『なぜ僕らは、こんな働き方を止められないのか』

2019-10-20 22:12:18 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

米アップルのマネジャーとして生き抜いた著者が、日本のこんなところがおかしいなと思うことから、朝の時間の有効な使い方や会議の上手な進め方、はたまたスマートフォンへの依存度を減らす方法や、うつ病から脱出した時の体験談に至るまで、様々な仕事や生活のヒントがこの本に詰め込んであります。

インターネットがこれほどまでに発達したというのに、なぜ私たちは毎日通勤電車の人混みに揉まれて出勤しなければならないのでしょうか?仕事の効率化は遅々として進まず、相変わらず残業まみれの毎日です。

たぶん、もっと毎日をラクに楽しく時間を過ごす方法があるはずなのです。夜遅くまで残業しなくても、メールや会議に追われなくても、効率よく仕事を終わらせて、家族と心安らぐひと時を過ごしたり、気ままに旅行に出かけたり、気心の知れない友達たちと楽しい時間を過ごすことができるはずです。

日本の外からの視点は、自らのムダに気づくヒントを与えてくれますよね。

また、AIの発達によって社会全体から単純労働が消え失せると、エンタメ系の個人事業主になっていくか、企業から仕事を請け負う専門家になるしかないでしょう。「あなたの存在そのもの」を有益だと感じてお金を払ってくれる人が1000人いれば、生活は成り立ちます。これがこれからの時代を生きる術なのです。

【my pick-up】

◎午前中の生産性を高く保つコツ

アップルジャパンに移ったら、みんな夕方の6時くらいには帰ってしまうので、最初はかなりカルチャーショックでした。昼間一生懸命働いて、夕方はさっさと帰るなり、飲みに行くなり、習い事に行くなりするのが一番です。よく眠って、適度に運動して、大事なことは午前中にやって、メール処理などの事務仕事は午後です。これが一番効率的な気がします。

◎おっさん化を遅らせる方法-定期的に運動をする

運動をしているか否かで、怖いくらい個人差が出ます。50歳になっても楽勝でフルマラソンを完走する人もいるかと思えば、駅の階段を上るだけで息が上がってしまう人もいます。プールで水着姿になるのが恥ずかしくない程度の体を維持できたら、かなりいい感じじゃないかと思います。何事も積み重ねです。

◎日本人男性はなぜアメリカでモテないのか?-趣味がない

「趣味は何ですか?」と聞かれると「飲みに行くことです」と答える日本人が多いのですが、それって単なるアルコール依存症にしか聞こえないので、言わない方がベターです。ハイキングでもいいし、読書でもいいのですが、「酒を飲むこと」って相当印象が悪いです。


2020年6冊目『10秒で新人を伸ばす質問術』

2019-10-13 21:50:42 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

早く一人前にしなくてはいけない。

でも時間はかけられない。

これがいま、新人を指導する者が直面している悩みなのではないでしょうか。

この本では、ソフトバンクで全社員の教育を担う部署に在籍していた著者が、

・指導者が育成にかける時間を最小限にしつつ、

・最速で新入社員を一人前にするための、

質問を活用した仕事の教え方を紹介します。

職場でのちょっとしたコミュニケーションが初期のキャリアに大きな影響を与えています。

どんな言葉でもいい。10秒の短い時間でいい。毎日、新人は指導者である皆さんからの声かけを待っています。

その貴重な10秒は、あなたが想像している以上に、新人に大きな影響を与えるのです。

本書に記載されている「匠の時短質問」を大いに活用しましょう。

【my pick-up】

◎新人のタイムマネジメント能力を見抜く質問

指導者の立場であるみなさんにお願いしたいのは、新人に初期段階からタイムマネジメントを意識させてほしいということです。そのために、10秒で伸ばす時短質問を意識的に投げかけてください。「今週の空き時間って何時間あるの?」新人を指導するポイントとしては、新人にTODOリストを作成させた上で、作業予測時間まで記入させます。自分自身が作業に費やす時間が可視化されていないと、意外と仕事に取り掛かるタイミングが遅れてしまい、結果、提出納期間際のスケジュールがタイトになり、全体的なアウトプットの品質が落ちてしまうのです。

◎叱られるのが苦手な新人には「叱ります宣言」をしておく

「私は叱るときは叱るから」と初めから新人に伝えておくことが肝要です。「叱ります宣言」をするタイミングは、その新人と初めて関わる状況がベストです。

◎丸投げの相談は堂々と却下する

新人が指導者に相談を持ちかけるときは、得てして丸投げになりやすいものです。しかし、丸投げ相談にいちいち丁寧に対応していたのでは、時間がいくらあっても足りません。また、それではいつまでたっても「自ら育つ」ようにはなりませんので、より主体的な相談の仕方を覚えさせることが重要です。「間違ってもいいから、自分なりの考えをしっかりと発信してください」今後、もしあなたのところに新人が相談してきた際、新人の意見が含まれていなければ、愛を持って却下してください。

◎指示を2割減らすと成長の速度は2割増しになる

新人は指示や命令、アドバイスが、このままずっともらえるものだと勘違いしてしまうのです。そういう状態に慣れてしまった新人は、2年目になって指導者が離れたとたんに右往左往してしまいます。自分の頭を使って考えてこなかったので、誰かに命令されないと動けない2年目社員になってしまうのです。指導者はだんだんと、指示を減らし、新人に考える機会を残すようにしないといけないのです。


2020年5冊目『正直、仕事のことを考えると憂鬱すぎて眠れない。』

2019-10-13 00:44:50 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本は「そんな小さなことで悩むな!」と言われてもおかしくないような些細な仕事の悩みとそれを少しでも軽くするための解決策を書いています。

僕は偉い経営者でも優秀なビジネスマンでもないので、「3日で結果が出せる仕事術」とか「誰からも好かれる話し方」とかはわかりません。(はじめにより)

周りから見たら小さなことでも、当の本人は大きなこととして悩んでいるかもしれません。

読んだら、ちょっとでも笑えて悩みが軽くなり、明日ほんの少しでも仕事に行く元気がわいてくる。本書が狙っているのは、そんなところですね。

【my pick-up】

◎有休をとりたいけどなかなか言い出せない→拒否する隙を与えずに、言い出しにくいことでもハッキリ言おう

人はだいたいハッキリ言えば勝てます。僕のようにモジモジして、隙を作ってはいけません。

◎休みあけの前日はなんだか眠れない→会社に一歩足を踏み入れるまで会社を知らないビルだと考えよう

仕事が終わって会社から一歩外に出たら会社を自分とは無関係のただのビルだと思うよう心がけていました。仕事のことは、会社に一歩足を踏み入れたその瞬間から考えれば充分。前日から考える必要は全くないのです。