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評価 

(3点/5点満点)
この本では、1度は将来をあきらめ大学卒業後に警察官となった著者・青木真也さんが、再び格闘家を志し、3団体で世界王者になることができた目標達成や自己実現の極意をお伝えしていきます。
ごの極意とは、本能とともに生きることと、ブレない自分軸を手に入れること。
「あなたが買った服は本当にあなたが欲しいものですか?」
「今度飲みに行く友達は本当に大事な人ですか?」
「不要な人や物事を抱え込みすぎて、自分の価値観を見失っていませんか?」
本書を読むと、ストロング本能と自分だけのものさしを手に入れるのに、特別な才能は必要ないことが分かります。
自分にしかできない思い通りの生き方を目指し、人生を後悔しないためにも、人生の主導権を自分に取り戻しましょう。
【my pick-up】
◎余計なことを言ってくるやつには「うるせぇバカ」でいい
ブレない自分を貫くコツとしては、弱みを見せないことも重要です。「俺はスランプだ」「いま調子が悪い」と自分から発言したり、SNSなどに書き込みしたりしないほうがいい。逆に相手から「いま、おまえ調子悪いよな?」「勝ててないよな?」と言われたときは「うるせぇバカ」と返すべきです。人に流されず、弱みを見せなければ、相手は攻めてこなくなります。虚勢を張り続けていれば、それは次第に現実味を帯びてくるもの。
◎毎日「体内の水分を入れ替える」意識で生活する
「体内の水分を入れ替える」ことが、コンディションをよくするうえでいちばん重要です。僕が、電車を使わずに自転車で移動するのも、ほぼ毎日のようにストイックに練習に打ち込むのも、すべては「体内の水分を入れ替える」サイクルを止めないためです。1日1度汗をかくのとかかないのとでは、コンディションはぜんぜん違います。僕はとにかく水を飲みます。どんなときでもたいてい2リットルのペットボトルの水を持ち歩いて、ところかまわずガンガン飲んでいます。調子が悪いときこそ汗をかいて、体内の水分を入れ替えたほうがいい。それに、身体を動かすとその時間は思考しなくなります。思考しないぶん、ネガティブなことも考えなくてすみます。
◎「好きを仕事に」を鵜呑みにすると「洗脳」される
「好きだから趣味にしておく」というのも立派な決断です。本来は「好きを仕事にする」というよりも「それしかできなくてやる」ものです。それをやらなければ生きていけないからやっているのです。僕はかつて、好きを仕事にしないことを選びました。意志を持って仕事を選んだというよりも、「僕には格闘家しかなかった」という表現のほうが正しい。「なりたくなかったけど、なっちゃった」それこそが、本能レベルでやりたいことです。「なりたい」と考えている時点で「憧れ」や「洗脳」が入っています。
◎「辞めたら損だ」と言えるものに出会う生き方へ
何かをつくることや、何かを楽しむことに注力して、とにかくやり続けるしかない。基本的にやり続けていれば、うまくいく。あきらめなければ、勝ちです。やり続ければ、必ず何か起きます。格闘技も、やり続けたら最強です。理由は、どんどん人がいなくなるから。40歳を超えると、まわりはどんどん辞めていくので、価値が勝手に上がっていきます。だから「やり続ける」というのは最強なのです。やればやるだけ得なのです。辞めたら損だから辞めません。