評価 (3点/5点満点)
著者はマッキンゼーで25年間コンサルタントとして働き、うち20年間をパートナーとして多様な企業の経営者のアドバイザーを務めてきた山梨広一さん。
努力には、「いい努力」と「そうでない努力」がある。
何が「いい努力」で、何が「そうでない努力=悪い努力」なのかを明らかにし、努力の質を上げるのがこの本のテーマです。
「いい努力」とは何かを整理すると、7つのポイントがあると言います。
1.「成果」につながるもの
2.「目的」が明確なもの
3.「時間軸」を的確に意識しているもの
4.「生産性」が高いもの
5.「充実感」を伴うもの
6.「成功パターン」が得られるもの
7.「成長」を伴うもの
本書では仕事にまつわる「いい努力」について、心理的・物理的なセットアップの仕方から、思考法、時間管理法、行動法、チームの生かし方、リーダーシップ、会議術まで、著者がこれまでに取り組んだ多様な仕事や、接してきた多くのリーダーから学んだことを75の項目にまとめています。
「いい努力」をすれば、仕事や時間に追われるのではなく、自分で自分の毎日をリードできるようになりますよ。