年収700万円のリアル 価格:¥ 1,470(税込) 発売日:2014-03-13 |
評価 (3点/5点満点)
人生戦略会議(著者)によるリアルシリーズ(『28歳からのリアル』『35歳からのリアル』『40歳からのリアル』)の最新刊は、年収700万円がテーマです。
・未婚の女性が結婚相手に期待する年収としてこの数字をあげることが多い。
・民間企業の平均年収のピークが700万円弱に設定されている。
しかし、年収700万円を超えているのは、給与所得者全体の約12%です。また、支給額で700万円ということは、手取額では510万円くらいです。
年収700万円を「人生の補助線」として、〝稼ぐ〟〝貯める〟〝使う〟〝殖やす〟〝借りる〟〝失う〟について考えてみましょう。
700万円を最終目標とするか、更なる上の目標の通過点とするかは、あなた次第です!
【my pick-up】
◎持っている人は使わない
「なんとなく貯める、貯まってきたので減らしたくなくなる、減らしたくないから不要なことにお金を使わなくなる」というサイクルができれば、自然とお金は貯まっていきます。「貯めることそのもの」を目標として掲げてみることです。
貯まれば貯まるほど、さらに貯まりやすくなります。貯蓄が大きくなるほど「手放したくない」という感情が強くなり、浪費に敏感になります。「買えない」というストレスがないため、無理して買おうという気持ちにもなりにくく、自然とモノを買わないようになり、貯金がさらに増えやすくなるのです。
◎「安く買う」使い方
「増税後も案外安く買えるんじゃないの?」という気がしなくもないです。おそらく急にモノ・サービスが売れなくなります。店側にとっては予測していたことでも、やっぱり売れないと困るのではないでしょうか。それなら「消費税還元」という表示が禁止されているとしても「消費税分だけ値引くから買ってほしい」と考える店もあるのではないでしょうか。
人でごった返す店内で定価のモノに飛びつくよりも、増税によって誰もいなくなった店内でゆっくり商品を見て、買い渋って、まけてもらい、閑散期に買ってくれたお客様としてありがたがられるパターンのほうが、結果としてハッピーな買い物ができるかもしれません。