厳選!ビジネス書 今年の200冊

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2013年56冊目『セブン-イレブンのおにぎりは、なぜ、1日400万個売れるのか』

2013-03-11 15:13:22 | おすすめビジネス書
セブン‐イレブンのおにぎりは、なぜ、1日400万個売れるのか: また買いたくなるビジネスの“極意”がここにある! セブン‐イレブンのおにぎりは、なぜ、1日400万個売れるのか: また買いたくなるビジネスの“極意”がここにある!
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2013-03-01

評価  (3点/5点満点)

セブン-イレブンのおにぎりは、2013年2月期には売上が年間16億個になる見込みです。つまり1日当たり約400万個。セブン-イレブンの中でもよく売れる商品であり、他のコンビニと比較しても消費者の好感度が断トツに高いです。

なぜ、セブン-イレブンのおにぎりを美味しいと感じる人が多いのか、その理由について徹底的に追及した1冊です。

私は本書を読んでその主な理由を、セブン-イレブンがおにぎりを「商品」として扱うことに先鞭をつけたことと、おにぎりを日常食に変えしかもおしゃれなイメージにしたこと、にあると見ました。

セブン-イレブンの実際の物語を通して、お客様のニーズのつかみ方から美味しさの追求、商品力アップの秘訣やマーケティング戦略を読み取ることができます。

普段何気に見て、利用しているコンビニにおける〝超〟徹底的な顧客指向や、〝超〟効率的な業務運営に驚くかもしれません。他の業界でも役に立つ内容だと思います。

【my pick-up】

◎圧倒的によく見かけるセブン-イレブンのトラック

全国に約1万4800点強展開しながら、青森県や島根県、高知県や愛媛県など数県ほどには、まだ1店も出店していません。また、同じ県の中でも出店地域を分析すると、濃淡が極めて鮮やかです。

ドミナント(集中出店)を徹底しているからこそ、100%、セブン-イレブン向けの専用の工場を展開することができたのは確かです。セブン-イレブンは、およそ200店につき、おにぎり(米飯)工場を1つ設けることを基本にしています。その同じ200店に必ず2つのベンダーが納品できる体制を取っています。

これは、ドミナントを徹底してきたセブンーイレブンだからこそできることです。

コメント
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