厳選!ビジネス書 今年の200冊

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2022年50冊目『孤独からはじめよう』は、今に集中できる孤独の力を見直す

2021-12-20 13:28:34 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

77歳の孤高の経営者、中野善壽さんの著作第2弾。

前作の『ぜんぶ、すてれば』も本ブログで紹介しました。

https://blog.goo.ne.jp/n_kakihara/e/12b3a115589954f025de0ed43723b8ed

今作も面白かったです。

 

・孤独は自由の証

・孤独は自分自身に還る唯一の方法

・孤独は心を癒し、心を鍛え、心を柔らかくする

 

孤独の最大の力は、常に〝今〟に集中できることだと思います。

それによって、「個」として成すべき何かが見えてきます。

 

【my pick-up】

◎一致団結は本当に必要か。

どこでもむやみに「チームのために」を連呼し過ぎると、「個」で勝負して、一人の力を発揮するための修練の機会を奪ってしまうのではないかと危惧しているのです。「個」として自分の意思を見つめるよりも先に、チームの意思(すなわち上に立つ者の指示命令)に従うことをよしとする文化を美化することに、僕は疑問があります。

◎「だから何なの」と思えばいい。

肩の埃を払うように颯爽と、問うのです。「だから何なの」。よくわからない反論が返ってきたら、もう一度「だから何なの」。三度もこれを繰り返せば、たいていの問題は消え去っていきます。無責任な批判者にはとらわれないことです。自分が誰のために何をやっているのか、シンプルに考えれば、気にする相手ではないことは明確にわかるはずです。

◎会社はさみしさを埋める場所ではない。

出社の必要がなくなったときに、「勝手がわからない」と働きが悪くなる人と、自由度が増え、一層生産性高く仕事ができる人がいます。同じ環境、同じ役割だったとしても違いが出てくるのです。この違いは何かというと、「何のために働くのか」という動機の違いなのでしょう。毎日会社という場に通わなくなったから違和感がある、というのがおかしい。「そもそも仕事をしていなかったんじゃない?」と言いたくなります。「さみしさや、暇を埋めるため」に会社を利用していたのかもしれません。

◎同じことを他の人に頼める力を持つ。

仕事をする仲間同士でも「あなたの代わりはいないよ」と、引き留めたりする場面はよくありますよね。そんなわけがありません。代わりは絶対に見つかります。まったく同じやり方をする人はいないかもしれないけれど、別のやり方で同じ役割を果たしてくれる人は必ずいるんです。

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