厳選!ビジネス書 今年の200冊

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2019年171冊目『日本一稼ぐ弁護士の仕事術』

2019-08-10 20:45:40 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

著者の福永活也さんは、独立後2年連続して、誰も雇わずにただ一人で、弁護士業として得た収入のみで、国税庁統計の所得レンジでは最も高い5~10億円のレンジに入り、日本一稼ぐ弁護士ともいえる方です。

また、エベレストを含む世界7大陸最高峰の登頂と、南極点到達を果たし、残るは北極点到達だけとのことです。

「誰にでもできることを、楽しみながら、誰よりもとことんやり続ける」

最近は、弁護士業から、不動産投資やレストラン・モデル事務所の経営などに軸足を移しているそうですが、論理的な思考力と直感的な実行力を発揮して、常に新しいことに挑戦し続ける福永さんの仕事のやり方や考え方は、一見当たり前ながらも私たちがなかなか実行できていないものばかりでした。

【my pick-up】

◎失敗で喪失感を感じることは自意識過剰である

失敗により自信や自尊心が失われるということは、それだけ自分は期待に値する人間だということが前提となっています。私の場合も、自分が何か失敗したところで、そもそも自信や自尊心の喪失と言えるほどの期待を受けているわけではないと思っています。私が挑戦する程度のことは、世間からすれば何の注目にも値しないし、私なりに何かに成功しようが失敗しようが、誰にも関係のないことです。また、批判されるということは、それだけ行動のインパクトが大きいことを示しているわけですから、誇りに思うべきです。

◎アウトプットは最短時間で最大情報量を意識する

プレゼン等になると、それっぽい形式を整えることを重視してしまったり、やった感を出そうとしたりと、何となく時間を長く使いがちになります。すると、聞いてくれている人全員から、時間に対する感覚が甘いと思われてしまいます。プレゼン等の際には、現在の発表内容と全く同じ情報量を、何割かカットした時間でできるのではないかを意識して、改良するようにしています。

◎上司やクライアントへの報告は金曜の朝までにする&月曜の朝は少し早めに快活に出社する

私は、その週に予定している、上司やクライアントへの報告や上申は、金曜の朝までにすることを意識していました。金曜の朝までに仕上げれば金曜中に見てもらえるものが、半日遅れただけで、見てもらえるタイミングが2、3日分も遅くなってしまうのです。逆に言えば、半日頑張って早く仕上げれば、2、3日分早く先方に見てもらえます。

もし週のどこかで力を入れようとするのであれば、月曜の朝がお得です。日本電産の永守重信さんは「出勤時間の早い人は、他の待ち合わせ時間にも早く集まり、そういう人は常に心の余裕があり、行動を起こす前にもう一度考えてみることができる。他方、いつもギリギリの人は余裕を持って物事を進める習慣がなく、小さなミスが膨らみ、あらゆることがルーズになっていく」と言っています。私は、法律事務所に勤めていた時は、特に月曜の朝は、いつもより意識して少し早く、快活に出社するようにしていました。

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