厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2024年38冊目 『働く×介護両立の教科書』は、まずは「地域包括支援センター」に相談しよう

2023-10-09 12:42:27 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

「介護の必要がない期間をできるだけ長くするために」また「介護が始まってもできるだけそれまで通りの生活を続けられるために」制度やサービスをうまく利用して負担を減らすことを目指します。

 

嫁介護は急激に減少し、「自分の親は実の子が担当」という流れが加速しています。

 

・介護の発生を防ぐ、遅らせる

・発生しても介護が必要な度合いが軽くて済むようにする

・家族の生活は可能な限りこれまで通り続けられるようにする

 

介護保険制度だけでなく、「仕事と介護を両立する」ために知っておきたいことが本書では網羅されています。

 

【my pick-up】

◎家族信託・任意後見以外で今すぐできるお金の対策

・金融機関の代理人届

こちらが手間も少なくお勧めです。元気なうちに親と子が一緒に金融機関の窓口へ行って「子どもを代理人に」と届け出をします。代理人として登録されると代理人キャッシュカードが発行されて、口座名義人と同じように代理人が窓口やATMで普通預金のお金を引き出せるようになります。ただし、ATMで定期預金は引き出せません。

・定期預金を普通預金にする

「定期預金が解約できなくて法定後見人を付けざるを得なくなった」という人は多いです。利息が少ないのであれば、定期預金を普通預金に変更しておくのも一つの予防策です。

◎家族信託の契約書は専門家に頼む

信託契約は、正直言って自力での書類作成は無理です。家族信託を手掛けている複数の専門職に相談してみるのが一番いいでしょう。費用は30万円程度としている事務所もあります。

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2024年37冊目 『本当に忙しい人のための時間創出術』は、日常で感じる「面倒くさい」から無駄や非効率を見つける

2023-10-09 12:35:25 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

仕事をすばやく終わらせて、自由な時間を増やすための「段取り」「時短」「効率化」などに関連するテクニックを紹介します。

 

「1日のうちの自由に使える数時間をいかに仕事に奪われないようにするか」

 

生活や仕事の中の行動には、無駄や非効率さが潜んでいます。

時間創出をどんどん推し進めていくためにも、日常で感じる「面倒くさい」をどんどん見つけましょう。

 

【my pick-up】

◎仕事の初動を早くする

仕事に余裕がある人は、「後回し」の癖が圧倒的に少ないです。つまり、仕事に着手するまでの初動が早いのです。あまり深く考えずに「とりあえずやってみる」のが有効な対策です。そのときに考えても出ない答えは、いつになっても出ないものです。重要度が高い仕事は難易度も高いことが多く、その分アプローチを考えたり、提出前に内容をチェックしたりと時間が必要になりやすいです。期限が迫って焦ることのないように、少しずつでも、まず進めてみることが大切です。

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2024年36冊目 『バカと前向きに付き合う』は、「害悪バカ」を消し去り「価値あるバカ」を膨らませる

2023-10-09 12:19:44 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本では、ウザ絡みをしてくる「害悪バカ」のあしらい方やマインドセットについて話しています。

周囲にいるバカのせいで、夢や目標を諦める必要などないということがメッセージです。

 

一方で、「価値あるバカ」とうまく付き合うことで、人生を少しでも豊かにしていくための心構えや対応方法についても話しています。

 

バカには2種類いる。自分に対してバカさを発揮することで創造性や行動範囲を常識外に広げていく価値あるバカと、他人に対して何の役にも立たない正論を高らかに叫ぶヒーロー気取りの害悪バカだ。(P22)

 

まずは他人に害されても負けないことや他人を害さないことを意識し、次に自分を害するマインドを消し去り、最終的に価値あるバカに転生していこうという流れで本書を理解すればいいと思います。

 

人とは完全な害悪バカと完全な価値あるバカに二分できるわけではなく、一人の人の中に害悪バカの面と価値あるバカの面が混在しています。

人それぞれに秘める害悪バカをいかに消し去り、価値あるバカをいかに膨らませていくかですね。

 

【my pick-up】

◎他人の欠点にばかり目がいくバカ

短所や欠点をなくすことに力を注ぐことは、平凡な人を生み出すだけだ。飛び抜けた長所で社会を牽引しつつ、その副作用として生じる短所や欠点はみんなでカバーしていけばいい。欠点がある分、必ずほかに長所があるということだ。長所を発揮すればむしろ欠点があることが愛嬌になって愛される要素となることもある。欠点こそ長所を伸ばしてきた証拠なのだ。

◎好きなものが見つからないと言うバカ

人は経験したものしか、好きとか嫌いとは判断できない。好きなものややりたいことが見つからないと言うのは、圧倒的な経験量不足にほかならない。好きなものが見つからないと言っている暇があったら、一つでも多くの経験を積むようにしよう。

◎前例やルールに縛られるバカ

常日頃から問題に直面した時に、自分で一から考えることを放棄して前例やルールを探して当てはめることばかりしていると、どんどん創造性や考える力や習慣が失われていく。他人が作った前例やルールに頼りっぱなしになるのではなく、常に自分の責任で正しいと思う選択をしていくべきだ。

◎電話でのコミュニケーションは厳禁だ

電話で凄く不快なのが、冒頭に「今お電話よろしいですか?」という確認だ。そんな確認を必要としている時点で、受信側に失礼なコミュニケーション手段であることを自覚しているわけで、だったらほかの手段にしろと思う。仮にどうしても電話を掛ける必要があるのなら、無駄な再確認をしている時間でさっさと中身をコンパクトに話すべきだ。

◎自分で自分を追い込む以外に自分を成長させることができない

働き方改革とかゆとり教育といった緩やかな環境が流行りであるが、これは自分を律することができる価値あるバカとそうではない害悪バカの分断を加速させる。これまでは害悪バカであっても、社会が厳しく監視してくれたから、ある程度の成長を遂げることができたが、このような非監視社会では一層の格差を生むことを覚悟しなければならない。

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